フランス文学−ぱらぶら屋書店目録
| ●Home | ●目録の見方 | ●購入方法 | ●Mail | ●当店案内 | ●店主日誌 |
| 程度A: | 若干のヨゴレやキズがあるがそんなに気にならない程度で、新品に近い本及びほとんど新品本 |
| 程度B: | ヤケ・シミ、ヨゴレ等が多少あるぐらいで、古本という感じを与える程度の本 |
| 程度C: | ヤケ・シミ、ヨゴレ等がそれなりにあり、古本らしい古本 |
注)一部抜粋。詳細は上記●目録の見方へ
・本の部位について
天:本の上部
地:本の下部
背:棚に置いた時に見える、タイトルが書いてある部分
小口:背の反対側のページ部分
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| F484 | F133 | F342 | F514 | F300 | F296 | F622 |
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| F243 | F399 | F439 | F437 | F186 | F533 | F556 |
| 番号 | 書名 | 著者・訳者・ |
出版社 | 発行版 | 売価 (税込) |
状態 | 定価 |
| F310 | セラフィタ | バルザック/蛯原徳夫訳 | 角川文庫リバイバルコレクション | 1990 2版 |
\500 | 程度A- | \440 |
| ●男女の性質が融合し、肉欲を離れた両性具有の裡に実現される。天使のような恋愛を描いた本書は、バルザックの「神曲」とも「ファウスト」ともいわれる「神秘の書」である。 | |||||||
| F164 | 純愛(ウジェニー・グランデ) | バルザック/竹村猛訳 | 角川文庫リバイバルコレクション | 1990 24版 |
\500 | 程度A-〜B+ | \510 |
| ●ウジェニーの純愛と父グランデの貪欲。さまざまな情熱のかたちを完璧な人物描写と風俗描写で描く詩情ただよう「人間喜劇」。バルザック四大傑作のひとつ。 | |||||||
| F461 | テレーズの告白 | マルキ・ダルジャン/三宅一郎訳 | 番町書房 | 1973 初版 |
\900 | 程度A-、函 | \800 |
| ●サドやドストエフスキーに影響を与えた18世紀のフランス小説。 | |||||||
| F528 | ジュスチーヌまたは美徳の不幸 | サド/植田祐次訳 | 岩波文庫 | 2001 初版 |
\600 | 程度A | \945 |
| ●孤児になり、修道院を追われたジュリエットとジュスチーヌのふたり。姉はその美貌を利用し、すすんで淫蕩に身を任せ、まんまと出世を果たすが、純真な妹ジュスチーヌは、美徳を堅く守り続けたために、繰り返し悪徳に迫害される。本書は革命期に刊行された思想小説でサドが初めて世に送った作品である。 | |||||||
| F629 | ソドム百二十日 | マルキ・ド・サド/渋澤龍彦訳 | 河出文庫 | 1999 13版 |
\400 | 程度A-〜B+ | \662 |
| ●ルイ14世治下の末期、殺人と汚職によって莫大な私財を築き上げたブランジ公爵と3人の仲間は、「黒い森」の人里離れた城館で、42人の男女とともに、120日間にお及ぶ大饗宴をもよおす。ここで物語れる奇怪な話、繰り広げられる乱行、虐待の数々を物語るサドの異色作「ソドム百二十日」はさながら性倒錯現象の百科ともいえる傑作。他に「悲惨物語」、「附録 ゾロエと二人の侍女」を収録。 | |||||||
| F631 | 悪徳の栄え(上) | マルキ・ド・サド/渋澤龍彦訳 | 河出文庫 | 1994 7版 |
\700 | 程度A- | \680 |
| 悪徳の栄え(下) | マルキ・ド・サド/渋澤龍彦訳 | 河出文庫 | 1994 5版 |
(2冊揃い) | 程度A- | \680 | |
| ●美徳を信じたがゆえに身を滅ぼす妹ジュスティーヌと対をなす姉ジュリエットの物語。悪徳を信じ、さまざま背徳の行為を実践する悪女の遍歴を通じて、悪の哲学を高らかに宣言するサドの長篇幻想奇譚。 | |||||||
| F166 | サランボオ(上) | フロベール/神部孝訳 | 角川文庫リバイバルコレクション | 1989 4版 |
\1,300 | 程度A、函付き | \816 |
| サランボオ(下) | フロベール/神部孝訳 | 角川文庫リバイバルコレクション | 1989 4版 |
(2冊揃い) | 程度A | \0 | |
| ●今は跡かたもなく消え去った紀元前3世紀のカルタゴを舞台に、ヌーヴォー・ロマンの源流に位置するフローベルが描く女神官「サランボオ」の至純の恋。<小説の世紀>を代表する傑作。 | |||||||
| F450 | 獣人(上) | エミール・ゾラ/川口篤訳 | 岩波文庫 | 1991 5版 |
\1,000 | 程度A- | \520 |
| 獣人(下) | エミール・ゾラ/川口篤訳 | 岩波文庫 | 1991 3版 |
(2冊揃い) | 程度A- | \520 | |
| ●19世紀末に著しく発展した鉄道を舞台に、機械文明の先端と人間の獣性がエネルギッシュに描かれる、自然主義の巨匠ゾラの犯罪小説。 | |||||||
| F301 | 人工楽園 | シャルル・ボードレール/渡辺一夫訳 | 角川文庫 | 1992 3版 |
\500 | 程度A | \440 |
| ●酒、ハッシシ、阿片。現実から遠ざかる手段として、これらの刺激剤は19世紀の文人たちを大いに魅了した。象徴派の巨人ボードレールが神をも恐れぬ陶酔と覚醒のなかで、その効果と苦毒を冷徹に見つめる。禁断の麻薬白書。 | |||||||
| F370 | 悪の華 | ボードレール/安藤元雄訳 | 集英社文庫 | 1991 2版 |
\500 | 程度A- | \480 |
| ●1857年6月、発売と同時に検閲にあい、風俗壊乱の罪に問われた「悪の華」は、「きみは新しい戦慄を創造した」とのユゴーの絶賛をはじめ、フローベールなどの多くの知友から賞賛された。彼の投じた「近代詩」の波紋は、ヴェルレーヌ、マラルメ、ランボーに、そしてローレアモンへと拡がり、その後の世界の詩の流れを決定した。 | |||||||
