03/12/30   
移籍市場の再開は今週ですが、当初鼻息が荒かったハリロジッチ監督の補強構想は、最近では随分現実的なものに軌道修正されているようです。
「選手の獲得には金がかかるし、PSGにはそんなに金はない」と、何度聞いたか分からないコメントに続いて、「だから移籍市場での大きな動きはないだろう」。そんなことだろうと思ってました。

「今のところ、補強に使える予算ではリーグ2の選手にコンタクトすることはできるが、それ以上は無理だ。それでもFW1人は取らざるをえないな」

CANにオグベチェを取られると後のCFはパウレタ、ヘイナウド。代表戦で留守がちなポルトガル人と、初めてのパリの冬を迎えるブラジル人というメンツに危惧を抱いている監督は、やはりストラスブールのリュボヤ獲得を最優先に定めている模様。
リュボヤの代理人とクラブは定期的に接触しており、PSGは今週中にも給与額の提示を出すと見られている。
一方カポについては、オセール会長は「クラブ間には何もない」

1週間のバカンスを終えた選手達は、現在クレールフォンテーヌでトレーニングを再開。年明けの第1戦は4日のフランスカップ、トロワ戦。

年末の多忙につき、斜め読みの拾い読みで、誤訳があったら申し訳ありません。それでは皆様、よいお年を。


03/12/26   きれいごとなんか言ってられっか
リーグ1第19節試合結果:

リヨン−PSG  1−1

得点:パウレタ(41分)−PSG
    キャリエール(84分)−リヨン

デウーのサスペンションにより、ディフェンスはハインツェ、ピエールファンファン、エルカルクーリ、キュビリエという博打性の高い4バック。リヨンの攻撃力を考慮してか、左サイドにはボスコヴィッチに代わって負傷明けのソリン、中盤の守備にリュインデュラ対策としてロッキを起用。
不安の残るスタメンながら、前半終了直前にパウレタのゴールで先制した後は、引いて守ってカウンターだコラァ的な開き直りがむしろすがすがしい全員守備でリヨンの猛攻をなんとか1失点でしのぎ、鬼門ジェルランで勝ち点1ゲット。

01−02シーズンのジェルランでの退場は、パリでの最悪の思い出の1つだったらしいハインツェ選手のコメント:

「リヨンがボールを独占していたから、僕達はとにかく走らなきゃならなかった。でも、僕はチームとチームメイトの働きをとても誇らしく思ってる。何人かはコンディションが十分じゃなかったけど、彼らはチームのために身を捧げた。リヨンでのドローはそれでもかなりの結果だよ。今季の自己最高のプレーだったと思うかって?自分個人のパフォーマンスについてどうこう言うのは好きじゃないんだ」

デウーが欠場しようがソリンが戻ってこようが、相変わらずSBを任されているハインツェ選手。時々、僕本来のポジションはCBなんだけどな、なんてことを言っていますが、だからといってくさらないのがいいところです。まあ、後半やってたことは実質CBでしたけど。 (photo:Reuters)
終了間際に追いつかれたにしては、選手、監督共に勝ったかのようなコメントの数々です。単に心はもうバカンスなだけかもしれませんが。

「リヨンで勝ち取ったこのエクセレントな結果について選手達を称えたい。我々はここで真の快挙を達成した。前半のプレーは、アウェイゲームとしては今季最高の出来だ。我々はアグレッシヴで、よく集中していた。PSGはこの魅力的な勝ち点をサポーターに贈る」
(ハリロジッチ監督)

「僕はいい結果だと思ってる。終了5分前までは1−0で、勝てるんじゃないかという気がしたのは事実。でも、結果は公正だと思う。僕たちは前半すばらしい戦いをし、後半もいいプレーをした。すごいクオリティを備えたチームと戦った結果としては上々さ。みんな満足してると思うよ。僕たちはアウェイでの全試合をこんなふうに(最初からハイテンションで)戦ってきたし、リヨン戦でもそれは変わらない。このチームには偉大なメンタリティと、良きチームスピリットがある。それがこのチームの力なんだよ」
「今、僕がより多くのチャンスを作っているのは、このチームが向上し続けているから。(移籍以来の厳しい批評について)批判されてもいるけど、僕はボルドーにいた時と同じことをしてるんだ。3シーズンあそこにいて、2シーズン目を除いて9ゴールで折り返した。今季はより少ないチャンスで同じ結果を出したんだよ。ゴールを決めた時はいつだってすごくうれしい。でも一番重要なのは、PSGがビッグチーム相手にいい結果を出したことさ」
(今季9ゴール目のパウレタ選手)
アフリカ・ネイションズ・カップに主力をごっそり持っていかれる予定のハリロジッチ監督は、この冬の移籍市場で、少なくとも3人の選手の獲得を望んでいる模様。うちわけはFW、DH、CB。

噂に上っていたヴィルトール選手の獲得は、経済的な理由から実現は難しい様子。
「PSGがイングランドやスペイン、イタリアの選手を獲得するのは不可能だ。レンタルでさえ苦しい。彼らに月15万ユーロを払わなければならないんだから」
「経済的な要請というのはいつも難しいね。サンタクロースは当てにしてない。お金を持ってくるサンタクロースなんてのはチェルシーのムッシュくらいさ。まあ彼とは知り合いでもなんでもないんでね」

