更新日記


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March 14, 2005


ブログ始めました。馬鹿です。
後先考えずにコンテンツ増やしてますが、そもそも2つのことをいっぺんに考えられない使えねー脳みそなので、各コンテンツに周期的に農閑期がやってきます。今週はもーPSGなんかほっといてハインツェの方をどうにかする(つもり)。いまさら何?というような話題もあるかもしれません。
彼も露出はそこそこ増えたんだけど、似たような内容の記事が多くて、まあ答えてるのは同じ人間なんだから当たり前なんだけど、意外とネタがないかなっていうのはある…

ブログはトップページの更新情報の下のリンクから行けます。随時更新です。


March 12, 2005


リンクのページで、ランスを応援なさっている方のサイトと、マンチェスター・ユナイテッドを応援なさっている方のサイトを新たにご紹介させていただいております。マンチェスター・ユナイテッドサイトの管理人様は、以前から大変お世話になっている方です。どちらもクラブへの愛にあふれた、情報豊富な素晴らしいサイトです。


March 10, 2005


ニフが重い。特に夜間はなんかもう重くてご不便おかけしてます。

今週は手間のかかる試合結果の更新はお休みして(まあハイライトあるし…)最近のインタビュー記事をいろいろと読もうと思っていて、まずパウレタのインタビューに目を通してはみたんだけど、あまりの滅々たる内容に訳すに耐えず。

とりあえずロテンのをアップしました。この人のインタビューは雑誌でも時々見かけるし、特に私なんぞがやらなくても、という気もしたんですが、まあ、個人的にこういう、俺は俺だ何とでも言いやがれって気性の人は好感持てます。


ユナイテッドはチャンピオンズリーグを敗退してしまいましたが、怪我が心配でしょうがないので、これで少し体を休めてくれればいいんだけど。
ガビーがチャンピオンズリーグのプレビュー番組で自己紹介してるのを見て、あれヘインセってhを発音してるように聞こえるんだけど、スペイン語の発音っていうのはああなんでしょうかね。イングランドではエインセィって言う人もいればハインツェと呼ぶ人もいる。うーんそろそろサイトでの表記を変えるべきだろうか。

試合は半分寝ながら見ていたもので迂闊なことは言えませんが、ボールを持っている選手やDFへの味方のサポートが徹底していないような印象も受けました。ユナイテッドにはもう少しモダンな戦術が必要なのかもしれない。でも、私の見たいものは本当にそれなのかな。私はチャンピオンズリーグを楽しめているんだろうか?

プレミアリーグには独特のスタイルや雰囲気がありますが、自分の見てるのは多分リアルタイムの試合の進行だけじゃなくて、そういうフットボールの歴史や文化といったものも共に楽しんでいるんじゃないかと思うんですよね。チャンピオンズリーグは異なる文化の最高峰のぶつかり合いではあるけれど、しばしば勝ち負けの論理だけが勝ちすぎるし、私はといえば実のところ、「誰が一番強いか」にはあまり関心がない。


March 8, 2005


国内で展覧会が開催中のパリ在住の写真家オノデラユキは、最近作「関節に気をつけろ!」で、フットボールのTV中継から抜き出したイメージの、選手の顔やユニフォームをぼかしたり、ボールを増やしたり消したりして、スポーツ写真の「決定的瞬間」を裏切り、フットボールという制度を巡る観戦の視線を宙吊りにしてみせるのだけど、スパーズ戦におけるキャロル大将の歴史的ファンブル画像を見て、どこかで見たような、と思ってたのがこの作品だったってことを思い出した。
フットボールの視線と制度を裏切り続けるアヴァンギャルドGK、ロイ・キャロル。なんちて。ただまあ根本的に、キャロルのはパッと見ただの「ゴールシーン」の写真なんだよね。

カメラを使わず、コンピュータで既存のイメージを加工するという手法自体は、ルフの近作とかをちょっと思い出した。スポーツのコンテクストから切り離された選手達の不安定で曖昧なポーズは、なんとなく不穏な気配を漂わせて、なかなか刺激的だしこういうのは好きだけど、モダンサッカーを取り巻く「視線」は写真家が考えているよりもっと複雑なものなのかもしれないし、フットボールは時に自らその「制度」を壊す。そんなわけで、あくまでも一サッカーファンの立場から見ると、「関節に気をつけろ!」のアプローチが本当に有効なのかはわからない。