| F484 画像 |
ボードレール | クレマン・ボルカル/窪田般彌訳 | 青土社 | 1973 初版 |
\1,400 | 程度A-〜B+(天地・小口に少シミ痕)、ビニールカバー | \900 |
| ●ロマン派の夕暮れ、高踏派の頂点と仰がれ、象徴派への道を拓き、シュルレアリスムの先駆けとなったフランス最大の詩人ボードレールの精神遍歴を、未刊の資料を駆使し、伝記的事実の光をあてて明るみに浮き上らせる最も刻明な評伝。 | |||||||
| F108 | ダンディ(ある男たちの美学) | ロジェ・ケンプ/桜井哲夫訳 | 講談社現代新書 | 1989 初版 |
\600 | 程度A- | \550 |
| ●ダンディとは、画一と平均に反抗し、徹底して差異にこだわる存在。ファッションや作法の教則本を嫌い、商業主義に背を向ける。ものに動ぜず、品位を重んじ、何よりも単純さと無意味さを好む。「近代」という化物を批判し、からかい尽くす、ボードレールとその仲間たちの、痛快な生き様の美学。 | |||||||
| F135 | ランボオの手紙 | アルチュール・ランボー/租川孝訳 | 角川文庫クラッシクス | 1998 22版 |
\350 | 程度A | \420 |
| ●20歳までに詩才の全てを燃焼させ彗星のように世を去った天才詩人の書簡集。学生時代の野望、愛人ヴェルレーヌとの関係、「地獄の季節」破棄説の真相、アラビアへの逃亡…天才の生活を生々しく甦らせる貴重な一冊。 | |||||||
| F448 | 三人のランボー | ドミニク・ノゲーズ/鈴木和成訳 | ダゲレオ出版 | 1992 初版 |
\1,000 | 程度A-、帯 | \1,300 |
| ●A・ランボーは3人いた。「地獄の季節」「イリュミナシオン」の天才詩人の可能性の中心に<複数>のランボーを夢見るクリティーク・フィクション。 | |||||||
| F133 画像 |
ランボーのスティーマー・ポイント | 鈴木和成 | 集英社 | 1992 初版 |
\900 | 程度A、帯 | \1,600 |
| ●「ランボーが詩に書いた光景がここにある。詩に書かれた石と海と風と静寂。ランボーの沈黙」(本書より)―著者はランボーの足跡を訪ねて、パリ、ブリュッセル、キプロス、アデンと、ランボーの歩いた通りに歩き、ランボーの立ち止まった通りに立ち止まる。本書はランボーに憑かれた男による、ランボーという事件の現場検証の書であり、その真実に迫るヴィヴィッドな実況報告書である。(奥本大三郎)。 | |||||||
| F342 画像 |
ロートレアモン全集[全一冊] | イジドール・デュカス/石井洋二郎訳 | 筑摩書房 | 2001 初版 |
\7,000 | 程度A、函、帯 | \9,975 |
| ●高度に凝縮された反逆と呪詛の叫びを残して24歳で夭折した詩人の極限に紡がれたテクストを、明確な新訳に実証的伝記研究を踏まえた註解を付しておくる決定版。 | |||||||
| F302 | マルドロールの歌 | ロートレアモン伯爵/前田嘉男訳 | 集英社文庫 | 1991 初版 |
\600 | 程度A- | \480 |
| ●神への反逆、そして人間への愛とそれゆえの憎悪…。1860年代に書かれ、その驚嘆すべき美の比喩と反文学的な言葉の羅列で大反響を呼んだ若き詩人の散文詩。 | |||||||
| F143 | 「カイエ」(特集ーロートレアモン)1979年6月号 | 冬樹社 | 1979 初版 |
\600 | 程度C+ | \760 | |
| ●討議―渋沢孝輔/阿部良雄/豊崎光一、翻訳―アラゴン/プレネ/ソレルス、評論―阿部良雄/渡辺広士、エッセイ―出口裕弘/豊崎光一/小中陽太郎、他 | |||||||
| F144 | 暁の女王と精霊の王の物語 | ネルヴァル/中村眞一郎訳 | 角川文庫リバイバルコレクション | 1989 4版 |
\600 | 程度A- | \360 |
| ●夢の中の感情を描く、「狂気の浪漫主義詩人」ネルヴァルが、東方旅行の途上、コンスタンチノープルで耳にしたシバの女王バルキスと伝道者ソロモンの幻想的な恋物語。 | |||||||
| F514 画像 |
オーレリア | ジェラール・ド・ネルヴァル/篠田知和基訳 | 思潮社 | 1991 新装 初版 |
\1,500 | 程度A- | \1,800 |
| ●最愛の女性オーレリアを失った痛手、運命の打撃、狂気と放浪にさまよう病める魂、人生の極限状況を詩的に探求した幻の遺作の完訳。 | |||||||
| F645 | 未来のイブ | ヴィリエ・ド・リラダン/齋藤磯雄訳 | 創元ライブラリ | 2007 9版 |
\750 | 程度A | \1,575 |
| ●輝くばかりに美しく、ヴィナスのような肉体をもつ美貌のアリシヤ。しかし彼女の魂はあまりに卑俗で、恋人である青年貴族エワルドは苦悩し、絶望していた。自殺まで考える彼のために、科学者エディソンは人造人間ハダリーを創造したが……ヴィリエ・ド・リラダンの文学世界を鏤骨の名訳で贈る。正漢字・歴史的仮名遣い。解説=窪田般彌 | |||||||
| F590 | ヴァレリー文学論 | ヴァレリー/堀口大學訳 | 角川文庫リバイバルコレクション | 1989 改版 8版 |
\500 | 程度A-〜B+ | \360 |
| ●マラルメに私淑したヴァレリーは1898年以来20年間、文学上の方法を探究すると称して文学と完全に絶縁状態を続けた。本書は文学的沈黙を守ったその思索の頂点であり、文学上の重要な根本意義を解き明かした。 | |||||||
| F376 | テスト氏 | ヴァレリー/粟津則雄訳 | 福武文庫 | 1990 初版 |
\450 | 程度A- | \380 |
| ●明晰さを至上の価値と定めた著者が、思考の極限ともいうべき文学的営為の中で創造した一人の人物をめぐる物語。 | |||||||
| F402 | 生きている過去 | レニエ/窪田般彌訳 | 岩波文庫 | 1989 初版 |
\500 | 程度B+ | \620 |
