06/04/17 日中シンクロ

今では当たり前のように使われている写真の撮影テクニックのひとつに、この日中シンクロがある。これが以前はどうだったかも含めて考えてみる。

ストロボの通常の使い方として、暗いところで光量低下を補うための補助光として使うほかに、日中に逆光で暗くなる被写体の救済でのストロボの使い方がある。日中でのストロボ使用の際の計算は結構ややこしく、しかも経験を積まないとなかなか成功しないものだった。
今はどうしているかというと、内蔵TTL露出計の高度な進化とその情報をもとに発光量をリアルタイムで制御できるエレクトロニクスの発達によるところが大きい。また写真用35mm版一眼レフのフォーカルプレーンシャッター性能アップで高速なシンクロスピードが使えるようになったのも要因のひとつとなっている。

ストロボ使用の時に重要になってくるのがシンクロスピードだ。これはストロボ発光時にフィルムまたはCCD等の全面にストロボ光が当たっていることが必須であり、レンズシャッターはストロボの閃光時間以下なら全速同調するが、フォーカルプレーンシャッターでは、ストロボ発光時にシャッター幕が完全に開いている必要がある。
かつて横走りのシャッターでは1/125秒が同調速度の限界だった。それを縦走りにすることで1/250秒まで限界が上がっている。
それからストロボの新しい制御方法も開発され、ハイスピードシンクロでは調光距離に制限があるものの、シンクロスピードを意識せずに使用することが可能だ。閃光時間を延ばして対応するこのシステムでは、発光管と出力の関係からどうしても調光距離は短くなる。

さて、このフルオートマチックなデイライトシンクロを完全にマニュアルでやろうとするとどうなるだろうか?
まずはその場の環境光の強さを測り、次に被写体までの距離を算出する。そのデータをもとに使用するストロボのガイドナンバーを距離で割ってさらにそこから日中シンクロでは大概の場合一段絞るが状況によって変わってくる。ガイドナンバーはISO-100で表記するので感度が変わればそれに応じて露出倍数を掛ける。
さらに多灯ライティングとなると計算式にルートが登場する。
といった具合だ…。

オートってとっても便利だ(笑)


  0(ゼロ)からのフォトテクニックマニュアル  by  RAY paint SSS - 写真の空気感表現