February 27, 2005


トップページの画像をちょっとだけ衣替え。アメリカン・インディーズにこの人あり、元dB'sのクリス・ステイミーのアルバム“Travels In The South”です。これは昨年のアルバムなんだけど、つい最近ニューアルバムが出たこともあって、このところまたヘヴィ・ローテーションなので。あー私も青空の下に飛び立ちたいよ。気分的に。

クリスのソロアルバムは、把握している限りではミニアルバムも含めて6枚+ピーター・ホルサップルとの競作が1枚。あっちこっちにゲスト参加したり、プロデュースしたりしているうちに、自分のアルバムは13年ものブランクが空いてしまった。でも全然変わんないな。若々しいオープニングが嬉しい。ちょっと捻くれたポップ・センスがいつだって好きだ。

Yep Roc Recordsいいですね。ロビン・ヒッチコックの最新作“Spooked”(右)も大好き。ギリアン・ウェルチ、デヴィッド・ローリングスらと作り上げた、シンプルなアコースティックの、しかし豊かなディティールと、ロビンらしい独特の抒情性と不思議な浮遊感をたたえた、かなりの名盤でした。
彼らの音楽は、これまでもそうだったように、多分これからもずーっと聞きつづけていくんだろうな。

ポップミュージックで重要なのは、ポップであることよりむしろ、その抑制のベクトルじゃないかと思ったりするわけです。その辺りの匙加減がポップのインテリジェンスというもので。表現において品格とは、ある種のストイシズムがもたらすものではないかと私は思ってる。


February 25, 2005


なんともニュースの更新意欲が沸かないので、ダラダラと無駄話しつつ気分転換など。でも無駄話って大事だと思うな。ここに置いてる音楽やエッセイのページも、最初は気分転換のためだったのに、やってるうちについマジになってしまって結局息抜きになってない。

ACミランはいろんな意味で狡猾でした。もちろんいい意味で。組織として洗練されているし、カルチョのリアリズムといったものをひしひしと感じた。特に戦術的な面では。
今季序盤のユナイテッドを見ていて、もう少しコンセプチュアルでもいいんじゃないかと思ったことはあるけど、プレミアのある種の大雑把さは嫌いじゃないし、むしろ魅力的だと思うときもある。ヨーロッパカップは単純じゃないよね。

このままだと6月にリヨンとの契約が切れるルグエンは、黄金時代のメンバーを核にしたいPSGが監督就任を切望しているみたいだけど、そういえば、ルグエン自身が以前「ユナイテッドから話がある」と言ってたと、オラスが言ってた。後はユベントスとかレアル・マドリーとか。今はどうなってるか知らない。


ユナイテッドの中継は、初回は基本的に左サイドばっかり見てるものだから、ネットで何か書く時はもういっぺんキチンとメモを取りながら見直さなきゃならない。それが正しいフットボール観戦の楽しみ方かっていうと、違うような気もするんですけどね。

で、まだちゃんとミラン戦を見てない。キックオフの前に、選手達がマスコットの子供達が寒くないか気遣ってるのが微笑ましかったな。ハインツェはファンとの関係については、「応援に感謝しているけどすごく試合に集中しているし、大勢集まった人達のことが時々分からなくなる」ということで、そっけないこともあるそうだけど、子供は好きみたいで、一度停電か何かでPSGの試合が中断した時、その間に子供とボールで遊んでる映像がハイライトで流れてた記憶もある。

個人的に印象に残ってる彼のピッチ外のエピソードには、子供がらみのものが多い気がします。例えばカンデロージュで、泥だらけのトレーニングウェアのままひざまづいて、アルゼンチンから来た甥っ子達を抱きしめているところ。あるいはコルシカのスタジアムで、チームバスの前でバッグを開いて、アジャクシオサポーターの子供にマイヨをプレゼントしているところ。その子の父親は、「お前は感謝しないとね。彼は偉大な人だよ」と言った。その様子を伝えたパリジャン紙は、ハインツェの闘志はアウェイの観客にもリスペクトを抱かせるのだと書いていた。

画像はPSGのclub filleulsの子供達とトレーニングを行った時のもの。子供達の真ん中に座ってるのが当時のハインツェです。和やかな雰囲気。子供達の着ているマイヨが、パリのコミュニティを反映してる。



