更新日記




04/6/29
それにしてもアラン・ロシュがスカウトなんて反則。私は秒速で落ちます(そりゃそうか)。

ロテン、ジェペスも無事移籍が決まって、PSGの04-05シーズンが始動しました。これでCLで早期敗退なんかすると一気に雰囲気が悪くなったりするものなので、選手の皆さんにはそのつもりで頑張ってほしいです。
ロテンはいつかPSGでプレーするだろうという奇妙に強い確信があったんだけど、それはもっとメジャーなクラブを経験した後で、じゃあパリでキャリアでも終えてみっかなとか、そういう展開だとばっかり思ってた。今回の事態に一番驚いてるのは、実は当のパリサポーターじゃないだろうか。

相変わらず眠気と暑気あたりでめろめろな状態のワタクシですが、知人から最近誤字多いよと指摘されたこともありまして念のため申し上げますと、24日の日記のゲタバコ買ってこいというあれは打ち間違いではないんです。ええ、クロ高ネタで…(すみません)。ゲタバコのゲを取るんですね。自主規制らしいです。
それにしてもクロ高のDVDの何巻だかの、あのリトル・フィートには正直たまげました。こちら(右)がオリジナルの“Sailin' Shoes”。
色っぽいケーキ(しかもザックリ切れてるし)がブランコ漕いでるネオン・パークのジャケットデザインが最高。サイケなフラゴナール。

リトル・フィートのジャケットデザインは、もう、大好きですよね。時代なんでしょうけど、変なパワーがあって。今時の小洒落たデザインなんかよりずっと好き。LPで欲しいな。夏はなんとなくアメリカ南部の音楽が聴きたくなる。



04/6/27
オフシーズン・シンドロームとでもいうべきか、眠いーとかだるいーとかウツだわあとか言ってるうちに、PSGもいよいよ明日(28日)ルプリーズですよー。うあーい。
パリジャンは7月3日から17日までエクス・レ・バンでキャンプ。セルヴェッテなどとの親善試合が予定されてます。
ガビーとソリンは6日からペルーでコパ・アメリカ。なんだってこんな本気なメンツなんでしょう。

金曜、グライユ会長はオフィシャルサイトで、アテバ、アルマン、ピショとの契約を公表してます。ジェペスの件は近日中に決着させるつもりで(追: 続報ありましたのでニュースのページをどうぞ)、ロテンはフランス代表が敗退してしまったので、帰国次第サインということになりそう。中盤と前線については、もうちょっと補強するみたい。
ピッチのことに関しては監督を、経営に関しては会長の手腕を基本的に信頼してますんで、余程のことがなければ、来た選手が最高の選手だと思ってます。



04/6/25
ウァー。
ほんとにユリイカー!



04/6/24
イギリス人の音楽とユーモアのセンスは好きですが、イングランドフットボールのことは正直よくわかりません。何シーズンか前、降格間際のブラッドフォードかどこかの異常におかしい試合があって、状況の切迫度にもかかわらずえらく笑ったものですが、どうもその辺から後の記憶が…

モンティパイソンのネタで哲人対抗サッカーギリシア対ドイツというのがありまして、カントだのプラトンだのといった偉大な哲学者達がフットボールのピッチで競い合うという実にくだらないコントなのですが、キックオフと同時に全員が思索に沈んでしまう膠着した展開の中、突如ギリシアチームが真理に到達(アルキメデス?)、無駄に素晴らしいパスワークからソクラテスが豪快なゴールを決めるという、文章にしてしまうとなんとも身も蓋もない展開だったように記憶してます。ユリイカ!!!

モンティパイソンは確か天下のBBCの製作なんですよね。大人な国家なんだなと思います。イギリス人は毒気が強く底意地が悪くうんざりするほど自虐的な独特のユーモア感覚を持ってますが、フットボールの、ことピッチの中においてはその種の複雑な諧謔性があまり見当たらないような気がするのは、私の無知ゆえの偏見なのだろうか。なんというかこう、むせかえるほどにマッチョな。

ハインツェが移籍したマンチェスター・ユナイテッドについては、大変失礼なことに、私にはどうも新加入も含めて、おいゲタバコ買ってこいやみたいなのばっかりなイメージがあるんですけど、これも私の無知ゆえの偏見であってほしいものです。大丈夫かなあ。あと心配なのはあそこのヘアドレッサーの志向性ね。それと、マンUともなれば人目も多いので、彼には試合中むやみにパンツを引っ張り上げる癖は直してほしい。

BGMはザ・フォールの“Seminal Live”でした。つまりそんな気分。



04/6/22
取り急ぎ更新情報のみ。
ハインツェに関するコメントを集めたページとインタビューをアップしました。インタビューは以前コメントの一部だけを掲載していたものの全文です。



04/6/17
何だか知らないけど最近眠くて仕方がないです。ユーロは初日で早々に脱落して、もう歩いてても眠い。現状、フランス語を読むとか何とかそれどころの話じゃないのですが、決めたことくらいはやっとこうと思いまして、先日お知らせしたハインツェ関連のページをアップしました。

ところでトップページの一番下の画像は何だあれは、と思われるかもしれませんが、CDのジャケットです。一応音楽関係のコンテンツもありますということで。ティーンエイジ・ファンクラブのシングルですが、別にTFCである必然性は何もなくて、ロビン・ヒッチコックでもフィーリーズでも何でもよかったんですが、置いてみたらあれが一番しっくりきたというわけです。

海の写真というと、杉本博司のシースケイプ・シリーズがすごく好き。海と空で曖昧に二分されたミニマルな構図のモノクロ写真。この人の作品では、映画上映中のスクリーンを長時間露光で撮った「劇場シリーズ」(映っていたはずの映像は当然白く飛んでいる)が有名だけど、何か普遍的な時間の感覚が込められている。
それはこのTFCのジャケットとはなんの関係もないけれど、彼らの“サーティーン”のジャケット、あれはジェフ・クーンズのパロディでいいんだよね?もしクーンズというアーティストの作品の性格を知っててやってるんなら、彼らの音楽というのも案外確信犯的だ。



04/6/13
なんだか気が抜けたような。
移籍する選手の、サポーターに向けたお別れのメッセージがオフィシャルサイトに載るのは結構異例な気がするし、なんだかジーンときたりなんかして情けない有様なんだけど、もしハインツェってどんな選手?と聞かれたら、感動的な選手だよ、と答えると思うな。多分。
マンチェスター・ユナイテッドについては、今回はそれなりの礼儀を尽くしてもらったので言うことはないです。会長もとりあえずお疲れ。

どこまで続くか分からないけど当面二兎を追ってみようかな、なんて無謀極まりないことはわかってますが、1個コンテンツ増やしてハインツェのプロフィールとインタビューを移して、簡単なニュース(兼日記)みたいなのを載せられればと。プロフィールも少しだけ手を入れました。まだ途中ですが、時間はかかってもパリでの3シーズンを形にしておければなんとなく納得できそうな気もするし。すみませんが気の済むようにやらせてください。

パリの方も、さすがにこれだけ主力が入れ替わると妙な感じです。リュボヤなんかは冬に来てすぐほとんど違和感なく馴染んじゃって、あれが彼の人徳ってものなんだろうけど、そう言えばメンディが言ってた「リュボヤのヘアスタイルのサプライズ」っていうのは結局どうなったんだろう。終盤は髪伸ばし気味だったような気もするし、ギズモ?まさか?

