![]() ●Eleventeen 評価:★★★★ 80年代の後半に結成され、90年代に活躍していたパンクバンド、DAISY CHAINSAWの1st。 まずジリジリとしたブラック並に酷い音質がリアルパンクを感じさせる。 ファズのかかりまくった弦楽器隊がとにかくやかましい。ベースなんかはガリガリとまるで削岩機のような無機質な連続音を奏でています。 こんな音質ですがギターのテクニックはなかなかのもの。 リフの基本はパワーコードを掻き均すハードパンク然としたものですが、 時折ヴォーカルのケイティ嬢の絶叫に呼応するように鋭く激しく変化するリフは一筋縄ではいきません。 ギターとヴォーカルと水道のSEのみで構成された“Natural Man”でのスライドバーを使用したオールドロックなリフからも 彼の引き出しの広さを伺える。 と、前置きはここまでっ。このバンドの一番のポイントはなんといってもヴォーカルのケイティ嬢のキチガイな歌唱。 彼女なくしてDAISY CHAINSAWは語れません! 儚げに囁くかと思えば、噛み付くように攻撃的に歌い、そして金切り声で絶叫。 一曲目の出だしの眼球を剥き出し涎を垂らしている姿を連想させる笑い声で彼女のキチガイぶりを垣間見ることができます。 まさに精神異常者特有の熱心さをもって歌う彼女には愛らしさと同時に恐怖すらを感じてしまう。 92年の来日の際、ケイティ嬢は坊主で登場するというリアルキチガイっぷりを見せたらしいです。 来日後ケイティ嬢は突如脱退し、DAISY CHAINSAWはその後2度新ヴォーカルを迎えるが、 いまいちぱっとしなかった模様。 ケイティ嬢は現在DAISY CHAINSAWのギタリストと組んでQueen Adreenaというポストロックバンドで歌っています。 うーん、こちらも聴いてみたい。 |