| ●零落した貴族の館にあってひたすら孤独と無為の日々をおくる青年ジャン。過去の世界を夢見て生き続けようとする彼は、やがて深い血のつながりと宿命に突き動かされ、自分と同名の先祖が150年前に果たせなかった恋を受け継ごうとする…荷風が心酔した詩人レニエの傑作小説。 | |||||||
| F585 | 黒ミサ異聞 | ユイスマンス/松戸淳訳 | 北宋社 | 2001 初版 |
\900 | 程度A- | \1,890 |
| ●19世紀末、自然主義小説から出発したユイスマンスは、デカダンスの極地「さかしま」を経て、悪魔主義の森へと彷徨する。本書は大作「彼方」から、ジル・ド・レエ譚とともに黒ミサの夫人と主人公との奇妙な逢瀬に焦点を当てた、もうひとつの「彼方」である。 | |||||||
| F300 画像 |
ラジオ・ロマン 失われた時を求めて | 中村真一郎 | 筑摩書房 | 1985 初版 |
\800 | 程度A-〜B+ | \1,200 |
| ●プルスート「失われた時を求めて」をラジオ・ドラマ化(1953年、大阪のNJB局から連続放送)した台本と当時演出を担当した原弘男の演出覚書も収録。 | |||||||
| F641 | アミナダブ/シルトの岸辺(集英社版世界の文学12) | ブランショ、グラック/清水徹、安藤元雄訳 | 集英社 | 1978 初版 |
\1,400 | 本体程度A-(裏表紙見返し微値札剥がし痕)、函程度A-〜B+(ビニールカバー)、帯、月報付 | \1,300 |
| ●ブランショ「アミナダブ(清水徹訳)」、グラック「シルトの岸辺(安藤元雄訳)」の2作品所収。 | |||||||
| F422 | <セリ・ポエティック>ピエール・ルヴェルディ | マノル・ルスロ/高橋彦明訳 | 思潮社 | 1969 初版 |
\1,200 | 程度A-、ビニールカバー | \600 |
| ●20世紀初頭貧困のさ中に書きつがれた彼のキュビスムの詩は、決定的な現代詩の先駆として蘇生したのは、少し後、シュルレアリスム時代である。だが、彼の夢想や奇異性へ傾斜した小宇宙は、ブルトンの時代以上に今日が必要とするアポカリプスかも知れない。 | |||||||
| F436 | 夜の果ての旅(上) | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/生田耕作訳 | 中公文庫 | 1995 9版 |
\1,000 | 程度A | \640 |
| 夜の果ての旅(下) | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/生田耕作訳 | 中公文庫 | 1995 7版 |
(2冊揃い) | 程度A | \720 | |
| ●戦争、精神病院、植民地アフリカ、頽廃せる母国フランス―ピカレスク・ロマン風の筋立ての中、主人公バルダミュが世界に投げかける、絶えることない“否(ノン)”の呪文。世界を震撼させたセリーヌの衝撃のデビュー作。 | |||||||
| F105 | セリーヌ作品第1巻「夜の果ての旅」 | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/高坂和彦訳 | 国書刊行会 | 1985 初版 |
\3,000 | 本体程度A、函(程度A-) | \4,200 |
| ●戦争、精神病院、植民地アフリカ、頽廃せる母国フランス―ピカレスク・ロマン風の筋立ての中、主人公バルダミュが世界に投げかける、絶えることない“否(ノン)”の呪文。世界を震撼させたセリーヌの衝撃のデビュー作。 | |||||||
| F106 | なしくずしの死(上)[セリーヌの作品第2巻] | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/高坂和彦訳 | 国書刊行会 | 1978 初版 |
\4,000 | 程度A-、函 | \3,000 |
| なしくずしの死(下)[セリーヌの作品第3巻] | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/高坂和彦訳 | 国書刊行会 | 1978 初版 |
(2冊揃い) | 程度A-(マイナス)、函(函カバー微ヤブレ・修復済) | \3,000 | |
| ●「夜の果てへの旅」の爆発的な成功で一躍有名になった著者が4年後の1936年に発表した本書は、その斬新さのあまり非難と攻撃によって迎えられた。今日では20世紀の最も重要な作家のひとりとして評価されるセリーヌは、自伝的な少年時代を描いた本書で、さらなる文体破壊を極め良俗を侵犯しつつ、弱者を蹂躙する世界の悪に満ちた意志を糾弾する。 | |||||||
| F567 | セリーヌの作品第5巻「またの日の夢物語」 | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/高坂和彦訳 | 国書刊行会 | 1991 初版 |
\3,200 | 程度A、函・カバー | \3,204 |
| ●パリ解放前夜から亡命地デンマークでの逮捕。モンマルトルの屋根裏から獄舎へと、時間空間筋立てすべてを夢物語さながら錯綜になげこみ、徹底した饒舌体のうちに綴られる特異な年代記。 | |||||||
| F399 画像 |
城から城[セリーヌの作品第7巻] | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/高坂和彦訳 | 国書刊行会 | 1979 初版 |
\2,600 | 程度A-、函(函カバー微ヤブレ・修復済) | \3,400 |
| ●罵詈雑言によって描き出されたヴィシーの末路とジークマリンゲンでの屈辱的亡命生活の地獄のメタファー。 | |||||||
| F568 | セリーヌの作品第8巻「北」」(上) | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/高坂和彦訳 | 国書刊行会 | 1981 初版 |
\6,400 | 本体程度A、函・カバー程度A-(天地スレ) | \3,000 |
| セリーヌの作品第9巻「北」」(下) | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/高坂和彦訳 | 国書刊行会 | 1981 初版 |
