Georg Phillip Telemann(1681-1767) 2000.10.08記す

バッハ、ヘンデルより4歳ほど年長、没年もモーツァルト11歳のときという長寿に恵まれた作曲家。生存中は、一地方作曲家だったバッハよりも高い名声と人気を誇っていたというが、死後急速に人気が低落し、再評価は1930年代になってからだという。バッハ、ヘンデルは、モーツァルトやベートーヴェンのパトロンだったことで知られるファン・スヴィーテン伯爵(だったか?)などにより、没後も高く評価されており、モーツァルト、ベートーヴェンもバッハ、ヘンデルを大いに評価し、影響を受けている。しかし、テレマンの場合には、そのような話を聞いたことがない。音楽史でもBGM的で耳になじみやすい器楽曲(食卓の音楽)などを多作し、バロックと初期古典派の橋渡しをしたとされている程度だ。いまやターフェルムジークも相当数が聞けるようになっているが、評価自体が高いというわけではない。その時代の人気作曲家が死後人気が凋落した例は結構多いようだ。モーツァルト時代でも、サリエリ以外にもモーツァルトより人気や名声を誇った作曲家がいたらしいが、今ではモーツァルトの伝記に名を出す程度で、作品が愛好されることはほとんどない。このような事態はどうして生じるのか。作品が古典となるのはなぜか?こういうことをずっと考えている。


☆ターフェルムジーク第1巻より NAXOS 8.55 3724 黄金時代の管弦楽団(Orchestra of the Golden Age) 2000.10.06購入

 序曲(組曲)ホ短調、 四重奏曲 ト長調、協奏曲 イ長調 

ヘンデルのように気宇壮大でもなければ、バッハのように緊張感が高いわけでもない。余裕が感じられる音楽である。そこがルーチンワーク的に評価される所以であろうか?しかし、音楽的には適度な対位法の使用と遊戯性があり、決して退屈なものではない。比ゆ的に言えば、ハイドンに近いだろうか?


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