それにしてもポルトガル…



04/06/10
何よりもまず、NYミュージック・シーンの偉大なギタリスト、ロバート・クヮインの冥福を祈ります。
彼のあの独特のギターを初めて耳にしたのは、ルー・リードのアルバムででした。その後もずっと、彼の名がクレジットされているアルバムはつい気になって買ってしまう、彼はそういう存在でした。ニューヨーク・ボトムラインでのルー・リードのライヴを収めたヴィデオでの名演は忘れられません。
どうぞ安らかに。



04/6/6
頭を冷やして考えてみれば、人様の前でなに初々しいこと言ってんだ自分、という客観的自我が圧倒的優勢なわけで、まあ、デウーの件は忘れます。かの地でも頑張ってくれ。でも最後に1つ、実際フランスカップ決勝はああいうことになったけど、それでもOM移籍を隠したまま出て行こうとされた、そこはやっぱり何よりフクザツだったなあ…。あと、最後にサポーターに何か一言ないですか?

ハリロジッチ監督の会見ですが予想以上でした。結局マスコミ的には2ヶ月分を補って余りあるインパクトがあったわけで、こんなことなら溜めずに小まめに発散した方がいいんじゃないだろうか。
いやしかしそこまで言うだろうか、というのはもちろんですが、監督自身これが私の気性だ何とでも言いたまえ、ってものだろうし、欺瞞に満ちたフットボールの世界で、ハリロジッチの言葉には一面の真実があります。彼は自分が何を言ってるかはよく分かってる。おそらく、彼は物分りよく生きるには少しばかり信念が固すぎ、楽天的になるには知的すぎ、世の中を見すぎている…

そういえば先月のリヨン戦の後、脇をツツっと通り過ぎようとするハインツェに、監督の方から握手を求める場面があったけど、鬼のハリロジッチも彼には相当手を焼いたようで。まあそれでも選手達のプロフェッショナリズムを信頼してましたんで、心配はしてませんでした。ガビーは「ハリロジッチとはあくまでもプロフェッショナルな関係だ」なんて言い切ってましたし、バルサへの移籍を阻まれたことだけじゃなく、ジェローム・ルロワのような昨季のチームの友人に対するクラブ側の姿勢に対しても思うところあったようです。(でもそれがフロントのお仕事なのよ)

シーズン前半に、監督がチームを公の場で批判した時、選手を代表して抗議に行ったのもガビーとデウーとウーゴ・レアル。なんとなく図式が見えてきますね。ハリロジッチも多分このクソガキャーくらいのことは思ったでしょうけど、意地も通しつつそれなりに譲歩もしてるようで、この監督は言われているより懐が深そうだと思ったものです。

選手のインタビューを呼んでいると、いろいろ感じることもあります。前2シーズンはチームの成績こそぱっとしなかったけど、ガビーのコメントにはある種の天真爛漫さがあって、実際「半分天使(ピッチ外)で半分悪魔(ピッチ内)」なんて言われてました。フランスで評価され、代表入りもし、サポーターの愛情を受けていることに幸福を感じている風だった。
恩師ルイス・フェルナンデスが去り、友人達も去り、今季の彼のインタビューからはそういった幸福感はあまり感じられなかったし、時に沈痛とすら言えるような雰囲気もあったように思います。私の見た限りでは、彼はかなりセンシティヴで、エモーショナルな部分の比重の大きい人に思える。副キャプテンの話も固辞して何かいつも注目を避けているような感じだったなあ…

それでもピッチでは常に「非の打ち所がなかった」(監督談)し、サポーターやチームメイトに敬意を欠くこともなかった。カンデロージュに来るサポーター達も、最後までうおおガビー行くなあ〜と野太く吼えていたそうだ。1年余分にここでプレーして、チームの立て直しに貢献してもらって感謝してる。



04/6/1
だって承知の上で決めた移籍なんだろう、頼むからそんな顔はしないでほしい。
フランスカップ決勝はパウレタのゴールで勝利、パリは6回目の優勝を果たしたけれど、とてもお祝いの気分じゃなかった。レキップやオフィシャルサイトに載った、彼の憔悴しきった顔がすべてを物語ってると思う。移籍のニュースが表沙汰になってから、こうなる予感はあった。

日本人の私にはいまいちピンとこないけど、PSGとOMの間に強烈なライバル関係が存在することは、それがいい悪いにかかわらず事実であり現実だ。だから(今の時点では移籍は決まっていないけど)、仮にもパリのキャプテンマークを巻いた選手がOMに移籍するということの意味はデウー自身もよく分かってたはずで、その上で決断したことなら私はそれを尊重するし、きついかもしれないけど、同時に彼は自分の選択に責任を持つべきだ…

フィオレズが試合後、サポーターの行為を批判してデウーを擁護するコメントを出したのは、チームメイトとして親友として当然だと思う。もちろんブーイングなどしてほしくはなかったけど、サポーターの怒りやフラストレーションも、共感はしないが理解はできる。私自身でさえ、現にこの4シーズンは一体何?という虚無感にとらわれることだってあるし、そもそもさほど思い入れのない選手のことなら、ライバルチームに行こうがハイ元気でねでお終いだ。

それだけサポーターはキャプテンを信頼していたんだろうし、傷つけられた思いも大きかっただろうと思う。この移籍の話が明るみに出るまで、彼らはスタジアムに横断幕を掲げ、「デウーをパリに」とシュプレヒコールを送ってた。
ピエールファンファンは、両クラブの確執は分かってるしサポーターにとってデウーは裏切り者なんだろう、とコメントしていたけど、彼らにとって自分達の選手がOMに行くということは、おそらく、そういうことなんだろう。(だから何をしてもいいってわけじゃないけどね)

一体どこでどう間違えてこんなことになってしまったんだ、なんでこんな形でお別れしなきゃいけないのかという、やり場のない苛立ちがある。彼は移籍先を伏せたままパリでのキャリアを終えたかったらしいけど、これは多分、彼がマルセイユで新しいスタートを切るために、避けられない通過儀礼のようなものなんだ。本当のことを言うと、私は彼にはつらい思い出でもなんでもいいから、パリを引きずっててほしいって気持ちもあるんです。そんなに簡単にパリでの4シーズンを終わりにしてほしくない。私は十二分にこんがらがってる。理解してもらえないかもしれないけど…


ガビーのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍も秒読みというところで、そんなこともあるからか、ここ2、3日、フェアポート・コンヴェンション(60年代後半を中心に活動したイギリスのバンド)のアルバムを聴いてる。“フェアウェル、フェアウェル”…
いやいや。ここはルイ・マルの映画「さよなら子供たち」よろしく、アディユーというよりはオールヴワールと言いたい気分。現実としてチャンピオンズリーグとかですぐ顔を合わせそうな気もするし。

マンチェスターという町は洋楽好きにはいろいろとなじみの深いところで、ここ出身の好きなバンドも多いです。パリの選手の移籍の話が次々と伝えられるなかで、このマンチェスターのJamesというバンドの‘Waltzing Along’という曲の一節が、ここのところ頭の中を循環してる。

May your mind be wide open
May your heart beat strong
May your mind's will be broken
By this heart felt song

May your mind set you free
May your heart lead you on
May your mind let you be
May your eyes be opened by the wonderful

