04/12/21   そりゃメスもビビりますわ
呑気にハインツェのインタビューなど読んでる間にPSG関連記事がたまってました。ゴハン食べながら見出し程度しか読めず、誤読ありそうなばかりか、頭の中で時系列がぐちゃぐちゃになってます。申し訳ありません。ニュースの更新がなかった間の試合については、更新日記の方に。で、

<リーグ1第19節試合結果>

PSG 3-0 メス

得点: メニリ(39分OG)、パウレタ(61分PK)、パンクラト(75分)
     −PSG

降り続く雨とスリッピーなピッチ。この試合のPSGは、最終ラインにメンディ、ピエールファンファン、エウデル、アルマン。ハリロジッチ監督はシセをベンチに置いて中盤の底でコリドンをサナと組ませ、サイドにパンクラトとボスコヴィッチ。そしてパウレタとヘイナウドの2トップという、覚悟を感じるいつになく攻撃的な布陣。
パリジャンは非常にオフェンシブに試合を進め、時にカウンターをくらいつつ、これをしのいで3ゴールをあげ快勝しています。順位は10位、なんとか再び順位表の1枚目。


試合の内容はそれとして、不穏だったのがスタンドのパリサポーター。もともとサポーターの暴力事件への取り組みなどで一部のグループと折り合いが悪かったグライユ会長ですが、この試合を前にブローニュ、オトゥイユのサポーターグループが異例の団結。会長辞任を求める抗議行動を繰り広げ、たくさんの発炎筒がピッチに投げ込まれて試合が一時中断する騒ぎもあった模様。

グライユ会長は、「最後までやる。私はちんぴらのクラブの会長などと言われるのはご免だ」と、パルクでのバイオレンスに対し断固たる姿勢を見せていますが、先日、PSGの元会長、有名デザイナーのダニエル・エシュテル氏がサポーターの支持を受けて、「グライユは辞めるべきだ。もし後任がいないのならいつでも引き受けますよ」といったような発言をしており、もう何が何だかわからない状況です。

あと、CSKAモスクワのセマクの移籍交渉が今日にも決着かなんて記事もあったようだけど、どうなったでしょう。




肝心の今日の記事を見忘れててどうするのだという話なのですが、20日に始まったセマクの移籍交渉は、金銭面の折り合いがつかず何の進展もないらしい。うまく意味がとれないのだけど、ロコモティブ・モスクワのオファーとの間で、CSKAが移籍金の吊り上げを画策しているらしいということなのかな…(間違えてるかも)。セマク自身はフランスに来たがってるみたいだけど、ハリロジッチの側近もこの件にはためらいを見せている様子で、どうかな、というところ。

しかも今日のリーグカップ・モンペリエ戦のことを載せるのも忘れてた…。(時間切れ)


04/12/3   退場、5枚のイエロー、2つのPK
木曜のル・パリジャンは、バイオから弟さんの直撃インタビューまでちょっとしたヴァヒド祭りになってまして、一体何を期待しとるんだという話ですが、リヨン戦でのハリロジッチ監督の退場を受けた規律委員会は、結局ハリロジッチ監督に2ヶ月間のベンチ入り禁止を言い渡しました。

その他、バロンシェリ・アシスタントコーチは1ヶ月、ロテン選手は4試合のサスペンションです。記事これから読みますです。あくまでも不敵に笑うハリロジッチ(画像:Le parisien)



ガビーがサン紙のどーでもいいインタビューに答えてたおかげで、すっかり更新が遅くなってしまいました。

レティジにとってはこのニース戦が1部リーグ300試合目。ニースの下部組織育ちで、ここでプロデビューを果たしたレティジにとっては特別な試合です。前半、自らが犯したミスによってPKのピンチを招きますが、ここは体を張って阻止します。しかしその後、この記念すべき一戦は・・・

<リーグ1第16節試合結果>

ニース 1-1 PSG

得点: パンクラト(36分) −PSG
     トラオレ(68分、PK) −ニース

:  バルモン(51分)、ルデ(72分)、ビスコンティ(82分) −ニース
    レティジ(20分)、メンディ(40分)、ピエールファンファン(45分)、アルマン(45分)、
    シセ(62分、65分) −PSG

: シセ(65分) −PSG

レティジ、ピエールファンファン、ピショ(89分バンバ)、メンディ、アルマン、エウデル、ボスコヴィッチ(56分エムバミ)、サナ、シセ、パンクラト、ヘイナウド(79分パウレタ)


