■CARPATHIAN FOREST■




●Black Shining Leather
評価:★★★★★

伝説のブラックメタルバンド(笑)の1st。 かなり初期サタニックスラッシュに影響をうけたようなブラックメタルをやっています。UGの臭いがプンプンしますが、音質は良く、キーボードがうまく使われていたりして非常にカッコイイです。
これこそトゥルー・ノルウェイジャン・ブラックだと思います。
初期ブラックのヤバさをのこしたまま、今の音質、テクノロジーでやるのがかっこいいんでしょうね。名盤。
ちなみに他の曲と少し違った雰囲気の11曲目はイギリスのThe Cureというロックバンドのカバーです。アトモスフェリックで物悲しい、とても良い曲です。




●MORBID FACSINATION OF DEATH
評価:★★★★

ノルウェイジャンブラックメタルの3rd。
今作はBlack’n Rollとでもいうのでしょうか?所謂典型的なノルウェイジャンブラックとは違い、 スラッシュやドゥームの要素を多く含み、キャッチーでありながら、すごく不気味です。ピアノやサックスもフューチャーされており、寒々しい雰囲気つくりに貢献しています。
全体的にちょっち実験臭のするアルバム。個人的にはもっとはっちゃけて欲しかったのですが、やっぱりブラック本来の邪悪さやヤバさは失っていません。 ホントにカッコイイバンドです。




●We're going to hell
 −Over a decade of perversions−
評価:★★★★★

企画盤です。 未発表音源5曲+カヴァー曲3曲+ライブ音源9曲+デモ音源1曲というファンには大満足な内容。
まず未発表曲ですが、今までのCarpathian Forestの楽曲に比べて、少しストレートな印象。特に3曲目の“Bloody Fucking Nekro Hell”は、スウェーデンのWARをも連想させるショートカット・ファストチューン。Carpathian Forestといえば、キーボードを使った寒々しい楽曲も魅力的ですが、もともとスラッシュメタルのエッセンスを多く持っているので、こういう単純な破壊衝動だけを詰め込んだような楽曲も非常にカッコイイです!
次にカヴァー曲。DISCHARGEとDARKTHRONEとVENOMのカヴァーを収録しています。
DISCHARGEは聴いたことないのでよくわかりませんが、たぶんグラインド・コアだと思います。DARKTHRONEのカヴァーはデスメタルぽいので恐らく1stの楽曲でしょう。特筆すべきはVENOMの“In League With Satan”のカヴァー!ぶっちゃけ、この曲はVOIVODがVENOMのトリビュートでカヴァーしたものしか聴いたことないんですが、VOIVODのカヴァーよりも遅く、ドロドロした感じで、非常にCarpathian Forestの持つ内なる邪悪をシンプルに表現した好カヴァーだと思います。
そして本作のメインとも言えるライブ音源ですが、もう、カッコイイの一言!Nattefrost氏の「Morbid fascination of Death!!!!!!!!」の絶叫を聞いた瞬間、ホンット鳥肌がたちました!音質も演奏力(意外にもかなり上手いです)も最高で、恐らくぼくが今まで聴いたライブ音源の中で1番ではないでしょうか? 最高にカッコイイです!なんで誰も日本に彼らを呼んでくれないんでしょうか?
あとはデモ音源と、シークレットトラックが少々。デモ音源は1stアルバムに収録されているものよりも音質が邪悪ですごくカッコイイです。何気に個人的にこのアルバムの影の主役と思ってます(笑)
とまぁこんな感じで珍しく鬼のような長文になってしまいましたが、彼らの生き様、音楽、思想、すべてがカッコよすぎます。ぼくはこういう大人になりたいです♪Hail!!!!!




●Defending the throne of evil
評価:★★★★★

ベテランブラックメタルバンドの4th。
今作も相変わらずの渋カッコいいブラックメタルですが、今作はキーボードの使い方がかなり凝っています。
シンフォニックにも、メロディックにも甘んじず、あくまで寒々しい雰囲気を出すことのみに効果的に貢献しているキーボードアレンジは、やりたい事とやるべき事を熟知した、まさにプロの仕事。 そのオリジナリティの追求は、オンリーワンであり、ナンバーワンです。
それにしても、これだけ長い間音楽性をほとんど変えることなく、素晴らしい作品を作り続けているのはほんとに凄いです。
天上天下唯我独尊。北欧のブラックメタルという山脈のなかで、どの山とも連ならない高すぎる山。彼らを真似る事の出来るバンド、ましてや追いつけるバンドなどこの世には存在しないのです。