撮影像を確認するためのファインダーであるが、一眼レフではそこにピントの確認と言う役割が加わる。
そのピントを合わせるためのファインダーマット、以前のマニュアルカメラでは最重要の役割を担っていた。
焦点を正確に合わせるための手段がそこにしかないからだ。
いまはピントは機械で自動的に合わせてくれるが、その分ファインダーはタダの切り撮り枠になっていないか心配だ。
焦点をマット面で正確に合わせるために必要なカメラボディー側の条件は、ピントを合わせた時に撮像面とマット面でそれぞれ合焦していなければならない。現在はそれにAFセンサーも含まれる。
この条件を満たすときにその交点に存在するのがミラーである。通常はファインダーとフルオートカメラではAFセンサー等にも光を導き、撮影時にはミラーアップすることで撮像面に光を送る。
ファインダーマットのピント精度を出そうと思ったら、このミラーの精度が重要になってくるのだ。しかも連続的に撮影したときには、ミラーが振動したりずれたりせずに、すぐ次の撮影の為にピタリとピントの精度を出さなくてはならない。
この条件を長く使っていても保ち続けるカメラはどのくらいあるのか。
とても疑問だ…。
とりあえずヒント精度を上げるには、まず視度補正を確実に行う。ファインダーに書込まれいてるフォーカスポイントやスポット測光用の円形表示、マニュアルカメラなら真中に鎮座するスプリットマイクロなどの表示線が一番はっきりと見えるように、視度補正が内蔵されているものではその調整ダイヤルで合わせ、それでも追いつかないときや、その機構が無いものでは、別売りの視度補正用アイピースレンズを装着する。このとき、レンズは外して、明るいところにカメラを向けて行うと確実だ。
もしこれでピントが合わなければ、ファインダースクリーン交換式のカメラでは、しっかりスクリーンが嵌まっているか確認する。以前このファインダースクリーンが微妙にずれていて、ピントの芯が出なくて困った事がある。
それでもピントが合わなければ、メーカーで精度を合わせ直してもらうしかない。
撮影時はなるべく開放値の明るいレンズを使用する。肉眼でもはっきり見え、AF機構的にも合焦率が上がる。