PKとられる→レティジ止める→パンクラト先制→後半シセ退場→直後またPKとられる→追いつかれる→ピッピッピィ〜
と、そのような「一体何?」といわんばかりの展開だったらしいんですが。

シセの2枚目のイエローカードは、「ゴールから70メートル」の位置で、相手の「ユニフォームを引っ張った」というのが理由らしい。また、ニースの2度目のPKはピショがハンドを取られたものですが、本人はバウンドしたボールを避けようとして手に当たったもので、断じて故意じゃないと悲痛に訴えてます。




当然ですがみんな怒ってます。疑心暗鬼になってもイカンよ。

「2枚目のイエローカードは厳しいよ。警告を受けるほどのことはしてない。審判の判定は尊重しなければならない。でもこれは厳しい。茫然としてしまったよ。選手生活でレッドカードはこれが初めてだ。イタリアやイングランドで、審判がアンチプレーのたびにカードを出してたら、試合は終わりゃしないよ」
(シセ選手)

「2つ目のPKは主審の大奮発だ。ハンドは全然意図したものじゃなかった。盗みにあったような気分だ」
(ピエールファンファン選手)


「すごいフラストレーションだよ。だって僕達は試合を手中にしていたんだから。またしても僕達は侵害された。みんながっかりしてるし、いらだってる。パリは嫌われているという感じがするね」
(ピショ選手)

「主審は手当たり次第にカードを出した。僕には自分達に起きていることが分からない。全試合を10人で戦ってたら、とてもじゃないけど上位には行けないよ」
(ボスコヴィッチ選手)

「主審は試合をブチ壊した。彼らが僕達をこんなふうに扱うのは今季これが初めてのことじゃない。きっとPSGが上位に上がるのを快く思わない連中がいるのさ。会長はこんなことが終わるように要求しなきゃいけない」
(ヘイナウド選手)


04/11/26   レス・ザン・ゼロ
まだまだ続くリヨン戦の余波。
前半の退場劇について、ハリロジッチ監督は「何も後悔しとらん」と堂々としたものですが、ハーフタイムにサルス主審に暴言を吐いて騒ぎを大きくしてしまったロテン選手は、シオシオと反省しているようです。

「ムッシュ・サルスを侮辱しちゃいない。‘ゼロ’(無価値な人)とは言った。言ったのはそれだけだよ。気が立ったままで行動してしまった。やろうと思っていてやったわけじゃない。ハーフタイムにチームメイトに会いに行って、ムッシュ・サルスと出くわしたんだ。ちょっと度が過ぎてた。後悔してるよ。
ただ、ジャン=ミシェル・オラスが、僕は怪我より長い処分を受けて当然だと言うのを聞いてるんで、こう答えさせてもらうよ。“彼は身の程をわきまえるべきだろう”ってね。彼は何度となく度を越した発言をしてきたけど、僕達は彼に一度も何も言わなかった。これが僕のキャリア初のミスだ」



リヨン戦での退席がらみのトラブルを受けて、規律委員会は12月2日のコミッションにハリロジッチ監督を召喚しました。他に呼ばれているのはバロンシェリ・アシスタントコーチ、サルス主審、ラノワ第四審判。
ハリロジッチ本人は委員会で説明する準備はできているとのこと。「私が犯した唯一のミスは、テクニカルエリアを離れたことだけだ。この委員会で、ムッシュ・サルスが私に言いに来た時の録音テープを聞きたいものだね。その時分かるさ!」と自信満々やる気満々です。

以下は、オフィシャルサイトのハリロジッチの主張。


「あの退席を認めるのはとても難しい。私に礼儀作法を説教する者さえいたよ!リヨン戦での私のチームの素晴らしいパフォーマンスは、その陰にすっかり隠れてしまった。誰も70分間10人で戦ったPSGのヒロイックなパフォーマンスを話題にしなかった。誰1人としてだ!私は選手たちがかわいそうだ。
金曜の夜、チームと私は強い不公平感を抱いていた。選手たちは私に、この男はなぜクラブをこのように攻撃するのかと私に尋ねたよ。

(サルス主審の主張は)実際おかしな話だ。何より、彼の言ったことは評価しない。そうはいっても、彼が明言したように、私は決して無礼だったり、攻撃的ではなかった。マリオの退場の後で、私は一から戦術をたて直さなければならなかった。我々は皆マリオの2枚目のイエローに驚いたが、誰も過剰な抗議はしなかったんだ。私はその時、チームを組織し直そうとする監督として対応しただけだ。私がメンディに声をかけているのは映像で明らかだろう!殴られるんじゃないかと思っただと。フン・・・

