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日本フィルのブログ「杉並日記
東北大学理学部本堂ゼミのサイト
 
『絵本みたいな報告書』 2008年3月25日(火)

3月10日には小学校での最終ワークショップがあり、また20日の「エデュケーション・フェスティバル in 杉並」本番まで終わっているのに、なかなか「らくだ日記」をアップできず、「スタッフ日記を立ちあげました!」と最初の勢はどこへやら、ちょっと恥ずかしい。

この3月は年度末の予定外の仕事量の負担と、目測を誤って仕事を引き受けすぎたのではないか... という、この両方でなかなか手がまわりませんでした。フリーランスのかなしさです。でも、現場には欠かさず顔をだしてしっかりメモも写真もとりました。これから報告書づくりに取りかかります。A4版全8ページで色上質紙にスミ1色という、いつもながらシンプルで手作り感満載の仕立てになります。4月中には印刷まで漕ぎ着けたいと思っておりますが、「らくだ日記」の更新もままならない、いまのわたしの言葉をどれほど信じていただけるでしょうか...

最初に日本フィルの富樫姉に宣言したとおり、「絵本みたいな報告書」をつくりたいと思っています。スミ1色ですけど、その条件を補って余りあるものにしたいと思います(ちょっと言い過ぎか...)。「アラビアン・ナイト」の物語のいろいろな場面とワークショップやフェスティバルのイベントがリンクするようなのにしようと思います。そして、小学校でのワークショップについては、プロセスを大事にして伝えられるように紙幅をさいてリポートを載せたいと思っています。ポンくんを中心にわれわれのチームが1回ごとに額を寄せ合って進んで行った「シェエラザード」ワークショップの軌跡です。報告書づくり自体がわたしにとってのワークショップとなることでしょう。

日本フィルの公式ブログ「杉並日記」に、かなりしっかり写真と内容がすでにアップされていますので、先ずはそちらをご覧下さい。日本フィル「音楽の森」チーム(ちょっとわかりづらい名称ですが、エデュケーションなどもろもろを行う部署が「音楽の森」です)の富樫尚代さんと(キャサリンこと)井上絢子さんが、あの忙しさのなかでブログをアップしてます。驚異的です。そして、ふたりに感謝と拍手。
『キャサリン 朗読の世界に没入』 2008年2月25日(月)

本日、杉並区立S小学校で2度目のワークショップ。さぁて、きょうはどこまで「シェエラザード」に近づけるか...

音楽専任のO先生が音楽室を暖めて待っていてくださる。今回は杉並のケーブルTVの取材クルーも入っていて、カメラや三脚をセッティング。第1回のワークショップが12月3日だったから、だいぶ間隔があいているのに、5年生35名は、アフリカの歌や振りをしっかり覚えていて、頼もしい。ウォームアップでもすぐにほど良く暖まる。

「アラビアン・ナイト」のことを伝えるために(同時にリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」の構成を知ることにもなる)、冒頭と結末をうまくまとめた「アラビアン・ナイト」をキャサリンが朗読。実はキャサリンは声楽科出身。日本フィルで音楽の森の仕事をしながら、声楽のセミナーなどに参加をしているらしい。だから声がいいことは知っていた。しかし、きょうは彼女の声の演技力が全開炸裂。その場の空気をさらって行った。こういうのは半端にやっちゃだめだ。

もう一つ目を奪っていたのは、ファシリテーターのチェロのノズさん(江原望)とテッちゃん(大澤哲弥)がふたりとも白と紺のボーダー柄のセーターを着ていたこと。最後にふたり並んで「シェエラザード」のなかの「海」のテーマを弾いたら、まるで双子のチェロ弾きでした。
『気が遠くなりそうな細密な模様』 2008年2月18日(月)

ただいま日本フィルは恒例・九州演奏旅行中。ポンくんは九州のどこかでトロンボーンを吹いているはず。ちょっぴりホラも吹いていることでしょう。

さて、本日はトガシ姉とキャサリンとともに女子美術大学の研究室を訪ねる。前回のエデュケーション・フェスティバルと同様の美術作品展示とともに、絵本のワークショップ「アラビア模様で世界にひとつの絵本をつくってみよう」(3月20日 午前11時〜午後2時)も今回はお願いしている。

