06/03/28 一撮入魂

写真用デジタルカメラ万歳!!なご時世である。
それはひとえにコストの安さが最大の要素だろう。
それと引き換えに失うものが、実は結構あるのだが、売れないと困るのであまり声を大にして言う人はいない。
デジタルオンリーで写真をやってきている人にとっては比較のしようが無いので解らない。そして写真用銀塩フィルムカメラ時代からずっとやってきていても、厳密に写真プリントを自分で焼く人が少ないので、結局は写真用フィルムの良さがわからないままなのである。

あまりにも知られていない写真用デジタル一眼レフカメラの落とし穴は沢山あるのだが、それはおいおい書くとして、ここでは一番の問題を書いてみよう。

人間でも短所が環境や状況によって長所になることはよくある話しだし、いままで上手くやってきた人がある日突然歯車が逆回転するのも長所が状況によって短所になる一例である。
その事は写真用デジタルカメラにも言えることで、私は写真用フィルムカメラも写真用デジタルカメラも両刀で使っているのでよく感じることなのだが、写真を撮る瞬間のコンセントレーション(集中力)に違いが出るのである。
それは写真用デジタルカメラには付きモノの液晶モニターで「その場で確認」できることに尽きる。
これは今までの写真の概念で言えば大変に革新的なことである。特に仕事で写真を撮っている人間にとって見れば神の救いのごとくだ(笑)。
しかしその救いは今まで熟練したスキルを持っている人にはプラスとなっても、これからスキルを身につける方々には諸刃の剣となりかねない。
写真を撮るときに「一発勝負」と言う感覚が消えるのである。
それから「一撮入魂」これは真っ先に消える…。


  0(ゼロ)からのフォトテクニックマニュアル  by  RAY paint SSS - 写真の空気感表現