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アラクネ Arachne

◆機織りの名手
アラクネは、ギリシア神話に登場する少女の名前です。
小アジアのリュディアという町に住んでおり、機織りの名手として知られていました。
ある日、(機織りの名手でもある)女神アテナと勝負しても負けない!と公言したので、立腹したアテナはまず老女の姿で現れて、そんなことは言ってはいけない、挑戦などやめておきなさい、と言いました。しかし、アラクネは聞かないので、アテナは変身を解いて彼女に機織り勝負を仕掛けます。
アテナは見事な腕で、オリュンポス12神と、アテナイの町を巡ってポセイドンと争った様子を描き、さらに四隅には、神々に挑戦した人間の敗北の姿を織りました。
一方、アラクネは、神々の罪深い愛の物語と、その変身の姿を織り描き、さあどうだ!とアテナに見せました。
アテナはその織物を見ましたが、欠点が見あたらないので、怒ったアテナはアラクネの織物を引き裂いてしまいます。すると、アラクネは悲しんで首を吊ってしまったので、アテナは彼女を罰として(あるいは慈悲から)蜘蛛に変え、いつまでも糸を織れるようにしたということです。


◆別の話
別の話では、彼女にはバランクスという弟がいたことになっています。彼もまた、武芸という一芸に秀でていました。しかし、姉アラクネと道ならぬ恋に陥ったということで、罰として姉は蜘蛛に、弟は蛾に変えられたということです。
彼女の名はダンテの「神曲・煉獄篇」にも出ています。そこでは、彼女はアラーニェという名で呼ばれ、女性と蜘蛛が混合した姿で、地獄を這いずり回っていることになっています。


◆アラクネの語源
アラクネの名の語源はギリシア語の「蜘蛛」を意味するアラクネーに由来します。
この「アラクネー」の名はダニ・サソリを含むクモ綱全体の呼称としても使われ、現在もクモ綱のことをアラクニダArachnidaと称します。



■亜種・別名など
アラクネー/アラーニェ





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