04/2/29   ニュース落穂拾い
・汝の敵は「汝」なり。著名人そっくりの人形が時事風刺コントを繰り広げるカナル・プリュスの番組「ギニョール」が、セルフ・イメージには人一倍気を遣うことで知られるハリロジッチ監督の神経を逆撫でしている模様。この番組で、「コーチ・ヴァヒド」はロナウジーニョがクラブで夜遊びしている現場に乱入したりして、フランスのお茶の間を楽しませているらしい。

このことで、家庭では奥さんや子供にも笑われているというハリロジッチ監督は、「あれではまるで私が独裁者みたいじゃないか」とおかんむりの様子。この種のユーモアはお好みでない監督は、「私をよく知る人間は、私があんな風でないことを分かっている」と言い切っているものの、現実にPSG内部では、「コーチ・ヴァヒド」と呼ぶのはもちろん、この番組の話を出すのも厳禁らしい。

一方番組のプロデューサーは、「私達はいつだって現実から着想を得ているんです。何もでっち上げてなんかいませんよ」と涼しいコメント。リール時代、その厳格さで既に数々の伝説を生んでいたハリロジッチ監督のPSG就任は、ネタの宝庫ルイス・フェルナンデス去りし後のメディアにとってはまさしく天恵だったようですが、最近のPSGの好調が少しばかり彼らの興味をそいでいるのは事実らしい。曰く、「人は時間通りに着かない電車のことしか話題にしないものだ」
(photo: le Parisien)



・パリジャン紙の調べによると、昨年夏にPSGと4年契約を結んだハリロジッチ監督のサラリーは、月総額7万5千ユーロ。これはGMも兼任していた前監督のルイス・フェルナンデス(月総額15万ユーロ)の半分の額だが、解任された元OMのアラン・ペラン監督よりは月2万ユーロ多い。ただ、グラィユ会長が、PSGの監督はフランスで最も苦労の多いポストであるとみなしているのは事実。
ここ最近の3人のフランス代表監督ジャケ、ルメール、サンティニは、賞与を除けば月38,112ユーロを受け取っている。

・獅子奮迅の活躍とワイルドなロングヘアで、すっかりパルクのお気に入りの仲間入りをしたソリン選手。先日のオフィシャルサイトのチャットで、その場のノリで「優勝したら髪をメンディみたいなブレイドにする」と発言。「パリのディスコには行った?」という事情通な質問には、「暇な時に何度かね。でも、気分転換には舞台や映画を見に行く方がいいよ」と、文化的な一面をアピール。
また、レアル・マドリー対バルサという世界的な注目を集めるクラシコを経験したソリン選手によると、雰囲気自体は「OM対PSGの方がはるかにアツイ」とのこと。胸を張っていいのかどうかは分かりません。
リーグ1第26節オセール−PSGは本日現地時間20時45分からスタッド・ラベデシャン。

前節膝を打撲したフィオレズは欠場の見込み。ハインツェ、ロッキがサスペンション。


04/2/25   2つの故郷
リーグ1第25節試合結果:

PSG−ギャンガン  2−0

得点: エムバミ(24分)、リュボヤ(82分)

: メンディ(45分)−PSG
   ルロワ(63分)−ギャンガン

アロンゾ、デウー、ハインツェ、メンディ、ピエールファンファン、ソリン、レアル、エムバミ、フィオレズ(52分ロッキ)、リュボヤ(85分ボスコヴィッチ)、ヘイナウド(67分パウレタ)


前々節あのリヨンを下し、残留に向けて意気揚がるギャンガンとの対戦。前回対戦はPSG快進撃のきっかけともなった試合でしたが、今回は、「今夜のPSGは偉大ではなかったかもしれないが、肝心なのは勝ったことだ」というハリロジッチ監督のコメントに尽きる内容でした。

リーグ、カップ戦、代表戦と過密日程が続いたパウレタは、疲労を考慮してベンチスタート。同じく代表帰りのサナは風邪でダウン。
一方、CANから戻ったエムバミが久々のスタメン復帰。彼の留守中ロッキ、レアルがよく穴を埋めていたこともあり、エムバミ選手にとっては改めてその価値を示す必要のある一戦でしたが、24分にペナルティエリア内のソリンが後方に戻したボールを、25メートルの位置からダイレクトで目の覚めるような強烈なシュート。これが左ポストぎりぎりに決まって先制すると、82分には18メートルの位置で相手DFをかわしたリュボヤが、テクニカルなループ気味のシュートで2点目。

リーグ1初ゴールを挙げたエムバミのコメント。
「CAN敗退の後で、PSGの一員としてまたプレーできて本当にうれしいよ。ギャンガンはよくボールをキープして僕達を走らせた。でも、僕達はよりリアリスティックだった。何ヶ月か前の僕達だったら多分負けてたんじゃないかな。とにかく今夜は勝ち点3を取ったよ」
パルクでの古巣対決でモチベーションの高いプレーを見せたジェローム・ルロワ選手。今季初めの移籍騒動について語った、試合直前のコメント。

「その頃チームメイトが僕をあまり支持してくれなかったから、自分はチームに有害な存在なんだと思ってた。本当に自分が信じられなくなったよ。ガビー・ハインツェが(トゥールーズ戦での)彼のゴールを僕に捧げると言ってくれて初めて、他の人は彼に同調した。残念だったね。パルクに戻ってこれてうれしいよ。あそこにはほとんど僕のキャリアの全てがあるんだ。報復を願ってはいないし、そもそも考えたこともない。過ぎたことをいつまで考えていても、何の役にも立たないさ。明日の試合ではロッカールームを間違えたりはしないよ。ハリロジッチと握手するかって?分からないね」

「またガビー・ハインツェに会えるよ。とてつもないエナジーにあふれた凄い奴さ。前の試合で僕がそう努めたように、彼の手を焼かせることができるといいね。パリに戻るかって?考えてないな。すでに一度復帰してるから、二度目があったら驚きだよ。新たなページを開かなければならない。今後はサポーターとしてPSGを見守るよ」