「参考にしようと思って図書館から借り出してしたのですが」と言って見せてくださったイスラーム装飾や建築の本には、気が遠くなりそうな細密な模様。このテイストをワークショップにしていくのかと思うと、子どもたちでもできるような易しい入口をどういう風に見つけてファシリテートするのだろう... 楽しみだ。
『個性的な波』 2008年1月26日(土)

ポンくんがついさっきメールをくれた。「杉並日記」に1月22日のワークショップのことがアップされてるから見て! という。さっそくサイトに入ったのだけど、ダウンロードにちょっと手間取る。写真がいっぱい貼付けられている。現場でキャサリンがたくさん写真を撮って、富樫姉とともにあれこれ言いながらブログにまとめた姿が目に浮かぶ。

ワークショップは、グループに別れて身体でカタチをつくって表現する作業へ。だんだん要領がわかってきたところで、「『波』をつくって」という注文がポンくんからでる。いずれのグループも写真を見る限り、なかなか個性的な波ができあがっている。動画だったら面白いだろうな...... と、波のテンポなんかを想像してみる。これで、「シェエラザード」の1曲目「海とシンドバッドの船」に一歩近づいた。そしてさらに、4曲目の「青銅の騎士の立つ岩での難破」にまであと一歩。次回のワークショップが楽しみだ。 『杉並日記』1月22日のブログはこちらから。
『やたら目につくアラジンとかアリババとか』 2008年1月7日(月)

クリスマス・イヴの日記に、よそのお宅の「アラジンのストーブ」のことを書いたら、持ち主はエラくご機嫌なようす。年賀状にまでストーブの精からよころびのメッセージが書かれておりました。

「アラジン」とか「アリババ」とか、なんだか気になるお正月明け。
ひとつは新国立劇場バレエ団がデヴィッド・ビントレーに委嘱したオリジナル・バレエ「アラジン」(全3幕)。今年11月に世界初演ということで、すでに速報チラシが撒かれている。ちなみにビントレーが20年前に振り付けた「ペンギン・カフェ」でファンは幅広い。
もうひとつは文学座通信1月号に載っていた、今年も「アラビアン・ナイト」を6・7月に神奈川ほかで巡演という情報。毎年気にはなっていたのだけれど、見損なっていた。が、2002年の初演から上演回数192回というのはすごい。見に行こっかな。

それにつけても、まずは3月20日に杉並公会堂で「わたしのアラビアン・ナイト」体験を! おススメよ。
『アラジンのストーブ』 2007年12月24日(月)

チラシができたよ〜!
富樫さんとキャサリンの汗となみだの結晶。「エデュケーション・フェスティバル in 杉並 2008」のチラシが完成し、この週末に受け取った。

さっそく本日、Nさん家で行われたホームパーティで配る。扇型の枠のなかに全スケジュールと内容が詰っています。日本語の間でちらほらとアラビア文字が... シェエラザード、シンドバッド、ジンニーとか、いくつかのキーワードといっしょに、日本フィルハーモニー交響楽団もアラビア文字で表記。流れるような筆のあとに異国の香りが、早くもただよっている。
ちなみに、12月3日にスタートした杉並区立の小学校2校の子どもたちは、3月20日のフェスティバル当日に、ガイド「開け〜ゴマ!」で「シェエラザード」コンサートガイドに参加することになっている。

ガイド「開け〜ゴマ!」@杉並公会堂グランサロン 午後1時から(30分間)
日本フィルメンバーとワークショップ参加の子どもたちによる「シェエラザード」コンサートガイド【お問合せ:日本フィル「音楽の森」係 03-5378-6311】

