「FU・WA・RI−YU・RA・RI」


桜 桜 桜 散る 散る

ふわり ふわり

ゆらり ゆらり

朽ちかけた 僕の躯に


真白い 桜 桜 散る

ふわり ふわり

ゆらり ゆらり

積もりゆく 僕を彩って


触れる花弁 薄桃色に

淡く 血を吸って

薄桃色の 小山の中 朽ちて


見えなくなる程に 霞む 世界

どこまでも 桜 散る 散る

ふわり ふわり

ゆらり ゆらり


それでもなお 僕の右手は埋まらずに

君の両手が 離さないから


がんじがらめの君にも 降り積もる

散る 桜 桜 散る

ふわり ふわり

ゆらり ゆらり

君に積もる花弁は 真白くて

僕に積もる花弁は 薄桃色に


君を 縛りつけた 罰か

鎖で繋がれた 二人の罪か


僕にはもはや 君の姿は見えず

泣いているの? それとも...


いつまでも 散る 真白い 桜

ふわり ふわり

ゆらり ゆらり


君を 縛る 鎖が 錆び朽ちて

戒めを 解き放ったなら

僕を あの 桜の木の下に...


そうしたら 僕を 春になったら 思い出して


――どんな形でも 君を 愛していたから――


桜 散りゆく 桜 散る

ふわり ふわり

ゆらり


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