| 凡 例 |
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一 本書の記事は、明治四十三年を以て終る。即、之是年十月、皇太子 殿下、大道村瑞光寺へ、行啓ならせ給ひしかば、此光栄を紀念し、而 も此年に止むることにしたり。但会計年度に属するものも亦、同年度 凡例を以て終りとなす。 一 管轄沿革の如き複雑なるものは、単に其部門に叙説したるだけにて は、町村編に移りて、之を知るに不便の憾あれば、各部に於て、其町 村に入るに先立ち、管轄沿革譜を前示し、以て閲読に便ず。其他町村 の沿革に関係あることゝ雖も、制度等の変化にして一般に拘はるもの は、大
別に記述して其混雑を避けたり。 一 町村名は、
ね其時代の名称文字に循ふ。例へば明治十九年一月三 十日までは
島村に作り、爾後は之を稗島村と書くが如し。然れども、 第三編教育部門の如き。旧村名と現町村名とを用ゐたる処などあり。 但、但町村編に限り、現在名称 町村制施行後の称 を以て本位とす。 故に、旧村称は、多くは大字として現はる。 一 史書類、和歌詩文、又は古文書など、参考上必要と認めしは、其関 係の箇処に、原文の一部、或は全部を載せ、而して括弧中に其出処を 掲ぐ。 一 数量綿壱本とせるは、三百目壱斤の四拾斤、平野目は弐百弐拾目、 壱斤五拾五斤弱壱本 即拾弐貫目を云ふ。又通貨銀目は端数を匁とし、 丁数を目としたるにあれど、其区別を立てず。 一 第六編年表は、西成郡年表に編纂したるものにして、元之資料の幾 部なれども、部門の分類上、全く引かざりし事柄も寡少ならざるより、 其主要なるものを撰み、之を差加へたるにあり。尤も触書など巳むな きものゝ外、冗長なるは、成るべく其意味の失はれざる程度に之を約 述し、以て年代表とし、便覧に供するものとす。 一 年表中、標題に参字を冠せるは、便ち参考上必要と認めしものにし て、率ね郡固有の事柄として顕はれざるものを挙げたるにあり。之を 譬ふに「摂津大風・大水・地大震」とあるが如き、又は触書・府布達 の類、是なりとす。但、一事件中に参字を附したるは其記事の参考に 載せたるものとす。 一 年表中、参考記事として、大坂市中の異変等を載せるは、元本郡な りし関係に因る。 一 年表は、年号干支の次第を逐ひ、月日の順に従うて掲ぐれども、月 の不詳なるは、年の終りに、日の不詳なるは、月の終りに、又、物価・ 収穫・現住者戸数人口等の如き、或る時代を通じて年々現はるゝもの は、其年の最終に記載せり。 一 年表の記事にして、前後の関係する処、或は沿革等のあるありて、 其尽さゞるものは「但、因に云ふ」なぞの語を加へ、稗補布衍して、 解説に便せり。