Я[なにわふくしま資料館]Я
2011.6.7

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『西成郡史』
その0−3

大阪府西成郡役所編集・発行
1915


凡 例

一 本書の記事は、明治四十三年を以て終る。即、之是年十月、皇太子  殿下、大道村瑞光寺へ、行啓ならせ給ひしかば、此光栄を紀念し、而  も此年に止むることにしたり。但会計年度に属するものも亦、同年度  凡例を以て終りとなす。 一 管轄沿革の如き複雑なるものは、単に其部門に叙説したるだけにて  は、町村編に移りて、之を知るに不便の憾あれば、各部に於て、其町  村に入るに先立ち、管轄沿革譜を前示し、以て閲読に便ず。其他町村  の沿革に関係あることゝ雖も、制度等の変化にして一般に拘はるもの  は、大別に記述して其混雑を避けたり。 一 町村名は、ね其時代の名称文字に循ふ。例へば明治十九年一月三  十日までは島村に作り、爾後は之を稗島村と書くが如し。然れども、  第三編教育部門の如き。旧村名と現町村名とを用ゐたる処などあり。  但、但町村編に限り、現在名称 町村制施行後の称 を以て本位とす。  故に、旧村称は、多くは大字として現はる。 一 史書類、和歌詩文、又は古文書など、参考上必要と認めしは、其関  係の箇処に、原文の一部、或は全部を載せ、而して括弧中に其出処を  掲ぐ。 一 数量綿壱本とせるは、三百目壱斤の四拾斤、平野目は弐百弐拾目、  壱斤五拾五斤弱壱本 即拾弐貫目を云ふ。又通貨銀目は端数を匁とし、  丁数を目としたるにあれど、其区別を立てず。 一 第六編年表は、西成郡年表に編纂したるものにして、元之資料の幾  部なれども、部門の分類上、全く引かざりし事柄も寡少ならざるより、  其主要なるものを撰み、之を差加へたるにあり。尤も触書など巳むな  きものゝ外、冗長なるは、成るべく其意味の失はれざる程度に之を約  述し、以て年代表とし、便覧に供するものとす。 一 年表中、標題に字を冠せるは、便ち参考上必要と認めしものにし  て、率ね郡固有の事柄として顕はれざるものを挙げたるにあり。之を  譬ふに「摂津大風・大水・地大震」とあるが如き、又は触書・府布達  の類、是なりとす。但、一事件中に字を附したるは其記事の参考に  載せたるものとす。 一 年表中、参考記事として、大坂市中の異変等を載せるは、元本郡な  りし関係に因る。 一 年表は、年号干支の次第を逐ひ、月日の順に従うて掲ぐれども、月  の不詳なるは、年の終りに、日の不詳なるは、月の終りに、又、物価・  収穫・現住者戸数人口等の如き、或る時代を通じて年々現はるゝもの  は、其年の最終に記載せり。 一 年表の記事にして、前後の関係する処、或は沿革等のあるありて、  其尽さゞるものは「但、因に云ふ」なぞの語を加へ、稗補布衍して、  解説に便せり。


『西成郡史』目次/その0−2

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