フランス代表が8月にスタッド・ドゥ・フランスでアルゼンチン代表と親善試合、なんてニュースを見かけたけど、ソリンやハインツェも呼ばれるんだろか。スタッド・ドゥ・フランスはブーイングするのかなっていうと、するんだろうけどさ、ストライカーが古巣相手にゴールを決めるのを恩返しというのと同じ意味で、ブーイングにも多分、いろんな意味がある。

先々月のユナイテッドのオフィシャルマガジンで彼は、フランスではとても幸せだったからCLであそこに帰ったのはスペシャルだったし、PSGと対戦する時はもっとスペシャルだろう、ジェルランではブーイングもされたけど(“僕がフランスでいつもそうされてたようにね(笑)!”)、それも僕の仕事の一部なんだよ、なんてことを言ってたっけ。

3月号のオフィシャルマガジンにはキャリントンでのクリスマス・ランチの時の写真があって、それがまたいい笑顔で写ってるんだけど、それはともかく、スタッツのページにその月のタックルの回数と成功率っていうのがあって、ハインツェはチャレンジの90%に勝っている、というデータを見て、へーと思いました。残りの10%が結構ハデだったりするからなあ。

ハインツェについてのとりとめもない話。


February 11, 2005


このサイトを始めてたった2年で、2人の監督を見送ることになろうとは思ってもみなかったな。でも、最大のプレッシャーと言ってもよさそうなサポーターとクラブ間の問題は、ハリロジッチの解任で解決したわけでは全くないようで。

サポーターの抗議行動のことはパリジャン紙がよく取り上げているけど、ここは大抵、抗議行動を煽るような書き方。彼らの情報提供で記事を書いているようだから当然か。オトゥイユとブローニュが協同して弁護士を立てて、クラブに対話を求めたりしているとかなんとか。

この成績じゃ文句も出るよね、とは思うけど、実際のところは記事を読んでも、彼らの口から出てくるのはスタジアムのセキュリティの問題のことばかり。サンテティエンヌ戦では、身元証明を拒んだサポーター達がスタジアムに侵入しようとして機動隊が出動、なんてトラブルもあった。
なんだか変だ。どんな根拠があるのか知らないけど、ハリロジッチは「サポーターは金で操られている」なんてことまで言って揉めたらしい。

グライユは内相と連動してスタジアムのバイオレンス追放に取り組んできて、ストラスブール戦で対立するパリサポーター同士が大立ち回りをやらかした後も、彼らに厳しい対応をしてた記憶がある。フットボール観戦に身元証明がいるなんておかしな話だけど、そんな事態を招いたのは誰か、ということになる。
オールド・トラフォードの雰囲気のいい整然としたスタンドの光景を見ていると、たまーにちょっと物足りない気分になることもあるけど、あの国にはフットボールの歴史があって、いろんな事件や悲劇もあって、その中で磨かれてきた形なんでしょう。(詳しくないので誤認していたらすみません)

フットボールにはある種混沌とした部分も付き物だとは思うし、パルクのゴール裏の光景もおそらく、パリの都市的現実の一端(移民や極右や失業や)を象徴しているのだろうと思う。 私はパリ市民じゃなく、クラブにお金を落としてるわけでもないからどうこう言える立場じゃないし、彼らがスタジアムで騒いで気を晴らさなきゃならないような、どんな現実を生きているのかも分からない。

でも、試合のたびに「機動隊」とか「衝突」とか「負傷者○人逮捕者×人」なんて見出しが踊るのはどう考えてもマズイよね。クラブがサポーターに対して敬意をはらうのと、迎合するのは違う。そして膨れ上がる混沌を受け入れるには多分、スタジアムはもう小さすぎる。

何日か前に、カンデロージュに来たサポーターグループの代表と選手が話し合って和解したという記事を見かけて、その直後に選手はフランスカップに向けたキャンプに行くのを拒否した。クラブに脅しをかけるようなやり方もどうかと思うけど、選手がサポーターに安易に同調したのでなければいいんだけど。

このところ、私はずいぶん疑い深くなったなぁ…


February 7, 2005


ランス戦はまったくふがいない戦いぶりだったようで(0-2)、失点の場面もディアラがフリーになってたり、なんか集中が途切れてるような感じ。サポーターが一斉にハンカチを振る、カンプノウさながらの光景も見られたとかなんとか。