一方、こちらは元ギャンガンのフィオレズ選手。52分に膝を痛めて交代しましたが、この試合の前にはこんなことを語っていました。

「馬鹿げたことだけど、僕が倒れたり、怪我をするたび (注:OM戦でエケールのスパイクのために腫れ上がった手を見せる) 他のチームの連中は横に来て“起きろよ!”と言うんだ。モナコ戦では、僕の額にはスパイクの跡があって、ユニフォームは破れてた。それでも審判は流すし、対戦相手は僕に“芝居は止めろよ”だってさ。でも時とともに、僕のゴールやアシストによって僕のイメージは変わりつつある。それはいい結果を出し続けていることで、クラブのイメージが変わったからでもあるんだ」

「ギャンガンの順位(17位)には驚いてる。昨季、彼らはいいシーズンを実現したんだから。何人かの中心選手が移籍したけど、チームを不安定にしているのはそんなことじゃない。監督はまだ、解決策を見つけていないのかもしれないね。でも、彼らの問題については、僕がどうこう言うべきことじゃない。自分のクラブに集中した方がいい。僕はギャンガンで4シーズン半を過ごした。だから、このチームとの対戦には当然特別な思いがある。でも、その感情はルドゥルーに戻る時の方が強いんだ。土曜、僕はただ、素晴らしい時を共にすごした仲間と再会するというだけだよ。ジェローム・ルロワのこと?本当のところ、彼がいないのは寂しい。人生で、僕達はすべてをコントロールできるわけじゃない。決めるのはいつも上の人で、この場合、それは監督だった。とにかくジェロームとギャンガンは調子を上げてきている。僕達は彼らをまた沈めることができるだろうと思ってるよ」

「新しいPSGのスピリットを体現しているという意識があるかって?僕はできる限り思いやりを持って、正しくあろうと努めてるよ。僕にはロナウジーニョのクオリティはないけど、他のものを持ってる。僕はここで、自分がとてもいい調子だと思ってる。奥さんもすごく喜んでるしね。ここでキャリアを終えたいというのが今の望みかな」


04/2/18  春恒例の注意力散漫につき、訳の精度ははなはだ心もとないことをご了承ください。
リーグ1第24節試合結果:

トゥールーズ−PSG  0−1

得点: リュボヤ(27分)

:  バルモン(32分)、ルヴォー(53分)、ダオ(53分)−トゥールーズ
    レアル(31分)、ハインツェ(51分)、サナ(57分)−PSG

アロンゾ、デウー、ハインツェ、メンディ、ピエールファンファン、ソリン、レアル(79分ロッキ)、サナ、フィオレズ、リュボヤ(89分キュビリエ)、パウレタ(79分ヘイナウド)


ボスコヴィッチが風邪で欠場のため、ソリンが左サイドに入った4−4−2。このトゥールーズ戦で、パリはいくつかの奇妙な判定にもかかわらず、自分達のペースで試合を展開。
27分にTFCペナルティエリアの左でハインツェがFKを獲得。ウーゴ・レアルの蹴ったFKをニアポストのソリンが頭でファーにそらし、リュボヤがゴール。
前節に続きパリでの3ゴール目を挙げたリュボヤには、ハリロジッチ監督も「彼はもう、何年も前からここにいる選手より馴染んでいるよ」とお褒めの言葉。
特筆すべきは中盤でのソリンの並外れた活動量で、ソリンはこの1週間で3ゴールをアシストしている。

トゥールーズ側のささやかな報復というべきか、試合後ロッカールームのシャワーが故障したらしく、PSGのバスは汗臭い10数人の男達を詰め込んだままスタジアムを後にした模様。
この勝利で3位まで順位を戻したPSG。モナコが敗れたことで勝ち点差は5ポイントに縮まりましたが、名将ハリロジッチは相変わらず慎重な姿勢。

「君達が私に言わせようとしていることは分かっている。しかしタイトルのことは絶対に言わないよ。私は常々モナコのことは視野に入れてないと言ってきた。しかしモナコが現在難局にあるのは事実だ。追いつけるかって?可能性はあるが、非常に難しいだろうね」
先週末のパリジャン紙の記事をきっかけに、またもPSG売却の噂が再燃している模様。発端は、カナル・プリュスを傘下に置くヴィヴェンディ・ユニヴァーサル・グループの総会での、ジャン-ルネ・フルトゥ会長の発言。

「フットボールは我々の仕事ではない。PSGはこの8年間で経済的損失を出し、カナル・プリュスのイメージを損なっている。シーズン末にここを手放すだろう」

VUグループ自体が、現在130億ユーロの負債を抱えて不採算部門の見直しを迫られている状況。この発言を受けて、組合側は「フルトゥがPSGは売却すべきだと言った時はショックだったが、意外ではなかった」と反応。

一方、カナル・プリュスのベルトラン・メウ会長は、「差し当たって」売却の意志はないことを強調。
「今、売却の意志は一切ない。反面、そうならないとは言い切れない。しかし私はこの件に関しては何のプランもない。我々はPSG再建のために期日を6月に定めたが、私はそれを達成できると思っている」

PSGの現会長グラィユは、1991年以降カナルグループ出身でない初めての会長。メウ会長は、グラィユの指揮の下でPSGの経営の健全化が進んでいる事実は重く受け止めている様子。

「PSGがうまくいっていなかったとしたら、それはカナルの責任だ…。今、PSGが少し持ち直していても、それはもちろんカナルのおかげではない。しかし、カナルの立て直しに貢献するのは、むしろポジティヴなイメージだ。グラィユ、ハリロジッチのコンビは、ポジティヴなイメージ、つまり真摯さ、熱意、勤勉といったものをますます強く印象づけている。前のチームでは、会長と監督は一枚岩とは思えなかったがね」


04/2/13   ベナシュールCAN便り (結果を知りたくない方はご注意ください)
フランスカップ8es de finale試合結果:
バイヨンヌ−PSG   0−2

得点: フィオレズ(69分)、パウレタ(80分)
:  Cassouret(20分)、Strzelczak(29分)
    Estrades(77分)−バイヨンヌ
    ロッキ(6分)、ボスコヴィッチ(51分)、フィオレズ(71分)−PSG

レティジ、キュビリエ、デウー、ハインツェ、ピエールファンファン、フィオレズ(88分トゥーレ)、レアル、ロッキ(79分サナ)、ボスコヴィッチ(64分ソリン)、パウレタ、ヘイナウド

