06/04/28 写真用フィルムの多重露光の限界

ずいぶんと昔の話になるが、写真用フィルムでの多重露光の限界をテストしたことがあった。目的は当時メインで撮り続けていたモノクロのスローシャッターによる都市光景写真で、その写真技法やスタイルは後になってみるとアッジェや、はたまたどこか TOKYO NO BODY チックでもあった…(もちろんパクった訳ではない)。

写真撮影テストの結果、あまりに厳しい現実に直面することに…。
目的の被写体に対して適正露出の半分が限界で、それよりも暗くするともう判別できないし、露出が多いと当然白く飛んでしまう…。

また別の方法でも実験を試みた。
ストックしてあった、当時真夜中の首都高を走り回って撮った光跡の写真をどのくらい多重露光できるか? 散々複写を繰り返した結果、当時の私は以下の結論を下して、10年以上封印する。

「お手軽にCGが出来ないとたぶん無理である。
パソコンの性能が今(当時)と比較にならないぐらい上がらないと、難しい。」

封印した当時と言うのは、PC9800シリーズがまだ大手を振っていた時代なのである。

ちなみにこのときの雪辱は後に革新的なPCの発達によって最近になってこのような写真作品となって晴らされた。


  0(ゼロ)からのフォトテクニックマニュアル  by  RAY paint SSS - 写真の空気感表現