(2冊揃い) | 本体程度A、函・カバー程度A-(天地スレ) | \3,000 | |
| ●バーデン・バーデンからクレンツリンヘ、戦禍のドイルを縦断する悲惨な亡命生活。<第三帝国>最後の日々のドイツ年代記ともいいうべき本作は、セリーヌ的視点・文体の究極を示す3部作中の最高傑作。 | |||||||
| F569 | セリーヌの作品第11巻「死体派」 | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/長田俊雄訳 | 国書刊行会 | 1980 初版 |
\3,000 | 本体程度A(裏表紙見返し値札剥がし痕少)、函・カバー程度A-(地少スレ) | \4,200 |
| ●《反ユダヤ》《反資本》《反共》《反戦》のイデオロギーをこれ以上考えられないほどの戦慄的な罵詈で綴った第2パンフレット。果てしもなく昂まりゆく呪詛、狂気へさえ至る預言…激越このうえなき黙示録。 | |||||||
| F570 | セリーヌの作品第12巻「苦境他」 | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/池部雅英他訳 | 国書刊行会 | 1982 初版 |
\3,000 | 本体程度A(裏表紙見返し値札剥がし痕)、函・カバー程度A-(地少スレ・少イタミ) | \3,400 |
| ●フランス敗戦直後に執筆された第3パンフレット。激烈な筆致はもはや影をひそめ、諦念と侮蔑が彩りを強める他に「センメルヴァイスの生涯と業績」「ゾラに捧ぐ」「メア・クルパ」「Y教授との対話」等。 | |||||||
| F571 | セリーヌの作品第13巻「リゴドン」 | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/高坂和彦訳 | 国書刊行会 | 1983 初版 |
\3,200 | 本体程度A、函・カバー程度A-(地少スレ) | \3,000 |
| ●ツォルンホフからデンマーク行きのチャンスを求めてロストックへ、1歩行っては2歩退り、リゴドン踊りさながらに、息つく暇もない逃避行は続く…亡命3部作の最後を飾るユーモアと人間愛に包まれた遺作。 | |||||||
| F572 | セリーヌの作品第14巻「戦争・教会他」 | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/石崎晴己訳 | 国書刊行会 | 1984 初版 |
\3,000 | 程度A、函・カバー | \3,400 |
| ●「夜の果てのへの旅」の原型として、またサルトル「嘔吐」での引用で有名な戯曲「教会」、フェリディナンの入営を描く「戦争」、および、「胸甲騎兵デトゥーシェの手記」、レーゼ・シナリオ「島の秘密」他。 | |||||||
| F573 | セリーヌの作品第15巻「ギニョルズ・バンドU」 | ルイ・フェルディナン・セリーヌ/高坂和彦訳 | 国書刊行会 | 1996 初版 |
\5,200 | 程度A、函・カバー | \6,000 |
| ●老奇人ソステーヌと防毒マスクの開発に携わり、美少女ヴィルジニーとの恋におちるフェルディナン。スパイの嫌疑をかけられ、船で脱出を企てるが…。戦争熱に浮かれされたロンドン裏街の猥雑な写し絵。 | |||||||
| F437 画像 |
セリーヌ伝 | フレデリック・ヴィットゥー/権寧訳 | 水声社 | 1997 初版 |
\6,400 | 程度A、帯 | \8,000 |
| ●「夜の果ての旅」「なしくずしの死」「北」などの衝撃的な作品によって高い評価を受けるとともに、「反ユダヤ主義」的言動でも知られる作家、ルイ・フェルディナン・セリーヌの全貌。「自伝的」著作や多くの書簡・証言等をもとにこれまでの定説・伝説をくつがえす画期的大著。 | |||||||
| F438 | セリーヌ(猫のベベールとの旅) | フレデリック・ヴィットゥー/村上香住子訳 | 創林社 | 1983 初版 |
\1,200 | 程度A-〜B+ | \1,400 |
| ●セリーヌの愛猫「ベベール」の生涯を通してセリーヌの軌跡を描く。 | |||||||
| F439 画像 |
セリーヌを読む | 有田英也/富山太佳夫編 | 国書刊行会 | 1998 初版 |
\2,500 | 程度A、帯 | \3,200 |
| ●「呪われた作家」「敗残の巨人」「大いなる否」「必敗の文学」としてのみ語り続けられてきたセリーヌ像。セリーヌ作品に秘められた未知の扉が、「ジャズ」「アフリカ」「博覧会」「ロマン・ノワール」「大江健三郎」「イスラエル」などという新しい鍵によって、今、開かれる。 | |||||||
| F023 | エッフェル塔の潜水夫 | カミ/吉村正一訳 | 筑摩書房 | 1969 初版 |
\1,200 | 程度C | \550 |
| ●1921年チャップリンが欧州旅行に旅たった。そのなかでのフランス訪問はカミに逢う目的だった?!。奇才溢れる既知縦横のユーモア作家の代表的傑作長編小説。 | |||||||
| F622 画像 |
改訳決定版 マダム・エドワルダ | ジョルジュ・バタイユ/生田耕作(翻訳)、金子國義(挿絵) | 奢霸都館 | 1998 初版 |
\4,000 | 程度A、函、付録別紙付き | \5,150 |
| ●奢霸都館発行の生田耕作訳、バタイユ著「マダム・エドワルダ」。 | |||||||
| F176 | マダム・エドワルダ | ジョルジュ・バタイユ/生田耕作訳 | 角川文庫 | 1994 12版 |
\450 | 程度A | \500 |
| ●墓場のように寂れ、氷のように凍てついた夜の街で、<俺>はマダム・エドワルダを見つけた。これまで出逢ったどんな娼婦とも違う。彼女に導かれ、陶酔と死とが絡み合った美の瞬間が繰り広げられる…。エロティシズムの極限を描く啓示的な一夜の物語。表題作のほか「眼球譚」、「死者」を収録。 | |||||||
| F412 | 文学と悪 | ジョルジュ・バタイユ/山本功訳 | ちくま学芸文庫 | 1998 初版 |
