06/04/11 スパルタ式な写真教育

最近、少し前まで写真撮影用ホリゾントスタジオでスタジオマンをやっていたと言うカメラマンと話をしていたが、ふと修行時代の話となって、時代の違いによるライティングやらその他こまごまとした業界話で盛りあがった。

そのカメラマン氏は、私よりも後の時代に修行していたので、写真撮影用のライトセットもだいぶ楽になっていたようだ。バンクライトでのライティングが主流の頃で、セッティングはとても楽ですよと言っていた。片や私のほうといえば、まだそんなものは普及する前で一部のスタジオにしかなく、泣く泣くジェネレーター10台ヘッド10灯天井トレペのライティングセットをしんどい思いをして3時間掛かって一から作っていた。この辺りの話は別の機会に書くとして…。

どうも最近では、スタジオマンの訓練の仕方が変わってきているようだ。
スパルタ式教育が死語となったのだ。これには流石に私も驚いた。
私がスタジオマンをしていた頃は、以前に比べて足蹴りが無くなってきた頃で、それでもよく拳が飛んではいた。怒鳴られるのはしょっちゅうで、よく1ヶ月でやめるか続くか決まると言われたものだった。
そしていつも思っていたのはカメラマンやスタジオの先輩に対しての悔しさ一杯の感情だったのだが、モノを覚えるときには感情とセットでないとなかなか覚えないのである。
だからむやみやたらとスパルタがいけないと言う人は、そこの当たりをよく分かってらっしゃらない方が多い。
おかげで、私はしっかりと写真撮影のいろはを覚える事が出来た。考える前に体が反応するので、今でもスパルタ教育で覚えた事はとても役に立っている。

さて、そのカメラマン氏が言うには、最近はクライアントの目もあって、カメラマンがアシスタントやスタジオマンを怒鳴り散らす事が出来なくなったようで、以前は厳しかった撮影者が、今は優しく手取り足取り教えているそうだ。(笑)
その結果どうなったかと言うと…。

「仕事の飲み込みがとっても遅くて困る」だそうだ。


  0(ゼロ)からのフォトテクニックマニュアル  by  RAY paint SSS - 写真の空気感表現