君達の心がオープンでありますように。胸の鼓動が高鳴りますように。心が君達を解き放ちますように。そして君達の目が素晴らしいことで見開かれますように─


ここはあくまでもパリ・サンジェルマンというクラブのサイトなんだけど、仮にもガビーは個人的に一番好きな選手の1人なので、これでお別れというにもしのびず、しばらくはできる範囲内で成り行きを追ってみようかとも思ってます。なんか共倒れになりそうなヤな予感もしますが、まだ訳してない記事やインタビューもいろいろあるし、プロフィールも完成させたいし。ハー。なんだか泣けてくるよね。


04/5/29
更新分を作成し終わってさあアップだー、と思って何気にレキップを見ると続報が出てる、というのがこの移籍シーズンの日常で、最近は時間がないものだからご飯食べながら記事読んでまして消化に悪いことこの上ないです。
そんなわけでトピック欄の記事がどんどん流れていきますが、移籍情報は流れに沿った方がいいだろうということで、トピックの移籍関係の過去記事は一括して下のニュース欄に入れています。

この時期のサッカー界の話題は移籍であれ契約延長の交渉であれ、あんまり知りたくはなかったよね、という話も少なからずあって結構気が滅入るものなんだけど、デウーの件は正直こたえました。
それはまあショックですよね。私自身は最後まで彼とクラブを信じてましたから、どちらに対しても当然失望してます。

まあ確かにここの現幹部はキッツイです。でも逆に言えば、PSGは過去そのへんのツメの甘さでここまでの負債を生んでもきたわけで、選手は自分と家族のことだけ考えてればいいけれど、フロントは周囲も含めてクラブ全体のことを、しかも何年後か先まで見越してやっていかなきゃならない。生き馬の目を抜くサッカー・ビジネスの世界で、今のPSGに奇麗事言ってる余裕などあるわけがないというのも分かる。でもやっぱり、PSGがなぜデウーを引きとめなかったのかはよく分からない。

実際デウーはシーズンの初め頃、トレーニング中に監督と怒鳴りあいの喧嘩をしたこともあるし、ポジションに不満もあったと思う。監督との関係はあまり良好ではなかったのかもしれないけど、そこは両者ともプロフェッショナルだった。
先日彼は、今季の好成績について監督の果たした役割の重要さを質問されて、「分からない。彼は僕達に厳格さをもたらしたけど、ピッチで責任を取ったのは僕達だ。僕達は名誉を回復したかったんだよ」、みたいな発言をしてました。つまり、昨季の不振の後、何よりも彼らは自分自身のプライドに懸けてシーズンを戦ったのだということですね。
私としても、「ハリロジッチがチームを変えた」というような紋切り型の論調に100%同調はできないし、デウーにしてみればキャプテンとして現場でチームをまとめてきた自負もあるのだと思う。確かに今季の彼は、キャプテンとしてもプレイヤーとしても素晴らしかった。

でも結局のところチームのヴィジョンは監督であるハリロジッチの頭の中にしかないんだし、彼はそのヴィジョンに責任を持つだろう…。 私は今季のチームが大好きだし選手全員愛してるけど、同時にこのチームの限界も分かる。
それがフットボールだ、仕方がない。そんな割り切れない曖昧な気持ちを抱えたまま、毎年新しい選手がやってきて、新しいシーズンが始まる…

デウーのOM移籍が本当だとしても、彼も熟考の上のことだろうし、選手にも生活がありますから条件のいいクラブに移籍したいのは当然のことで、PSGが彼の満足のいく条件を出さなかった以上仕方ありません。ただ行き先がこのフランスいちフットボールに熱狂的、言い換えれば敵愾心もとんでもなく強烈なマルセイユ(とペドロンが言ってた)だからといって、彼にはこの上PSGの批判などして、横断幕で一生懸命残留を願っていたパリサポーターの気持ちを二重に傷つけるようなことだけはしてほしくないです。
確かにフロントは敬意を欠いていたかもしれませんが、それがOMを選択した免罪符には必ずしもならないわけです。もしOMに行くのなら、何も言わずにその重さを背負ってもらいたいと思う。それがこれまでのサポーターの愛情と敬意に対する最後のお返しというものじゃないだろうか。
来季も一緒に戦ってほしかったよカピテーヌ。



04/5/18
1試合を残したところで優勝は事実上リヨンということで、選手達には残念な思いもあるだろうけど、私にとってはとてもいいシーズンでした。楽しいシーズンをありがとう。

今季は会長と監督が代わって一からの出発でしたが、相変わらず資金は足りないし第一希望の補強候補はみんなリヨンに行っちゃうし、期待の10番はいきなり手術してクビになるし、そんなこんなでシーズン初めのPSGの目標は5位以内だったけど、実際序盤は「このまま1部残留が目標になるのでは」なんていう戦慄的な思いが頭をかすめたこともありました。

それがいつのまにかチャンピオンズリーグ圏内が目標になり、優勝なんて話が出始めた時にはおいおい大丈夫なの、とも思ったけど、優勝の望みがほぼ消えたこのリヨン戦でも、パルクでの今季最終戦に詰め掛けた満場のサポーターの前で、名誉と意地の勝利をおさめたのは立派だったと思います。特にアロンゾは元サンテチエンヌですから、そりゃ本気ですよね。リヨンのシュートをクリアしようとパリDFが3人くらいゴールマウスに突っ込んだ光景は実にすがすがしかったです。
何年か後に人がこのシーズンを思い出す時、例えばモナコなどと共に、PSGの誇り高い健闘のことを思い出してくれたらと思う。

私個人としては、この試合が終わった後、おそらくパリのユニフォームを着てパルクに立つのは最後になるであろうハインツェがサポーターにお別れの挨拶をしに行くだろう姿をぜひとも目に焼きつけたかったのですが、遠慮のないリヨンの選手が喜んだおかげで、あったかもしれないその場面が映してもらえなかったのが実に残念です。
私は別にあんたらのむさくるしい半裸が見たいわけでは無い。



04/5/12
あー負けちゃったかー。逆に言えば、ソリン不敗神話更新。今試合の経過を斜め読みした感じでは、いやもう何と言うか、そんな日もあるさという展開ではありましたが…でも、なんだか少しだけホッとしたような気がしてるのはなぜだろう。

信頼度の方はなんとも言えないレベルではあるものの、移籍情報がメディアを賑わす季節になりました。移籍に関して、誰が欲しいとかいらんとか早くよこせケチ(論外)といったような話は、私自身も過去いろいろと嫌な思いをさせられたのでしません。ソリンの買取の話が難航してるのは、PSG側が来季のアルゼンチン代表の試合スケジュールで二の足を踏んでいるということもあるらしくて、それはまあそうなんだけど。

デウーの件は、本人がマスコミは嘘ばっかりだと言っている点も考慮に入れたいですが、パリジャン紙が伝えるところだと、彼が契約を延長した場合サラリーが20%減になるというのが交渉のネックであろうと。噂されているOMが本当だとすると、アニゴ監督はデウーをリベロの位置に据えるだろう、それに伴うポジション変更でOMにはペドレッティ獲得の必要がなくなるだろう、それでもパリのペドレッティに対する提示額は依然リヨンより低い、ということ、かな。

1つ気になるのは、かねてからキャリアをポルトガルで終えたいと語っているパウレタのことです。先週監督は「全員が売りものだ。それがパウレタであれ他の選手であれ、オファーがあれば検討する」なんてことを会見で語ったんだとか。ふー。この季節はやっぱり気持ち的にしんどいな。