\600 | 程度A-〜B+ | \1,260 |
| ●文学にとって至高のものとは、悪の極限を掘りあてようとすることではないか…。エミり・ブロンテ、ボードレール、ミショレ、ウィリアム・ブレイク、サド、プルースト、カフカ、ジュネという8人の作家を論じる。 | |||||||
| F595 | 眼球譚/マダム・エドワルダ(ハンス・ベルメール画)(生田耕作コレクション1) | ジョルジュ・バタイユ/生田耕作訳 | 白水社 | 1990 3版 |
\1,200 | 本体程度A-、函程度A-〜B+(背少ヤケ) | \2,500 |
| ●「眼球譚」、「マダム・エドワルダ」を収録。 | |||||||
| F296 画像 |
G・バタイユ伝(上)1897〜1936 | ミシェル・シュリヤ/西谷修・中沢信一・川竹英克訳 | 河出書房新社 | 1991 初版 |
\6,000 | 程度A、帯 | \4,900 |
| G・バタイユ伝(上)1936〜1962 | ミシェル・シュリヤ/西谷修・中沢信一・川竹英克訳 | 河出書房新社 | 1991 初版 |
(2冊揃い) | 程度A、帯 | \4,900 | |
| ●汚辱の病に冒された父、そして父を戦火の町に遺棄した息子バタイユ―敬虔な神学生から突如、死という汚穢のエロティシズムに身を委ねたその生涯の謎とは?バタイユ思想の誕生からシュルレアリスムとの確執まで、レリス、マソンらの貴重な証言を交え、若きバタイユ像に迫る。コントル=アタックからアセファル、そして社会学研究会へ―。カイヨウ、クロソウシキー、ラカンらを巻き込んだ知られざる秘密結社の実体とは?ファシズム、アウシュヴィッツ、ヒロシマ、実存主義を射程とした主要思想を中心に、死に至るまで遂行された、バタイユの<思考>の反逆を鮮烈に描く。ゴンクール伝記部門賞受賞。 | |||||||
| F243 画像 |
バタイユ そのパトスとタナトス | 酒井健 | 現代思潮社 | 1996 初版 |
\1,400 | 程度A、帯 | \2,800 |
| ●目次より、T.「巡礼地への旅(ヴェズレーへ、バタイユを求めて)」「情念と理性の葛藤」「バタイユとニーチェ」「<驚異のもの>への対応(マンディアルグ、ブルトン、バタイユの場合)」「自然の体験と近代性への批判」「闇の中の抒情(ラスコーの洞窟を訪れて)」「ラスコーの壁画をめぐって(バタイユとアンドレ・ルロウ=グラーン)」、U.「スイスの自然と神の死」。 | |||||||
| F295 | 成熟の年齢 | ミッシェル・レリス/松崎芳隆訳 | 現代思潮社 | 1990 4版 |
\1,300 | 程度A-(※注:下記参照) | \2,600 |
| ●告白の魔、夢のモノマニア、言語の実験者。詩と散文の方法を結合した告白録。(※カバーにビニールコーティングされています。但し、とてもきれいにされていますので気になるものでありませんが) | |||||||
| F421 | ぼくの肉体とぼく | ルネ・クレヴェル/三好郁朗訳 | 雪華社 | 1985 初版 |
\900 | 程度C | \1,800 |
| ●ルネ・クレヴェルが自ら「内面のパノラマ」と呼んだ作品で、「迂回」に続く小説第2作となった作品。 | |||||||
| F420 | ボマルツォの怪物 | アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ/澁澤龍彦訳 | 河出文庫 | 1999 初版 |
\900 | 程度A- | \609 |
| ●ローマの北方に密かに佇む16世紀の遺物「謎の怪物庭園」をめぐって、聖なる人口廃墟の芸術性を浮き彫りする表題作の他、「黒いエロス」「ジュリエット」「イギリス人」など、眩惑と官能と怪奇が交錯する独自の世界を展開される。 | |||||||
| F418 | オートバイ | ピエール・マルディアルグ/生田耕作訳 | 白水Uブックス(新書) | 1990 8版 |
\400 | 程度A- | \786 |
| ●早朝の大気を切り裂いて、若い女の乗ったオートバイが疾走する。夫を棄てて愛人の許へ愛車を駆り立てて行くレベッカ。愛の幻想に錯乱しながら、彼女は破滅に向かって邁進する。現代人の日常の奥に潜む狂気のエネルギーを詩的幻想に包んで作品化したマルディアルグの大衆小説第1作。 | |||||||
| F574 | 薔薇の葬儀 | アンドレ・ピエール・ド・マルディアルグ/田中義廣訳 | 白水社 | 1994 初版 |
\1,200 | 程度A- | \2,200 |
| ●エロスと死、残酷と幻想、悪魔と愛―三島や谷崎への接近はマルディアルグの世界にさらに豊穣な実りをもたらした。神秘的な女主人の死の儀式を執り行う4人の日本人女性に捕らえられた男の体験を描く表題作他、晩年の傑作7篇を収めた最後の短篇集。 | |||||||
| F491 | ブレストの乱暴者 | ジャン・ジュネ/澁澤龍彦訳 | 河出文庫 | 2002 初版 |
\700 | 程度A-〜B+ | \1,200 |
| ●霧のたちこめる港町ブレストで非情な殺人を犯す水夫クレル。その瓜二つの弟ロベールと、彼ら二人を愛する淫売婦のおかみリジアーヌを巻き込み、展開されてゆく「分身」たちの輪舞。そこでは愛と裏切りが奇蹟的な融合を遂げる。魔術的とも評される言葉の圧倒的な力で、サルトルやデリダを驚愕させたジュネの代表作。 | |||||||
| F126 | 泥棒日記 | ジャン・ジュネ/朝吹三吉訳 | 新潮文庫 | 1988 27版 |
\500 | 程度A- | \520 |
| ●言語の力によって現実世界の価値をことごとく転倒させ、幻想と夢魔のイメージで描き出される壮麗な倒錯の世界―裏切り、盗み、乞食、男色。父なし子として生れ、母にも捨てられ、泥棒をしながらヨーロッパ各地を放浪し、全半生のほとんどを牢獄でおくったジュネ。終身禁固となるところをサルトルらの運動によって特赦を受けた怪物作家のもっとも自伝的色彩の濃い代表作。 | |||||||
| F245 | 葬儀 | ジャン・ジュネ/生田耕作訳 | 河出文庫 | 2003 初版 |
\500 | 程度A-(あとがき3頁分頁隅三角に折れ曲がった痕) | \1,155 |
