「フランスダービー、それは心で勝ち取るものだ」


<南米予選エクアドル戦の前のインタビュー>   2004年3月25日 fifaworldcup.com

−この新たな招集をどう受け入れたの?
「ものすごく嬉しかったよ。アルゼンチンからますます多くの優れた選手が出てきていることは、しっかり分かってる。だから、代表に呼ばれるのはますます難しくなってる。僕は今、キャリアで最高の時を送っているんだと思うよ。フランスでの3季目で、自分を確立できている。嬉しいよ、アルゼンチンのカミセタに袖を通すんだから。これ以上のことってないよ。僕は心から監督にお礼を言いたい」

−アルゼンチンの観客は君をよく知らない。エクアドル戦を前にして、そのことは余計にプレッシャーじゃないかい?
「いや全然。アルゼンチン国民は僕を知らなくて当然だよ。国では数試合しかプレーしてないし、それから何年もたってるしね。彼らはまさに僕の存在を見て知ろうとしているところなんだ。だから、ベストを尽くすつもりだよ。うまくやるために。それから、彼らに僕を知ってもらうように」

−セバスチャン・ベロンの欠場は、チームにどれほど影響を及ぼすだろうか?
「彼は素晴らしい選手だよ。僕達のシステムできわめて重要な役割を担ってる。でも、ここはアルゼンチンだからね。いつでもよく代わりを務められる選手達がいるんだ」

−エクアドルについて知ってることは?
「僕はフットボール観戦が大好きで、よく対戦相手の研究もする。でも、その点については執着しないんだ。僕にしてみれば、僕達はそれ以上に自分達のプレーに集中しなければいけない。僕達の調子がよければ勝てるだろう」

−アルゼンチン国民の代表チームとの関係は冷え切っているよね。こういった状況では、アウェイでプレーする方が有利ではないのかい?
「僕はこのチームをよく知ってるし、世界のどのスタジアムであれ、同じ望み、同じスタイルでプレーしていることも分かってる。僕達は、いいプレーをして勝つように努めなければね。それが人々に笑顔を取り戻させる一番いい方法なんだよ」

−PSGでは、君は4バックでプレーしている。3人で守らなければいけないとしたら、どのポジションが一番やりやすい?
「答えは簡単。僕はディフェンダーだ。そうである限り、監督の示すシステムに適応するようインテリジェントでなければいけないんだ」

−この予選での試合のレベルをどう思う?前の予選より競争が激しいと思う?
「難しい質問だね。この前の予選は、僕はいちサポーターの立場だったから。いずれにせよ、今のレベルはすごく高いよ。机上の論理じゃ何も勝ち取れない。試合に出るたび身も心もすべて捧げなければね」

−チームのサポーターとして、02年ワールドカップでの早すぎる敗退はどんな体験だった?
「もちろん、あの時はつらかった。ピッチを去る選手達が浮かべた悲しみの表情を見るのは、胸が痛んでたまらなかった。とりわけ、マウリシオ・ポチェッティーノのそれについては。彼は友達なんだ」


<フランスダービー直前のインタビュー>   2003年11月29日 ル・パリジャン

「フランスに来てから、PSGとOMの試合は全部出場してる。あれ以上のものはないよ。僕は2つのイメージを心にしまってる。昨季のベロドロームでの3−0。そしてフランスカップでの僕のゴール。(2002年2月、試合終了5分前に同点ゴール) いつか僕がパリを去る日に持っていくだろう思い出だよ」

−明日、ベロドロームでどんな試合を期待してる?
「僕達はアウェイの方が楽なんだ。でもOM戦は他の試合とは違う。多くのゴールは望めないだろう。堅い試合さ。とても注意深くして、集中しなければならない」

−OM対PSGの重要性にはすぐ気づいた?
「ここに来てすぐ教えられたよ。この試合は心で勝ち取るものだ。僕はシーズンの初めにスケジュールは一切見ないけど、正直なところ、OM戦の前の何日かが待ち遠しくてならない。それは特別なものなんだ。僕達は一週間前からそのことを話してる。スタジアムに入る時は、とても言葉に表せない瞬間だよ」

−OM戦で3連勝してから、心理的に優位に立ったと思う?
「日曜、僕達がまた試合をしに行くのは、昨季3−0で勝ったこととは関係ない。OMの選手はもっとずっとモチベーションが高いだろう。今季僕は何度か彼らのプレーを見た。特に水曜のレアル・マドリー戦をね。彼らは昨季より良くなってる。でも、僕は対戦相手のことは気にかけないし、僕達の調子がよければ、相手が誰だって打ち負かせるさ」

−例えばリヨンなどよりむしろ、OMにこだわるのはなぜ?
「クラブの歴史上、重要なのはOMだけ。もしサポーターに何が何でも勝たなければならない試合を1つだけ聞いたら、彼らはOMとしか言わないよ。リヨンじゃなくてね。これは本当に、2つのユニフォームへの愛の戦いなんだ。バルセロナ対レアル・マドリー、ボカ対リーベルと同じようなものだね」

−子供時代、ボカ対リーベルにはどんな思い出がある?
「子供の頃、ダービーは絶対見逃さなかった。最高の試合だよ。アルゼンチンではフットボールがフランスよりずっと強く生活に密着しているから。試合が近づくと、国民は2つに分かれて、息詰まる雰囲気で満たされる。誰もが自分の陣営を決めなきゃならない。こういった“熱い”試合は、あなたたちにも合っているんじゃないかな」

−それはアルゼンチンの文化によるもの?
「僕の振舞い方は父親譲り。フットボールの中で培われたものじゃない。でもアルゼンチン人の、特にディフェンダーは、この種のすごく熱い雰囲気の試合が大好きな、とても老練でずる賢い選手たちなんだ。鳥肌が立つよ。すごいモチベーションさ。僕達にはこの過剰なアドレナリンが、テクニックのある選手より必要なのかもしれないね。僕達はゴールを許さないための、最後の砦だ」

−ハリロジッチは君に左サイドバックを任せている。彼の選択は動かせないものなの?
「現時点で、チームはこのポジションに僕を必要としてる。でも僕はいつも、自分の本当のポジションはセンターバックだと言ってきた。今のところは、チームのためにそれを犠牲にしなければね」
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