04/5/10
リュボヤのプロフィールをアップしました。
先日メンディに「ヤツには時々耐えられなくなるよ!(爆笑)」なんて言われていたリュボヤですが、サナの証言も取れましたんでお載せしておきます。
「ダニエルは最後にPSGに来たのに、ロッカールームで一番ふざけてるのはもう彼なんだ。僕達は彼がずっと前からここにいるような気がしてる。彼について言うと、僕はどうして彼があんな頭にできるんだか未だに分かんない!最悪なのは、あの髪型がサポーターの間で広まってるってことなんだよ…!(笑)」
それは深刻だ…

さて、こうトップページを変えてばっかりいるサイトってどうなんだろう、とは自分でも思うんですけど(何度目だ)、もう、そこそこ見やすくそこそこ軽けりゃどうでもいいんじゃないか。
最初あれこれいじっている時に、パリでの活躍目覚しいソリンの画像をパウレタやハインツェの画像と並べて配置してはみたんですが、どうにもワイルドすぎて完成予想イメージにフィットしなかったので、外さざるをえませんでした。大変申し訳ない。
そのソリンは先日、カナルプリュスの加入者とレキップの読者が選ぶリーグのプレイヤー・オブ・ザ・マンスに輝いたそうで(10月がパウレタ、2月がリュボヤ)、2位のペドレッティに大差をつけるぶっちぎりの79%の得票だったとか。また、パリジャン紙の方の4月のPSGの最優秀選手に2ヶ月連続で選ばれたようで、いいとこでしょフランスリーグ。PSGも本格的にクルゼイロとの交渉に乗り出したようですが、来季どうなるかはよく分からないみたい。

ついでにディスクレビューのページにトップから行けるようにしたのですが、あれはもう純粋に私が好き勝手に気分転換するページで、そのように見ていただければありがたいです。まあ、ああいう感じの文章は書いていて楽、というのは、未だにネットにおいて「他者をどの程度意識するか、どのように想定するか」という問題が自分の中で解決していないからで、そういう意味ではこの日記の文章の方が実際には神経を使います。公開している以上単なる独り言というのも変だし、その辺りの距離感が。

音楽のページの話に戻ると、今の前のページで取り上げていたアルバムは、ふと気がつくと思いっきり廃盤だったりして悩ましいところでした。私自身は特にマニアというわけではありません。たまたま自分の好きなタイプの音があまりメインストリームではなく探すのが大変だというだけで、PSGのデータ関連のコンテンツを見ていただければお分かりかと思いますが、もともとしないで済むものならデータ収集などしたくないし(めんどくさいし)、よくある音楽シーン相関図なんかを作るような趣味もないです。

どちらかというとスミスよりロイド・コールやジェイムスの方が好きだというのが個人的な(マイナー路線に流れがちな)傾向で、そのロイド・コールのアルバム「メインストリーム」(アハハ…)も、昨年サイトにレビューを載せた時点では廃盤同然だったらしいのですが、最近コモーションズ時代の国内盤のリマスターがまとめて出たみたい。“Jennifer She Said”なんてホントにいい曲なんですよ。
ただこのリマスターというのがどうなのか、先日出たXTCのリマスターも視聴してみたんですが、今までの少しモヤッとした音の方が好きかな、という好みの問題もあって、単純に音が良ければいいというわけでもないのが難しいところ。



04/5/6
勝ち試合の後でエムバミやピエールファンファンと踊る姿もお馴染み、先日リーグ1のベストイレブンにも選出された陽気なメンディのインタビューをUpしました。うまく訳せているかは分かりません。リュボヤやパウレタの素顔の話はなかなか面白かったです。それにしてもこんなに(笑)や!がよく出てくるインタビューは初めて。

ここ何試合か気合で勝負みたいな試合展開が続いていて、サイトの更新の方も手が抜けないというか、「選手の皆さんの健闘にささやかながら更新でお応えさせていただきますッ」なんて自分も馬鹿みたいですが、実際フランスカップの激闘には感動しました。PK戦も見ごたえがありました。最後のバイリュアの横顔は切なかったけど。
ttp://www.psg.fr/fr/matches/video/new/video.dml?id_match=1290←こちら

ベテランのデウーキャプテンも若いエムバミも落ち着いていたし、ガビーの親の仇のようなシュートは‘らしすぎて’気迫に打たれつつ笑ったし(足攣ってたよねちょっと前)、疲れもある上に5人目のキッカーという難しい局面であのコースを狙ったソリンの豪胆さも印象的でした。ナントのキッカーは上に外してた。
監督もベンチで無意味にスーツや髪やソックスを直してみたり、あんなに落ち着きのないところを見るのは初めてかもしれない。そこは元名アタッカー、そりゃもどかしいでしょう。動物園のクマみたいにそわそわしてたリュボヤはなおさら。

もどかしい思いをしていただろうのはアロンゾも一緒で、PSGは国内カップ戦は第2キーパーが守ることになっているから彼はベンチにいたんだけど、リュボヤを相手に吼える姿はアツくて男前だったです。いやアロンゾは格好いいですよ。この人はコメントも洒落ていて楽しいんですが、私の語学力がもうちょっとましなら、ちゃんと訳せるんですけどね…
レティジももちろんベストコンディションなら素晴らしいGKだと思っているし、彼がベンチにいる姿を見るのは胸が痛むのでそのへんは難しいけれど、アロンゾは本当に安定してきましたよね。昨季のリヨン戦でアンデルソンにやられた時みたいな危なっかしさがなくなりました。テクニックという点ではレティジの方が上なのかもしれないけど、集中力とか反射神経、メンタル面はアロンゾは凄い。「三十路にしてキャリアが始まったみたいなんだよー」という、以前のインタビューでのコメントは良かったな。

それにしても今季は比較的、選手のフィジカルコンディションがいいシーズンでした。大きな怪我も少なかったし。ヨーロッパカップがなくてスケジュールが楽だということももちろんあるけど、昨季はほとんどベストメンバーが組めなかったからなあ…。プレシーズンのトレーニングはかなりハードで、遅れて入ってきていきなり怪我した人もいたし、序盤戦は体が馴染んでいないような印象でしたが、その時期を過ぎて調子に乗ってからは選手のコンディションも安定してる。パリでのハリロジッチのフットボールを最初見て、これは走れないと駄目かもなとは思いましたが、シリル・モワンコーチはなかなか有能な人なのかもしれません。



04/4/29
オフィシャルサイトの、デウーのわけわかんなくなっちゃったみたいなガッツポーズが全てを物語ってました。フランスカップのナント戦、試合終了まであと1、2分というところで同点に追いつかれた時は実際もう駄目だと思いました。交代枠は使い切ってピッチにFWはトゥーレしかいないし、仮に延長戦を守りきってPK戦に持ち込んだとしても、立ちはだかるのは過去PKを止められた記憶しかないランドロー。いや確かにランドローは凄かったんですが、エムバミがPKを決めベルソンが外して試合が決まった時は本気で涙出ました。胃が痛かったよ。
カップ戦とリーグが最終的にどういう結果で終わるにしても、このチームを好きでいて本当によかったと思ってます。ニュースのページの更新は後日まとめて。

ただしメンタルの強さが言われるチームにしては、ロスタイムの失点が多いのも事実で、過去には前半のロスタイムに、ここはこんなもんでいいでしょう、と気を抜いたところをやられたりもしてますね。セットプレーからの失点もよくあるし。日曜のOM戦で終了直前に1点を返されたのはむしろ、次戦への教訓としてはいいんじゃないかと思っていたんですけど、2試合連続でやっちゃった。課題はまだまだ。
この結果に一番ホッとしたのは、ポルトガルにいたパウレタじゃないかな。そこで5月29日のフランスカップ決勝(対シャトールー、L2)ですが、今度は南米予選の大一番ブラジル×アルゼンチンとかぶるらしいですよ!

