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湘南メモリーにはもともと60点前後で構成されたバージョンが存在する。そのフルカット仕様。 slide show Gallery - 5秒おきに画像が変わります。JavaScriptを有効にしてください。画像サイズは1024×768ピクセルです。 slide photo Gallery - 手動で画像を送っていきます。JavaScriptを有効にしてください。画像サイズは1024×768ピクセルです。 photo files - 表示される画像の一覧です。 RAY paint SSS Daylight RAY wind Gallery 湘南メモリー キャプション 小学校から高校まで、それなりに普通に育ってきたがどこか集団行動になじめないことがたまに顔を出すことがあった。それでも人並みに恋愛し、結婚できたが、何か落としてきたものがあるような気がする…。何かがずれ始めているのかもしれない。そしてこの頃何かわからないが生き辛くなって来た。何かとりとめも無い不安に怯える。 趣味で始めた写真に今は救いを求めるかのように熱中してみるが、基本が出来てるわけではないので所詮は下手の横好き。機材に詳しいだけのオタクに成り下がっている。下手をすると機材さえ高性能であれば、プロのように撮れると思っているふしもある。 そんな単なる下手なアマチュアカメラマンとして、日曜写真家の真似事などしている日々を過ごすある日の夜中に夢を見た。 鏡のようにそっくりなもう一人の自分がこう告げる。 「あらゆる不幸がこの1年間、連続して襲う。その結果、全てを失う。ありとあらゆる不幸によって、いまある幸せがすべて無くなる。命も落とすかもしれない…。」 「そんな馬鹿な! 何故そうなるんだ!」 声を荒げて答える。 「いままで何の問題も無く、人並みに過ごして来れたそのツケがこれから一気にやってくるからだ。」 「何故俺が…。じゃあどうすればいい?」 「俺にはどうにも出来ない。納得して人生を終わりたいなら、出来うることは、おまえの本当にやりたいことを手助けするだけだ。そして写真をやりたいのなら、ある撮り方の奥義を教えるだけだ。」 「おまえは一体…」 「違う世界のおまえ自身だ。」 「どう言うことだ!?」 「おまえが選ばなかったもう一つの人生、パラレルワールドのおまえ自身だ。」 「……」 「写真が本当にやりたいことなら、自分の過去へ遡ってみるといい。分かれ道を見つけ出し、その時代のモノを撮ってみれば今ある自分の運命を変えることがひょっとしたら出来るかもしれない。」 「そんな事をして何の意味がある。」 「選択をやり直すのだよ。もう一度その時を選びなおせ。」 「ただその時の写真を撮りなおすだけで何も変わらないだろうが!」 「だから特殊なある撮り方を教えると言っているんだ!」 目が覚めたとき、外はまだ真っ暗だった。あまりの早起きに二度寝をした後は、さっきの夢の内容をいくらか忘れていた…。 しかし特殊なある撮り方という言葉だけははっきり覚えていた…。 夢で言われたように、過去へ向かって記憶を手繰り、やがて定かでない幼少の頃の記憶も掘り返してみる。しかしその頃の思い出の場所や手かがりのあるモノを撮ってみても、なにも変わらないし、何も感じない。ただ今がそこに写っているだけだった。 うなだれていた私は、ふと特殊なある撮り方という言葉を思い出した。 しかしまたいつ夢を見るのか当てには出来ない。なんの手掛かりも無いまま手探りで撮るしかなかったが、所詮は下手な日曜写真家のことだから、何も分かる訳も無かった。 ある夜、ぼんやりと特殊なある撮り方の事を考え続けていたとき、 幼い頃、母に手を引かれて歩いた時の光景を思い出した。 そのとき、私が見た光景は、光に満ち溢れ、ふんわりとした世界だった。 目の前には青い空と海が広がり、蒼き光が満ち溢れて幼き私を包み込む。 そしていつしか夢の中にまどろんでいた…。 |
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