第四審判は私に対してひどく失礼な態度をとった。しかし、私は何も言わずにテクニカルエリアに戻った。ムッシュ・サルスが目を見開いてやってきたのはその時だ。「3つ数えるうちに席にお着きなさい」。彼は非常に侮蔑的な口調でそう言った。だから私は彼に、私に対して礼儀を欠かないように求めたんだ。彼にはPSGをあんなふうに扱う権利はない。これが私が彼に言ったことだ。しかし、彼は忘れていた。

実際、(サルス主審が審判を務めた)オセール戦ではイビセヴィッチが退場になり、トゥールーズ戦ではPKに笛は吹かれなかった。もうたくさんだよ!私に殴られるかと思ったなどと言うのは邪悪で侮蔑的だ。34年間のキャリアの中で、私は一度たりとも誰かを侮辱したこともなければ、殴ったこともない。試合前に握手した時、彼が私の挨拶に答えなかったこと、そしてハーフタイムに、彼が面と向かって私をあざ笑ったことも知っておくべきだ。審判にはそんな権利はない!

マリオは5分間に2つのファウルを出したが、私は警告は2つ目のタックルの後で十分だったのではないかと思っている。1つ目のプレーがフェアに見えただけなおさらだ。彼はボールに行っていたよ。私が選手の配置を変えるためにテクニカルエリアから出た時も同じだ。それが退席の理由になるのか?毎試合、監督はエリアから離れるが、だからといって処分は下らないだろう!OM戦でリュボヤがデウーのタックルで怪我を負い、ヘイナウドはリヨン戦で負傷退場したが、一言もないじゃないか!マリオは金曜の夜、誰かを傷つけでもしたのか?違うだろう!」

(ダービー2連戦の後パリに1万5千ユーロ、OMに1万ユーロの罰金が科せられたが?)
「もう一度言うが、PSGは頻繁に見せしめになっている。カーン戦でロールの退場はまったくそんな注目をひかなかった。今では単に、酷い目にあわせるためにそれを利用する者もいる。リーグカップの時、ベロドロームで我々の受けた歓迎ときたら・・・幹部達は通路で選手を脅し、レティジは頭にコインをぶつけられ、我々のサポーターはありとあらゆるものを投げつけられ、我々はロッカールームに閉じこもらざるをえなかった。重大なことだよ!」


04/11/22   ええ恐ろしかったですとも
その任期のかなりの部分をスタンドで過ごした前任ルイス・フェルナンデスの場合、スタンドから試合を見守る姿もさすがに場慣れしたものでしたが、シュヴァリエ・ハリロジッチのサマにならないこと。

リヨン戦の前半半ば、ジェペス退場のゴタゴタの中で退席を言い渡されたハリロジッチ監督。バロンシェリ・アシスタントコーチも主審に「ブラボー」なんてイヤミを言って一緒に退席になり、ベンチには途方にくれた表情で無線を握り締めるサールコーチが残されるという非常事態にみまわれます。

「ヴァヒドが怒るのも分かるよ。毎試合毎試合、僕達は判定で問題を抱えてる」とはアルマン。確かにここ何試合かだけでも、ナント戦ではピエールファンファンが疑惑のPKを取られ(映像見ましたがあれはファウルじゃないと思うなあ・・・)、オセール戦ではイビセヴィッチ、OM戦ではアルマンが退場になり、いずれのケースもその判定の是非で物議をかもしています。

そのオセール戦でイビセヴィッチを退場させ、ハリロジッチ監督から非難されていたのが、まさしくこのリヨン戦のサルス主審。前の試合から1ヵ月もたたないうちにまたPSGの試合で笛を吹いたのはどうなのか、という話にもなるのですが、何人かの国際審判が負傷中だとか、残りの審判は所属の関係でPSG戦のジャッジはできないとかで、通常のターンオーバーができなかったという事情もあるようです。

DFを1人欠き、守備に奮闘したピショは、「10分間、主審は動転しちまってたのさ。なぜヴァヒドが退席させられたのかも分からない」と不満げなコメント。ハーフタイムにロッカールームで、ハリロジッチ監督は選手たちに「誰も侮辱などしとらん」と胸を張っていたそうですが、ここはサルス主審の主張も聞いてみましょう。