ハインツェの移籍の噂を少し。あくまでもパリジャン紙の記事ですが、今度はヴァレンシア、それからマンチェスター・ユナイテッドの名前が挙がっていて、チェルシーに続いて思わぬ新たなイングランド方面からの横槍に不意を突かれているところです。英語圏か。記事を読む立場としてはありがたい…それだけですけどね。ヴァレンシアはソリンとセットでお買い求めになるということですかしら。先のOM戦とこのフランスカップにはマンチェスター・ユナイテッドの関係者が視察に来ていたんだそうで、まあいずれにしても、行くのならせめてなるべく安心して送り出せるクラブに決まってほしいなと思います。つらいところです。



04/4/22
今更な話ですが、先日のリュボヤの月間MVPのインタビューの中で、脈絡無く「カモミール飲んで寝てるんだよ」みたいな話になる部分を、訳しながらいぶかしく思っていたのですが、そういえばあの時リュボヤは胃腸炎を起こして寝てたんだっけ。今カモミールティー入れていて思い出しました(風邪気味)。

リュボヤとハーブティーの取り合わせが何となくミスマッチで面白かったんだけど、選手はドーピング検査があるからな…。そういえば、ピーターラビットがおなかの具合の悪いときに飲まされたのが、カモミールの煎じたやつだった。おなかにも効くんだ。
一般にカモミールの効用というと鎮静と消炎で、私も寝つきの悪いときに飲んだりします。ポターのお話にはピーターラビットのいとこの子供達がレタスを食べ過ぎて眠り込んでしまう話もあったけど、レタスには本当に眠くなる成分が含まれてるらしいですね。

私の周囲ではもっぱら怒号と阿鼻叫喚がこだましている今季のチャンピオンズリーグですが、モナコがここまで来るとは正直思ってませんでした。私はビッグネームが個人技でやってるようなフットボールは好きじゃないので、これはこれでいいわけ。チームあっての個人だと思うし、気持ちでチームを牽引できる選手がいるかどうかが、ぎりぎりの状況下で勝敗を分けたりするものだろうとも思うし。モナコのことは詳しくは知らないけれど、デシャンにせよハリロジッチにせよ、チームの改革に取りかかるときにまずやったことは同じなんじゃないだろうか。つまり、戦う気持ちを持つ選手を登用するということです。
そしてロテンです。やっぱりああ直截にパリ愛してるみたいな嬉しいことを言われると、おまえもがんばれよ、となるのが人情でしょう。「分かった君はモナコでタイトルを勝ち取れ」と思ってますが、この分だとそれも実現するかもしれない。それもどえらいタイトルが。

ヨーロッパカップでの健闘でリーグの評価が上がるのはもちろん好ましいことですが、かといってそれで選手の流出が止まるわけでもないというのがこのリーグの悲しい所で、しかもさらなる草刈場という事態すら予想できるのが厳しい。まあそれでも私はここが好きですよ。



04/4/20
試合が無いのをいいことに、ここ数日、PSGのことはちょっとほったらかしてしまいました。まあ手を抜ける時に抜いておかないと。
不思議なことに、個人的な熱の入り方ということで言うと、昨シーズンどん底をさまよっていた今頃の方が、より熱心だったような気がしてならない。というか、単に気が気でなかっただけかもしれませんが。その点、今季はある程度安心して見ていられるので楽といえば楽。もちろんチームとしては今季の方がはるかに好きなんですけど、不思議なものです。

昨シーズンの今頃は精神的にも結構シンドかったし、今となってはあまり思い出したくないことも多々ありました。しかしそこは私も筋金入りのネガ思考ですし、意外とそのネガ思考を楽しめてしまったりするほうなので、むしろ今季の唐突な好調さの方に、実はオロオロしていたりするわけです。

激しく斜め読みの移籍関係ニュース。懸案のDF陣ですが、なんでもデウーはOMという話もあるようで(ヴィッセルの話は一体どこから)、それもなんだか…。サポーターもキャプテンの残留を望んでいるんだけどな。それからソリンです。PSGでのあまりの好調ぶりにスペインのクラブが興味を示しているらしいというのは、まあそんなところだろうと思ってました。噂によると1つはヴァレンシア、これはいいとして、そこでまたバルセロナですよ。ろくに使わなかったくせにー。
補強の方では、ボカのCBブルディッソの名前もありましたね。というか、彼の名前はどこのビッグクラブでも挙がっているのですが、移籍の話は抜きにしても、彼はいいディフェンダーですよね。ワールドユースの時でも、コロッチーニより印象に残りました。
いずれにしても、PSGファンをやっていくためにはクラブに過大な期待は禁物だというのは、あながち私のネガ思考ゆえだけではないでしょう。

そのソリンですが、病床のマラドーナについて、
「彼は強い人だし、彼の後ろにはアルゼンチン国民の力があるんだから、良くなってくれると確信してる。彼とは過去2度対戦した。彼は史上最高の選手で、僕は感激で泣いたこともある。90年のW杯で彼は全試合を怪我をおして戦った。彼は選手が祖国のためにできることの範を示したんだ。彼はお手本かって?いやお手本なんてものじゃない。マラドーナはただただアルゼンチンの最も偉大な信仰の対象だ」(大意)等のコメントをしています。

気分転換も兼ねて音楽のページを更新しました。
確かに私の音楽の趣味は地味かもしれません。国内盤もまともに出ない、という状況にも慣れました。もし今後、本当に洋楽CD輸入禁止の法案が通ったら、私のささやかながらも幸せな音楽生活はこれにてお終い。企業努力の不足をリスナにーしわ寄せするとは許せん。こんなことをしていて音楽ファンの裾野が広がるわけがないので、将来的には破綻することは確実なのに、長期的な展望を欠き精神的な価値をないがしろにしてきたのが、ここ何十年かの日本という国です。

個人的な好みだと、少し癖のあるものが好きで、大味なものは何であれ苦手です。やっぱり、そこに1匙の苦めのユーモアがないと。レビューに載せたピーター・ブレグヴァドはまさにそんな感じのミュージシャンで(でも3匙くらいかな)、アメリカ生まれイギリス育ちのあまり「アメリカ人」らしくないアメリカ人、というパラドキシカルな感じも好きだし、シュールレアリズムに傾倒しているという所も、もちろん。
彼の曲に“The Only Song”という曲があるのですが、それは「世界中にこの歌しかなかったら、って考えてみて。一日中座ってこの歌だけを、気分が悪くなるまでずっとずっと聴かなければならないとしたら…」というフレーズを延々繰り返すだけの曲なんですね。それも、このままずっとこの曲が続いてくれればいいのに、と思わせるような荒々しくも美しいサウンドにのせて。こういうセンスって好きなんだな…



04/4/17
個人的に今日最も度肝を抜かれたニュースが、「デウーにヴィッセル神戸がオファー」というパリジャン紙の記事だったんですが、国内ニュースに疎い自分はこんな話全然知りませんでした。はっきり言って、どう反応すればいいんだか微妙です。



04/4/10
2月、3月のPSGのプレイヤー・オブ・ザ・マンスの2人のインタビューをアップしました(リュボヤいいヤツ…)。
サポーターとパリジャンの読者が選んだということで、以前は純粋にファンクラブの会員の投票だったような気がするんだけど、先々月くらいから選考方法が変わったのかな。