監督は具体的な選手の名前はあきらかにしておらず、「どちらかと言えばレンタルでの獲得を検討している」とだけコメント。現在PSGがコンタクトしたとみられるのはリュボヤ(ストラスブール)、カポ(オセール)、ドラソー(リヨン)。ドラソーについては、今のところ提示された契約期間をめぐって難航している模様。同様にキャリエールにも打診したらしいものの、こちらは彼のサラリー(月18万ユーロ)の前に意気阻喪。

その他に、クラブが関心を持っていると伝えられているのは、オサスナのオーストラリア代表FWジョン・アロイジ選手、グーニョンのセネガル人MFアビブ・トラオレ選手。

「私がここに来た時、PSGに来るのを断った選手も何人かいた。私にはそれがショックだった。今では反対だ。選手達はすすんでここに来たがっている。それが自慢の種なんだ。PSGが変わった証拠だよ。この夏に移籍を断ったような選手は、二度と来ることはないだろう。終わったことだよ!」
一方で放出が濃厚と見られているのがウーゴ・レアル選手。ここ何試合かのパフォーマンスを見ると、なんとも勿体無い気がするのですが、彼の月15万ユーロのサラリーはクラブにとってはかなりの負担らしい。
ポルトガルのスポルティングと、スペインの複数のクラブの名前が挙がっているものの、まだ具体的なオファーはなく、また、彼がパリに来た時の移籍金1100万ユーロに見合うだけのオファーを探すのは難しいと見られる。
知将ハリロジッチの今季の優勝予想:

「モナコに追いつくのは難しいだろう。それが可能なのはリヨンだけだ。私の意見を謙遜だとか、野心が足りないとは思わないでほしい。まさにリアリズムなのさ」


03/12/19   バロンドールの本命は誰ですか?
「あなたたちの国の選手が抜きん出ていると思うよ(ジダンのこと)。彼は別格。それ以外では、ロベルト・カルロスみたいなDFは、彼が成し遂げてきたこと、勝ち取ってきたもののすべてについて、当然賞をもらっていいだろうね」
(ハインツェ選手)

「僕に決められるものなら、マルディーニだろうね。彼の全キャリアに対して賞を贈るよ。彼は常にACミランのレギュラーだった。個人の賞を受けるに値する選手だ。バロンドールはたいていオフェンシヴ・ハーフかFWの選手に贈られる。一度くらいDFが選ばれてもいいだろう?」
(デウー選手)

それぞれに、大変「らしい」お答えです。
リーグ1第19節リヨン−PSGは本日現地時間21時からスタッド・ジェルラン。

アロンゾ、バディアーヌ、ベンアシュール、ボスコヴィッチ、キュビリエ、エルカルクーリ、フィオレズ、ハインツェ、ウーゴ・レアル、レティジ、エムバミ、メンディ、オグベチェ、パウレタ、ピエールファンファン、ヘイナウド、ロッキ、ソリン

ソリン、メンディ、ベンアシュールが復帰、しかし、
「ソリンがプレーするかはわからない。まだ100%じゃない」
(ハリロジッチ監督、17日付レキップ)

「OM戦より難しい試合になるだろうね。リヨンはボールキープに優れたチームだ。僕達はリヨンの攻撃力のポテンシャルがどれだけのものか、どんないい選手がいるのかよく知ってる。でも、11人対11人の戦いであることに変わりはないんじゃない?」
(ハインツェ選手)


03/12/17   パリは燃えているか
パウレタは古巣相手にゴールを決めて恩返しをするのか。PSGの元キャプテンは、ハリロジッチに一泡吹かせてジロンダンでのポジションを奪回できるのか。そして、カネイラは三たびフィオレズにしてやられてしまうのか。
数々の因縁に彩られ、とかく激しいゲームになりがちな見所満載のボルドー戦。しかし試合はそれ以上にドラマ性に富んだものでした。

<リーグ1第18節試合結果>

PSG−ボルドー   2−1

パウレタ様のまさかのPK失敗に端を発した二転三転の試合は、18分にセラーデスのゴールでボルドーが先制。しかし、36分にヘイナウドのちょっとラッキーなゴールで追いつくと、後半立ち上がりの47分、ボスコヴィッチ、ウ−ゴ・レアル、ヘイナウドの連携から、前半の失態を払拭するパウレタのゴール。古巣に敬意をはらうパウレタは、もちろん喜んだりしません。最後の最後、ロスタイムにボルドーにPKを与えるも、ダルシュヴィユの劇的な‘パネンカ’失敗で逃げ切り。

「後半の25分間、我々は非常にハイレベルなプレーをした。2点目のゴールに象徴されるように、PSGは勝利に値する。ゴールは優れたチームワークの成果だ。この勝利は全員が求めていたものだ。選手、スタッフ、観客・・・。サポーターはいつも我々を支えてくれた。17位に沈んでいる時でさえね。彼らには、このちょっとしたクリスマスプレゼントを受け取る資格があるのさ。我々は1つになっている。とても強い何かが我々全員の間に生まれつつあるんだ」
(ハリロジッチ監督)

