写真でピントを手前から奥まで届かせるにはどうするだろうか?
ご存知の方も多いと思うが、絞りを絞っていけば、ピントは奥まで届く。
いわゆる、被写界深度と言うのがこれである。
それでは、実際にピントは合っているのか?
以外とそうではない。
題にある許容錯乱円、この範囲に留まっているのである。
そもそもこの許容錯乱円、何を表しているかというと、光の点が円形にぼやけてくる度合いとぼやける様に見え始める限界を表していて、ぼやけ具合が限界を越えると象がぼやけだす。
銀粒子の集合体やCMYK32ビット=4ドットの集合体で表現する写真の場合は、大きな写真プリントにすればするほど、許容度は低くなり、簡単にぼやけだす。
被写界深度でピントを得ると言う事は、絞りを絞る事によって、光の拡散を少なくし、その事によって許容錯乱円をぼやけ出す限界内に収める事で、撮影した写真でピントが広範囲に来ているかのように見せる事が出来る。ちなみに、写真のプリントサイズが大きくなればなるほど、先に言った理由でその効果は少なくなっていく(粒子がざらつく事、またはドット情報の希薄化との相乗効果でなおエッジは消える)。
実際に最終的な写真の仕上りを考えて撮影する場合、全紙以上での展示を考慮に入れて撮影するとなると、特に風景の場合、ピンホールカメラと通常レンズとの組み合わせでない限りは、35mm版ではピントが結構ヘロヘロだ。最低でも6×6以上のブローニー版、もしくは4×5でのピントボード調整でのアオリによるパンフォーカスでないとしっかりした写真作品は出来あがらないだろう…。
デジタル処理を行えばある程度はエッジを立てることは出来るのだが。
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