その前は11月がアロンゾ、12月がヘイナウド、1月がハインツェでした。昨季は(各試合ごとのMVPですが)おおむねロナウジーニョとハインツェの2人が交互に選ばれているような状況で、それはそのままチームの状態の悪さを反映していたんだけど、その時その時にそれぞれの選手が活躍してくれる今季は、それが本来チームの正しい姿なんだろうな。



04/4/7
南米予選でハインツェの初のスタメン出場の試合をパリファンとして誇らしく見守った直後の、彼のお父さんの訃報。2日の夜、寝る前に現地ニュースでもチェックするかな、とPCを開いた時には、さすがに言葉がなかったです。インタビューでもよく話が出るように、彼のお父さんは彼が最も尊敬する人でした。

フランスのメディアは常々、ガビーのことを「欠くことのできない支柱」であり、「チームのメンタリティのシンボル」であり、「PSGの魂」であり、「チーム全員を引き込むような途方もないファイトを持った選手(ロッキ談)」と評しているのですが、その得がたいメンタリティは実は彼のお父さん譲りだったのだし、サポーターはそんなガビーの闘志を愛してた。ニュースのページにもチームメイトが訃報を受けてどんな思いでナント戦に臨んだか、という記事を載せましたが、この3シーズン、ハインツェという選手はパリにとってそういう存在だったんだと思います。

昨年夏のバルセロナのオファーには実際私も激烈に脱力したのですが、PSGにとっては、彼は決してたかだか500万ユーロで売り払えるような選手ではなかったわけです。何というのか、パリが彼と過ごしたまがりなりにも幸福な2シーズンの蜜月とか、彼が示してくれた価値であるとか、ファンの想いであるとか、そういったものはもちろんお金に換算できるものではありませんが、それに対して「こんなもんだろ」と足元を見られるのはゴメンだ、という気はしますね。

ガビーはこの週末にはパリに戻る予定ですが(もちろんニース戦は欠場)、彼がその必要を感じれば滞在は延長されるかもしれないとのことで、クラブも理解を示しているようです。ずっと同行していたウーゴ・レアルは昨日の午後には戻る予定になっていました。早く立ち直ってくれればいいけど…



04/3/30
アチャーやっぱり。
まだ試合を見てないし記事も読んでないので何があったのかは知りませんが、果たしてPSGはランスに負けたのか、それともビエルサに負けたんだろうか?

まあこうなった以上アルゼンチン代表には頑張ってほしいですね。話は変わりますが、もしいつかまたハインツェが代表で来日することがあったら、その時に載せようと思っていたことだけど、来季移籍してしまったらその機会もないかもしれないので、今のうちに。
記事や実際に彼を目撃した方々のお話を総合すると、どうも彼は他のラテンなノリのアルゼンチン人選手とは少し違うタイプみたいです。応援に行かれる方がいらっしゃいましたら、他の選手よりちょっとだけ、デリケイトに接してあげてください。



04/3/28
これも花粉症ということなのか、最近涙目でサイトの白背景が眩しくて仕方がないので、テキストの背景を少し暗くしてみました。この方が読みやすいでしょうか。

ガビーとソリンはそんなわけで国に帰ってしまったため、ランス戦は欠場。パリジャン紙の‘sans defense’という見出しには、もはや笑うしかありません。モレラの無駄に濃い顔が脳裏にチラチラします。つい先日ソリンの「このチームのためなら死ねる」という情熱的なコメントを掲載したばかりの私も思わず膝から崩れたわけですが、まあこればっかりはしょうがないか。

来季の移籍の噂によると、どうやらPSGの関心はポルトガル方面にある様子。そう言えば以前、パウレタがパリへの移籍を決めたのはキャリアのためだけでなく、家族のことを思ってというのも大きかった、と語っているインタビューを読んだような記憶があります。パリには大きなポルトガル・コミュニティがあるからでしょうが、彼の奥さんがとにかくパリ行きを望んでいたようで。選手にとっての幸福は、それぞれにそれぞれの形があるんでしょう。



04/3/14
サイト開設当時設けて
いた音楽についてのページを、Varietesのページの中に再度アップしました(ディスクレビューのリンクから行けます)。新しく書いたものと、以前の文に加筆したものです。なんとも癖有りの2バンド。本当はごくごく私的な感想で、レビューなどという大層なものでもないけれど。
とにかく身の回りに音楽がないと駄目なのですが、あまり没頭すると少し内省的になりすぎてしまうこともあるから、フットボールとでちょうどいいバランスという感じです。



04/3/10
今季終了後の移籍は覚悟しているとはいえ、パリジャン紙に載ったハインツェのインタビューに目を通して、またちょっとセンチメンタルになったりしています。春なのに。
移籍についての質問に対して、大まかには、「パリに来てから物凄く進歩したし、PSGにはいつだって感謝しているけど、自分には激しい願望があって、それが自分に選択を強いるんだ。でも何よりチームメイトに配慮して、この話はまたね。シーズンはまだ2ヶ月半あるんだから」というようなことを言っているようです。(斜め読み)

彼は基本的にあまり腹芸ということをしない人なので、それがこういう場合にはかえってシンドかったりするのですが、選手がステップアップしたいと思う気持ちはみんな同じだろうし、彼はまだ現状に満足するような年じゃない。逆の立場で言えば、リュボヤにしても、パウレタやボスコヴィッチ、エムバミにしても、みんなそう言ってパリに来たわけだから、ボルドーなりストラスブールなりのファンの心情を考えれば同じことだ…と分かってはいるけれど。

以前他チームの応援サイトの管理人さんから、パリに移籍した選手について、若い選手の移籍はクラブの宿命だからこの日を予期していたし、パリでの活躍を期待する、というようなことを言っていただいて、非常に救われた気持ちになったことがあります。私にできるのは、来てくれた選手達を陰ながら当サイトで応援させていただくことくらい。

そうは言っても、ガビーが今後どこに行くにしても、こと他のクラブを見下した態度を取ることが権威だと思っているような一部ビッグクラブに対して払うべき敬意など私は持ち合わせていないわけで、それとこれとは別の話。



04/3/5
ボスコヴィッチがトップ下だとか、左に偏った変則4−4−2だとか、なんだかよく分からないけどメンディの負担だけは確実に重かったオセール戦のPSG。ハインツェとフィオレズの不在は痛かったかナー、という試合展開でした。その中で、リーグ初ゴールを挙げたサナの攻守にわたる活躍には、各紙ともチーム最高の評価。

斜め読みした記事によると、コソヴォ生まれのサナは子供の頃に戦争のため両親、姉妹とスイスに出国したのだそうだけど、家族は彼にとても期待をかけていて、彼は「99%家族のため、1%自分のため」にプレーしているのだそう。同じように、自分が活躍することでアルバニア・コミュニティに対する周囲のイメージが良くなればとも考えているようで、そういったものが彼には「プレッシャーじゃなく、むしろモチベーション」なのだとか。背負うものがある人間はさすがに強い。

これが20歳そこそこの青年の言葉だと思うと、とかく周囲の期待に潰されがちな日本人としてはいささか情けない思いにとらわれたりするわけですが、それにしても大きな大会に向かう日本の代表選手が、笑顔で「楽しんできます」なんて言うニュース映像を見るたび、なんとなくガックリくることは事実で、品のない言い方ですが、いくらゼー金つぎ込んでると思ってんだオイ、という気分にもなろうというものです。



