いまはフルオートの写真用カメラが全盛で、あまり自分で写真の露出を考える事はないかもしれない。しかし、特殊な光線状態ではどうしても自分の意図した通りの露出で写真を撮る事が出来なかったりする事もあるようだ。
適正露出と言う言葉がある。写真の感光材、つまり写真用フィルムやCCD等の受光素子にとって適正な露出と言うことだが、撮影者の意図する露出とは必ずしも合致しない事の方が多いようだ。
今だ問題になるのは、順光以外のシチュエーションでプログラムAEがどのくらい信用できるかである。
マルチパターン測光が開発されてから長い時が過ぎ、高度なデジタル化によってかなりの補正が効くようにはなっているが、やはり周りの光線状態によっては誤差は出てくる。
そして被写体の色によってもばらつきが出るのはまだ一部のカメラを除いて解決はされていないようだ。
もともと反射式露出計による露出測定には、どうしても誤差がつきモノだし、正確な適性露出を得るには限界がある。
写真を撮影するメディアによって露出の許容範囲も変わる。例えば、写真用カラーネガフィルムや写真用モノクロフィルムでは許容範囲は広いが、写真用リバーサルフィルムではその幅が狭くなり、一段ずれると致命的である。写真用デジタルカメラではさらに狭い。写真画像をレタッチをしない前提だと、1/2段ずれただけで厳しい状況になる。そしてその場の光線状態によっては、正しい露出で撮っても、ダイナミックレンジが追いつかず、オーバーやアンダーが発生する部分が写真用フィルムよりもはるかに多く出てくる。
さて、テーマの露出測定のコツだが、写真を撮るときの主題の露出を決定するのが近道のようだ。そこから背景などがどのくらいの露出差なのかを把握できれば、露出は決めやすくなる。
測定の際にはカメラ内蔵の反射式では、17%グレーに留意して、測定範囲の色や輝きを考慮に入れて測定する。何度かスポット測光で、測るものや場所での露出の差を導き出すとだんだんとコツが飲み込めてくると思う。
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