「ジェペスの2度のタックルは危険で、警告を受けて当然でした。審判の役目は選手を守ることです。こういったプレーは容赦なく罰しなければなりません。ヴァヒド・ハリロジッチに関しては、一度テクニカルエリア内にいるように言ったんですが、直後、彼がピッチにいるのが見えた。規則に従って退席の判定を下しました。彼が向かって来た時は、もう殴られるかと思いましたよ。もし彼が出ていかなかったら、私は試合を中断してピッチには戻らなかったでしょうが、幸いグライユ会長がとりなしてくれたわけでして」

つまりピショが「僕達に指示を与えようとして、テクニカルエリアから出たからかもしれないね」と言った、まさにそれだけの理由で退席をくらったというわけです。イビセヴィッチ退場の件で因縁も囁かれる両者ですが、いずれにしても監督には、何試合かのベンチ入り禁止なりなんなりの処分がありそうです。



<リーグ1第15節試合結果>

PSG 0-0 リヨン


:  ジェペス(12、23分)、メンディ(28分) −PSG
    レベイェール(64分)−リヨン

: ジェペス(23分) −PSG

レティジ、ジェペス、メンディ、ピエールファンファン、アルマン、ピショ、エムバミ、サナ、シセ(89分ボスコヴィッチ)、ヘイナウド(74分パンクラト)、パウレタ(84分エウデル)



「マリオ(ジェペス)の1枚目のカードはまったく不当だよ。僕は真横にいたんだ。絶対何にもない。(Q:10対11で戦った疲労はチェルシー戦に影響ない?)この連帯を武器に、あそこから何かを持ち帰ることができるさ」
(アルマン選手。CBやっちゃいました)

「11対11でもリヨンと戦うのは大変なのに、10人だなんてね。それも1時間以上だよ。この勝ち点1には満足してる。ヴァヒド同様、僕はどうしてマリオにレッドカードが出たのかも分からない。予想もできないことだけど、今は間違った判定も我慢するよ。流れが変わることを期待しながら、諦めずに頑張るさ。(Q:ジェペスはその日代表戦から戻ったばかりで、この試合でプレーすべきだったんだろうか?)マリオは経験豊かな選手だよ。彼はぜひともプレーしたいって言ったんだ。疲れを口実にはしなかった」
(ピショ選手。捨て身のスライディング)

「しばらく前から、僕達は不当なジャッジの犠牲になっている。でも、それも試合の一部なんだよな」
(シセ選手)

「ヴァヒドが怒るのももっともだよ。マリオの退場は厳しすぎるからね。審判が試合をぶち壊したかって?ぶち壊しちゃいない。でも僕達は難しい状況に追いやられた。僕はハーフタイムに抗議したけど、彼は自分の仕事をしたと思ってるんだよ」
(レティジ選手)

「両チームのボールポゼッションを見れば、今夜勝ち点1しか取れなかったのは悔やまれるかもしれません。でも私はがっかりなどしてませんよ。ル・グエンが言ったように、我々はこの0−0で満足してます。ジェペスの退場は、私には当然に見えましたねえ」
(オラス・リヨン会長)

「パリジャンが、“これぎりぎりだろ”って時はあったよ。まあ彼らの気が高ぶってても別に驚かないけど。あの状況下では、あれが切り抜けるための唯一のやり方なのかなって思うしね。ジェペスの退場に関しては、僕はひどいファウルがあったとは思ってない」
(ゴヴ選手)



後半が始まる前に通路の入り口にチラっと心配そうな顔が見えたロテンですが、実はこの時既にひと悶着起こした後だったらしい。審判のレポートによると、退場の判定に頭にきたロテンは、ハーフタイムに審判団に向かって、
「ビデオを見てみろよ。そうすればあんたたちが間違ってたことが分かるだろ。あんたらはまったくの能無しだよ。審判さん方」
なんてことを言ったとか言わないとか。
もちろん今後調査の上で、何らかの処分があるかもしれません。もーロテンのバカ。でもそこは彼自身がPSGサポーター。結果的にサポーターの気持ちを代弁してくれたんじゃないでしょうか。


04/11/16   荒れそうな空模様
3日前の試合を上回る緊張感に包まれた、ベロドロームでのリーグカップ。試合の方も荒れ気味で、もちろん試合後のスタンドはさらに荒れていくわけですが、きな臭い気配は既にその前から漂っていました。

