「30歳にして、キャリアが始まったような気がするんだよ」
−ジェローム・アロンゾ


<ジェローム・アロンゾのゴルフ道>   05年4月22日  psg.fr

−君のリラックスの秘訣はゴルフ?ハンディキャップは?
「ハンディキャップは7。でも試合がある間は、ゴルフじゃリラックスできないな。つうかその反対だよ!俺はゴルフがうまくなりたいんだ。そんなわけで、フットボールよりずーっとストレスが溜まるのさ。俺にとっちゃゴルフは何よりもまず、新しいチャレンジなんだ。フットボールと同じくらい本気でやってるよ。何より、ゴルフをやってると新しい人達と出会えるし、気分転換ができるんだよ」

−フランス代表で一度プレーするのと、タイガー・ウッズと18ホール。どっちがいい?
「迷わず・・・タイガー・ウッズとの18ホールだね!」

−PSGでの最高の思い出は?最悪なのは?
「俺の最高の思い出は、やっぱりダービーでの初勝利だよ。02年のPK戦さ。最悪なのは、今季フランスカップのオセール戦で敗退したことだな」

−ゴルフの経験は、ボールの弾道を読むのに役立ったりするの?
「とてもいい質問だね!まあ実際、そういうことだよ。でも違った効果もあるんだな。ゴルフをやってると、気候の状態まで気にするようになるんだよ」

−君は南部の出身で、もっと若い頃はPSGにどんなイメージを持っていた?
「ほとんどのやつは知らない。でも、パルク・デ・プランスは俺が初めて踏んだピッチなんだ。俺の親父はPSGの下部組織の創設メンバーの1人だった。だから当然、俺のフットボールの最初の思い出は、PSGと結びついてる。4つの時にここの芝を踏んだ。パルクは俺の初めてのプレーの場だったんだろう。だから、俺達の運命は繋がっていたんだよ」

−どうして試合の前にゴールポストにキスするの?
「12の時からこんなふうにやってる。ガキの頃ってのは、誰かになりきったりするもんだろ。俺の場合はファビアン・ピヴェトーだった。それに、他とは違う、誰もやらないことをしなけりゃ、ってのがあったんだな。で、ニースでの3eディヴィジョンの試合の時に、ゴールポストにキスしたんだ。このジェスチャーはそれ以来だよ。それに俺は、ファビアン・ピヴェトーに敬意を表するためにそうしている。彼は俺にとっちゃ兄貴みたいなもんだ。今では無意識にやってるよ」

※PSGファンの質問に答えたもの。なお、管理人は極めてゴルフに疎いという点をご考慮ください。


03年10月25日  ル・パリジャン

−君が公然とレギュラーのポジションを志願してから、他の人の見方は変わった?
「チームの中では、僕は大して注目されてないんでね。今のところ僕は自分の仕事をよくやってるから、彼らは満足してる。でも、クラブの外では人の目は変わったね。彼らは僕が自分の殻から出たことを誉めてくれるんだ。誰もがポジションを志願しているんだから、僕がしたっていいだろ? で、こう言われる。“そうだね、遅かったくらいだよ!”」

−以前はどうして何も言わなかったんだい?
「そうしたい気持ちがなかったから、というわけじゃなくて、僕は大したプレッシャーを受けることもなく、役割に楽しみを見出したのかもしれないな。PKを止めたり、年に5、6試合いい試合をするためにゴールに立った時にね。やっぱり、僕はそれが好きだったのさ。それからある時ふと思ったんだ。“30歳になったんだ、違うことがしたい”ってね」

−レティジが復調したらどうなるのかな?
「監督に聞いた方がいいね。監督が選ぶ時にバランスがこっちに傾くように、できる限りゴールを抑えるようにはしてる」

−レティジとの関係は変わった?
「いや。でも前ほどは会わなくなったな。彼はすごく体に気をつけてるから。以前は、僕達はいろいろとやってたよ。テニスやゴルフなんかをね。彼は治療で時を過ごしているし、そのことを思うとつらい。それに彼は親友だけど、僕は彼の兄弟でもないんだ・・・僕は彼が落ち着けるように距離を置いた。立ち入りすぎてはいけない。毎日電話するなんてことは解決にはならないんだよ」

−君たちの友情はこの競争で傷つくかもしれない?
「馬鹿馬鹿しいね。レギュラーのポジションのためでも、それは友情を壊すには値しない。何も変わってないって確信してるよ」

−君にはまだ、向上すべきことがある?
「ああ。でも何がとは言わないけどね。リヨンとバイエルンの試合でオリバー・カーンを見てたんだけど、奴のプレーときたら僕よりひどい。4本の手足で、速くもないボールをパンチングする。でも彼はそういうプレーが好きで、信用を置かれているし、土壇場でチームを敗戦から救うんだ。真理はそこにあるのさ。30にもなれば、好きにさせるべきなんだ。1点に集中するなら、それは事を仕損じる最良の手段ってわけ。そのうちにできるようになるさ、くらいがいいんだよ」

−今、君の望みは何?
「アジャクシオに勝つこと。それから、僕の望みは・・・ふぅ・・・実際数え切れないねえ。というのは、自分のキャリアは今始まったような気がするからさ。三十路にして、やっとね!“僕はいいキャリアを願っている”、これだな!」


03年11月10日  ル・パリジャン

−レティジの回復とともに、パリのゴールのレギュラー問題が再燃するのでは・・・
「リオネル(レティジ)にも僕にも答えられないな。彼と僕、どちらか決めるのはヴァヒド・ハリロジッチ。僕の仕事はプレーすることだ。リオネルも僕同様に競争している。PSGにはいいGKが2人いる、それはクラブにとってはいいことかもしれないよ」

−この競争で、君たちの友情は変わるかな?
「僕達の間にはっきりしないことはない。15年前、彼とはニースの下部組織で一緒だったし、長い時を経て、別の場所で再会できてうれしいんだ。僕達は今、同じクラブでいい仕事をしている。彼とは友達同士で、競争は僕達の関係を何一つ変えはしないよ」

−君が素晴らしいプレーをした後で、ハリロジッチがレティジを選んだら納得する?
「納得はしないけど、監督の決めたことは受け入れなければね。もし彼がリオネルの方がいいというなら、今度は僕が次の週、トレーニングでゴールに立って挽回する番だってことさ」