試合前、バスクベレーをかぶってピッチに姿を現したバイヨンヌの選手達は、彼らのベレーをPSGのペナントと交換。様々な思惑をはらみつつ、フランスカップベスト8決定戦は、首都のチームのホームスタジアムでキックオフ。

前半、バイヨンヌはよく走って勇敢に戦い、PSGの思い通りにさせなかった。PSGのチャンスらしいチャンスは、29分にボスコヴィッチのフリーキックがバーをたたいた場面くらい。しかし試合は後半64分、中に入ってプレーしすぎる傾向があったボスコヴィッチを下げ、ソリンを投入したことで動き出す。

ピッチに入って間もなく、ソリンは正確なクロスをファーポストのフィオレズへ。フィオレズのアクロバティックなボレーは相手DFに当たって向きが変わり、先制ゴール。さらに80分には、またもソリンがペナルティエリア内で相手DFのマークをはずし、パウレタのヘディングゴールをお膳立てする完璧なクロス。
暇をみてCANに行っている選手のことも載せようかなという気持ちはあったのですが、やはりというか、そんな余裕はなかったです。
ジンバブエ戦で2ゴールを挙げたエムバミやベナムーといった面々は、カンデロージュに戻ってトレーニングに励む画像がオフィシャルサイトにありましたが、ベナシュールのチュニジアとエルカルクーリ(アルジェリア戦で負傷)のモロッコは決勝に進出して、帰ってくるのは来週になりそうです。
準決勝のナイジェリア戦の後の、ベナシュールの短い手紙。

チュニジア、2月12日

喜びをかみしめてるよ!昨日の夜から国中がお祭り騒ぎなんだ。僕がまた警告を受けると決勝がサスペンションになる危険もあったから、ロジェ・ルメールは僕をベンチに置くことに決めていた。僕が入ったとき、スコアは1−0でナイジェリアがリードしていて、監督は僕にトップ下に入るように言ったんだ。

僕の投入は当たったよ。僕が同点ゴールを生む元になったからね。すっごくうれしいよ。それからPK戦になって、僕はPKを蹴ろうと決めた。いけそうな気がしたんだ。

試合が終わって、僕はジェイジェイ・オコチャと少し話したよ。PSGのこと、ボルトンのこと、オグベチェのこと…。彼はとっても元気で、君たちにボンジュールだって!

決勝戦で、チュニジアはモロッコと対戦する。CANの開幕以来、念願の試合だよ!モロッコには大会の間ずっと強い印象を受けていた。モロッコが決勝進出を決めた後(モロッコ−マリ、4−0)、タラルと電話で話したんだ。彼はすごく喜んでたけど、決勝に出られるかはわからない。

パリには月曜か火曜に帰るよ。というのは、もしチュニジアが優勝したら、大統領はきっと僕らを招きたがるだろうから。でも僕達はまだ勝ったわけじゃない!決勝の後でまた会おうね。願わくば、チュニジアとPSGにとっての素晴らしい知らせと共に─
                                             セリム・ベナシュール


04/2/10   エトワール・ドゥ・ティエス
「君は背番号14を選んだ。クライフの番号だ!いいねぇ。君には野心がある」
というハリロジッチ監督の言葉で迎えられた20歳のセネガル人MF、アビブ・トラオレ選手。

「今ここにいられてとても幸せです。ソショーとランスからも話があったけど、PSGのことは考えたことがなかった。パリが僕に興味を示していると知った時は、舞い上がってしまいましたよ。彼らが僕を信頼してくれたんだから、僕は自分がここにいるに値することを示したい。フットボールの世界はジャングルのようなもの。生き残るためには戦わなければならない。これは僕の人生のチャンスなんだ」
(トラオレ選手)

PSGの下部組織に同じセネガルユースの仲間がいるそうで、ビッグクラブへの挑戦にも不安はないとか。また彼のおじさんは、元グーニョンのFW、アマラ・トラオレ。

会見に同席したハリロジッチ監督は、先日いろいろあったイングランドのクラブについてもチクリ。
「PSGはチェルシーのような補強をする手段は持たない。しかし選手のクオリティは、つぎ込まれた金額だけでは測れないものなんだよ」

1983年10月21日生、セネガル ティエス出身
179cm75kg
「いつものように、ガビーは大股でロッカールームへ戻っていく。しかし今夜は、彼はルイ・ニコランにユニフォームをプレゼントするために、モンペリエのベンチの所でちょっと足を止めた。大敗を喫してパルクを去るモンペリエの会長にとっては、ささやかな慰めだ。その間、メンディ、リュボヤとアロンゾはサポーターと喜びを分かち合っている。試合終了の笛が鳴った後もしばらく、パルクの巨大なモニターでPSGの6つのゴールを見るために、多くの観客がまだそこに残っている─」
(オフィシャルサイト)

リーグ1第23節試合結果:

PSG−モンペリエ  6−1

得点: リュボヤ(7、55分)
    パウレタ(20、49分)
    ボスコヴィッチ(76分)
    ヘイナウド(77分)−PSG
    ジョディッチ(53分)−モンペリエ

:  ハインツェ(52分)−PSG
    ロベール(70分)−モンペリエ

アロンゾ、ソリン、デウー、ハインツェ、メンディ、ボスコヴィッチ、レアル、サナ、フィオレズ(77分トゥーレ)、リュボヤ、パウレタ(73分ヘイナウド)
ピエールファンファンのサスペンションで、ハインツェが昨年8月のまさにこのモンペリエ戦以来のCBの位置に。これに伴ってソリンが1つ下がり、左サイドには、これもトロワ戦以来のスタメン復帰となるボスコヴィッチ。前回対戦はモンペリエホームで地獄を見ているだけに、決して不覚を取るわけにはいかない一戦。

試合の前、監督はリュボヤについて「まだ少し個人主義的な所がある。週の間に多くの修正をした」と語っていましたが、そのリュボヤがパルクでの初スタメンにして2ゴール2アシストの大活躍。

7分、ボスコヴィッチがモンペリエDF陣のマークを抜け出す。パスを受けたフィオレズは、相手GKの前でリュボヤにボールを渡すことを選択。GKリウがフィオレズにつられて無人となったゴールに、リュボヤが蹴りこんで先制。