今年最後のパルクでのホームゲームは、41512人が観戦。数多くの著名人もスタジアムを訪れた模様。

「とても楽しい夜だ。最高の試合だった」
(上機嫌のジャン=ポール・ベルモンド氏:俳優)

「今季のPSGで最も美しい試合の1つだ。私はずっと前から、ほぼ全試合を見に来ているが、この試合はまったく素晴らしい。ボルドーも共に称えられるべき試合をしたからね」
(パトリック・ブリュエル氏:歌う俳優)
なんとなく02ワールドカップ・ブラジル×イングランド戦でのロナウジーニョのフリーキックを思い出すようなゴールで、PSG反撃の口火を切ったヘイナウド選手。当然、狙ったシュートだったかどうかが話題になっていますが、本人はあくまでもセンタリングなどではなく、ゴールを狙ったと主張している模様。

「試合の前にビデオで、GKラメがよく自陣ゴールから離れるのを見ていた。それにつけこんでシュートしたのさ」
(ヘイナウド選手)

ただしこの件については、試合後のCanal+のインタビューでパウレタが、
「彼は狙ったんじゃないって認めてるよ(笑)」と暴露しているらしい。冗談か本当かは藪の中。
PK悲喜こもごも。

「僕達はパウレタが(PK失敗で)落胆しないしないように、いろいろと話しかけたんだ。‘2度目のチャンスはうまくいくさ’ってね。で、彼はゴールを決めた」
(デウー選手)

「チームメイトとフロントには前もって知らせていたんだ。僕は彼らに‘もしPKがあったら、変わったシュートを蹴る。パウレタは僕が力いっぱい蹴ることを知ってるし、彼はアロンゾにそう言いに行くと思う’と言った。だから勝ち点を失ったのは、すべて僕のせいだ。ロリアン対ギャンガンの試合で、こんなふうにPKに成功したことがある。でも、今日はうまくいかなかったよ」
(ダルシュヴィユ選手)

「ダルシュヴィユのPKは、フィオレズへのファウルが流された後のことだった。なぜ主審がファブリスへのファウルに笛を吹かなかったのかはわからない。私はかつて4回の‘パネンカ’を試みたことがある。3回は成功したが、たった1回の失敗がナントのタイトル獲得には高くつくことになった。今でもまだ、そのことを話す時はいらいらするね」
(ハリロジッチ監督)

「私も選手だったし、彼がリスクを冒したことをとがめる気はない。しかし、思いっきり蹴った方がよかっただろうがなあ」
(パヴォン・ジロンダン監督)

「(PKを失敗したダルシュヴィユをなぐさめに駆け寄ったことについて)本能的にそうしていたんだ。僕はダルシュヴィユを高く評価している。彼を励ましたかった」
(デウー選手)

あるいはパウレタの失敗が、ダルシュヴィユの心理に何らかの影響を与えていたのかもしれません。よくわからないのですが、どうもそんなダルシュヴィユの心理を読んでいたらしいアロンゾによると、アロンゾとパウレタは組んで、ダルシュヴィユがPKを蹴る前に、いろいろと撹乱を図ったりもしていたらしい(?)

また、ボルドーのPK獲得の騒ぎの傍らでは、ベンチのシリル・モワン・フィジカルコーチがひっそりと退場。
最終的に5人のポルトガル人選手がプレーしたこの試合は、パリのポルトガル・コミュニティにとっても楽しめる試合だったことでしょう。ここ何試合か、レギュラー陣の負傷欠場やサスペンションで出場機会に恵まれ、上々のプレーを見せているウーゴ・レアル選手のコメント。

「本来のポジションでプレーできたから、楽にやれたよ。自分のプレーには満足しているし、みんなが僕に期待するものを見せられたと思う。パリでのサッカー人生で初めて、僕にはつきがあった。まず、監督はぎりぎりになってロッキをCFAに行かせるためにチームから外すことを決めたから、僕はベンチでただ1人スタンバイしているMFだった。次に、0−1でリードされている時にサナが怪我をした。僕が入って、結果が変わった」

「(ボルドーにPKを与えた時)内心こう思ったよ。‘ほらやっぱりだ。どこまでついてないんだ’・・・パリでは、いい時の後にはいつだって不運にみまわれた。だから、ダルシュヴィユが失敗した時は、僕にとっては本当にうれしかったよ」
フェインドゥーノ選手の鬼畜なタックルをまともにくらい、怒る間もなくピッチに沈んだサナ選手は、すねの打撲と右足首の捻挫と診断。


03/12/12   10番の私生活
少し前の記事ですが、‘ボスコヴィッチは恋人とパリを愛してる’、なんていう何とも軟らかい記事を、ダービー直前の殺伐とした空気の中で堂々と掲載するあたりがパリジャン紙の凄いところです。

現在、カンデロージュに程近いサンジェルマンアンレの中心地に住むボスコヴィッチ選手。
「そういつもじゃないけど、機会があればすぐパリの街にとんで行くんだ。ベオグラードでは舞台を観に行くけど、ここでは難しいね。言葉が分からないし。何より先にフランス語を覚えなければならないから、講義を受けている」

