06/04/06 Nikon F

写真を撮る道具として言わずと知れた、有名なカメラである。
その当時としての優秀さは他のサイトに譲るとして、私にとってのこのカメラの事を少々…。

私が高校に入る頃、今は亡き叔父が入学祝としてくれたものだった。
後にこのカメラがきっかけで写真部に入る事になり、今の写真の仕事につながっている。だから私にとってかけがえのないものだ。

その頃写真の撮り方さえも分からなかった私が撮った写真は、みんなできそこないのものばかり…。写真のいろはを飲みこめるようになったの別のカメラで撮りだしてからだった。

その後、写真が何とか満足に撮れるようになり、レトロなカメラでも使いこなせるようになるとやっとこのNikon Fの良さが分かってきたのだった。

私のこのカメラはFTNファインダー付きで、TTLの露出計を積んでいるが、今となってはあまりアテにはならない。もっとも今は写真を撮るときは勘で露出を決めるので関係はない。
シャッターボタンはそのままではやはり押しにくく、別売りのソフトレリーズボタン(AR-1)を装着してみたら、劇的に使いやすくなったのだ。
それからと言うもの、何かと使うことが多くなった。

構造的にやはり頑丈に作られているだけに、少々落としたぐらいでは何とも無く、蓋が開く事も無いのでその点は安心だ。
水没してもフィルム室は短時間なら浸水しないと聞いた事もある。
知り合いのお方が試しに5階から落としてもフィルムとボディーは大丈夫だったとか…。ちょっとむちゃくちゃだ。
ただそのタフネスさがニコンのブランドを不動のものにしたのだろう。

シャッターは横走りなので今となっては耳馴染みの良い音がする。
そう言えばいまのカメラでは見られないものがシャッターダイヤル脇についていた。発光タイミングのセレクトだった。今時、FP球やM球なんて、使わないよな…。


  0(ゼロ)からのフォトテクニックマニュアル  by  RAY paint SSS - 写真の空気感表現