「スイソウ」


水槽越し 見つめ合う君と僕
硝子越し 触れ合う手  ――唇

液体満つる 水槽の中で
君は 自由のように けれど 何故か辛そうに
涙目で 僕の方を向くね

あまりにも薄暗く 君の光で照らされて
ただそれだけで 満足に笑いたいよ


何ガ 足リナイ?


たとえ五感に頼らずともわかる 言いたいことは
それでも 僕とは違う 生き物なんだ

叶わないよ 君の想いは

それでも 僕の願いは もう・・・

見つめ合う 君と僕
想いは 通じても
何度 目覚めを繰り返しても
それでも ここに在る事実は 変わらない

――――――――変えられない

水槽越し 硝子越し
君の声は 僕には届かない


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