車中泊のセッティング
昼間止める場所
プチ家出で昼間、車の中でのんびりしたい時のお勧め駐車場所ですが、駐車場全体が木の陰になるような場所がお勧め。 木の葉が気温が下げてくれ、夏のクソ暑い時でも風があるととっても涼しい。
車1〜2台分しか影ができない場所は直射日光が当たらない分ボディーは熱くならないけれど、気温そのものは下がらない。
同じ日陰でも建物の日陰は殆ど涼しくならない。 日射によりコンクリートやアスファルトが熱せられて、その輻射熱で気温が上がってしまい駐車場全体の温度が気温より高くなってしまう。 そのため日陰であっても気温が高くなるので涼しさは感じられない。
木陰が無い街中のお勧め駐車場は立体駐車場のできるだけ上の階。でも天井の無い屋上は意味が無いですから、念のために。
この写真の立体駐車場の場合は2階がベスト。 3階だと屋上の床、つまり3階の天井が熱せられて3階のスペースそのものが暑くなる。
上の方は一般的に風の通りが良いので、窓を開けておくと風で涼しく感じる事ができる。 実は風速1mで体感温度が1℃下がる。
泊まる場所
その日泊まる場所は遅くとも日没の1時間前迄には決定しておいて欲しい。 場所が決まればそれ以降も動いても構わないが、 暗くなってから宿泊場所を探すのは勧められない。
私はトイレが近くにあり、ある程度安全性を確保できる場所を選ぶようにしている。
道の駅、トラックステーション、大型車が止まれるコンビニ、24時間営業のドライブイン、 24時間営業のスーパー、ポケットパーキング、公園、高速を移動中ならばサービスエリアなど。
右にお風呂のある道の駅とトラックステーションへのリンクを張ってあるので車中泊の場所の参考にして下さい。
車中泊の本にはオートキャンプ場も候補として挙げられていますが、予約していないと使えない所もあるので、 事前に計画して家出する場合には良いかもしれませんが、オヤジンの「思い立ったら吉日」スタイルには向かないね。
街道沿いだと車の音がうるさいかもしれませんが、安全性の確保やトイレの事があるので、最初は上記のような所からスタートする事をお勧めします。
慣れてきたら郊外の静かな所を探してみて欲しい。
避ける駐車場はゴミが散らかっている、落書きがたくさんある、路面にタイヤの跡がある所は暴走族の溜り場の可能性があるので安全を考え止めた方が良い。 特に週末はね。
目が覚めて直ぐにトイレが使える、暖かいあるいは冷たい飲み物や食料を買えるのは、プチ家出をしてみると本当にありがたい。
本格的車中泊の本には簡易トイレを持って行く、なんてあるけれど、車で日本1周をしようとしている方ならそれも良いかもしれない。
私の場合は年に数回のプチ家出だから持っていない。欲しいと思う方に対してはあえて否定しませんが・・・。
トイレがある所は必ず水道があります。 飲めない場合もありますが、食器を洗ったりはできるので便利。
私は男で髪の毛を短くしているので頭を洗ったり、夏は寝汗をかいているので、朝水浴びをする事もある。
公園だとランニングをしている方もよく水飲み場の水道で体を洗っているので、変な目で見られないですむ。
これができない場合は、介護用の体を拭く濡れティッシュがあるので、車の中で拭いている。
汗でベタベタした状態では気持ち悪いので、夏場、私には必需品だ。
ドラッグストアの介護用品売り場にはいろいろなタイプの物が売られているので比較してみて気に入った物を購入すると良いだろう。
また、頭髪についてはアルコール成分の「水のいらないシャンプー」があるので使っている。 頭が臭いのは嫌だからね。
こう見えても清潔好きなのだ。
風呂・シャワー
私がよく利用するのは、スーパー銭湯、日帰り温泉、地方に行くと地元の銭湯で、500円〜1,000円位の所を利用している。
1,000円を超えるような所は、よっぽど懐が暖かくない限り行かない、というより行けない。
スーパー銭湯は一旦入館すれば時間を気にしないで、1日中ウダウダしていられるのが私好みだ。
この他にトラックステーション、ネットカフェでシャワーを浴びる事もある。
Webで検索する事もありますが、地元の電話帳で調べるのが手っ取り早くて簡単。
プライバシーの確保
外から見られないように目隠しが必要。
私はお手軽に黒いゴミ袋を窓に挟んで見えないようにしている。