20分、パウレタの素晴らしいアクション。右サイドのリュボヤがパウレタに向かって大きくサイドを変えるロングボール。ペナルティエリアに入ったパウレタはムーレックのタックルをかわし、リウの足の間を抜くゴール。

49分、フィオレズがダイレクトでセンタリング。慌てたムーレックがクリアミス。ボールはパウレタへ。ムーレックには散々な夜。

55分、2分前にセットプレーから失点した直後、ボスコヴィッチ(ハインツェとするソースも)のCKからリュボヤがヘディングでゴール。

76分、フィオレズがニアサイドのボスコヴィッチにクロス、ボスコヴィッチが左足のボレーでゴール。リウはなすすべもない。フィオレズもこの試合2アシスト。

77分、ボスコヴィッチのゴールのわずか1分後、リュボヤのパスを受けたヘイナウドが至近距離からゴール。6点目。


試合後のロッカールームにはあのサルコジ内相ら要人が訪れ、選手達を熱烈に祝福した模様。そそくさと姿を消したハリロジッチ監督は、「もうすぐ選挙があるしね…」

モンペリエの廣山選手は残念ながらベンチ入りしませんでした。
「私は選手達に完全な試合を求めた。そして今夜我々が目にしたのは、真のPSGの試合だ。今季最高のホームゲームだよ。もう少し集中していればもっと得点できたかもしれないが、6−1の結果には、監督業につく人間ならいつでも満足するものだ。ここしばらく、私はボスコヴィッチを庇ってきた。彼はサポーターのブーイングで傷つき、疑念を抱き始めていた。しかし、今夜彼はその真の姿を示したよ」
(ハリロジッチ監督)


「すごく嬉しいよ。2ゴールを挙げられたのはチームメイトのおかげさ。僕が嬉しいのは、何より僕を信頼してくれた監督とフロントのため。初ゴールがとても重要なのは確かだけど、いつも言っているように、もし自分がゴールできなくて勝ったとしても、同じように満足しただろうね。この調子で行けるといいね。僕達はずっと遠くまで行けるよ」

「(ボスコヴィッチの活躍について)フットボールは本当におかしなものだよね。彼はすごいクオリティの持ち主なんだから。僕は彼とは代表でよく会っていて、その能力を知ってる。彼にはちょっとしたきっかけが必要だったのかもしれないね。彼は今後、僕達に多くをもたらしてくれると信じてる。2ゴール目の後のパフォーマンス?(注:髪をこするような仕草を見せた) あれはキュビリエに向けたものだよ。ゴールしたらある合図をするって約束してたんだ。僕達の間のちょっとした秘密さ。それ以上は言えないな」
(リュボヤ選手)
フランスカップ・バイヨンヌ戦は本日10日現地時間21時からパルク・デ・プランス。

アロンゾ、バディアーヌ、ボスコヴィッチ、サナ、キュビリエ、デウー、ジャジェジェ、フィオレズ、ハインツェ、レアル、レティジ、メンディ、パウレタ、ピエールファンファン、ヘイナウド、ロッキ、ソリン、トゥーレ

リュボヤがサスペンションです。


04/2/4   フレディがいっぱい
リーグ1第22節試合結果:
モナコ−PSG  1−1

得点:スキラッチ(27分)−モナコ
   ハインツェ(32分)−PSG

得点はDF2人がセットプレーから頭で決めた各1点のみという、膠着した一戦。
スキラッチのオフサイドとメンディのハンドの判定が物議をかもしている件ですが、そういえばこの試合の主審レイェク氏は、昨年のフランスカップ決勝で、あまりにも厳しすぎるジャッジでウーゴ・レアルにレッドカードを出し、PSGが寸前でカップを逃す原因を作った、多分あのお方。

監督、選手とも「内容はともかく、首位チームのホームでドローは上出来だよね」なんて気楽なことを言ってるうちに、延期の試合が済んで順位の方は5位に後退しています。
モナコ戦コメント落穂拾い。弱音?ノン、リアリズムよ。

「いずれにしても、僕は優勝のことは考えてないよ!僕達は勝ち点3を取るためにモナコに行く。モナコに追いつくためじゃなくて、追ってくるチームとの距離を保つためだけさ。PSGがこの20年モナコで勝ってないって?そんな瑣末なことはどうだっていいんだよ!僕はそんなことは知りもしなかったし、統計なんて気にしたことない。この前の敗戦からずいぶんたって、いろんなことが変わった。特にパリはね。選手達はシーズン序盤よりお互いのことがよく分かってる。OM戦もモナコ戦も、プレッシャーは同じさ。僕に関しては、プレッシャーは毎試合あるよ。メス戦の3ポイント、モナコ戦の3ポイント、それらは何より同じ3ポイント。違う?」
(ハインツェ選手)

「野心に欠けるわけじゃなく、そもそも今季タイトルを狙うとは最初から言ってない、というだけだよ。僕達の目標はヨーロッパカップ出場圏内でシーズンを終えること。僕達は少しずつ、わが道を行くのさ」
(ピエールファンファン選手)


モナコでのご活躍を陰ながらお祈りします。

「15歳までパルク・デ・プランスに行ってたよ。僕の家族はムードンに住んでるんだ。PSGは僕の心のクラブ。いつだってPSGを追いかけてた。パリがまた競争力を取り戻したのはいいことだ。フランスは首都に偉大なクラブが必要だよ。もし僕に決められたなら、パリを選んだのに。でも、その頃はフェルナンデスが監督だったから、実現はしなかった。そのことは忘れたよ。僕は違う道を選んで、パリから遠く離れた。でも、どうしていつかここでプレーしないって言い切れる?」
(ロテン選手)


試合後の会見でも密かに火花を散らす両監督。

「公正な結果だ。2点目を取ることもできたが、そういつも貪欲ではいかんな」
(ハリロジッチ監督)

「選手達に説明できない不当な結果だよ。2点目は我々が取っていたんだ」
(デシャン監督)


本音はこんなところ。

「ああ悔やんでも悔やみきれない。もっとうまくやってたら、2点目が取れたんだ。あんなに守備的になるべきじゃなかった。このスコアはリヨンにとっちゃ好都合だよな」
(フィオレズ選手)

「後半は、モナコにボールを持たせすぎてしまったね」
(ハインツェ選手)