「シャンゼリゼ通りをぶらついたり、エッフェル塔に行ったりもしたよ。ギャルリ・ラファイエットの前でショーウィンドーのクリスマス・ディスプレイを眺めたりね。見るべきものはまだたくさんある。美術館、ヴェルサイユ宮殿・・・。音楽は何でも好きだけど、クラブやコンサートに行ってると夜更かしになってしまうだろうから。レストランに行く方がいいね、ストレーザみたいな・・・シャンビージュ通りにあるイタリアン・レストランだよ」

ボスコヴィッチ選手の婚約者ダニエラ嬢は、20歳のセルビア・モンテネグロ人モデルとのことで、セルッティの香水のモデルをしたり、ピレリの広告ではヴィエリ、カンナバーロといった面々と仕事をしたこともあるらしい。
「でもフットボールは大嫌い。フットボールの選手とは絶対結婚しないって思ってたけど、ブランコに会って、見つめられて、恋に落ちてしまったの」
移籍以来なにかと落ち着かない環境の中、ボスコヴィッチ選手は、結婚については「特に急いでないから」。笑顔でフィアンセの左手薬指の指輪を指して、「僕の国では、男が婚約者の指に指輪を嵌めた時、彼女は彼のものになるんだ」─

ウハァー。

ストラスブール戦で初ゴールを決めた時の優雅なパフォーマンスもさることながら、文化方面にも関心が高いらしいボスコヴィッチ選手は、さすがに芸術の都パリのチームの10番といったところでしょうか。
(photo: Le Parisien)
リーグ1第18節PSG−ボルドーは、13日現地時間17時15分からパルク・デ・プランス。

アロンゾ、ボスコヴィッチ、サナ、キュビリエ、デウー、エルカルクーリ、フィオレズ、ハインツェ、ウーゴ・レアル、レティジ、エムバミ、オグベチェ、パウレタ、ピエールファンファン、ヘイナウド、ロッキ、トゥーレ

パウレタのコメント。
「僕達にとって大事な試合だし、勝ち点3を取れればいいね。もちろん僕にとっても特別な試合だ。共に素晴らしい3シーズンを過ごしたチーム、一生忘れることはないだろうチームと再会するんだから。でも今は、PSGのことしか考えていない。ボルドーでは、僕達はただヨーロッパカップでプレーすることで満足しているような気がしていた。パリに来て、もっと先を目指す計画や野心があることがわかったんだ。ここで、ボルドーと同じ喜びを見つけたいと思っている」

「肝心なのは勝つことだ。その次に、僕が得点できるならいいことだけどね。足の具合は良くなっていると思う。金曜には今週初めて、他のみんなとトレーニングができるだろう」
パウロ・セザール選手が冬の移籍市場で、ブラジルのサントスFCに買取オプション付きのレンタル移籍。
左ももを負傷しているメンディの復帰は、ウィンターブレイク明けになってしまう模様。
そんなディフェンス・セクターですが、19節リヨン戦は、ディフェンスの頭脳デウーと、ジェローム・ルロワが移籍したからといってまったく気の抜けないボランチのケンカ大将という師弟コンビがサスペンション。


03/12/9   事件の現場
<リーグ1第17節試合結果>

レンヌ−PSG    1−1

得点: フレ(73分)−レンヌ
     フィオレズ(48分)−PSG
:  オグベチェ(87分)、キュビリエ(90分)−PSG

アロンゾ、ピエールファンファン、ハインツェ、エルカルクーリ、デウー(64分キュビリエ)、ウーゴ・レアル、サナ、エムバミ、フィオレズ、パウレタ(83分オグベチェ)、ヘイナウド(71分ロッキ)


前節ストラスブール戦でパリでの初ゴールを決めたボスコヴィッチがももの怪我で欠場。前半は慎重だったPSGは、後半の立ち上がり、パウレタのシュートが遮られた所を、抜群の嗅覚でフィオレズが無人のゴールに叩き込んで先制。今季6ゴール目。アウェイの勝ちパターンかと思われたが、73分にレンヌのフレ選手の、‘疑惑の’というにはあまりにもあからさまなハンドからのゴールで追いつかれてそのまま試合終了。

「あのゴールが有効かどうか見たいものだね。全員がハンドだったと言っているし、テレビは私が考えているようなことを示しているかもしれない。いずれにしても、とかくPSGは判定によって守られているなどと言われるが、今夜はそんな場面にはお目にかからなかったよ。デウーとパウレタの怪我(途中交代)は心配だし、今後厄介なことになるかもしれない」
(ハリロジッチ監督)

「疲れがたまっていたし、僕たちはスーパーマンじゃない。僕の怪我はそんなに重くないと思うよ。同点ゴールについては論争するまでもない。あれは無効。それだけだ」
(デウー選手)
このレンヌ戦、昨季の監督ハリロジッチの帰還といったセンチメンタルな話題を吹き飛ばしてしまったのが、73分のレンヌの‘疑惑の’同点ゴール。
フレ選手のプレーはバレーボールとして見るならば素晴らしかった、つまり、両腕でボールをコントロールしたものだったにもかかわらず、ヴェシエール主審がゴールを認めたことが物議をかもしている様子。

渦中のフレ選手は、手でボールに「触れた」ことは認めているらしいのですが、一方、フランスナンバーワンを自負するヴェシエール主審は、「私と副審にとっては、フレのハンドは故意ではない」と、あくまでも自らの判定を誤審とはみなさない構え。さらに、「フットボールは人間的なままにしておくべき。テレビの映像を分析するために一切中断はしない」と、かつてビデオ判定で散々な目にあったフィオレズ選手に胸ぐらを掴み上げられそうなコメントを残している模様。

