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空飛ぶゆうれい船

 空飛ぶゆうれい船は、1969年に上映されたアニメ映画です。東映漫画祭りか何かで、その他のテレビアニメの劇場盤と一緒に上映されたのだと思います。
 この映画は、輸出も前提にされているのか、妙にバタくさい雰囲気です。
 64分しか無い映画なので、展開が早く長編アニメにありがちな「途中で疲れてくる」ことがまったくありません。
 宮崎駿が原画で参加していますが、宮崎ワールド全開です。
 ゴーレムと言うロボットが都市を破壊します。このとき、市民を守るはずの防衛軍の戦車がメキメキと乗用車を踏みつぶすシーンは圧巻です。ゴーレムと幽霊船との戦闘シーンもこれまでの子供向けアニメとは一線を画しています。
 宮崎監督はルパン三世パート2の最終回で、この映画の戦闘シーンを再現しています。
 ルパンの最終回にはフライシャー兄弟のスーパーマンに出てくるロボットにそっくりのロボットが出てきますが、この話は次のLDの時に紹介します。
 このアニメは反戦がテーマになっています。石森正太郎がどの程度ストーリーを考えたかは分かりませんが、アニメの展開は、劇画タッチで「冷たい」雰囲気があります。
 毒入りのコーラを知らない内に飲まされていたり、悪人が簡単に処刑されてしまったりするのも、単純に子供向けとは言えないシーンもあります。
 アニメは「演出」(見せ方)だな〜と、改めて感じさせてくれます。なんでも漫画になって動いていれば良い、ってもんじゃないんだよね。
 この映画もレンタルビデオに並んでいますから、興味のある人は一度観てみるといいですよ。

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