杉並公会堂 Presents エッセンシャル・コンサート @杉並公会堂大ホール
午後2時開演
プログラム◆ドヴォルザーク作曲 チェロ協奏曲
リムスキー=コルサコフ作曲 交響組曲「シェエラザード」
指揮:藤岡幸夫/チェロ:遠藤真理
【お問合せ&チケット:杉並公会堂 03-5347-4450】
今日おじゃましたNさんの家で、ちょっぴり懐かしいものを発見。超ロングセラー、「アラジン」のストーブ。
『ペルセポリス』 2007年12月13日(木)

2004年にロンドンのICA(Institute of Contemporary Arts) のショップで英語版を見つけ、読めもしないくせに、絵のパワーに惹かれて買ってしまった「ペルセポリス」(→ロンドン日記)。在仏イラン人マルジャン・サトラピの自伝的グラフィック・ノベルは、遠い国の出来事を、身近な感覚にしてくれた。それがいつのまにかアニメ作品になって周囲で話題になっているとは... 
12月20日からシネマライズほかで公開です。もちろん原作(日本語版もあり)をページを繰りながら読んでほしいと思います。映画「ペルセポリス」公式サイト

ボルボルさん以来、すっかり「ペルシャ」で盛り上がってしまっているが、アラビアン・ナイトなんだから、アラビアに気持ちを戻さないと... (シャハリヤール王とシェエラザードの置かれている設定がササン朝ペルシャというだけで、アラビア語で書かれたアラビアの話)と思いながらも、今日は「柘榴のスープ」を買ってしまった。
『ゼミ生がつくったシェエラザード』 2007年12月11日(火)

9月に東北大学理学部の本堂毅先生のゼミで行われた「シェエラザード・ワークショップ」のことがサイトにアップされています。作品を聴くこともできます。どうぞ本堂ゼミのサイトで。いろんなことが想像できると思います。
『ぼくらはリムスキー!』 2007年12月3日(月)

ポンくん登場!(右の写真がポンくんです)
本日、杉並区の小学校2校でワークショップ。
リポートは日本フィルのブログ「杉並日記」をぜひ見てください。(12月5日 エデュケーション・フェスティバル in 杉並 《シェエラザード》ワークショップ 初回リポート!)

ところで、ポンくんの名前の由来は、その「まあるい腹」から来ているのだが、事情により腹周りはだいぶスッキリとしてしまった。名は体をあらわすではなく、体を表す名前だったのに... 
でもこうして見ると、まんまる顔だ。最近ではワークショップで「ぼくはポンくんです」という時に、ある種のオーラさえ感じる。さて、これからのこのワークショップでは、「シェエラザード」の作曲家リムスキー=コルサコフになって、みんなそれぞれ「ぼくらはリムスキー!」を体験することになっている。
『ボルボルさんデビュー』

高円寺の住人ボルボルさん(中通商店街にあるペルシャ料理レストラン「ボルボル」のオーナー)が奥さん(日本人)と一緒にやってきた。日本の小学校に来るのは初めてなのだそうだ。

イランのことについて、ボルボルさんは質問形式の原稿を用意してきた。素朴だけれど、本物のイラン人の口を伝って出てくる言葉は印象がちがう。知識としての言葉ではなくて、経験としての言葉。

子どもたちの質問もなかなかよかった。なかでも奥さんとの馴初めを誰かがきくと、一気に盛り上がった。こういう話題に子どもはすぐ反応する。一見、イランや音楽とは離れるようだけど、でも人との距離を近づける。

ボルボルさんが手にしている楽器は「ダフ」といって、タンバリンに結婚指環大の輪っかがジャラジャラと下がっている。目で見て、耳で聴いて。このあと、コーランや詩の朗読もあって、言葉の「抑揚」の独特な魅力に酔う。声に出して発せられた言葉に聴き入る... シェエラザードが夜ごと物語を語るというアラビアン・ナイトのテーマにこれからどこかで結びついていくのだ。
Special Thanks to 鈴木珠里さん
『ポンくんの頭のなかをスキャン』 2007年11月22日(木)

朝10時、日本フィルの事務所に集合。 12月から来年3月にかけて月イチのペースで、杉並区内の小学校2校で行う「シェエラザード・ワークショップ」のプランをたてているポン・イナミから、その内容をとっぷりと聞き出す。