87分のオグベチェのゴールはハンドを理由に認められず(当たり前ですが)、イエローカードが出されたことも、パリ側のさらなる不満を募らせる一因にもなっている。ヴェシエール主審は、次のユーロ2004で笛を吹く唯1人のフランス人審判ですが、ちなみにこの試合の判定についてのパリジャン紙の評価は「2」。

「1シーズン通して見ればおあいこさ。ソショー戦での俺達のペナルティ(取られなかった)を見てみなよ」 (アロンゾ選手)
(photo: Le parisien/EQUIPE TV)
パウレタ(もも)とデウー(内転筋)の負傷は、検査の結果軽いものであることが判明。次節ボルドー戦には出場できるかもしれない。
明けてカンデロージュには、当然のことながらヴェシエール主審に対する呪詛の声が渦巻いている模様。

「なんとも驚きだね。ボールはフレの腕で止まって、向きが変わったんだ。審判がよく見てたというなら、彼はまったくもって不誠実だよ!」
(アロンゾ選手)

「主審が何も見なかったっていうのは、そりゃあ目が見えてないのさ」
(テレビ観戦のボスコヴィッチ選手)

「528分アウェイで無失点だった、これはクラブの新記録だ。それはそれでいいんだけど、ちゃんとしたゴールで記録が止まる方が良かったよ。まったく癪にさわるね」
(デウー選手)

「僕たちは彼のことはよく知ってる。とてもいい審判だけど、彼は自分の存在を示したがるんだ。レンヌ戦で、彼は同じように、最後にとても厳しいフリーキックを与えて僕たちを危険な目にあわせた」
(ロッキ選手)

名誉毀損など歯牙にもかけないと思われるパリジャン紙によれば、問題はこれにとどまらない、というのはヴェシエール主審の本来の職業の話。内容も内容だし、どうも私は誤読しているような気がするので話半分に読んでいただきたいのですが、同紙はヴェシエール主審の雇い主がASモナコの重役会の有力なメンバーでもあることに触れて、何らかの疑惑をほのめかしたい様子。


03/12/2   フィオ・ブラボー
ミストラル吹き荒れるベロドロームで、フランスダービーを制したのはアウェイのパリ・サンジェルマン。

PSGはアウェイ必勝の全員守備で序盤はいい展開を見せたものの徐々に後退、しかし堅固なディフェンスとアロンゾのスーパープレーでOMにゴールを許さず、最後の最後にカウンターからフィオレズのゴール。
ホームゲームでは失態続きで、パルク・シンドロームなどと陰口をたたかれているPSGも、アウェイは第5節モンペリエ戦以来無敗です。

守備に攻撃に奮闘し、まさしくこの試合を象徴するかのようなプレーを見せたフィオレズ選手ですが、ゴールの後なぜかPSGサポーター側ではなく、OMサポーター側にすっ飛んでいって“歓迎のお礼”をするあたり、彼のプレーを支えているのはこういう負けん気の強さでもあるのかもしれないな、と思わせたものです。

「まず第一に、仲間達に感謝したいね!FWは最初のDFだったし、アロンゾは試合を救った。DF陣は一歩も引かなかった。だから、チーム全員に拍手を送るよ。もちろん僕は、今夜ゴールを決めて幸せだ。何より、ベロドロームに応援に来てくれたサポーターみんなのことがうれしかったよ」
(フィオレズ選手)

OM-PSG   0-1    得点:フィオレズ(89分)
順位はOMと並ぶ27ポイントで4位。
話は遡りますが、この一戦を控えた先週、OMのFWミド選手はPSGについてこうコメント。
「このチームはやりづらいね。アウェイでは好調だし、ほとんどゴールを許していない。パウレタもいる。でも、うちにはドログバがいるからね。それにロナウジーニョはもういないし」
最後の一言は明らかに油断だったミド選手。勝負事は今を見なければいけません。

一方のPSG。終わったことは振り返らない、関心事は目先の試合だけという、適度に近視眼的なポジティヴさが素敵なハインツェ選手。
「もちろんOMはいいチームだし、いずれにしても強くなったよね。でも、僕はめったに対戦相手のことは気にかけないから。昨季のことは昨季のこと。日曜の試合には何の関係もない。新たな章、新たな試合さ」

その頃、知将ハリロジッチ監督は相手チームの分析に余念がなかったらしい。
「火曜日に、OMのここ3試合のビデオを見た。強さも弱点も、すべてを確かめたよ。私は選手の動きを細かく分析している。彼らの読みの感覚、試合観、ポジショニング、ドリブルの傾向、キックの効き足などもね。FWの間の関係も研究している。ある選手が始終ぶつぶつ言っていれば、不満があるのか・・・。私はすべてを見、ノートをとり、アシスタントコーチのリポートとつき合わせている。全ては私の頭の中だ。私はあらゆる事態を想定した。予想外のことでさえね。ポストに当たったボールのように」
前任ルイス・フェルナンデスの唯一の快挙である昨季のダービー3連勝の後を受け、ハリロジッチ監督にとっては自身の真価がかかった一戦。全体に徹夜明け感漂うコメントですが、1人ビデオを凝視しながら一心不乱にノートをとる監督の姿は鬼気迫る光景だったに違いありません。