フロントとリアの窓はメディシングテープで貼る。 ガムテープだと剥がした時に糊が残って汚くなるので、粘着力が弱いメディシングテープを使っている。
特に夏は絶対にガムテープは使わない方がいい。 糊が溶けて跡が付いて大変なのだ。
ホームセンターに行くと自治体指定のゴミ袋以外にも業務用の黒いゴミ袋を売っている。
厚さが0.05mm以上の物がお勧め。これ以下の0.03mmや0.023mmの物は室内で電気を点けると透けてしまうのでお勧めできない。
0.05mm以上あると室内灯を点けても透けないので気兼ねなく着替えができる。
私の場合フロントは市販の日よけを使っています。 フロントウインドに角度があるのでゴミ袋だとうまく貼れない。
出かける前に室内灯を点けた状態で暗い所で1回試しておくと隙間が解かるので、外から見られないように調整できる。
一度、自宅の駐車場で夜にでも試してみると良いと思う。
私の車はサイドウインドウとリアウインドウには遮光フィルムを貼ってありカーテンも付けているので、 実際に目隠しをするのは運転席、助手席、フロントウインドウの3箇所のみ。
寒さ・暑さ対策
●寒さ対策
簡単なのが、毛布を窓にそって引っかける。 殆ど車のドアの上には手すりが付いているので、それに大形の洗濯ばさみで留める。
後ろの窓には強力な磁石を使って天井に張り付ける。 目隠しにもなるし一石二鳥だ。
次は事前に用意が必要だが、銀マットを窓の形に切り抜いて貼り付ける。 車中泊の本にはけっこう書かれている。
クラフトの好きな方、時間のある方、長期間車中泊をする方は事前に準備されると良いだろう。
ホームセンターでメートル売りの銀マットを買ってきて加工する。 厚さは2oで充分。
でも私のように面倒臭い事が嫌な人は寝袋で対処した方が手っ取り早い。
車内で寝るためのセッティングが終わって、食事をする時に火を使えば車内も暖まるから目張りはあまり必要ない。
但し、寝る前に空気の入れ替えをして湿気を追い出してやらないと、室温が下がって結露し窓やドアが凍りつくのでご注意あれ。
寝る前にトイレに行く時に空気を入れ替えれば大丈夫だ。
食事が終わったら寝袋に下半身を突っ込んでいれば全然寒くない。 上は寝るまでの間、ダウンなどのジャケットを着ていればOK。
あと、寝袋の所でも紹介したが、厚手でユルイ靴下。 靴下を履くだけで足元がポカポカしてくる。 ぴっちりときつい靴下は疲れが取れないのでお勧めしない。
物によっては遠赤外線を反射してより暖かい靴下もあるので、指先が冷える方にはお勧め。
私はなるべく手間暇をかけないようにしている。
昔、軽の1ボックスカーで家出していた時は荷室がフラットになるので、そこに寝ていた。 床が鉄板1枚だから冷えるので遮熱が絶対に必要だった。
最も安上がりなのがダンボール紙を床に敷く事だ。
私は近くのホームセンターに行って、メートル売りの銀マットと、プチプチを買って敷いていた。 銀マットは厚さが2mmと8mmがあったけれど、8mmの物がお勧め。
銀マットだけでは薄いので痛かった。
プチプチはクッションの大きい物を使っている。 柔らかくて寝やすい。 但し、直接踏むと簡単に破裂するので上に銀マットを敷いてから乗 らないと直ぐにダメになってしまう。
クッションはキャンプ用のウレタンマットでもOK。
寒さ対策として私がやっているのは、私の車は軽油なので寒い地域で給油するようにしている。 3号軽油といって凍結しにくいのだ。
それと、ホームセンターでシリコンスプレーを買って、ドアのゴムパッキンと鍵穴にスプレーして凍結しないようにしている。
氷付いたドアを無理やり開けると、ゴムパッキンがベリベリとは剥がれてしまうことがある。
鍵もロック状態で氷付くと解除できないからね。
そして念のために鍵穴の上にメディシングテープを貼って水分が入り込まないようにしている。
●暑さ対策
これはできるだけ涼しい場所を選ぶか、耐えるしかない。
涼しい場所は、木立の中、高原や山の標高の高い所、海や湖、川など水の近く。 この辺は街中と違って涼しい。
海岸の駐車場も街中のアスファルトの所より1〜2℃温度が低い。
場所によっては風の通り道があるので、運よく見つかると涼しく寝られる。