04/2/27
ボルドー戦でのシミュレーションで相当の処罰を受けてから1年たった今でさえ、「フランスサッカー始まって以来のVTR判定で処分を受けた選手」という汚名は彼について回っているようだ。ニュースのページにフィオレズのコメントを載せたけれど、モナコ戦の終了の笛が鳴った時、いまいましげにボールを叩きつけ、試合後のインタビューでも1人悔しさを隠そうともしなかったのはそういう訳だったのだ。

もちろんシミュレーションという行為を肯定はできないし、逆の立場を考えれば、大事な試合でシミュレーションに引っかかり、キャリアにダメージを被る選手だっている。でも程度の差、審判に取られる取られないの差こそあれ、それが週末ごとに目にするような半ばありふれた光景だということを否定することはできないし、以前ガビーが言っていたように、シミュレーションはすでにフットボールの一部というのが現実なのだ。ピッチで似たような状況に置かれた時に、断じてシミュレーションなどしないと言い切れる選手は、そう多くはないのではないだろうか。

フィオレズのケースでは、問題はシミュレーションの是非を超えたところにあった。VTR判定、報道のあり方…。あの時は、こんなことになって、この選手のキャリアはどうなってしまうのだろうと気がかりだった。ボルドー戦の後、彼はラメには一切非がないことを認めた上で、
あの時僕は間違いなく正気じゃなかった。そのくらい勝ち点3が欲しかった。軽率なことをしたけれど、それはチームを救ったかもしれなかった。それでも僕は、相手のキャリアや健康を危険にさらしたわけじゃない。シミュレーションはいつでも存在しているのに、何故僕だけが罪に問われる?
と、あたかも自分を殺人者ででもあるかのように扱う報道に対して心情を吐露していた。そうかもしれない。ただ、彼はマスコミがその一挙一動を記事にしようと狙っているようなクラブの所属選手だった。

2試合以上のサスペンションは通常、疑う余地のない試合中のレッドカードに科せられるものだけれど、倫理委員会が3試合のサスペンションという異例の重い裁定を下したのは、やむを得ない部分もあったのだろう。大きく報道されたことで、フェアプレーを標榜していた協会がそれを見過ごせるはずがない。でもフランスリーグではあれ以来、シミュレーションのVTR判定で処罰を受けた例はないわけで、結果的に彼は単なるスケープゴートだった。
彼のしたことの程度に比較しても、報道は明らかに行き過ぎていたし、それはビッグクラブの権力や強力なエージェント、スポンサーの意向によって庇護されるようなスター選手ではない、一介のフランスリーグの選手が背負うものとしては重過ぎた。

ちょうどその頃、イタリアのビッグクラブの選手が相手選手に危険な肘打ちを入れた瞬間がはっきりと映像に残っていたのに、「故意ではなかった」という言い分で処分(それでも2試合の出場停止だ)が撤回されたという出来事があった。この世界ではよくあることだ。でも、そういったニュースを目にするたび、いやもっと日常的にシミュレーションの場面を目にするたび、あの時彼の置かれた状況のことを考えてしまう。

この件に関してのコメントではないけれど、先日TV のフットボールニュースの中で、彼は「マスコミはいつも騒ぎ過ぎ。僕達はプロだからプレーに集中してる」というようなことを語っていた。ピッチでの彼は、いつもフォア・ザ・チームの塊のような選手だ。今季のゴールとアシストで自らの価値を示した彼は、少なくとも、ピッチで失った評価はピッチでしか取り戻せないことを分かっているのだろう。



04/2/20
PSGの売却話自体は「またか」という感じで、なるようになるだろうと思ってる。ヴィヴェンディにしてもカナルにしても、負債を整理するためには少なからぬ失業者を出さなければならない事態なのかもしれないし、フットボールどころの話じゃないのは仕方がない。

それでもカナルのメウ会長は、PSGにポジティヴなイメージをもたらしたグラィユ−ハリロジッチコンビの手腕は評価しているようだ。前体制の首脳部は、メウ会長の言うとおり一貫性を欠いていたし、それはチームも同じだった。ルイス・フェルナンデスは根っからのフットボール・ジャンキー。それに対してペルペールはあくまでもメディアの側の人間で、カナル・プリュスの利益を最優先していた。意見が噛み合わないのは当然のことだった。

最終的に彼らの立場の違いが決定的になったのは、ロナウジーニョをめぐる様々な問題だったように思う。フェルナンデスは選手は皆平等という主義で、断じて彼を特別扱いしなかった。でも、ペルペールはメディアにアピールするスター選手の存在を重視していた。
双方の言い分には、それぞれの立場での正当性があるのだろう。でも、当時パリの選手達が、「それでもチームは11人なんだ」というような焦燥感に満ちたコメントを繰り返していたことは覚えている。

今のパリにはアイコン的なスター選手はいないけれど、一貫した哲学がある。
今季の初めにこのクラブを任されたグラィユとハリロジッチの最初の使命は、PSGの負のイメージを刷新することだった。でも、よく言われるように、彼らは単純に前体制を「切った」わけじゃない。今のチームのメンタリティの基礎を形作っているのは、昨季崩壊寸前のチームを懸命に支えていた何人かの選手達だし、それはフェルナンデスが何よりも賞賛してやまなかったものだった。彼らのメンタリティは何一つ変わっていない。チームは生物とつくづく思う。



04/2/10
冬の移籍市場で、フランスリーグもそこそこ選手の入れ替わりがありました。東欧の選手が好きなこともあって、個人的に楽しみにしている1人がスロヴェニアのアチモヴィッチです。

今回のユーロ予選のスロヴェニアはあまり見ていないので、最近のことはよく分からないのだけど、ワールドカップの前くらいまでのスロヴェニアは、組織と創造性の共存という点で非常に興味深いチームでした。アチモヴィッチはザホヴィッチのサブ的な使われ方をしていたように記憶しているけれど、出ればいい働きをしていました。リールでのデビュー戦はおおむね好評で、「アサノヴィッチのような選手だ」なんて評も。
それにしても、あのチームの本当の心臓部はツェフ、パブリンのダブルボランチだったんじゃないかと思うのですが。

さてPSGでは組織と創造性の共存は可能なのか、というのが問題なのですが、このところボスコヴィッチが出場せず、ベナシュールはCANということで、なんともマッチョな中盤でこの数試合を戦ってきました。それでもやはり、「10番」のいないピッチは寂しいものです。ボレは先日のサポーターの野次でいたくハートブレイクして、監督は彼の精神状態を考慮して試合に出さなかったらしいのだけど、このモンペリエ戦ではリュボヤと一緒にとてもいい働きをしていたとか。

ディフェンス面では、ハインツェが久々にCBを務めることが話題になっていました。思えば監督がDFラインを組み替えたのは、昨年のモンペリエ戦の敗戦が直接のきっかけ。彼にしてみれば特別な感情もあったでしょう。もし今後ボスコヴィッチとソリンを同時に使うのなら、彼のポジションはどうなるんだろうか。
ガビー本人は以前「チームにその必要があるならSBでプレーする」というようなことを言っていたけれど、それでも本当のポジションはCB、と常々言っているのは多分、代表の事情もあるんだろうなと思う。彼のこととは別に、私にはビエルサがなんでああも3バックに固執するのかサッパリわからない。



