最近の写真用カメラには必ず搭載されている反射式露出計。この露出計にはその方式故に必ずついてまわる特性が存在する。
この露出計測の基本は被写体の反射率を測定することによって、露出値を導き出す。この時の基準値が17%反射率グレーなのだ。
このことはありとあらゆる写真にまつわる露出測定の問題を引き起こす。
例えば、色によって反射率が変わるため、同じ明るさでも色によって計測される露出値が違い、また、きらきら光るものや白いもの、黒いものの露出値は正確性を失うことになる。
この誤差を無くそうと、写真用カメラメーカーはありとあらゆる努力を行ってきた。
初期の中央部重点測光や一部の高級機から搭載されてきたスポット測光、それからさらに進んでマルチパターン測光や、メーカー独自のハニカムパターンなどだ。これがエレクトロニクスの発展よって、さらに誤差を埋めていくアルゴリズムが搭載されて、かなりの精度での露出測定が出来るようになっている。
反射式露出計にのみ依存して露出を決定しようとするならば、反射率の誤差を常に頭に入れておく必要がある。
白と黒の露出差から始まる色彩や光線状態によるあらゆる露出誤差である。その場で正確な露出が判らなければ単体の露出計を使う事になるが使える状況は限定される。
写真用カメラによってはスポット測光機能を搭載しているのでそれを使って測定するのも手だが、さっき言った誤差の問題からは逃れられない。表示する露出値は17%反射率グレーが基準なのは変わらないのだから。
職業で写真を撮る人は、輝度や彩度等による露出の誤差を感覚的に知っている。というよりその場の露出を直感的にアタリをつけられるのだ。
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