そんな対決ムードの中で、唯一美しい連帯を見せていたのが両クラブのセキュリティ担当。
この試合、PSGサポーターに割り当てられたチケットは約1千枚。両クラブの責任者は、当日ベロドロームに乗り込むサポーターのバス10数台の受け入れを綿密に準備、万全の体制でダービーに臨んだ模様。
高速のパーキングエリアに集められたバスは、警官に護衛されながらベロドロームへ。「およそ50人の係員が彼らに同行します。また全員に2回の所持品チェックを受けてもらいます。100%安全なんてことはありえませんが、両クラブの協力は見事なものです。我々は状況を良くするために、共によく働きました・・・あらゆる手は打ちましたよ」 (OMセキュリティ・ディレクター)

ソースによって人数にばらつきはありますが、このはた迷惑な一戦には600人以上の警官、憲兵、CRSが動員された模様。結論から言えば、この人数は決して大げさではなかった、というのは当日、パーキングエリアからベロドロームまでの長い途上、マルセイエの罵声と投石にさらされ続けてキレた一部のパリサポーターが、バスが到着するやいなや車外に押し寄せ駐車場の出口に突進する、というアクシデントもあったため。
幸いその場にはマルセイユサポーターはいなかったので、セキュリティ担当の努力が水の泡、という最悪の事態は避けられたらしい。
「今夜、選手達はよく戦った。勝利は異例であり、なおかつ完全にシナリオの成果だ。私は私のチームをとても誇らしく思っている。今後のリーグ戦が楽観できるよ」
(ハリロジッチ監督)

「ひどく失望しています。まったくがっかりですよ。我々の力を無駄に費やしたことを考えるとね。これは運命のいたずらというものです」
(アラン・ペランOM監督)

「(冷めた様子で)運もフットボールのうちということだよ。勝利にふさわしかったのはOMだ」
(ブシェOM会長)

「今夜は最高にハッピーだよ。サッカー選手のキャリアの中で、このまたとない瞬間を楽しまなければね。これはチームの勝利だけど、僕はパウレタを誉めたいね。彼はPSGの1番目のDFだった」
(アロンゾ選手)
息つく間もなく第16節PSG−ストラスブールは3日現地時間21時からパルク・デ・プランス。

アロンゾ、バディアーヌ、ボスコヴィッチ、サナ、キュビリエ、デウー、エルカルクーリ、ハインツェ、ウーゴ・レアル、レティジ、エムバミ、オグベチェ、パウレタ、ピエールファンファン、ヘイナウド、ロッキ、トゥーレ

メンディは左足の負傷、フィオレズはサスペンション、レティジがトップチーム復帰。


03/11/30   それが分かれば苦労はない
いずれがコブラかマングース、第15節OM-PSGは本日現地時間20時45分からスタッド・ベロドローム。

アロンゾ、ベナムー、ボスコヴィッチ、サナ、デウー、エルカルクーリ、フィオレズ、ウーゴ・レアル、ハインツェ、エムバミ、メンディ、パウレタ、ピエールファンファン、ヘイナウド、ロッキ、トゥーレ

「厳しい一戦になるだろうけど、素晴らしい試合ができるといいね。昨季の敗戦を除けば、ボルドーにいた時は、マルセイユでは僕はいつもうまく行ってたよ。何より、いつもアウェイで戦うようにプレーすることが重要だ。勝てるかって?もちろんさ。僕達がナント戦と同じようにプレーすればね。昨季の勝利で心理的に優位だとは思ってない。選手もチームも変わったからね。OMも今季は強くなっているから、とても難しい試合になるだろう。マルセイユ側の“歓迎”は、そうだね、キスを期待してるよ(笑)。いやいや、2つのチームのサポーターの間に大変な敵対関係があることはよくわかってる。でもそれ以上に大事なのは、ピッチの中でも外でもいくばくかの敬意を持つということさ。僕たちはフットボールの話をしている、そうだろう?」
(パウレタ選手)


03/11/22
PSG×ニースは23日現地時間20時45分からパルク・デ・プランス。

アロンゾ、ベナムー、ボスコヴィッチ、サナ、デウー、エルカルクーリ、フィオレズ、ハインツェ、レアル、エムバミ、メンディ、パウレタ、パウロ・セザール、ヘイナウド、ロッキ、トゥーレ

ベンアシュールは負傷中(ふくらはぎ)、ピエールファンファンはサスペンション。
つい何ヶ月か前、似たような理由でスイスのスターを問答無用でぶった切ったこともあるグラィユ−ハリロジッチコンビがお怒りのご様子。怒りの矛先は言うまでもなくアルゼンチンサッカー協会とソリン選手。

「ソリンが我々の忠告を聞き入れなかったのは腹立たしいことです。我々は選手達を良いコンディションに置くために万策を講じているわけで、メディカルセクターには莫大な投資をした。不注意によって、我々の努力の成果が水泡に帰すのを見るためじゃあありません。それは敬意を欠いているというものですよ。彼はプロフェッショナル。そして間違いを犯した。彼に罰金は課さないかもしれないが、彼のケースは他の選手達の教訓になるに違いないでしょう」 (グラィユ会長)