04/1/31
ハインツェの移籍話は結局、今季の終わりまでパリに残る約束を守るという本人のコメントで、ひとまず決着しました。思えば昨年の夏も、彼は移籍のゴタゴタは開幕前にすべてけりをつけて、リーグ戦には引きずらなかった。
正直、フロントがチェルシーの巨額なオファーにもかかわらず彼を引き止めるとは思わなかったけれど、報道にも、ハインツェの放出は「PSGの魂を売るようなものだ」というような言葉が散見されたのは、そうなんだろうな、と思う。

フランスリーグの選手が、チャンスがあればもっと上を目指したいと思う気持ちは、残念だけど当然のことだと思う。私は今季スカパーのリーグハイライトがなくなったことは、それなりに謙虚に受け止めていて、まあ、それがフランスリーグに対する客観的な評価なんでしょう。
なんであれプロの選手なら、チームの勝利のためにピッチで100%を出し切ることが一番大事で、もし選手がクラブへの敬意を示すとしたら、それはそういう形でしかありえないと思う。ピッチの外でも、クラブの名誉と週末の試合に最低限差し支えない程度、まあつまり社会人として当たり前の行動をしてくれればそれでいい。選手だって人格を備えた1人の人間なんだから、それ以上を望むのは、多分、傲慢なことなんだろうな…
新聞に書かれたことがどこまで事実なのかは知らない。でも、何があってもガビーはピッチで気のないプレーを見せることはなかったし、それがすべてだと思ってる。

フェヘルのことについては、今は何を言っていいのか分からない。ベンフィカはポルトガルで一番好きなクラブだけれど、ずっと前から熱心にベンフィカを応援している方の気持ちを思うと、私なんかが何かを言うのはおこがましいことだろうし、何より、今は何も考えられない。

今回のこととは直接関係ない話だけど、毎回毎回試合を追いながら、怪我やもしものことの心配ばかりしているのは事実。最近のサッカーはかつてよりずっと体力の消耗を伴うものだし、試合数も増えた。サッカー界そのものが巨大になって、プレッシャーだって比べ物にならないくらい大きい。正直、猛暑の日本でのワールドカップは、何らかのアクシデントがなかった方が不思議な気がします。

ソリンが代表で怪我をした時、アルゼンチンサッカー協会に対して、「ちょっとどうなのよ」とは思いました。アルゼンチン代表は競争が厳しいから、選手には招集を断れない事情があるし、少し無理をしてでも応じてしまう。クラブも選手を出さないわけにはいかない。それが分かっていて、負傷明けでクラブでの試合にも出ていない選手を招集するのはどうだろうか、と。いくら彼を当てにしていたって、怪我をさせたら仕方がないんだから。
とにかく、いまのシステムがもう少し、選手の健康を省みてくれたらと思うのだけど。

ハリロジッチ監督のインタビューをアップしました。これはパリジャン紙に掲載された、長い長いインタビューの一部なのだけれど、ヴァヒド・ハリロジッチという個性的な人物の一端をうかがい知ることができるのではないかと思って載せました。残りの部分は、また暇を見てやっていこうと思っています。



04/1/25
勝ったー。ホントにタフなチームになったと思う。
延長戦まで戦って1−2、パウレタとソリンのゴール。OMのゴールは実はガビーのポカなんだけど、アルゼンチン代表の先輩が助けてくれた形です。今ニュースを読み始めたところで、とにかく記事の量が多いからニュースの更新は少しかかってしまうかもしれません。

ソリンはあれだけのクラブを経験してきている選手だから、もしかしてレンタルでPSGでプレーするのはあまりモチベーションが上がらないのかな、なんて一時は不安に思ったこともあるのだけれど、無駄な心配だったようです。やっぱりソリンはソリンでしたね。

でも結局、気になっていたことが現実になってしまった。パウレタとフィオレズが試合中に手に怪我をして、フィオレズは何箇所か骨折しているかもしれないのだそう。
監督が代わったばかりでとにかくOMのモチベーションは高いだろうから、この試合は激しい試合になるかもしれないということをPSGは懸念していて、メンディが会見で口にしたこともまさにそういうことだったのだけれど、フィオレズの怪我の原因になったらしいエケールは、皮肉なことにそのメンディの発言をめぐるゴタゴタの一方の当事者だった。
モナコ戦にこの2人が欠けるかもなんて考えたくないけど…



04/1/24
このところ、フランスカップというとしょっちゅうOMと当たっているような気がするけど、選手層が薄い上にCANに選手を取られている今は、国内カップ戦は流れに任せればいいと思うし、とにかく何事もなければいいと思う。その次はモナコ戦なんだから…

今週OM戦を前に、ハリロジッチ監督は選手全員に「11人で試合を終えるように」と言い渡したらしくて、そのことを含めてをメンディが会見でいろいろとしゃべったことが大きく取り上げられてひと悶着あったりしたのだけれど、まあ、本音はやっぱりそう思ってしまいますよね。

さてそろそろキックオフだけど、今回はどうだろう。



04/1/16
会長はああ言っているけれど、ハインツェの移籍話は今度ばかりは本当に腹をくくらなきゃならないかもしれない。でもアブラモヴィッチの、もっともらしいこと言わずに「でも金だろ?」という明快なやり方は、ある意味本質を突いていて、ちょっとだけ痛快な気さえするのです。

かつて移籍金の相場を吊り上げるだけ吊り上げたビッグクラブも、最近は経営を現実路線に修正しているようですが、有名ビッグクラブが人気と権威を盾に選手を買い叩こうとするのはどうかと思う。人気にひかれて移籍したがる選手と、それでは損失にしかならないクラブの関係がいたずらに悪化するのは迷惑なこと。選手を育てて移籍させることでクラブを運営しているような基底層が一番大変だと思う。
アブラモヴィッチのやり方がいいとは言わないけど、彼の存在はモダンフットボールに対するある種の批評になっている気がします。

移籍の話とは関係ないけど、相変わらずハインツェの名前の日本語表記が気になっているのですが、スカパーの中継を副音声で聞いていても、人によって発音はまちまちです。ただ、現地フランスの人がわざわざHeinzeのzeはズでもゼでもなくてツェだよ、というようなことを言っていた記憶があるんですね。サナの例もあるし、私は彼のお父さんのルーツであるドイツ語風の表記にしたほうがいいのかな、と思って相変わらずそうしています。ドイツ語わからないけど。



04/1/8
リュボヤの件はクラブ間でも合意に達したようで、あの突飛な頭のセルビア・モンテネグロ代表がパリジャンになるのだと思うと、いろいろと感慨深いです。ビッグクラブとはいえ今のところ金も力もないPSGに望んで来てくれるなんて、うれしいですね。

彼の加入によってレギュラーのフォーメーションはどうなるのか、という話題では、クラシックな4-4-2になるのではというのが大方の予想。パリジャン紙は、DHは変わらずエムバミとサナ、右サイドにフィオレズ、ただし左が問題で、ボスコヴィッチとソリンのポジション争いになるかもしれない、と。

ないとは思うけど、エルカルクーリの移籍の噂が本当だとすると、あるいはソリンがSBに下がって、ガビーが念願のCB復帰ということもあるのかもしれない。でも、デウーはランスで一緒だったピエールファンファンとのコンビはよく機能していると思っているようだから、そのへんはどうなるか…まあでも、監督が考えればいいことですよね。

ボスコヴィッチは先日のフランスカップでは交代で下がる時にサポーターからブーイングされてしまったらしくて、気がかりです。聞いたところだと、レッドスターにいた頃より痩せてしまったようだとか。
彼のことはハリロジッチも気に入っているようだし、代表でも一緒のリュボヤが入って、実力を発揮できればいいのだけれど。