その前に、9月に同じテーマで大学生を対象におこなったワークショップ(東北大学理学部の本堂研究室/そのうちにHPにアップされるらしいので、その時にはこのページからリンク張ります)について、ポンくんへ質問。すでに学生たちがつくった作品については、すでに音だけ聴いて、いろいろ想像していたのだけれど、実際に作品をつくる経緯を聞いてみるとさらに面白い。

だいたい音楽を専門に勉強しているわけじゃない学生たち(理学部だけでなく文学部の学生も参加していたらしい)が作った作品を聴いて、想像できちゃうところがこの「シェエラザード」をテーマにしたWSの魅力。「目に浮かぶ音楽」というのが大きなポイント。

さて、小学生(高学年)を対象にしたワークショップでは果たしてなにをするのか...? ポンくんの頭のなかに描かれた地図を聞き出して描き写す。シンプルにひとことで言えば「ぼくらはリムスキー」、ロシア人のリムスキー=コルサコフが、行ったこともないアラビアン・ナイトの世界を想像をふくらませて作曲したのと同じように、小学生の君たちも想像力を羽ばたかせてみようよ、というところかな。

子どもたちの想像力を刺激するようなヴィジュアルがなにかあるといいね、という話になり、これまで仕入れた知識や材料をみんなで持ち寄ってみる。人間の存在に勝るものはないかも... ということで、イラン人のボルボルさんにお願いして小学校で話をしてもらえないか、口説きに行こう、そろそろお昼だし、というわけで高円寺のボルボルさんのレストランまで、富樫さんとキャサリンと連れ立ってでかける。なぜかポンくんは事務所にまだ用事があってペルシャ料理はお預け。この先のことはトキドキ日記に書いたので、そちらを見てください。→トキドキ日記 11月22日
『目からウロコがバリバリボロボロ』 2007年10月12日(金)

イスラーム美術の研究者K先生のお話をきく。
数十年間しみついていた「アラビアン・ナイト」への誤解(というより認識不足?) が解けはじめる。
と同時に、あらゆる国で、あらゆるジャンルで、「アラビアン・ナイト」が生きていることにもおどろく。いろんな味付けがあって、またそれを許容する「アラビアン・ナイト」の、なんと奥の深いこと!

とにかく、ディズニーの影響は世代を問わず大きい。「アラビアン・ナイトの誤解」がひとつ判明するたびに、となりでキャサリンが「これって、クイズになりますね」と言って書きとめている。どうも本気らしい。
『わりこみ』 2007年9月20日(木)

日本フィルの太っ腹な富樫さんに「ねぇ、その企画に参加させてよ」と言って押しかけた。
すでにその企画はスタートしていて、8月20日には杉並公会堂でワークショップ(日本フィルのブログ「杉並日記」参照のこと)を行って、これから本格化という絶妙なタイミングで、「報告書つくるから仲間にいれてよ」と押しかけたのでありました。

かくして、日本フィル音楽の森(エデュケーション・セクションの名称)のスタッフに名乗りをあげて、チームに入れていただいた。感謝。

さて、チームとは...
「太っ腹かあさん」こと富樫尚代さん(日本フィルの事務局次長にして「音楽の森」の親分)とキャサリン(日本人です。もちろん女性。ちょっと眠そうにしているけど、決して寝てはいない)のふたりが事務局スタッフ。
ファシリテーターは、「ポンくん」こと伊波睦さん(日本フィル/トロンボーン奏者)を中心にメンバーが集まることに。(今後順次ご紹介)

さてさて、その企画とは...
リムスキー=コルサコフが作曲した交響組曲「シェエラザード」をモチーフにしたワークショップを中心に、アラビアン・ナイトの世界にふれる盛り沢山のエデュケーション・プログラム「わたしのアラビアン・ナイト」(2008年3月20日(火・祝)杉並公会堂「エデュケーション・フェスティバル in 杉並」で完結)。

というわけで、「わりこみ」に成功し、来年3月の杉並公会堂めざして、スタッフの記録『らくだ日記』のはじまりはじまり。
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