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夢さえも死をもたらす。 狂気こそ究極の平和のあかし。 |
夢を見る事、即ち魂を差し出す事なり。 夢を見る事、即ち肉体を捨てる事なり。 昼には気をつけよ。 多彩なる夢魔、汝の魂を喰らわんと襲いかかるであろう。 夜には気をつけよ。 汝の魂、自ら肉体を離れる事しばしば。 そもそも、人の子が見る夢とは何か? それは夢魔の所業である。 そもそも多彩なる、忌むべき夢魔とは何か? それは生ける者の魂を喰って生きる獣である。 夜、肉体が休息を求める時、魂はまだ動いている。 そして、眠りにより、魂が肉体の拘束から放たれた時。 戒めをなくした魂は、束縛より流れ出す。 自由となった魂、これこそ夢魔の格好の馳走なり。 夢魔は、魂をただ貪るにあらず。 賢き夢魔は、魂を太らせる。 まず、貧しき魂に夢を与える。 明るい夢、楽しい夢、予知、予言、伝承、英知。 貧しき魂に滋養を与え、丸々と豊かな魂を作り出す。 そして、その魂が人の子に使われる前に、夢魔が食するのだ。 転落、恐怖、残酷、死、崩壊、不幸。 夢魔が魂を食した後、肉体にはそれしか残らぬ。 夢を喰われた肉体は、いずれ滅びる。 夢魔は、また新たな魂を求めるのみ。 夢魔は、常に人の子をまやかす。 夢魔に弄ばれし人の子、混乱と破滅があるのみ。 夢魔は世界をも弄ぶ。 夢魔の現れぬ場所などない。 全ての戦は、これ夢魔の仕業。 全ての陰謀は、これ夢魔の仕業。 夢など見てはならぬ。 夢魔を呼び覚ましてはならぬ。 夢を捨てよ。 希望を捨てよ。 願望は肉体で示さねばならぬ。 魂を肉体で封じ込めよ。 さすれば、夢魔は飢えて消える。 多彩なる夢を食らう夢魔が去れば陰謀は消える。 多彩なる夢を操る夢魔が去れば争いは消える。 皆が夢を捨て去りし時。 その時こそ、約束の地が現れん。 世界を守りし偉大なる力、終末の浜辺にてその時を待つ。 夢など見てはならぬ。 夢を見る事、即ち魂を差し出す事なり。 夢を見る事、即ち肉体を捨てる事なり。 |
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夢さえも死をもたらす。 狂気こそ究極の平和のあかし。 |