| ●倒錯の性に妖しく彩られた目くるめく世界。オナニスト的夢想家ジュネが緊張感溢れる壮麗な言語を駆使した暗黒文学の極北。今また甦るジュネの代表作。オリジナル私家版からの完訳。 | |||||||
| F482 | 夜の体験 | マルセル・ベアリュ/高野優訳 | バロル舎 | 1998 初版 |
\900 | 程度A-〜B+、帯 | \1,995 |
| ●必ずどこかに存在するはずだと、固く信じている<不滅の世界>を見たいと念願する主人公マルセル・アドリアン。自分の視覚に疑問を抱き、フォア博士という不思議な眼科医を訪ね、博士の指示のもと、まずは禁欲的な生活を始める。そこには様々な誘惑が立ちはだかる。時には流され、時には克服し、<真実の世界>を掴むというその目的を実践する旅に出発する…。 | |||||||
| F532 画像 |
サン=ジェルマン=デ=プレ入門 | ボリス・ヴィアン/浜本正文訳 | リブロポート | 1995 初版 |
\2,400 | 程度A | \3,296 |
| ●サン=ジェルマン=デ=プレ。それはかつて、実存主義芸術運動の中心地として、厖大なエネルギーを発散していた街である。サン=ジュルマンの裏も表を知悉した奇才・ヴィアンが、この街を案内する。 | |||||||
| F584 | ランボーからサルトルへ | 平井啓之 | 講談社学術文庫 | 1994 5版 |
\500 | 程度A- | \1,000 |
| ●ランボオ、ヴァレリー、ベルグソン、プルースト、サルトル。著者の炯眼は夙く、孤高に屹立するこれら偉大な単独者たちの言説をつらぬく一筋の潜流に着目し、その系譜を買い上げた―本書である。初め著者だけの孤独な確信に止まっていた潜流は、やがて、現代思想の最も豊な源泉として地表に湧き出た。著者の類稀な先見と創見は、こうして、最先端の諸問題とリアルタイムの直結を果たしたのである。 | |||||||
| F602 | 迷路のなかで | アラン・ロブグリエ/平岡篤頼訳 | 講談社文芸文庫 | 1998 初版 |
\500 | 程度A-〜程度B+ | ¥987 |
| ●おなじ外観の家が続く雪に塗りこめられた街の迷路をさまよう敗残兵の姿と、「ライフェンヘルスの敗戦」と題された絵の場面とが交錯し、物語は複雑な軌跡を描きながら展開回帰をくり返す。兵士は銃撃をうけ、居合わせた医者に介抱されながら死ぬが、意表をつく結末が控えている。執拗なまでに幾何学的な描写によって独特の世界を構築し、ヌーボー・ロマンの旗手となったロブ=グリエの代表作。 | |||||||
| F103 | 時間割 | ビュトール/清水徹訳 | 中公文庫 | 1993 再版 |
\600 | 程度B | \780 |
| ●現代を象徴する濃霧と煤煙に包まれた都市ブレストン。その底知れぬ暗鬱の中で暮らした主人公ルヴェルの1年間の時間割を、その記憶と回想を巨大な輪唱の響きのうちに再構成、現代文学の古典としての地位を確立させた名作。 | |||||||
| F637 | 時間割 | ビュトール/清水徹訳 | 河出文庫 | 2006 初版 |
\800 | 程度A- | \1,260 |
| ●主人公のジャック・ルヴェルは、濃霧と煤煙につつまれた都市ブレストンを訪れる。現代の象徴ともいえるその底知れぬ暗鬱のなかに暮らした主人公の一年間の時間割を、記憶と回想の巨大なカノンに響かせて再構成する。神話の枠組、土地の持つ魔力、時間の迷宮…鬼才ビュトールが、二重の殺人事件=推理小説のプロットを使い、人間の根源にひそむ暗黒を描いた現代文学の記念碑的傑作。 | |||||||
| F515 | 心変わり | ミッシェル・ビュトール/清水徹訳 | 岩波文庫 | 2005 初版 |
\600 | 程度A | \945 |
| ●早朝、汽車に乗り込んだ「きみ」はローマに住む愛人とパリで同棲する決意をしていた。「きみ」の内面はローマを背景とした愛の歓びに彩られていたが、旅の疲労とともに…。1950年代の文壇に二人称の語りで颯爽と登場したフランス小説。ルノードー賞受賞作。 | |||||||
| F480 | 文学の可能性(文学、耳と眼) | ビュトール/清水徹他訳 | 中央公論社 | 1968 3版 |
\1,000 | 程度B+、ビニールカバー | \490 |
| ●目次より、「批評と創造」「戦後のフランス小説」「アポリネールと現代詩におけるその役割」「西欧絵画のなかの言葉」「新しきファウストの生誕」「文学、耳と眼」「ミシェル・ビュートルに寄せて」「《開かれた書物》をめざして」。 | |||||||
| F523 | 猫が耳のうしろをなでるとき | マルセル・エーメ/岸田今日子・浅輪和子訳 | ちくま文庫 | 1996 初版 |
\400 | 程度A-、(カバー背微色落ち) | \460 |
| ●金髪の可愛いデルフィーヌとマリオネット、ちょっと意地悪な両親、それから素晴らしい仲間の農場の動物たちが、生き生きとした個性を発揮し、愉快な会話を繰り広げる。フランス児童文学の傑作。短篇5作収録。 | |||||||
| F638 | 第二の顔 | マルセル・エイメ/生田耕作訳 | 創元推理文庫 | 1972 初版 |
\500 | 程度A-〜B+ | \180 |
| ●フランスの平凡な中年実業家が、ある日忽然として顔が変わり、映画の二枚目張りの美青年に変貌してしまった。妻も子も親友も誰もが本人であることを認めてくれない深刻な悲喜劇。豊かな幻想と諷刺をもって鳴るマルセル・エイメが変身願望と人間の<顔>の持つ意味にメスを入れた問題の名作。 | |||||||
| F648 | 悪戯の愉しみ | アレー/山田稔訳 | 福武文庫 | 1987 初版 |
\400 | 程度A-〜B+(本文経年ヤケ少) | \480 |
| ●「マジメ精神の充満した社会の、油のききすぎた歯車のなかに砂利を投げこむこと」を無上の喜びとしたアレーの傑作短篇集。ブラック・ユーモアよりさらに過激なその笑いは、ブルトンをして「エスプリのテロリスム」と呼ばしめた。 | |||||||
| F533 画像 |
例外の理論 | フィリップ・ソレルス/宮林寛訳 | せりか書房 | 1991 初版 |