今季はもう降格しなけりゃいいやと思ってるんだけど、それすらもわかんないですね。誰かが、「パウレタが“会長辞めろ!”の横断幕の前でPKを蹴らなきゃならないような事態は異常だ」、みたいなことを言ってたような気がしますが、もっともです。
何をやっても駄目だという絶望的なムードが蔓延してる気がする。空気を換えなきゃいけない時なのかもしれないな…

イストル戦でピショがPKを取られた映像も見ました。今季の判定はやっぱりちょっとねえ。チームが上向いてくるときまって、不可解な判定で水を差されるような状況で、選手がモチベーションを保つのが容易じゃないのは分かる。
審判団のハリロジッチへの心証がどうかということはさておくとしても、判定で問題続きのPSGの試合で笛を吹く審判がナーヴァスになって、行き過ぎたジャッジを招く一因になっている点は否めないんじゃないかな。

一方マスコミは、自分達に口をきかないハリロジッチが気に入らないこともあって殊更に煽ってる。以前アンケートで、「ハリロジッチは留まるべき」という回答が「辞めるべき」を上回った時のプレスは実につまんなそうだった。
ジャーナリストはシーズン前には、放出した主力選手の穴を埋めたPSGの補強は完璧だ、優勝候補の筆頭だと言って誉めそやしていたし、今では、補強は失敗だった、責任問題だと叩いてる。プレスが自分達の書いたことに責任を負ったところなんか見たことない。

ハリロジッチが貝になる前、プレスは内部リークを誘ってチームを混乱に陥れるような記事ばかり書きたてていたし、クラブにはマスコミのプレッシャーからチームを守る必要がある。それでも残念ながら、無駄にマスコミを敵に回してもしょうがない。
何より、一番きっついプレッシャーがサポーターなんじゃないかっていうのがPSGの厳しさなんだよね。まあ、ブローニュとオトゥイユが一致団結したというのは、理由はどうあれ画期的なことかもしれない…。


このランス戦のピッチには、ジェローム・ルロワとキュビリエがいた。2点目を挙げたジェロームは、ゴール後のジェスチャーが示すとおりハリロジッチ(ベンチ復帰)に対して複雑な思いはあるだろうにせよ、PSGに復讐心はないよと言ってました。

グライユとハリロジッチがパリに来た時、ヨーロッパカップを戦うわけでもないこのチームには30数人もの登録選手がいて、契約内容もどんぶりだった。必然的に大勢の選手が放出されました。ヤキンの解雇はまあびっくりしたけれど、あれはヤキン側にも過失があった。
でも、ジェローム・ルロワのケースはそのどれとも違っていて、ジェロームがベンチに置かれることに不満を持って、それがロッカールームによくない影響を与えているとハリロジッチが判断したからだ、というようなことをプレスは伝えていたものの、それ以上のことは知らない。

いずれにしても、昨季の一部選手とハリロジッチの確執の決定的な要因となったのが、このジェローム・ルロワ放逐事件だったように記憶してます。代表戦で留守にしていたハインツェが、パリに戻った後でジェロームを擁護する発言をしたりした。
ムラもあったししょっちゅうキレてカードをもらってましたが、私はジェローム・ルロワという選手が好きだったし、彼がPSGを追われた時は悲しかった。

すべての記事を読んだわけではないけど、ギャンガンに行ったジェロームは、表立ってクラブ批判はしなかったように思うし、「これからはサポーターとしてPSGを見守る」と言ってくれた時にはちょっと涙出た。彼には彼の名誉のためにパルクで勝利を挙げる必要があったのだと思うし、気のいいヤツだったキュビー・キュビリエ共々いいキャリアを送ってほしいと思ってます。

2人のコメント。1つめはキュビリエの試合前のもの。後のはジェロームの試合後の会見で。

「ヴァヒドに関しては、僕はいい思い出を持ってるよ。彼のトレーニングはテクニックと基本に軸を置いていて、ちょっとうんざりする時もあるんだけどね!(笑)でも、僕は彼がリールで素晴らしい結果を残し、レンヌを救い、パリが2位で昨季を終えたことを認めてる。僕が母親を亡くした時、彼はジョゼ(ピエールファンファン)達と一緒に、わざわざニースまで僕を励ましに来てくれたんだ。モナコにいた時に父を亡くしてるけど、その時はクラブの誰も動かなかったよ…」

