06/09/30 加色法と減色法

題名のように書かれてもピンと来ない方が大半だろう。
写真用リバーサルフィルムと写真用プリント、または写真用デジタルカメラにおけるモニター表示時の画像データとプリンター出力されたデジタル写真プリントと置きかえれば話しは解り易くなると思う。

つまりパッと見の違いとも言える。
写真用リバーサルフィルムは後ろから光を透かして鑑賞するため、見え方はおおむね派手なものとなる。また、写真用リバーサルフィルムのコントラストが強いことからその効果は倍増される。
透過光を使用するこの場合の色調は加色法に分類される。

一方、写真用プリントは光を当てて鑑賞する。そのため写真用リバーサルフィルムに比べてパッと見は地味であり、コントラストの派手さよりは、豊かなトーンの再現性と、豊富な色彩の再現で見せていくのが主流だ。
反射光で照らし出すこのときの色調は減色法に分類される。

ここ最近の主流となった写真用デジタルカメラの場合は、画像確認の液晶や画像加工等のためのPCモニターはもちろん加色法に分類される。
ここで一つの落とし穴が発生する。
派手に見えると言うことは、多少のマイナスはカバーできるわけで、少しの構図の甘さや、その他のテクニックの甘さが露呈し難い。
そして、いざ展示するときに、写真用プリントにして行うとなれば、その甘さが目に付くことになる。なぜなら、モニターなどでイイと思ったカットが、突然くすみ出すからだ。

写真用デジタルカメラで撮影した写真画像データから作品をセレクトするときは、シビアな目で選ばないと、とんだ大恥を書くことになりかねないので御注意を…。


  0(ゼロ)からのフォトテクニックマニュアル  by  RAY paint SSS - 写真の空気感表現