シューマン
シューベルトは素通りしがちではあるが、シューマンには強く魅了される部分がある。衝動的な気まぐれさが肌に合うのかもしれない。シューマンの持つ詩的な狂気のためだろうか。シューベルトと同じく梅毒に侵されたとのことだが、それが原因というより、もともとの気質的なものだろう。
☆歌曲集 「詩人の恋」、「リーダークライス」、「ミルテの花」より7曲
○F=ディースカウ(Br)、エッシェンバッハ(p)
ディースカウの柔らかい声とエッシェンバッハの繊細なピアノがデリケートなリートの極致を示している。
☆「子どもの情景」「クライスレリアーナ」
○アルゲリッチ(p)
☆「子どもの情景」、ピアノソナタ第1番など
○アシュケナージ(p)
2001年?キーシンの生演奏を横浜で聞いたが、そのときのプログラム(バッハ=ブゾーニ編曲のトッカータハ長調と「展覧会の絵」にはさまれて、この難解なソナタが演奏された。このCDでは以前から聞きとおしたことがなかったが、これを機会に予習に何度か通しで聞いたが、どうも馴染めない。実演では多彩なタッチやアゴーギクが面白かったが曲は楽しめなかった。
☆「子どもの情景」「クライスレリアーナ」「幻想曲」「交響的練習曲」その他
○ケンプ(p)
ケンプのシューマンはテクニック的に苦しいと思われ勝ちだが、そんなことはない。鮮やかという技巧ではないがじっくりと聴くことができる。
☆幻想曲 (併録はリストの超絶技巧練習曲)
○キーシン(p)
ケンプに比べれば腕達者ではあるが、解釈、ピアノの音色の魅力ではケンプの方が優る。
☆ピアノ協奏曲 イ短調 0p.54
○R.ゼルキン(p) オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団<1964>
意外なことにR.ゼルキンのシューマンは少ないようだ。これなど組み合わせとしてもCBSのカタログ作成的なものだったのかもしれない。併録は、アントルモンのピアノによるグリーグの協奏曲。
○リパッティ(p) カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団 <1948>
追放処分中のカラヤンがレッグによって組織されたフィルハーモニア管弦楽団を振った録音。高貴なリパッティのピアノが聞ける。併録は、同じコンビ(オケはルツェルン音楽祭管)によるモーツァルトのK.467ハ長調。
○リヒテル(p)、マタチッチ/モンテカルロ歌劇場(LP)、併録はグリーグの協奏曲
大変ユニークな組み合わせとして発売当時話題になった演奏。これが私にとってのデフォルトなのでこの個性的な演奏が基準となってしまう。
☆ピアノ協奏曲 イ短調 0p.54、ヴァイオリン協奏曲
2004年4月22日 (木)購入
アルゲリッチ(p), クレーメル(Vn) アルノンクール/ヨーロッパ室内O.
以前から聴きたかったシューマンのヴァイオリン協奏曲がクレーメル、アルノンクールの演奏で廉価盤で出ていた(カップリングはアルゲリッチによるピアノ協奏曲という豪華盤)ので購入。
☆序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調 Op.92
○R.ゼルキン(p) オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団<1964>
☆序奏とアレグロ ニ短調 Op.134
○イェネ・ヤンドー(p) アントニ・ヴィト指揮ポーランド国立放送交響楽団<1996> NAXOS8.553182
山田耕筰の「赤とんぼ」のメロディーそっくりな主題がアレグロ部分に出てくることで知られる曲。
☆交響曲全集、マンフレッド序曲
○クーベリック/バイエルン放送響
クーベリックらしい丁寧な仕上がりの録音。セルの第2番ライヴや世評の高いフルトヴェングラーの第4番のような緊張感や燃焼力はないかも知れないが、曲そのものを味わうためには最適。
☆チェロ協奏曲
○ロストロポーヴィチ(Vc) バーンスタイン/フランス国立放送響(?) LP
☆交響曲第2番
☆ピアノ四重奏曲、五重奏曲
○デムス(p)、バリリ弦楽四重奏団
中野雄氏によるとレコード史上稀有の名演だという。それほどまでとは思えないが、デムスのピアノも安定していていい演奏だと思う。
☆5つの民謡風の小品集 Op.102
○ロストロポーヴィチ(Vc)、ブリテン(p)<1961>
☆「謝肉祭」Op.9、「ウィーンの謝肉祭」Op.26、アレグロ ロ短調Op.8
○デ・ラローチャ(p) <1987>
1999年頃、長野市でフジコ・ヘミングのリサイタルがあり聞きに行った。多彩なプログラムだったが、後半のメインがこの「謝肉祭」だった。気まぐれな小品集の演奏は、フジコには適していたようだった。ところどころ弾き飛ばしがあったかも知れないが、非常に面白かった。デ・ラローチャの演奏は、逆に円満な演奏だ。ピアノの音色もデッカレーベル的なにじみがあり、ちょっと好みではない部分もあるが誠実に演奏している。(演奏より曲を聴きたくて古本屋でみかけたものを購入)
☆「献呈」(リスト編曲)
○キーシン(p) <カーネギーホールライヴ1990/9/30> (併録 ピアノ協奏曲第3番 小澤/BSO)
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