\2,300 | 程度A、帯 | \3,914 |
| ●ソレルスによってフランス語の散文は再び伝統の魔力を回復した。「ぼくは言葉だったら何でもできる」。天使の純粋と悪魔の巧知の見事な結合からなる彼の言葉は地獄の底から天国の頂きに至るまで意識のすべての領域を踏破してみせる(中沢新一)。 | |||||||
| F368 | 秘密 | フィリップ・ソレルス/野崎歓訳 | 集英社 | 1994 初版 |
\1,000 | 程度A | \2,200 |
| ●息子よ、僕はきみに教えよう。ヴァチカンの秘密を、「世界」の攻略法を。ローマ法王庁秘密諜報員の報告書が「現代史」の暗部に踏み込む。ヨーロッパ読書界で大反響。 | |||||||
| F332 | ゲンスブール、かく語りき | セルジュ・ゲンスブール/永瀧達治訳 | 愛育社 | 1998 初版 |
\900 | 程度A-、帯(少イタミ) | \1,890 |
| ●何故、ゲンスブールなのか?その秘密を解き明かしす彼の先駆的な予言語録のかずかず。背中のアヴァンギャルド、宙吊りのブラックユーモア…。こうして彼はすべてに成功し、人生に失敗した…。 | |||||||
| F460 | 廊下で座っているおとこ | マルグリット・デュラス/小沼純一訳 | 書肆山田 | 1994 初版 |
\1,200 | 程度A- | \2,000 |
| ●「廊下で座っているおとこ」、「大西洋のおとこ」、「不可能のテキスト(あとがきにかえて)」を収録。 | |||||||
| F527 | 東方綺譚 | マルグリット・ユルスナール/多田智満子訳 | 白水Uブックス(新書扱) | 1993 6版 |
\500 | 程度A | \710 |
| ●古典的な雅致ある文体で知られるユルスナールの一風変わったオリエント素材の短篇集。古代中国の或る道教の寓話、中世バルカン半島のバラード、ヒンドゥ教の神話、かつてギリシアの迷信・風俗・事件、さては源氏物語など、「東方」の物語を素材として、自由自在に、想像力を駆使した珠玉の9篇。 | |||||||
| F268 | ぼくの伯父さんの休暇 | ジャック・タチ(原案)、ジャン=クロード・カリエール(作)、ピエール・エテックス(絵)/小柳帝訳 | リブロポート | 1995 初版 |
\800 | 程度A、函(函値札剥がし跡) | \1,236 |
| ●1952年に公開されて以来、いまだ愛され続ける映画「ぼくの伯父さんの休暇」。静かな避暑地「海岸ホテル」にあらわれたユロ氏。はた迷惑なユロ氏の行動に巻き込まれる海辺の日々は避暑客の忘れられない思い出になっていきます。そこへ、愛すべき「ぼくの伯父さん」の登場です…。 | |||||||
| F022 | 二十世紀のパリ | ジュール・ヴェルヌ/榊原晃三訳 | 集英社 | 1995 初版 |
\800 | 程度A、帯(少イタミ) | \1,600 |
| ●時は1963年。ヴェルヌが執筆した時からちょうどちょうど100年後を想定した時代。パリは文明を謳歌していた。圧縮空気で駆動される高架鉄道。街路に溢れる自家用ガス自動車…。この在りえたかもしれないもうひとつのパリを青年詩人が彷徨う。彼にとってこの驚異の街は同時に絶望におおわれた街でもあった……。 | |||||||
| F559 | 20世紀のパリ | ジュール・ヴェルヌ/菊地有子訳 | ブロンズ新社 | 1995 初版 |
\800 | 程度A-、帯 | \1,500 |
| ●1863年にヴェルヌが書き下ろした「1960年代の未来都市パリ」の物語。リニアモーターカーが都市を縦横に走り、電気が普及し、コンピュータやファックスがオフィスに行きわたる高度な産業社会。20世紀の現在をみごとに予見した空想科学小説。 | |||||||
| F257 | 海の上の少女(シュペルヴィエル短篇選) | シュペルヴィエル/綱島寿秀訳 | みずず書房 | 2004 初版 |
\1,300 | 程度A-、(カバー背微色落ち) | \2,520 |
| ●生の中に死が顔を出し、孤独の中にも愛が沁みこんでいる。ユーモアとファンタジーが溢れる20編。最初の短編集の表題作「海の上の少女」から、コンサートのアンコール用の技巧に富んだ小品のような最後期の短篇までを収録したベスト集。 | |||||||
| F597 | シュペルヴィエル幻想短編集 沖の少女 | ジュール・シュペルヴィエル/三野博司訳 | 教養文庫 | 1990 初版 |
\500 | 程度A-〜B+ | \480 |
| ●「沖の少女」、「セーヌ川の名なし娘」、「天上界の恋人たち」、「酋長ラニ」、「バイオリンの声をした少女」、「競馬のつづき」、「足あとと沼」、「詩抄」を収録。 | |||||||
| F516 | ユリシーズの涙 | ロジェ・グルニエ/宮下志朗訳 | みすず書房 | 2001 2版 |
\1,000 | 程度A、帯 | \2,415 |
| ●愛犬と過した日々の回想、文学の内外にいる犬たちのアネクドーツを織り成す43の断章。人生を知りつくした短篇の名手による愛犬家と厭犬家のための本。 | |||||||
| F556 画像 |
悪徳 | エルヴェ・ギベール/黒木實訳 | ペヨトル工房 | 1994 初版 |
\1,200 | 程度A- | \2,000 |
| ●ギベールは、繊細な言葉なメスで、自らの身体を解剖し、剥製にしてみせた、大胆不敵な実験者だったのだ(浅田彰)。 | |||||||
| F392 | フランス幻想小説傑作集 | 窪田般彌・滝田文彦編 | 白水Uブックス | 1991 6版 |
\500 | 程度A- | \1,040 |
| ●「州民一同によって証言された不可解な事件(サド)」「不老長寿の霊薬(バルザック)」「オニュフリユス(ゴーチエ)」「狼狂シャン・パヴェール(ボレル)」「白痴と《彼の》竪琴(フォルヌレ)」「悪魔の肖像(ネルヴァル)」「ヴェラ(ヴィリエ・ド・リラダン)」「秘密の部屋(ロブ=グリエ)」他8篇収録。 | |||||||
| F511 | 紅はこべ(世界ロマン文庫01)[新装版] | オークシイ/中田耕治訳 | 筑摩書房 | 1977 初版 |
\800 | 程度B+ | \880 |