「(終盤の決定機について)ゴールからたった4、5メートルだったのに、何でまたロナウジーニョ(ヘイナウドの言い間違い。かなりおかんむりの様子)がシュートしなかったのかさっぱり分からん。それから、リュボヤ(パウレタ?)はオフサイドにかかっていなかったフィオレズにパスを出した方がよかっただろう。選手交代が遅れたという点では、私はこの試合いいコーチングをしなかったのかもしれないな」
(ハリロジッチ監督)
フランスカップ・バイヨンヌ戦は最終的に、パルク・デ・プランスで開催されることが決定。10日現地時間21:00から。


04/1/30   スペインでフランスカップ
チェルシーの高額オファーで身辺の騒がしかったハインツェ選手、オファーを受けた当初は「混乱している」というようなことを語っていましたが、28日、今季はPSGでシーズンを終える旨を表明。

「こういう体験はいつだって難しいよ。でも僕は、今季はPSGに残るとフロントに約束したんだ。二言はない。僕はいつでもPSGのためにベストを尽くすよ。その代わり、シーズンの終わりが、自分の立場を考えるべき時だろう。PSGとの契約はまだ2年あるし、いつでも契約を尊重してる。でもフットボールの世界では、何が起きても不思議じゃない。僕がいつかここを出ることになるなら、双方の利害が一致したからだよ」

それとはまったく関係のない話ですが、スタッド・フランセのオフィシャルサイトで先日のカレンダーの投票企画がありまして、フィオレズとハインツェの画像もご覧いただけるようです。ただし、大したものではありませんよ。
リーグ1第22節モナコ−PSGは、本日30日現地時間21時からスタッド・ルイU。

アロンゾ、ボスコヴィッチ、サナ、キュビリエ、デウー、フィオレズ、ハインツェ、レアル、レティジ、リュボヤ、メンディ、パウレタ、ピエールファンファン、ヘイナウド、ロッキ、ソリン、トゥーレ
ハリロジッチ監督は、今週のオグベチェのバスティアへのレンタルと、グーニョンのトラオレの獲得をもって、冬の移籍市場はこれにて終了と宣言。

ギャンガン、OM、ポーツマス、エスパニョールからも打診のあったオグベチェ選手は、「よく考えて、そのクオリティを証明するために」、シーズン末までバスティアへ有料レンタル。もちろん買取オプションはなし。

一方、グーニョンの20歳のセネガル人MF、アビブ・トラオレ選手をシーズン末までのレンタルで獲得。
「トラオレは我々と4、5ヶ月一緒にトレーニングする。それから、彼を残すかどうか考えるつもりだ。この若者には何かがある」 (ハリロジッチ監督)
PSGの次回フランスカップの対戦相手は、あのボルドーを下して勝ち上がってきた驚異のアマチュアチーム、バイヨンヌ(CFA)。
バイヨンヌのスタジアムがこのレベルの試合に求められる基準に達していないことから、バイヨンヌ側が、提携しているスペイン、レアル・ソシエダのホームスタジアム、アノエタで試合を行うことを求めていた件で、コミッシオンは、当然のことながらこのバスクのチームの要請を却下した模様。
そんなわけで、バイヨンヌはポーのスタッド・ドゥ・アモー、ボルドーのスタッド・シャバン・デルマを検討していると思われるものの、最悪の場合、試合は規定どおりパルク・デ・プランスで行われます。


04/1/27   ファドとタンゴ
終了の笛が鳴り、歓喜に酔いしれるサポーターのもとへ、落ち着いた様子で歩み寄るパリの選手達。抱擁を交わすレティジとアロンゾ、ユニフォームをプレゼントするデウーとハインツェ、TVレポーターに捕まっていたハリロジッチ監督が、最後に観客席に駆けつける─
フランスカップOM-PSGは、アウェイのパリが試合半ばにフィオレズ、パウレタという主力2人を負傷で欠きながらも、延長戦の果てに1−2で勝利。パリはフランスダービー5連勝、ベロドロームで3連勝。

パリは前半半ばにOMに同点ゴールを許したものの、プレーに一貫性を欠くOMに対し、特に後半はパリのペースで試合が進み、パウレタ、ウーゴ・レアル、ソリンが何度かのシュートチャンスを作った。中盤のサナ、ロッキの若手コンビも一歩も引かず、初スタメンのリュボヤはゴールこそなかったものの、素晴らしい活躍を見せて存在感を示した模様。
ドキュメントフランスダービー。

1月20日(火)

フランス代表の次代を担う若者、ベルナール・メンディ。会見でありのままに語ることは必ずしも得策でないということを、身をもって学ぶことになる騒ぎの発端。

「ミニ・ダービー、それだけさ!メディアはいつもこの試合をめぐって大騒ぎするけど、僕にとっては他の試合と同じだよ。アニゴが就任したことでますます、OMの選手はきっと何でもするだろう。監督は僕達に、とにかく11人で試合を終えるように言ったよ。彼らのモチベーションは、今ではもっと高まっているように思える。でもアニゴ、僕は彼をよく知らない。選手だったの?OMの?いずれにしても、彼はベロドロームを燃え立たせるために、選手に大きなプレッシャーをかけるんじゃないかな。エケールはリールでは素晴らしい男だった。でもOMに行ってから、彼はちょっと熱くなってるね。それでも本当のところ、彼はいいやつだ。僕は何より、マルセイエはパリジャンが好きじゃないような気がする。でも、それはお互い様なんだろうな…。いずれにしても肝心なのは、試合を台無しにしないことさ」
(メンディ選手)


1月21日(水)

メンディの発言について、OM側が直ちに反応。
「大事な試合の4日前になって、そんなことを公に口にする選手がいるとは残念だ。彼は僕をよく知っていると言ったようだが、僕は彼のことはまったく知らないね。土曜になれば、もっとよく知り合えるかもしれないな。僕は彼にタックルはしないだろう。だって、彼はメンディだから。パリの全選手と同じように、僕は彼を見逃しはしないさ」
(エケール選手)

「私から見れば、この発言は頭の良くない若者のものだね。そんな馬鹿げたことを言う人間に答えるべきことなどない。私はパリについて悪く言ったことはないし、今後もそうだ」
(アニゴ監督)

