“マガジンSPECIAL”

“少年マガジン”の増刊の月刊誌。


更新

2007/12/16 「“マガジンSPECIAL” NOW」にデータ追加、「マガメガ」へのリンク追加

2006/04/30 「連載終了、楽しいひとときをありがとう」のタイトルに「私の、ひと頃の思い出―“少年マガジン”21世紀になる前、なった頃……」を追加、「“マガジンSPECIAL” NOW−連載中の好きなマンガなど」のタイトルから「−連載中の好きなマンガなど」を削除、データを追加

2004/09/28 「“マガジンSPECIAL” NOW−連載中の……」の『おどろ』を「連載終了……」に移動、『天空の覇者Z』に連載終了号データを追加

2003/03/29 「“マガジンSPECIAL” NOW−連載中の……」の『EX −少年漂流』『天空の覇者Z』『HOLLYWOOD ORANGE』を「連載終了……」に移動

2002/06/27 「“マガジンSPECIAL” NOW−連載中の……」に『HOLLYWOOD ORANGE』『おどろ 〜陽子と田ノ中の百鬼行事件簿〜』、「連載終了……」に『Croquis(クロッキー)』のタイトル追加

2001/05/27 「“マガジンSPECIAL” NOW−連載中の……」の『幕末風雲録 誠』伊織鷹治、『女大太郎 (新世紀ラブラブ立志伝)』、『Zマジンガー』を「連載終了……」に移動

2000/03/23 「“マガジンSPECIAL” NOW−連載中の……」の『ゆらとふるへ』を「連載終了……」に移動、『EX −少年漂流』を追加

2000/02/26 『ゆらとふるへ』にコメントを追加

2000/02/22 「……好きなマンガなど」『ファイト!真琴』を「連載終了……」に移動、『ゆらとふるへ』を追加

1999/12/21 作品コメント(『1年C組恐怖会議』)追加


講談社の“マガジンSPECIAL”公式ページ

マガメガ

週刊“少年マガジン”増刊だけあって、“少年マガジン”と同じサイトにある。最新号の情報は、ここで。

“マガジンSPECIAL” NOW

2008 No.1 予定 玉越博幸 新連載 (2007/12/16)

2007 No.12 「RPL 〜ろーぷれ〜」宗田豪 連載開始 演劇部が舞台のエッチなラブコメ (2007/12/16)

2006 No.4 は「創刊20周年達成お祝い号」 (2006/04/30)

Amazonの広告で見る、今の“マガスペ”の一側面

素敵探偵ラビリンス Dreams OPEN SESAMI おれはキャプテン ぱすてる お憑かれさん

アンチAmazonの方向け(笑) e-hon コミック・アニメ・ゲーム bk1 マンガ


私の、ひと頃の思い出―“マガジンSPECIAL”21世紀になる前、なった頃……連載終了、楽しいひとときをありがとう

『おどろ 〜陽子と田ノ中の百鬼行事件簿〜』木々津克久

霊視の力がある女子高校生、陽子とちょっと頼りなさそうな、民族学専攻の大学生、田ノ中がいろんな怪異な事件に遭遇、解決してゆくフォークロア感覚あふれるホラー連作。ちょっとクセのある絵柄だが、私は好きです。

『HOLLYWOOD ORANGE』田中充

(2001. No.12〜)中学一年生の男の子が一緒に暮らすことになった親戚の美人のお姉さんは大学生で人気作家、だがやることハチャメチャ。強引なスピード感あるドタバタ・ギャグが不思議に好感が持てる。

『EX −少年漂流』山田恵庸

夏休みに島に旅行に出かけた小学生たち、だが突然の謎の天変地異で、島に漂流してしまう。少年たちは、謎のウイルスによって邪悪な心を呼び覚まされた人間たちと戦いながら生き延びてゆく。骨太のタッチで描かれたSFヒューマン・ドラマ。

『天空の覇者Z』宇野比呂士

(2002. No.9 で連載終了)ここ2年ほどの“マガスペ”といえばなんといってもこれである。私は実は、登場人物の鼻の先が立体的にツンととがってるのは、あまり好きじゃないのだけど(笑)、そんなことを気にさせずに毎回有無をいわさぬ展開で引っ張ってゆく、血沸き肉踊る冒険活劇。スピルバーグ的なノリである。1930年代のヨーロッパを舞台にして天才パイロットであるサムライ日本男児がナチス・ドイツを向こうに活躍。シベリアに落ちた隕石の反重力パワーで動く巨大飛行船、ナチスの真のヒットラーが開発した人を狼男みたいにしてしまう獣性細胞とか、いろいろとSF仕立てである。かたや、クラシックな飛行機を駆っての空中戦のアクションも楽しめる。

