06/11/01 アンティークカメラ

最近は下火になってきたが、かつて写真用アンティークカメラが流行った時がある。実際に使うのではなく、アクセサリーとしてぶら下げるために買うと言った感じである。
そのため、実際にカメラを使う、その欲しいアンティークカメラに惚れ込んだ人にとっては、価格がどんどん上がっていくと言う困った事態になった。

確かに味があって、シブさもあるし、見ていて飽きないであろうが、使うとなるとやはりそのアンティークカメラそれぞれの癖が結構ある。
発展途上の時代の産物でもあるため、構造が統一されておらず、やはり使い倒すには、かなりのスキルは要求される。まあ、趣味的にじっくりゆっくりならば、問題はないんだろうが…。

私も最近まで知らなかったのだが、いつもの右側にシャッターボタンが無い物がある。では、どこへいったのか? レンズ外周部にも無い…。なんと左側のレンズ脇にあるのだった。これにはさすがに驚いた。レンズを支える左手の親指でシャッターボタンを押し込むのだ。以外にもこの撮り方、慣れてくると感覚的にダイレクトに撮れる気がする。

大体の写真用アンティークカメラは、シャッターボタンがボディーに無ければ、レンズ外周部にある。その場合、シャッターチャージのレバーがあって、フィルム送りとは分離独立している事がほとんどだ。写真を撮った後にフィルム送りを忘れると、多重露光写真が大量生産される…(笑)

操作するときの注意も現代の写真用カメラに比べて多い。
カメラ自体が痛んでいるのもあり、また当時は速写性をそれほど要求されていない事もあって、素早い操作を行うと破損することがままある。だから動作はゆっくり確実に行う事が基本だ。速い巻上げは厳禁のアンティークカメラも多い。
レンズにレリーズがあるようなタイプではシャッターチャージしてからのシャッタースピードの変更はご法度である。あっけなくシャッター機構の寿命が縮む…。


  0(ゼロ)からのフォトテクニックマニュアル  by  RAY paint SSS - 写真の空気感表現