この時点では知る由もないことですが、エケール選手は3日後、試合唯一の乱闘を引き起こし、さらにフィオレズ負傷の原因を作るという、大荒れな体験をすることに。

報道を受けて、メンディが釈明。
「こんな大ごとになってしまって驚いているんだ。でも、僕の言葉が感情を害したかもしれないのはもっともだと思う。もしそうなら、まず最初にそのことをお詫びします。アニゴとエケールに敬意を欠こうと思ったことはない。僕はただ、この試合がいい状態で行われればいいと思っているだけなんだ」
(メンディ選手)


1月22日(木)

ダービー男フィオレズが、一連の論争に一言。
「新聞は読んでないから、言われたことは知らない。僕達はいつもどおりトレーニングしてる。何も変わってないよ。試合前の茶番の1つさ」

一方、初のフランスダービーを前にしてハイテンションなリュボヤが抱負をコメント。
「僕はいつだってこの試合でプレーしたかった。OM-PSGはシーズンのベストマッチだよ。OM-ストラスブールと同じでないのは確かだ。いずれにせよ、僕は毎試合同じモチベーションで、同じように準備しているし、この状況に不安は感じないよ。それ以外、プレーするのに困難はない。それどころか、いいプレッシャーさ。こういう試合を体験するために、PSGのようなクラブにいられるのはうれしいよ。ヴァン・ブイテンとクリスタンバル?いいDFだけど…ストラスブールで彼らと対戦した時は、大した問題はなかったよ!」

これまで数々のビッグ・ダービーを戦ってきた情熱のアスリート、ソリン選手。
「こういう試合の前は、特別アドレナリンが上がるね。勝たなければならない。何よりも」
1月24日(土)

試合を前にした土曜の午前、バスで応援に駆けつけたパリサポーターが、アヴィニョンの市街地で破壊行為。機動隊との衝突で警官2人が軽傷。またサルコジに…

ベロドローム、17:00キックオフ。

9分: メンディのロングボールが、OMディフェンス陣のマークミスを突いて背後に抜け出したパウレタに。パウレタは膝でボールをコントロールし、地面すれすれの完璧なシュートでパリ先制。
「メンディは僕の欲しいパスをくれたよ」 (パウレタ選手)

34分: ハインツェがパリのゴールから30メートルの位置でボールを失い、カウンターからドログバのゴールで同点。

46分: エケールとの接触でフィオレズが左手を負傷。レアルと交代。

53分: 50分のシュートチャンスの後、パウレタがメイテとの接触で右手首を負傷。ヘイナウドと交代。プランも何もあったもんじゃありません。思わず毒づいてしまったパウレタのコメント。
「OMの選手は、怪我をさせるためにそこにいたんだ」
後日の診断の結果、フィオレズ、パウレタとも、心配された骨折はなかった模様。

61分: パリのカウンター。ソリンがバルテズと1対1、しかしシュートはバルテズにはね返される。

102分: 同点のまま延長戦へ。左サイドでヘイナウドがヴァン・ブイテンをかわして上げたクロスを、ゴール前のソリンがヘディングでゴール。
「身長はないかもしれないけど、ジャンプ力はあるんだよね」 (ソリン選手)


<フランスカップ16es de finale試合結果>
OM-PSG   1−2

得点: ドログバ(34分)−OM
    パウレタ(9分)、ソリン(102分)−PSG

: クリスタンバル(29分)、ヴァン・ブイテン(48分)、バリー(101分)、メイテ(112分)−OM
   ピエールファンファン(41分)、レティジ(44分)、ロッキ(86分)−PSG

レティジ、ピエールファンファン、ソリン、ハインツェ、メンディ、サナ、デウー、ロッキ、フィオレズ(46分ウーゴ・レアル)、リュボヤ(115分キュビリエ)、パウレタ(55分ヘイナウド)
「見事なチームワークの勝利だ。我々がこのやり方で勝った分、余計にうれしいね。私の選手達のプレーには大変満足している。フィオレズとパウレタの負傷退場は、ウーゴ・レアルとヘイナウドが完璧に補った。リュボヤはすっかりチームに溶け込んだ。このチームを監督するのは大きな喜びだ」
(ハリロジッチ監督)

「すごく誇らしい気分だよ!今夜PSGは真のチームとしてプレーし、行動した。僕はこの出場権を、試合中にピッチを去ったフィオとペドロに捧げる。毅然とした精神、連帯、そして何よりも献身。開始直後から、僕達はこの試合は厳しくなるだろうと分かっていた。OMは僕達にフィジカルの戦いを強いたからね。でも、すばらしいチームワークのおかげで勝つことができた。それが今季のPSGの力なんだよ」
(デウー選手)

「僕達はとてもいい試合をした。勝つためにここに来たんであって、次戦の出場権は当然だ。ここでゴールを決められてうれしいよ。そういつも、ベロドロームで勝てるわけじゃないからね。僕は何より、サポーターとクラブに喜んでもらえてうれしい。OMとパリの間にはけっして楽な試合はない。真のダービーだし、いつもここでいいプレーをするのは難しい。プレッシャーは、OMの選手の方にかかっていたんじゃないかな。こんな状態では、彼らはうまくプレーできないよ。僕たちの方がより冷静だった気がする」
(パウレタ選手)

「何て感動的なんだろう!個人的に、フランスでこういった試合を戦うのは初めてだけど、僕達は勝って、僕がゴールを決めた…。その上僕達は、OMをはるかにしのぐ素晴らしい試合ができたんだ。日々、自分は良くなっていると感じてる。特に、クレール・フォンテーヌでのミニキャンプでは自信を持ったよ。それに、サポーターの応援も僕を助けてくれている。今夜、僕は彼らにこの勝利を捧げる。同じように、身内の出来事でつらい思いをしているクラブの友人にもね。僕はPSGでプレーするのが楽しくて仕方がない。ただただ幸せだよ!」
(ソリン選手)


04/1/19   反省会だ君達
リーグ1第21節試合結果:

PSG−メス  0−0

: ティアウ(86分)−メス

アロンゾ(46分レティジ)、ピエールファンファン、メンディ、ハインツェ、ソリン(85分ボスコヴィッチ)、デウー、レアル、サナ、フィオレズ、パウレタ、ヘイナウド(64分リュボヤ)