『Croquis(クロッキー)』新井三喜(みつよし)

(2000. No.12 〜 2001. No.4)真面目だが、なんだか自分の居場所が見つからない高校生の主人公が、あこがれのお姉さんや自由闊達な同級生たちなど、いろいろな出会いの中で、やがて自分の熱中できる野球に打ち込んでゆく。湘南を舞台に、すっきりした柔らかいタッチで、1970年代後半のニューミュージック的な雰囲気がみずみずしく、ちょっと懐かしく、せつなく、いい形で感じられた。

『幕末風雲録 誠』伊織鷹治

(2001. No.5 で連載終了)新選組といえば私は望月三起也『俺の新選組』で、最近になって(望月三起也が名前をあげていたので)司馬遼太郎の『新選組血風録』『燃えよ剣』を読んだのですが(手塚治虫の作品全集の『新選組』は新刊で出たとき、手塚治虫の時代劇ということで、ちょっと面白そうだなと思って、読もうかと思って現在まで結局読んでない)、そしていきなりのように黒鉄ヒロシの『新選組』であるのだが(黒鉄ヒロシは昔から好きなので、文春漫画賞を受賞する前に、新刊で出たときに買って読んでいる)、時代劇大好きの“マガスペ”誌上でのこの新作は、新人らしく荒々しくも骨太な絵柄が好感持てる。現在まで(99.09)ずっと江戸で話が続いて、そのまま坂本竜馬や勝海舟まで登場してるのがまた面白い。

出口竜正(でくちりゅうせい)『女大太郎 (新世紀ラブラブ立志伝)』(2001. No.5で連載終了)

少し前に『命 〜紅の守護神〜』という伝奇アクションを連載していた。そのときも女の子の可愛さが目立っていたが、今回はストレートに美少女を全面に押し出した、ハチャメチャ・ギャグ・コメディー。聖クレバー学園高等部に入学した如月大太郎は気弱で女の子が苦手、そんな彼が日本でただ一人、一夫多妻が認められている女家(おんなけ)の次期当主に選ばれ、美少女たちに囲まれて試練にぶつかり、隠された能力「大怒張」で女の敵を倒す。女の子たちは可愛いし(流行りの美少女ゲーム風趣向?)、ストーリーは笑えるし、お得な気分。

永井豪『Zマジンガー』(2000. No.11で連載終了)

この連載が始まったときは、永井豪のようなネームヴァリューがあるベテランがこの雑誌に描くというのは、他の作家と比較して、ちょっと違和感があった。また、私は永井豪のマンガを(世代的にはもろどっぷりとひたっている世代なのだが)ほとんど読んでいず(最近、『デビルマンレディー』や『ラブリーエンジェル』−しばらく前に“週刊宝石”に連載されたマンガ、単行本で5巻出ている−を読んだりしてる)、『マジンガーZ』のアニメが始まった頃は、TVのある茶の間より、自分の部屋にこもって深夜放送のラジオを聴いていた頃だから、マジンガーに限らず巨大ロボものにはまったく疎いのだ。しかし、この新作を読んでみると、ギリシア神話の神になぞらえられた多元宇宙の支配者たちが、巨大メカで地球を侵略、さあ大変という内容にもかかわらず、主人公とその周辺の登場人物たちがなんともネアカで今風なのが楽しく、おおらかな少年マンガタッチに好感を持って毎月読んでいる。各回のラストに特別に読者コーナーがあるのだが、ここへのお便りが10代から30代までが並んでいるのも微笑ましい。

『京洛霊異記 ゆらとふるへ』冨嶋克樹(2000. No.3で連載終了)

高校生、天野由良(ゆら)は古神道の家柄に生まれ、霊の未練を取り込んで成長する「怨気」を封じる法を祖父から受け継いでいる。霊に同情したことから命を失った祖父を見て、非情に怨気を退治する由良は、依頼を受け、兄の宮司とともに東京に出てきたが……。最初は週刊“少年マガジン”の方へ読み切りで登場したもの。主人公のクールな美少女ぶりに魅せられた。

『ファイト!真琴』すねやかずみ(2000. No.1で連載終了)

すねやかずみの新作は一度読み切りで登場した、高校女子体操の名選手がなぜか女子プロレスをやるというコミカルなもの。この人が美少女を描くことにあらためて気づかされた。明るい女の子がレオタードでとんだりはねたりと、うれしいマンガ。読み切りに較べて連載時になって、若干頭身が短く線がタイトになっている。