「おもしろくないね。ソリンは非常に有用な選手だ。我々はアルゼンチンサッカー協会に書面を送ったのに、彼は年末までかかる怪我を負った。このことは看過できない。アルゼンチンサッカー協会はPSGに敬意を示すべきだ。ニース戦の後で解決を図るつもりだよ」」 (ハリロジッチ監督)


03/11/20   PSGは代表の調整所じゃありません
私のようなクラブチームレベルのファンにとっては、代表の招集は半ば天災と思って諦めるしかすべがないのですが、負傷明けのソリン選手を情け容赦なく南米に招集し、PSGが「使わないでね」と念を押したにもかかわらずボリビア戦の終盤に投入した挙句、負傷という事態を招いたビエルサには、さすがに言いたいことは山ほどあるわけです。

ソリン選手は月曜の代表でのトレーニングでまた右の腿を傷め、全治1ヶ月。ということは復帰は来年です。そういえばわざわざフランスから呼びつけたハインツェも使わなかったよなあ・・・(フルに使われてもそれは困るんですが)

クラブはなけなしのお財布から高い給料を払ってるわけです。ほんとにお願いします。


03/11/18   オレが背番号1
監督VS選手陣のトラブルは今のところとりあえず決着をみているようなのに、今度は後ろの方でややこしい事態が勃発しているPSG。発端はアロンゾ選手が先月プレスに「ニュメロ・アンになることを学ばなければならない。まだキャリアは何年かある。ベンチ要員のままなんてのは嫌なんだ」と発言したことで、レティジ復帰に伴うパリのゴールのポジション争いに俄然注目が集まっている模様。

そのレティジ選手は先週ようやくピッチに戻り、CFAの試合に出場。結果の方は4−3という非常に微妙なものですが、レティジ選手は「80%ってところだね。もう一週間トレーニングを積めば、100%に持っていける。ニース戦?プレーできるよ」と意欲満々の様子。

2人のGKに事を大きくされた挙句に、「どちらがレギュラーかは監督が決めることさ」と丸投げされてしまったハリロジッチ監督ですが、レティジ選手のニース戦出場は時機尚早と見ているらしい。プレスは30日のOM戦でレティジが復帰するだろうと予想している。
長引く負傷によりメンタル面が懸念されていたレティジ選手には、ある意味いい刺激かもしれません。
ここまでの移籍の噂:

獲得  ドラソー(リヨン)、カランブー(オリンピアコス)、プルソ(モナコ)
放出  パウロ・セザール


03/11/16   市長さんとデジュネ
12日、オテルドゥヴィルでのベルトラン・ドラノエ・パリ市長の昼食会に招待されたPSGのスナップ。

昨季のシンプルなオフィシャルスーツに代わって、今季はエンブレム付きのネイビーのジャケットにグレーのパンツ。コートはトッグル合わせで、よく見えないのですがフードも付いているらしい、ダッフルの変形みたいな形です(なんて言うの?)
さりげなくスポーティ、+エスプリという感じです。
写真は左からトゥーレ、ベンアシュール、デウー(聞くところによると普段はおしゃれな人らしい)、ピエールファンファン。

一方、美しい(?)男達に囲まれて至福の時を過ごしたであろうドラノエ市長ですが、PSGのトレーニングセンターの建設計画など、お仕事上の話もしっかりこなした模様。 ( photo:psg.fr)

今季はこんな感じ 若手は初々しく 大人は余裕 渋いです


03/11/11   キュビー、君のために
<リーグ1第13節試合結果>

ナント−PSG    0−1

得点: フィオレズ(62分)−PSG
: アーマダ(87分)−ナント
   サナ(44分)、パウレタ(64分)、エルカルクーリ(92分)−PSG


アロンゾ、ピエールファンファン、メンディ、ハインツェ、エルカルクーリ、デウー、ボスコヴィッチ(80分ロッキ)、サナ、エムバミ、フィオレズ(93分パウロ・セザール)、パウレタ(89分ヘイナウド)


2連敗、監督の発言問題と、最近あまり雰囲気のよろしくないPSG。このナント戦は選手達にとってみれば意地でも負けられない一戦だったでしょうが、先週母親が亡くなったキュビリエ選手のためにも、勝利を挙げたいという気持ちは強かったようです。

キックオフの前には選手、監督、スタッフが一団となり円陣を組んで黙祷を捧げ、選手達は喪章をつけて試合に臨んだ。決勝ゴールを決めたフィオレズ選手は、「このゴールをキュビリエに捧げる」とコメント。
(photo: psg.fr)

試合の立ち上がりにPSGのポジショニングに手を焼いたナントが後半に仕掛けた攻撃を、よく集中し団結したDF陣(エルカルクーリは今季最高の出来)とサナ(カナ)、エムバミが食い止め、アロンゾがゴールを守り抜いた。その間に、2トップの一角として起用されたフィオレズが決勝のゴール。
デウーの長いフリーキックを受けたメンディがダイレクトで中央へ送ったボールを、フィオレズが強力なハーフボレーでナントゴールに叩き込んだ。この試合はスタンドで観戦したランドローに代わって(復帰は次節バスティア戦の見込み)ゴールを守ったグロンダンは、ただ呆気にとられるだけだったとか。