「僕達には勝ち点が必要だから、今夜は凄くうれしいよ。でも、PSGに対して個人的な復讐心はない。相手が誰であれ、僕はいつでもベストを尽くす。何も特別なことはないよ…。僕はまだこのクラブ(PSG)で役立てたかもしれなかった。ハリロジッチを恨んではいない。でも、僕はここでキャリアを終えたかった」


January 31, 2005


ハインツェのニュースのページをちょっと更新。ネヴィルはひたむきなデュオに敬意を表する、という記事です。

ユナイテッドへの移籍当初に中継の中で、彼のメンタルについてあまりよくない評価をされたのには残念な思いをしました。少なくともパリでの3シーズン、彼が最後まで勝負を諦めない選手で、その闘志とたゆまぬ献身でチームを牽引してきたのを見てきたわけだから。「PSGの魂」というのは私が勝手に言ってるわけじゃなく、メディアが彼に冠したものです。

五輪のことでも批判はあったけれど、それは彼自身がピッチで証明するしかない。最近ではイングランドにも慣れて、PSGでのパフォーマンスをほぼ完全に取り戻したように見えます。スタンドのアルヘンティーナ・コールを耳にするたび、もう完全にユナイテッドの選手なんだねと思う。

プレミアはフランスとはレベルが違うから、なんて話になるたびハートブレイクしていたものです。どんなクラブであれ、レベルがどうであれ、ファンのチームへの思いは同じなのです。彼がユナイテッドで成功するかどうかは、少なくとも私にしてみれば、彼のプレーが大好きだったパリファンの名誉にもかかわる問題だったわけ。

チームの成績が落ち込んで、ロナウジーニョでさえ、不満をつのらせたパリサポーターの襲撃を受けていたような時でも、ハインツェだけは批判されることがなかったし、サポーターは“11人のハインツェ”の横断幕をスタジアムに掲げてた。「非の打ち所がない戦士」と呼ばれた、パリにとっての彼はそういう選手でした。


January 28, 2005


ニュースのページに、この冬の補強はセマクでお茶を濁そうっていうんじゃないですかなんて書いた後でレキップの記事を見たら、移籍市場の期日を間近にしてパリスカウト陣は「かつてないほど」活発に動いているというので、それはスマンカッタと思い読んでみたのですが、噂はいっぱいあるけどどれも無理っぽいですねという、大勢には何の影響もない記事でした。

カポは移籍市場のたびに名前が挙がるけど、その都度カペッロが就任して状況が変わったり、ネドベドが怪我したりしてなんとも間が悪い。ハリロジッチは何よりDHを待ち望んでいるようで、事実エムバミとシセの怪我とサナのサスペンションで、メンディやアテバ、エウデルまでこのポジションに駆り出されてる。監督は、今季はベストメンバーを組めたためしがない、なんてぼやいてます。
噂にのぼったダクールは高すぎ、タイニオはトッテナムとの仮契約をまとめたばかり。

萎える試合結果はやっとサンテティエンヌ戦(0−0)のマッチリポートを読んだばかりなんだけど、パリサポーターがまたやらかしたらしいとか、病気のデュアメル主審に代わって急遽笛を吹いたラノワ主審がアレだったらしいとか(採点3)、メンディは厳しいジャッジに抗議して2枚目のカードを頂戴したらしいとか…ちょっぴり涙がにじむのは、催涙ガスと発炎筒の煙のせいだけではなかったようで。

更新はもう少し休養モードでやりたいので、リーグ1ハイライトの放送も始まったことだし、ハイライトの内容にまだ何か補足するようなことがあれば、その時に。気が進まないけどこれからイストル戦のを読もう…。これも判定いろいろあったみたいだなあ。


January 27, 2005


ニュースのページのセマク移籍の記事の中に、タルコフスキーの映画「鏡」の中で少年が読み上げていたプーシキンの書簡を引用しましたが、あの話をフットボールに置き換えてみても、なんとなく面白いんじゃないかと思って。

この間雪が降った次の朝に、窓から見た景色がちょっとブリューゲルの「雪中の狩人」みたいで、「鏡」の中にこの絵をイメージしたとおぼしきシーンがあったはず、と思ってDVDを見直したばかりだったから、セマクの移籍でそんな連想をしたのかもしれない。
この絵は大好き。16世紀、絵画が「風景」(ランドスケイプ)に目を開かれ始めた頃。

