このカメラを所有するようになってから10年以上経つ。
見た目はコンパクトで、レトロなカメラとしてしゃれたものだが、こいつをいざ使いこなしてしっかりとした写真を撮ろうとすると、大変な写真のスキルを要求される、とんでもないカメラでもある。
私もそのあまりのしんどさに最近はこれで写真を撮っていなかったりするぐらいだ(笑)
まずはこのカメラの特徴から…。
製造年は1933年(昭和8年)ぐらい。私の親父と同い年だ(笑)。
写真を撮る際に使用するフィルムはブローニー版、フォーマットは645である。
レンジファインダー式で、使わないときは折りたためるようになっている。
さて、ここからがこのカメラのとんでもないところだが、露出計はもちろんない。これはアンティークカメラにはよくあることなので気にしない。しかし、距離計もない…。つまりピント合わせも勘で行うことになるのだ。
じっくり撮るならメジャーで距離を測って合わせればいいが、さっと写真を撮ろうとするとそうは行かない。おまけにこのカメラのレンズ、距離表示がフィートだったりする…。
シャッターチャージとフィルム送りは独立していて、連動しない。つまり4×5(しのご)カメラのように、シャッターチャージとフィルム送りなどの動作を確実に行う必要がある。
でないと、意図しない多重露光写真を大量生産することになる。
さてこのカメラを完全に使いこなして写真を撮るために必要なスキルは、まずブローニーフィルムを躊躇なく扱える事、そして露出勘と距離勘を十二分に養っていること、そして、独特の撮影動作を確実に体に覚え込ませることが必要だ。
あっ、それからメートルからフィートの換算も出来ないといけないんだった…。
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