あまりにもブランド化されているこのカメラ、確かに、基本的な性能はダントツのものである。
私も所有し、かつ使用しているので、その性能の凄さを感じているのだが、とにかく、シャープネスである。克明にトーンを再現し、一粒子をも逃さないかのような再現性と、ブローニーカメラでは類稀なる機動性は、多くの一流写真家が愛用している事でも実証済みだ。
そして、そのレンズの性能もカールツァイスによる設計、生産がその評価を下支えしている事はご存知の事と思う。
さてこのようなすぐれたブランドとしての評価は、他の多くの方に譲るとして、これから購入を考えている方へ、ハッセルのセオリー!?なるものを伝授しよう。
ハッセル使いの間では知られている事では有るが、必ずレンズフード、それも間に合わせではなく、写る範囲ぎりぎりまでしっかりとフードを被せていかなければならない。
その小型のカメラボディーが災いして、内面反射の結果、白く被る、何とも情けない写真を大量生産する事になる。
そしてもうひとつ、かなりの撮影スキルをお持ちの方が気を付けなければいけないのが、巻上げ動作を一呼吸おいて行う事だろう。
じっさい、ノッてきてる時に陥るのが、このトラブル。
シャッターを切った刹那にドンピシャのタイミングで速巻きすると、見事に巻上げクランクが凍りつく…。
ではドライブ内蔵のシリーズを使えばいいではないかと言う意見もある。
ただこれは私もスタジオマン時代に目の当たりにしたのだが、撮影直前、接触不良でうんとも寸とも言わなくなった。こうなると高いカメラもただのガラクタ…。
ちなみに、カメラを保管するときには、シャッターをバルブに、絞りを最小に絞ってシャッターを落としたままにするのだが、ハッセルではこの方法は使わないのが無難だ。
レンズ脱着の際にはシャッターチャージしていないといけないからだ。
さらに脱着の際に気を付けないと、レンズも着脱はおろか、シャッターも切れず、カメラが使用不能になってしまうのだ。最近も私の身近でこれをやった方がいらっしゃいました…。
ハッセル使いのハードルはとても高いようだ(笑)
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