アロンゾが背中を痛めたとかギックリ腰だとかで後半レティジと交代したこと、そしてリュボヤのパリ初試合ということを除けばあとは大して。
PSGの選手監督のコメントもありますが、何よりも謙虚に受け止めなければならないのは、メスのDFメニリ選手の指摘でしょう。

「PSGは大体同じやり方でプレーしてる。パウレタへのロングボールさ。これって身長のある俺にとっちゃチョロイもんなのよ」

そのような事情で、ハリロジッチ監督は移籍市場が閉まる前にMFを1人補強したい意志を重ねて表明。



ものは考えようです。

「今夜は失望した」 (ハリロジッチ監督)

「この内容で2位なんだから、むしろ有望だよね」 (サナ選手)
後半64分に交代で入ったリュボヤ選手。メスのメニリ選手によれば、彼の投入は「PSGに活気を与えた」。72分のシュートは相手GKに阻まれゴールならず。

「リュボヤは持てるものを示そうとしていたが、彼には左右に散る傾向があった。それについては話し合って修正する。いずれにしても我々は、彼がチームに何かをもたらせるということがよく分かった」
(ハリロジッチ監督)

リュボヤ本人は、「結果は中途半端だったにしても、PSGでの初試合には満足してる」とのこと。


04/1/15   
ただのミーハーな金持ちだと思っていたアブラモヴィッチさんが、まさかこんなお地味な所までチェックしていようとは思いもよりませんでしたが、PSG会長は「ハインツェはこの冬は移籍しない」ときっぱり。

「チェルシーが何ヶ月か前からハインツェを追っているのは事実ですが、我々とチェルシーの間には、全く何もない。オファーの額がいくらであれ、いかなる可能性もありません。我々には差し当たって金は必要ない」
(グラィユ会長)

チームの好調(現在2位)でチャンピオンズリーグ出場の可能性も見えてきた今、ハインツェは欠くことのできないチームの柱。クラブ側は目先の移籍金よりも、CL出場で懐に入るだろう2300万ユーロゲットに全てを賭けるつもりらしい。


04/1/14   イロモノと呼ばないで
かねてから報道されていたストラスブールのセルビア・モンテネグロ代表ダニエル・リュボヤ選手が12日、PSGと正式に契約。6ヶ月の買取オプション付きレンタル。背番号はストラスブールと同じ28番。
本人は、「僕は何よりステップアップのために来たんであって、観光に来たわけじゃないよ」と、意欲満々。トレーニング初日の練習試合で初ゴールを決めたりしているそうです。

「ボスコヴィッチと僕は半年前から代表で一緒にプレーしてる。少なくとも1人、よく知っている選手がいる所に来てうれしいのは本当。でも、だから移籍を決めたってわけじゃない。いつかこんなチャンスが来るって思ってたよ。PSGと対戦した時には、とてもメンタルが強靭なチームだと思った。決して諦めないんだ。だから僕は、僕たちがここで何かを成し遂げられると信じてる。ヨーロッパカップで新たな経験をしたいね」

「僕がエネルギッシュだって?ピッチでは、僕は計算高いタイプじゃない。性格なんだよ。僕は勝つためにしかプレーできない。パウレタはとてもとても偉大なアタッカー。どんな状況からでもゴールを決められる。だから僕はもっと彼のゴールを可能にできたらと思う。それでもし、自分も同じようにできたら、ほんとにうれしいね」

1978年9月4日生、ヴィンコヴツィ出身。188cm、78kg。
98−00 ソショー
00−04 ストラスブール
リーグ1第20節試合結果:

PSG−リール  1−0

得点: タヴラリディス(OG)
:  サナ(31分)、ヘイナウド(45分)−PSG
    ボドメール(35分)、ブリュネル(76分)

アロンゾ、ピエールファンファン、メンディ、ハインツェ、ソリン、デウー、レアル(81分ベナシュール)、サナ、フィオレズ(90分オグベチェ)、パウレタ、ヘイナウド(77分ロッキ)

エムバミがインフルエンザでダウン、ボスコヴィッチが欠場、キックオフ時ベナシュールはベンチ。なかなか無骨な中盤で臨んだ一戦。
「ゴールの後、我々は少し硬直してしまった。確かに素晴らしい試合ではなかったが、この勝利には大いに満足だ。前の敗戦の雪辱を果たしたからね」
(ハリロジッチ監督)

ボスコヴィッチはベンチ入りもせず、リュボヤと一緒にスタンドで観戦。先日のフランスカップでの不調のためとみられている。
「彼はこの前の試合でひどいブーイングを受けた。私は初めて、いくつかのサポーターグループに失望したよ。彼らのしたことは、とても悪意のある行為だ。距離をとらせることで、私は彼を守りたかった」
(ハリロジッチ監督)
リュボヤは来ましたが、監督はあと1人か2人補強したいらしい。最優先はDHで、もっとも安上がりな補強と思われるのがグーニョンのトラオレ選手。クラブ間で移籍についての話し合いが続いている。

また、レンタルでの移籍が噂されるオグベチェ選手には、ギャンガン、ストラスブール、ランス、ボルドー、そしてスペインのセルタからの打診があったらしい。

「ちょっとがっかりしてるんだ。僕の身に起きていることには、つらい気持ちになるよ。僕はここで自分の価値を示したい。ほとんどプレーできてないけど、怪我がちで、なかなか復調できないんだ。でももし他のクラブでもっとプレーできるなら、考えてみるよ…」
(オグベチェ選手)

また、なんだかんだ言いながら好調なヘイナウド選手は、現状には「少しフラストレーションを感じている」、と。

「リュボヤは素晴らしい選手で、彼のことは尊敬してる。彼は僕たちを助けてくれると思うよ。僕はいつもと変わりなくトレーニングを続けるつもりだ。僕たちの間の競争は公正だよ。こういった状況はフットボールではよくあることだ。みんながフルにプレーしたい。監督の決定を尊重するよ」
現在すべてのビッグクラブが恐れおののいているだろうものが、ついにPSGにも来てしまった模様。チェルシーのアブラモヴィッチ大富豪は、今度はパリの暫定左サイドバックをご所望らしく、なにやら物凄い額のオファーが届いたらしい。さすがどこぞの名門とはスケールが違う。


