■ISACAARUM■




●Curbed
評価:★★★

チェコのポルノ・ブラックメタルバンドの2nd。前作は女性ヴォーカルも絡むSTINY PLAMENUの遺伝子を受けつぐチェコらしい妖しいブラックだったんですが、 何が起こったのかポルノ・グラインド路線へと変更されてます。 どことなくサイバーな印象もあり、曲間で謎のピコピコ音が入ったりします。 ここまで初期の片鱗を魅せない進化ってのも珍しいですねー。 グラインド路線といってもあまり爆走ってわけではなく、メタリックなギターリフを聞かせるニュースクールハードコアのような感じですね。 ただハードコアのようなツボを押さえたカッコイイ展開はないので、ちょっと退屈です。。 ギターは前作の妖しいリフは完璧に捨てたものの、まだまだブラック風味がちらほらと見え隠れ。 そのためかミドルテンポの場面で刻んだりはするんですが、メタリックというにはあまりに平坦。 絶叫とガテラルの掛け合いがやたらカッコイイので、このヴォーカルを生かすような楽曲を今後作っていって欲しいですね。 ポルノパワー全開のブックレットは爆笑ものです。 乳首ピアス標準装備のボンテージお姉さん達が頭悪すぎます。 猿轡噛まされたボンテージのお姉さんが人力車を引っ張らされている写真を見てちょっと家畜人ヤプーを思い出してしまいました。




●Cunt Huckers
評価:★★★★

出血を伴いながら女性器から伸びる悪魔の右腕。夜な夜なキーボードを叩き全世界のネットワークに侵入するヤツの名は“Cunt Hacker”・・・。

てなわけでチェコのサイバーポルノグラインドメタルバンドの3rd。 前作同様の路線ですが、楽曲・音質ともに磨きがかかっており、非常にカッコ良くなりました。 歯切れの良い絶叫とゴヴォゴヴォ低音ヴォイスの掛け合いは相変わらずカッコイイのですが、今作は楽曲がそれに近づくことに成功しており、 アルバム通して全くダレることなくテンションを維持しています。 平坦に聴こえてしまっていたギターですが、フックの効いたメタリックなリフを心得てきましたね。 ブラストパートへの持っていき方が実に爽快。 音質がクリアになったためボトムを支えるベースの相乗効果も出てきました。 ドラムは一音一音よく聴こえるので機械のように無機質な印象なんですが、体感スピードの心地良いブラストがやたらバタバタしててクセになりそうです。 前作で中途半端に終わってしまったサイバーなテーマも、ストーリー性のあるジャケや曲間に散りばめられた SE、メタリックな音質などのおかげで明確になりました。 “Satan inside”のパロディロゴマークも板についてきましたね。 8曲目のロリコン衝動賛歌“Teenage Cunt Powerplay”がタイトル・歌詞共にイカしてる!この辺の遊び心がまたカッコ良く思えてしまうんだよなー・・・っていつの間にか ファンになっている自分がいます(苦笑)。




●Menses Exorcism
評価:★★★★☆

チェコのサイバーポルノグラインドメタル4th。 最早グラインドとは形容し難い独自のスタイルはここにきて極まった感があります。 ジャンル分けし難い独自性を持っていながら、エクストリームメタルの黄金律をなぞっている様な爽快で期待を裏切らない展開は まさに匠の業。ここぞと言う時にキメてくるギターリフに思わずガッツポーズを禁じえないっす。 ハードコア聴く人には「ストレートになったCONVERGE」と言えば理解して貰えるだろうか。 本当にCONVERGEからカオティックな展開を奪った感じです。 絶叫の声質も似ているのでCONVERGEファンにはオススメ。 ISACAARUM得意のカッコ良いヴォーカリゼーションが映える#2“Cock Control”、#3“Piss Fighter”あたりが個人的に名曲指定です。 小学生かよっ!とツッコミたくなるような下ネタ全開の曲タイトル群も曲自体がカッコイイのでオッケー!ってことで(笑) 今作はなんと上記の“PISS FIGHTER”、アルバムの後半に位置する“Stormbuggers Fartillery”、 そして前作の名(迷w)曲“Teenage Cnnt Powerplay”の映像付き!・・・のはずですが何故か我が家のPCでは見れず。うわぁん!