06/10/16 巻き戻しクランク

クラシックな写真用カメラでは必ずついているこのクランク、いまでは一部のカメラ(ニコンFのシングルナンバーシリーズ等)を除いてすっかり姿を消している。
このクランクがあるとなにかと便利ではある。
フィルム装填する際にしっかりとパフォレーションを引っ掛けたらレバーをひと回し送った後、クランクを巻き上げておくと、裏蓋を閉じた後に装填確認が行えるのである。
また、フィルム確認窓がないカメラではこのクランクが大事なものになる。
フィルムが入っているかをこのクランクを巻き上げることで確認できるのである。写真用カメラによって違いはあるが、だいたい巻き戻し方向に軽く6回転させると入っているときは途中で止まる。フィルムが入っていなかったりきっちりフィルムが噛んでいない場合はクルクルと回り続ける…。

この機構のおかげでずいぶんと助けられている。
撮影の現場はいつもせわしなく忙しい。
なにかとミスが発生しやすい状況にある。
その中でもミスをしてもすぐにリカバリーできるように常に心がけている。その安全装置としてのアイテムが巻き戻しクランクである。
しかし最近はフルオート化された事で、なかなか気づきにくくなっている。
液晶表示を確認すればいいのだろうが、そんなに悠長にやってられないときはあるものだ。だから巻き戻しクランクが無いときには、送り音の微妙な違いですぐに気づくしかない…。

普段使っているカメラの動作音に常に注意を払っていると、微妙な音の違いでフィルムが入っているかわかるものなのである…。

今では大多数となった巻上げクランクのないカメラでは、裏蓋を開けるスライドボタンを操作する際に裏蓋に手を乗せて置く事をお薦めする。
うっかり巻き上げずにスライドボタンを操作した事に気づいた時にすぐ蓋を押し込めることが出来るからだ。

私も以前この習慣のお陰で、うっかり巻き上げずに裏蓋を開ける事態を避けることが出来た。それも仕事での撮影時に…。


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