今回の補強はPSGにとっても大きな賭けです。失敗すれば、今度こそ間違いなくハリロジッチはクビだろうなあ。ともあれ、違った環境に来てプレーするセマクには頑張ってほしいな。
彼の出身地ルガンスクはどうもウクライナらしいので、こういう例を引くのも的外れなのかもしれないけど、パリは多くのロシアからの亡命者が文化に影響を与えたところ。タルコフスキーが亡くなったのもパリでしたね。


January 24, 2005


相変わらず体調がはっきりせず、少しゆっくりした方がいいのかなという気もするので、今週はあんまり更新できそうにないです。
いっそのこと熱でも出てくれた方が働かなくてすむのになあ。


January 17, 2005


年末の疲れが今頃出たのか、どうも体調がよくありません。PSGもあまりいい話題がなかったり。

ハインツェの長めの記事がほとんどアップするだけになってたので、今日はとりあえず記事のページを更新します。途中何度か、おのれの語学力の貧弱さに絶望しました。ハイ。大意は外してないんじゃないかと思うんだけど…どうかな。


January 14, 2005


10日も前の話をむしかえすのもなんだけどキャロルのアレ。今プレビューショーでやってたもので。
あらためて見ても、あれを誤審というのは審判はちょっとお気の毒な気がします。確信がなければゴールは取らないという判断自体は誤ってないし。要はキャロルのポカが、まさしく人智を超えてたってことでしょう。

そんなさなかに、イングランドサッカー協会がビデオ判定の導入を検討しているなんて報道があったけれど、あまり映像を重視しすぎるのもどうかなと思う。誤審に泣かされたことはそりゃ数知れないけど、それでも試合の流れを体感する中でしか見えないことはあるんじゃないだろうか。いたずらに判定の選択肢を増やすのは最終的な判断を複雑にするだけだろうし、何より映像はしばしば嘘をつく。

一般的な話として、概して現代人には、映った映像の中に何か真実があるというようなある種の信仰がある気がするけれど、それはかなり危険なことじゃないかな。そこには事実の断片はあるかもしれないけれど、真実があるとは限らないわけですよね。

いずれビデオ判定が導入されるにせよ、あくまで「映像は映像にすぎない」という意識が前提としてないと、ちょっと危うい感じ。実際、ビデオにとらえられない誤審だってたくさんあるから、厳密にやろうとすればきりがないし、一方でフットボールはますますその本質から離れていくかもしれない。
フットボールはあくまでも人間のやるスポーツであって、人間の力の及ぶところ、その曖昧さの範囲の中に留めておいた方がいいんじゃないかって気がするんですよね。あとは審判団に謙虚に技術向上に励んでいただくことと、シーズン末にはプラスマイナスの帳尻が合いますように、と天に祈るだけ。


January 8, 2005


あらためまして、本年もよろしくお願いいたします。

リンクのページに一件追加させていただきました。アルゼンチンサッカーを応援なさっている方のブログです。アルゼンチンにはまだまだ未知の男前がいるのだな…


年末年始はフットボールに関しては私もウィンターブレイクなのですが、今年は元日からユナイテッドの試合があってなんだか変な感じでした。ガビーには実際短い休暇。帰省先のクレスポではもうすっかり地元の名士といったところで、子供達が「サインちょうだい、写真とって、抱っこして」でひっきりなしに実家のベルを鳴らしてるとか、市長さんが彼をスポーツ移動大使(でいいのかな)に任命することを決めたとかいう話がLa Nacionに載ってました。子供は好きみたいだけど、ちゃんと休めたのでしょうかね。


秋にトップページの画像をロイド・コールのベストアルバムのジャケットに替えたきりだったので、年も変わったし、なんかお正月らしいジャケットはないかと思ってペイヴメントの“Watery,Domestic”のニワトリ(右)がバシっと視界に入ったんですが、当然ながら全然おめでたい雰囲気ではなかったです。
で結局、冬っぽいジャケットということで、マシュー・スウィートの“Girlfriend”。

この人の場合、ある種のポップ特有のあざとさが時々鼻につかなくもないんだけど、このアルバムはとにかく参加ミュージシャンの顔ぶれを見てレジ直行でした。フレッド・メイハーのプロデュースにロイド・コール、ロバート・クヮイン、リチャード・ロイドだもの。ポップの人って、わりと形から入るとこあるよね。