06/10/20 カメラの操作性

写真撮影の仕事でその場にあるものを使わなければならない場合は仕方がないが、自分で写真用カメラを選べるならば、操作性の良いものがいいに決まっている。しかし一方ではカメラに自分を合わせるという、まるで軍服に体を合わせろといわんばかりの事も言われているのも確かだ…。

写真撮影のプロの場合はどうしても耐久性を重視するあまり、どうしてもこの傾向が出てくる。まあどんなカメラを渡されてもさっさと使いこなせないようではプロの名折れとなりかねないが(笑)

私が使ってきた写真用カメラの中で操作性が良かったのは今は写真向けカメラ事業から撤退したミノルタ(現:コニカミノルタ)だ。とくにαシリーズ以降の少なくとも上位機種では、世代を重ねる毎に試行錯誤はあったもののその使いやすさに磨きをかけている。ソニーに継承されてその使いやすさまで継承されたのかは、もう少し様子を見たいところだ。
ニコンは得てして耐久性に走るあまり、使う人をすぐには受け付けないところがある。写真用マニュアルカメラではもうすでに完成の域に入ったのだが、操作系のダイヤルやボタン類が増えたフルオートカメラでは、まだまだ改善の余地が残されているようだ。
キャノンはデジタルに完全に振っているその哲学が操作系にも表れている。ボタンでの操作がやたらと多いと感じる。慣れないと直感的な操作が出来ないのだ。それに後ろの大きなサブコマンドダイヤルも、以外と慣れないと素早く操作する時には使いこなせない…。

現行世代での写真用カメラではシャッターボタン周りに必ず備わるシャッタースピードのセレクトダイヤル、持ったときに一番自然な位置に来るのがミノルタα-9で、ニコンF5はいまいちしっくり来ない。右手をひねり気味にしないと操作できない感じだ。キャノンEOS-1シリーズは完全に人差し指はひねることになる。これより下のクラスや後継機でも余り事情は変わらない印象を受ける。

いまではどんな写真用カメラもシャッターボタンの位置はほぼ変わらないのでいいが、クラシックカメラでは、うっかりするとシャッターボタンが思わぬところに付いている…。


  0(ゼロ)からのフォトテクニックマニュアル  by  RAY paint SSS - 写真の空気感表現