私は仕事で真夏も車中泊していたけど、海岸の駐車場に止めていたので窓を少し開けただけでなんとか耐えられた。
どうしようも無い時は、取りあえず15分位エンジンをかけてエアコンで室温を下げておいて、酒の力で寝ていた。
車中泊の本には窓に網戸の網を貼るとあるけれど、防犯を考えたら男の私でもチョット怖い。 また、上手く遮光をしないと外から丸見えになる。
スペースギアにはメーカーオプションで運転席と助手席の窓用の網戸があったが私は使っていない。 使っていないから判らないのだけれど、網を貼ってもカーテンやタオルなどで覆ってしまったら、空気の入れ替えはそんなに無いんじゃないかと思う。 それでどの程度涼しくなるんだろう しかし判らない。
暑いのが嫌な人は、夏の間は車中泊のプチ家出を我慢するのが賢明だね。
ベッドメーキング
快適に寝るためにとても重要。
私はエアマットを膨らましている。
車中泊の本には衣類などで凹部分を埋めると書かれていますが、実際に寝ると私には合わなかった。
シートをフラットにして30分でもいいから寝転がってみて欲しい。
仰向けだけじゃなく、横向きになったり、かなり辛いよ。
シートがフラットになると言ったって、決して寝る面が平らになる訳じゃないからね。
ただ、エアマットを使うと厚さが20cm位になるので、天井の低い車だとスペースが無くなるのでご了承下さい。
または、キャンプ用のウレタンマットがあるのでそれを使っても良いかもしれない。
エアマットは電動のポンプを使えば2分位で膨らむ。フットポンプでも構いませんが、面倒なんで車用の電動ポンプを使っています。
これは、夏に海で浮き袋やビニールボートを膨らませる時にとっても役立った。
そして夏はバスタオルを敷くだけ。それ以外の季節は寝袋を敷きます。
エアマットと電動ポンプ合わせて5,000円位の出費になるけれど、それ以上の快適感を得られるから是非購入することを強〜くお勧めする。
ストーブのセッティング
私の場合はコンテナボックスの上にカタログ、その上に耐熱シートを敷いてストーブをセットしている。
車のシートは平らじゃないから、バスタオルを丸めて下に入れてコンテナボックスが水平になるようにしている。
斜めのままだとストーブに鍋をかけた時、ちょっとの振動でこぼれてしまう可能性がある。
車の中でこぼすとあとが大変だからね。
灯りのセット
車の室内灯を点けっぱなしにしておくとバッテリーに負担がかかるので、電池式のランタンを使っている。
私はドアの上の手すりにS字フックを引っ掛け、それにランタンをかけている。 真ん中に灯りが欲しい方は、突っ張り棒を天井に渡してそれにかけてもOK。
食事が終わってストーブを片付けた後は、小型のガスランタンを使うこともある。
一酸化炭素中毒を心配されるかもしれませんが、これはカセットガスで充填して使用し、 1.5時間位でガスが切れるので点けっぱなしで寝たとしてもCo中毒になる心配は無い。
火のほのかな明るさってホットするからね。
最近は、LEDの小型のランタンがあるのでそれを使っている。
わ〜っ、明るいという感じではありませんが、色が白だからクールな感じで夏場には合う。
逆に冬場は寒々としてしまうので、やっぱり火のランタンの方が暖かい感じでいいね。
豆電球代わりに点けておくと夜中に目が覚めた時に、何処に何があるか見えるので便利。
蚊取り線香
夏場のプチ家出に絶対必要なのが蚊取り線香。 私は電池式の蚊取り器を2つ持っている。
公園のように木のある所や、湖のほとりなど水気がある所には必ず蚊がいるから、快適に寝るには準備する事をお勧めする。
あの「プ〜ン」という音にイライラするし、刺されると痒くてたまらないですからね。
最近は吊るしておくだけで蚊を寄せ付けない製品や、スプレーするだけで12時間防虫効果がある製品が販売されているので試してみるのも良いだろう。
また、殺虫剤や虫刺されの薬も準備が必要。
夏場は夜寝る時に窓を少し開けている。
私の車は後部の窓が2cm位開きますが、フック式なのでそれ以上は開かない。 ですから夜間空けておいても安全性には問題が無い。
多少空気が入れ替わるのでサウナ状態は避けることができるけれど、車内の温度が高いので汗をかいていますし、 私の吐く息で二酸化炭素濃度が高くなるのでどうしても蚊が寄ってきてしまう。


