| ●革命下のフランス。指さし嘲笑する群集の輪のなかで、次々にギロチンにかけられる貴族たち…。彼らにとってさながら生地獄であったパリに不思議な噂が流れた。囚われた貴族たちが何者かの手引きでひそかに脱出して行くという。必死の警戒網をくぐって暗躍する<紅はこべ>の正体は?周到なサスペンスを軸に、術策と勇気、恋と苦悩を織り成す名作中の名作。 | |||||||
| F586 | 娘たちの学校 | M・ミオー&J・ランジュ/菅原孝雄訳 | ペヨトル工房 | 1989 初版 |
\1200 | 程度A-、函 | \1,854 |
| ●その猥雑さゆえに、17世紀フランスで発売と同時に禁書にあい、闇から闇へ、ヨーロッパ中を流布した幻のポルノグラフィ。 | |||||||
| F147 | O嬢の物語 | ポリーヌ・レアージュ/澁澤龍彦訳 | 河出文庫 | 1994 10版 |
\300 | 程度A | \563 |
| ●女主人公の魂の告白を通して、自己の肉体の遍歴を回想したこの物語は、人間性の奥底に潜む非合理な衝動をえぐりだした真に恐るべき恋愛小説の傑作として多くのの批評家に激賞された。ドゥー・マゴ賞受賞。 | |||||||
| F477 | 閉ざされた城の中で語る英吉利人 | ピエール・モリオン/生田耕作訳 | 中公文庫 | 2003 初版 |
\400 | 程度A | \560 |
| ●文学的ポルノの傑作としてつとに名高い、匿名のフランス人作家が発表した地下出版物の完全無削除版。閉ざされた城という密閉された実験空間の中で、性の絶対君主が繰り広げる酒池肉林の諸場景を通してエロスの「黒い」本質に迫る。 | |||||||
| F478 | イーマジュ | ジャン・ド・ベルグ/行方未知訳 | 角川文庫 | 1975 2版 |
\500 | 程度A- | \180 |
| ●男性は愚直で、よしんば自分自身がなにものでもないとしても、そうした自分を崇めるよう望む。いっぽう女性は男性と似通っているが、ひたすら、男性に見つめられ、愛撫され冒涜され、絶えず生贄に捧げられ、同時に限りなく蘇生する聖体であり、その一切は享楽は鏡の精緻な作用によって自身の姿を熱視することにある(ポーリーヌ・レアージュ)。 | |||||||
| F148 | 長靴をはいた猫 | シャルル・ペロー/澁澤龍彦訳・片山健画 | 河出文庫 | 2000 21版 |
\300 | 程度A- | \550 |
| ●シャルル・ペローの有名な作品「赤頭巾ちゃん」「眠れる森の美女」「親指太郎」などを、しなやかな日本語に移しかえた童話集。残酷で異様なメルヘンの世界が、独特の語り口で蘇る。 | |||||||
| F398 | 実存主義(改訂新版) | ポール・フールキエ/矢内原伊作・田島節夫訳 | 文庫クセジュ | 1989 25版 |
\450 | 程度A | \880 |
| ●実存主義の思潮の流れを、サルトルとメルロ=ポンティの行動を中心にすえ、西欧思想の伝統に深く根ざす苦悩の意味を平易に解き明かす。 | |||||||
| F260 | 主婦マリーがしたこと | フランシス・スピネル/福井美津子監訳 | 世界文化社 | 1992 初版 |
\700 | 程度A-、帯 | \1,500 |
| ●1943年6月、パリ。マリー・ルイーズ・ジローは数多くの堕胎手術を施したとがで、国家裁判所から死刑の判決を下された。40代の主婦マリーはひょんなことから望まない妊娠をして苦しんでいる隣人の堕胎に手を貸した。これが悲劇のはじまりだった。なぜ、彼女は堕胎で死刑になったのか…。映画化もされ、数々の賞も受賞。 | |||||||
| F621 | 重力と恩寵 | シモーヌ・ヴェイユ/田辺保訳 | ちくま学芸文庫 | 2006 9版 |
\700 | 程度A-〜B+ | \1,260 |
| ●「重力」に似たものから、どうして免れればよいのか。―ただ「愚寵」によって、である。「恩寵は満たすものである。だが、恩寵をむかえ入れる真空のあるところにしかはって行けない」「そのまえに、すべてをもぎ取られることが必要である。何かしら絶望的なことが生じなければならない」。真空状態にまで、すべてをはぎ取られて神を待つ。苛烈な自己無化への志意に貫かれた独自の思索と、自らに妥協をゆるさぬ実践行為で知られる著者が、1940年から42年、大戦下に流浪の地マルセイユで書きとめた断想集。死後、ノート(カイエ)の形で残されていた思索群を、G・ティボンが編集して世に問い、大反響を巻き起こしたヴェイユの処女作品集。 | |||||||
| F646 | ニーチェ | ジル・ドゥルーズ/湯浅博雄訳 | 朝日出版社 | 1987 新装 3版 |
\800 | 程度B+ | \2,163 |
| ●力の本質とは、他の諸力との関係、差異である。つまり力は、つねに内的な差異化を含み、自己同一性をかわして生成している。ニーチェの語る「“力”への意志」は、主体が“力”を欲していることではない。ディオニュソス、シャラトゥストラの形象が示唆するとおり、“力”がより強くなるように、主体の定位が破れるまでに他との関係、差異化、多数化、純粋な生成を肯定することである。「永遠回帰」とは同一なものの再来ではない。純粋に生成するものはたえず自己同一性を欠くからこそ、多様に変容しつつ、回帰してやまない。ポスト構造主義の尖鋭なニーチェ像を提出した、画期的小論。 | |||||||
| F644 | 透きとおった悪 | ジャン・ボードリヤール/塚原史 | 紀伊国屋書店 | 1991 初版 |
\800 | 程度A- | \1,800 |
| ●時代は世紀末に―いよいよ先の見えなくなる社会の動き。かつて「消費社会」論の新時代を拓いたボードリヤールが、この世紀末の世界を見きわめ、近未来的な予測を展開した成果がここにある。彼は言う―。〈悪〉が眼にみえない膜となって、世界を覆っている、と。きわめて今日的な事象を数多くとりあげ、あざやかに解読してゆく本書は、推理小説を読むような意外性と、SFを読むような想像の快楽を与えてくれる。 | |||||||
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