パウレタ、ボスコヴィッチは前半9分に連携してチャンスを作ったものの、以降は沈黙。ついイライラしてしまったパウレタ様は、つまらぬイエローカードまでいただいた模様。
「ボスコヴィッチにはスピードと強さが足りず、時に勝負を諦めるのが早すぎるように見える」
(ル・パリジャン評)

この試合唯一の得点を挙げたフィオレズもさることながら、やはり主役はナントの数々のシュートをことごとく阻止したアロンゾ。そんなアロンゾ選手のインタビューは、近日中にアップする予定です。
「僕達が心を1つにしてプレーしたら、そう簡単には打ち負かせないよ。僕達の間にはそういう連帯感がある。僕はチームメイトのために、身を捨てて働きたい」
(アロンゾ選手)

ハリロジッチ監督にとっては、数々の思い出のあるスタジアムで、かつて同じユニフォームを着て戦った友人アミス監督の率いるチームとの対戦。試合後、パリのチームバスの前では、ナントでの輝かしいシーズンを忘れていない地元サポーターとのサインや写真撮影に応じる、上機嫌の監督の姿が見られたらしい。
「ロロ(アミス)のことを思うと悲しいが、彼のチームは必ずまた勢いを取り戻すと思っている」
(ハリロジッチ監督)
チームにトラブルと聞けば、マスコミの関心が激しく集中してしまうのもパリの宿命。試合後の監督と選手のコメントを聞くと、本当に意思統一ができてるんだかよく分からない部分もありますが。

「11月の危機なんてでたらめだよ!ただ単に、外国人選手が環境に慣れなければならない時だし、シーズン最初のフィジカルトラブルが起きる月だってだけさ。PSGは体調を崩して風邪をひいた、それだけのことだよ。(監督の問題発言については)それは本当。監督の発言はあった。でも選手達の発言もあった。僕達の間の話し合いはうまくいったよ。流血の事態なんてのはなかったね(笑)」
(アロンゾ選手)

「面と向かい合って話したよ。僕達は大人の集団だからね。自分達の面倒は見れるのさ」
(フィオレズ選手)

「彼らが私の発言でプライドを傷つけられたかって?事実は言うべき、それだけだ。私は誇り高く毅然としたチームが好きなんだよ」
(ハリロジッチ監督)


03/11/8   トラブル2題
リーグカップ敗退以降、ハリロジッチ監督が公然と冬の移籍市場での補強(と放出)の意志を口にし、チームの欠点を引き合いに出していることで、選手との間に多少の軋轢が生じている模様。
パリジャン紙の記事によれば、木曜の朝、選手を代表してデウー、ハインツェ、レアルが監督に対し、新聞に載った辛辣なコメントは何の解決にもならないことに理解を求めたという。監督はこの指摘を注意深く聞き、受け入れた様子。

「私が多くのことを話したことで、快く思わない者もいた。パリでは事実をすっかり話してはいけないんだ。彼らは私が率直にものを言いすぎるのを非難している。我々はよく話し合った。時々は議論し合わなければいけないね。私はいつも、選手達を助け、話を聞く用意がある。いつでも歓迎だ」
(ハリロジッチ監督)
そう言えば、先日のユーロ予選ではゴールも決めて予選突破していたような気がするハカン・ヤキン選手ですが、ヘルニアの手術から回復し、女の子も生まれたらしくて良かったじゃないですかと思っていた矢先にこのニュース。

ヤキン選手の弁護士が最近語ったところだと、ヤキン側は不当な契約破棄についてPSGに損害賠償を要求するために訴訟も辞さない構えらしい。これもパリジャン紙によれば、その賠償請求額は100万ユーロ以上と見られる。

ウンザリでございます。


03/11/6   ルイス襲来
ルイス・フェルナンデス前監督の再就職先は、現在5ポイントでリーガ最下位を独走するエスパニョールに決定。OMの元監督でもあるクレメンテ監督を解任して捨てるものなど何もないエスパニョール、チャレンジャーです。

「私はエスパニョールを救う使命を帯びて8ヶ月の契約を結んだのだ。後のことは今に分かる。金のためじゃない。たとえリーガの最下位であっても、このクラブを信じているからこのチャレンジを受けたのさ。あそこには真の伝統がある」
(ルイス・フェルナンデス監督)

パリ同様愛するスペインでの現場復帰&就任早々サン・マメスでの古巣ビルバオとの対戦でモチベーション最大値の監督は、ガセー・アシスタントコーチらかつてのスタッフを呼び寄せるのはもちろん、引退したクリストバルをスタッフに迎えると見られている。また、監督は現在フリーのローラン・ルロワ選手が来週合流する予定であることも明らかにしている模様。

当然そのカタランの都市ではロナウジーニョ選手もプレーしているわけですが、幸いなことにピレネー山脈の彼方の話。心から復帰をお祝いするとともに、なにとぞ節度ある「ご活躍」を。
( Photo: PANORAMIC)


Top>>
管理人の語学力不足による誤訳の可能性があることをご了承ください。
ソースについて特に表記のないニュースは
PSG.fr、 L'Equipe、 FOOTBALL365、 leParisienに基づいています。