『まんが少年三国志』柳澤鉄郎(1999. No.12で連載終了)

小学校の男の子たちが、併合した隣の学校の不良たちと対抗する様を、三国志になぞらえて描くギャグマンガ。際立ったところはないけど、バランスが良い感じで好印象だった。短期で終了と思いきや、作者は週刊の方で新連載を開始した。

カジワラタケシ『純平!美女ON!!』(1999. No.6で連載終了)

なんといっても、美少女、そして(私はそう趣味じゃないけど)巨乳! 絵もストーリーも安定していて、楽しく読ませるSF仕立てのエッチ・コメディー。

沖田龍児『迷界への招待状』(1999. No.5で連載終了)

作者は“漫画アクション”に『好き好き極道パパ』というヤクザが主人公のコメディーを描いていることを私は最近知って、このシリーズと全然違う世界なので、なんだかそういう事実が面白かった。こちらはモダン・ホラーの連作シリーズ。登場人物たちが自分の精神的な弱点の部分を突かれて、破滅して行くという設定。面白いのは、その回の主人公が前回の主人公の悲劇を噂やニュースで知るという場面が必ずあること。

『賞金稼ぎ(バウンティハンター)沖隆次

なぜか時代劇大好きの“マガスペ”の時代劇。新人らしいラフな絵柄なのだが、いかにも少年マンガ的なカッコのつけかたが好感が持てた。第一部と一時中断して後の第二部に分かれている。第一部は旅の賞金稼ぎの主人公が黒の着流しの眠狂四郎みたいな?相棒とブルース・リーみたいな中国人と三人が、悪人連中の島の武道大会に出る。第二部は寺子屋の先生となった主人公が江戸の悪を斬るシリーズ。

『大吉ふたたび!』岩元かいち

高校時代の体験が元で、人生のコースが狂ったと思っている20代後半のプロ野球選手が、タイムスリップして再び高校時代に野球部でやり直す話。ヒロインの女の子が江口達也の『東京大学物語』あたりの女の子を太くした感じで、好印象だった。サブキャラで最初ワンダーホーゲル部に入っていて、投手にスカウトされる男の子のキャラクターなどが笑えた。

『風使い』鷹氏隆之

 

『踊れ!墓場で』すねやかずみ

 

『1年C組恐怖会議』すねやかずみ

このマンガに私が注目しだしたのは96年初夏、もう連載が終盤にさしかかった頃(美人の占い師にしてオカルト研究家がはじめて登場する回)。それから単行本を最初から読んだら、ふだんホラーマンガを読まない私なのだが、各回の話も全体の構成も面白くて気に入った。臨海学校の夜、お互いの知っている怪奇談を語り合う1年C組の生徒たちが出会う恐怖。ちょっとクセのある絵柄だと思うが、慣れると親しみが湧く。全4巻。

私と“マガジンSPECIAL”−30歳過ぎての出会い

はじめて“マガジンSPECIAL”を買ったのは、備忘録用ノートを調べてみると92年の8月22日となってますね。今もその号の表紙を取ってあるんだけど、『風使い』の弥生と流魔が表紙。特に買おうと思って買ったんじゃなくて、本屋に入ったけど買う本がなくて、フラフラと買ったみたいな。その頃流行ってたUFOキャッチャーに関した記事かマンガが載ってたように思う。『風使い』は単行本5巻の、弥生がピンチに陥る回。それから単行本で『風使い』を読みはじめたのが、“マガスペ”とのつきあいのはじまりですね。私はそもそも子どもの頃マンガをあんまり読んでなくて、大人になるにつれて、読むマンガの量が増えていってるんだけど、この頃は他にも少女マンガやエッチマンガ、4コマ専門誌など、それまで触れたことのないジャンルのマンガに手を出してました。さて再び“マガジンSPECIAL”を買ったのは95年の夏で、好きなマンガ家である斉藤富士夫が描いてるのを知ってからですね。斉藤富士夫の連載は半年ほどで終わったんだけど、このときから毎号買うようになった。“マガジンSPECIAL”の特色というと、載ってるマンガが理屈抜きに楽しめるメインストリームでの娯楽をめざしてるというか、かつての中間小説雑誌に近いノリを持っていると思うんですよ。読む方にとっても、週刊マンガ雑誌とはまた違う、なんというんですかね、週刊誌に較べると読む方がもっと余裕がないと読めないというか……一月繰り返し読むものだから、作品と付き合う時間の流れが週刊連載とはまた違うという……。(1999/09/05)


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