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この妖怪の話は全国に散在しますが、主に甲斐(山梨県)、信濃(長野県)、越後(新潟県)などの地方で語られることが特に多いようです。
東北地方に現れた小豆洗いは、農家の嫁取りの時に現れました。貧乏で赤飯も炊けずに困っていると、台所でショキショキと小豆を洗う音がしました。一同が行ってみると、山のように赤飯が置いてあり、一同たいそう喜んだということです。
その一方で、島根県に現れる小豆洗いは、実際にザルで人を捕まえることもあるようです。
地方によっては、洗うものは小豆ではなく、米だったり箸だったりします。その場合、名前も「米とぎ婆」「箸洗い」と変わります。
何故小豆や米なのか、という点については、米や小豆は神祭り、つまり「ハレ」の日の食物なので、妖怪が洗うにふさわしいからだという説があるようです。
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