06/03/21 スポット測光

いまではほとんどの写真用一眼レフカメラに搭載されているスポット測光だが、かつては高級機や一部の機種にしか搭載されていなかった。

さてこのスポット測光だが、基本的には反射光式であり、その特性を考えて使わないと、逆効果となるのだ。

まず基本の構造はスポットメーターと同じであり、露出を測りたい部分に向けて光を測るのであるが、測る部分の色や輝き具合、写真となるときの全体のトーンの再現を考慮に入れて使う必要がある。

例えば、白と黒の絶対値を写真撮影する画面の中で決めて、それをもとに撮影する写真全体の露出を決めるのであるが、白と黒の露出補正値を正しく認識していなければならなかったりする。
また、色によっても反射率は変わり、正しい露出が分からなくなったりする事もままあるのだ。

最悪の場合、基準となる露出を決めて、後は成行きという方法もある。
その場合、重要なのは、17%反射率のグレーをその写真を撮りたい範囲から見つけ出せるかにかかっている。

風景写真などでは、空があればその空を測る方法もある。これは緊急的な手段だが、ある程度は指標となるようだ。
また人物写真であれば、その肌を測って決めてしまうという少々乱暴ではあるが、使えない手ではない。ただし、日焼けで真っ黒だと何処まで当てになるんだろうか…。

いろいろと露出を測っていくうちにだんだんと解かってくる事だが、いちいち測っているぐらいなら、その撮りたい写真の写る範囲で、勘に頼って露出を決めてしまうのが実は一番速い。
その時ポイントとなるのは、色や白と黒の割合を感覚的に判断して、全体を混ぜた露出をその眼で読み取れるかにかかっている。

こうなると、それは人間露出計とも呼ぶべきものだろうか(笑)


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