04/1/7   もういいよ
月末に行われる次回フランスカップの対戦相手は、またしてもOM。
興行サイドの作為すら感じます。
リュボヤの移籍に関しては、本人とPSG間では合意して、後はクラブ間の最終的な詰め、というところらしい。6ヶ月のレンタルで、シーズン後に3年契約を結ぶことになるだろうと見られている。移籍金は300万ユーロ前後と見られる。

「ずっと前から、ビッグクラブでプレーしたかった。僕はいつも、ステップアップのためにしかストラスブールを出ることはないと言ってきたけれど、パリはそのケースなんだ」
(リュボヤ選手)


04/1/6   彼はまだ進化している
パルクの観客の誰もがフランスカップ敗退を覚悟しただろう後半88分、奇跡の逆転への道を開いたのは、トロワのハジベジッチ監督が「プラティニばり」と評したハインツェのフリーキック。

トロワゴールの正面約25メートルの所で、オグベチェへのファウルでフリーキックを得ると、ハインツェが放ったシュートはカーブを描き、バーに当たってゴールの中へ。

「僕はレアルとパウレタに、シュートしたいか聞いた。彼らは僕に自分が思ったようにやればいいと言って、後はもう、たいして言うべきことはなかった。僕は蹴って…ゴールが決まった!こんなゴールは選手生活で初めてだよ。これが最初で最後でないことを願おう…」
(ハインツェ選手)

試合終了後には、この試合を観客席で観戦していたプラティニ御大自身が彼を祝福しにロッカールームを訪れたらしい。

「試合が終わって、僕とパウレタは、フリーキックのことでガビーをちょっとからかったよ。今後すべてのフリーキックを蹴るのは彼だと思うよ(笑)」 (ベンアシュール選手)
本年もよろしくお願いします。

フランスカップ1回戦試合結果:

PSG−トロワ  3−2

得点: ニヴェ(21分)、エステヴェス(24分)−トロワ
     ハインツェ(88分)、オグベチェ(90分)、パウレタ(94分)−PSG

レティジ、ハインツェ、ソリン、ピエールファンファン、エルカルクーリ(46分オグベチェ)、メンディ、レアル(111分ロッキ)、ボスコヴィッチ(70分ベンアシュール)、エムバミ、パウレタ、フィオレズ


今季前半戦の戦いぶりは、よく言えばドラマ性に富んだものだったPSGですが、年明け早々2部トロワ相手に凄い試合をしています。
トロワの守備的な戦術に苦しんだPSGは、前半21分にカウンターからあっけなくトロワに先制を許すと、その3分後に、ペナルティエリア内で1対1になったレティジが相手FWと接触。レティジにイエローカードが出され、主審はPKを指示。これが決まって、2点をリードされたまま前半終了。ロッカールームに戻る選手達には、当然ブーイングの雨あられ。

後半開始ともに、ハリロジッチ監督はエルカルクーリに代えてオグベチェを投入。ハインツェがCBに移動し、ソリンが左サイドの守備を担当。70分には不振のボスコヴィッチを下げ、負傷で戦列を離れていたベンアシュールをピッチに送り出して反撃の構え。
試合終了直前に、ハインツェの見事なFKでようやく息を吹き返したPSGは、そのわずか2分後のロスタイム、トロワ側ペナルティエリア内でのボールの奪い合いの中でソリンがバランスを崩しながらも出したボールを、オグベチェが角度のない位置からダイレクトでシュート。これがネットを揺らして土壇場で同点。
延長戦に入って早々の94分には、フィオレズの完璧なクロスをパウレタが頭で合わせて逆転。3−2。

「全員の献身、それがチームの勝利の真の理想の形なんだ」
(ハインツェ選手)
交代出場で上々のプレーを見せたベンアシュール選手のコメント:

「この試合は不思議と、昨季のPSG−トロワ(4−2)を思い出させたよ。ただ1つ違っていたのは、今夜僕は勝った方だったってことだけどね!僕たちは最後まで勝利を信じていたし、それが今季の僕たちの原動力なんだ。25分間、僕はただチームに貢献しようと努めた。ハインツェのゴールの後、僕達は観客が後押ししてくれるのを感じていた。今夜、12人目のメンバーは十分に役を演じたよ!」


ハリロジッチ監督と同じくボスニア出身であり、現役時代は何度か同じピッチに立ってお互いよく知っているというハジベジッチ・トロワ監督のコメント:

「私はパリジャンを祝福したい。試合の転機は明らかにハインツェの‘プラティニ級の’フリーキックだ。それに対して、2点目はもっとラッキーだったね。もしPSGがこの調子で行けば、リーグを3位以内で終えることだろう。ブラボー、PSG。そしてブラボー、トロワ」
このトロワ戦で、レティジ選手が昨年9月のギャンガン戦後初めて、トップチームのピッチに復帰。

「この試合はいい感じだったよ。たとえ僕が2度の重要な1対1の場面で負けたとしてもね。このチームの最後尾でプレーするのは本当に楽しい。この試合でプレーするように言われて、僕はそうした。後は監督の選択を尊重するよ」
こちらもリヨン戦で負傷から復帰したソリン選手は、「今はかつてないくらいプレーしたい」と。

「右足の怪我は過ぎたことさ。怪我の理由は簡単、シーズンのはじめに、僕はチームと一緒にフィジカルの準備ができずに、トレーニングコーチとトレーニングしていた。だから、僕にはチームとの練習が足りなかったんだ。それに、選手のキャリアの中には、あらがうことができないこともあるんだよ。筋肉系の怪我は初めてだ。でも、そのことはみんな忘れたし、今はPSGにすべてを捧げたい」

(リヨン戦ではすごく攻撃的だったけど、CFでシーズンを終えるつもり?)
「いやいや!(笑) 肝心なのは不意をつくことなんだ。チームにはもう、とても優秀なFWがいるしね。モダン・フットボールにおいては、ラテラルは守備だけでなく、攻撃面での貢献も同じように求められるんだよ」
パリジャン紙は、リュボヤが昨日5日にPSGとの合意に達したと報じている模様。


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ソースについて特に表記のないニュースは
PSG.fr、 L'Equipe、 FOOTBALL365、 leParisienに基づいています。