7連敗、しかもBチームが相手とあっては絶対に負けるわけにはいかないOMは、試合前からPSGの選手達に対し挑発に出ていた模様。中でもウォーミングアップから戻る通路で、ジョゼ・アニゴとアロンゾの両スキンヘッズは、人目もはばからず凄まじい剣幕で口喧嘩を繰り広げていたそうです。

「連中は僕達を動揺させようとしてた。ジェロームは侮辱されたんだよ」と、現場の目撃者ベナシュール。ここはチームメイトが引き離してなだめますが、いつも陽気なアロンゾが、この時は傍目にも傷ついた様子だったとか。「こんなことがあって、僕達はもっともっと、やってやるぜ!って気になったんだよね」(ベナシュール選手)

一方メンディは、リザラズから何か非常に「デリケイトな」ことを言われていたらしい。売られた喧嘩は常に買うメンディですが、そこは彼も成長しまして、リザラズへの返礼は試合終了直前、ピッチの上で公明正大に行われることになります。人を見てものを言うべし、というお話でした。



<リーグカップ16e de finale試合結果>

OM 2-3 PSG

得点: ペドレッティ(37分)、バモゴ(39分PK) −OM
     ボスコヴィッチ(45分、55分)、メンディ(90分) −PSG

:  ペドレッティ(5分)、リザラズ(11分)、メイテ(31分) −OM
    ベナシュール(5分)、エウデル(25分)、アテバ(48分)、ピエールファンファン(60分)−PSG


アロンゾ、アテバ、バディアーヌ、エウデル、ピエールファンファン、ピショ、メンディ、ベナシュール、ボスコヴィッチ(73分イビセヴィッチ)、シセ、リュボヤ(65分オグベチェ)




主力の大部分がサスペンションと温存のため、サブメンバーが中心となったこの試合、ハリロジッチ監督はがっちりと5バックを採用します。前線はリュボヤの1トップ。

荒れた立ち上がり。開始後4分にはメンディとE・コスタ、5分にはペドレッティとベナシュールといった若いのが相次いで衝突。ピッチのあちこちで火花散る展開に、ブレ主審は試合を落ち着かせるため、前半の30分間で5枚のカードを出します。
序盤はホームのOMにとって完璧な展開。しかしPSGの堅い壁にぶつかり、いくつかのミスとともに徐々に失速していきます。

37分、PSGは自陣ゴールから20メートルのところでOMにフリーキックを与え、ペドレッティに先制ゴールを許してしまいます。そしてその2分後、エウデルがエリア内でバモゴを引っ掛け、PK。2−0。
スタジアムの誰もが勝敗は決したと思ったでしょうが、ただPSGの選手だけはそう思っていませんでした。前半のロスタイムにリュボヤがコーナーキックを獲得。ベナシュールのキックをリュボヤが落とし、ボスコヴィッチが自慢の左足でゴールを決めます。これで奮起したPSGは後半55分、カウンターからまたしてもボスコヴィッチが25メートルの位置でボールをコントロールし、バルテズもびっくりの完璧なゴールで同点。
ベンチを暖めることの多かったパリの10番は、ゴールの後ハリロジッチ監督のもとに駆け寄って、喜びをともにしていた模様。

このまま延長戦に突入するかと思われた後半ロスタイム、リザラズの不用意なバックパスをかっさらったメンディが、値千金の決勝ゴール。メンディにとっても、ベロドロームでの初ゴールです。Bチームと言われていた選手達は、この夜彼らの任務を完璧に果たしました。

デウーのタックルを受け65分にピッチを退いたリュボヤは、肩を負傷して残念ながら1ヶ月のアウトです。


04/11/10   ターンオーバー
リーグカップ16e de finaleOM−PSGは本日10日現地時間21時からスタッド・ベロドローム。

アロンゾ、アテバ、バディアーヌ、バンバ、ベナシュール、ボスコヴィッチ、シセ、エウデル、イビセヴィッチ、レティジ、リュボヤ、メンディ、オグベチェ、ピショ、ピエールファンファン、ラゲ、ティシェイラ


アルマン、サナ、エムバミがサスペンション、ジェペスとコリドンは日曜の試合で軽い怪我をしているとのことで、パウレタ様やパンクラトと共に温存です。日曜の雪辱に燃えたぎるOMにとっては、絶対に負けられないばかりか勝っても微妙という実にいやらしい一戦。笛を吹くのはムッシュ・ブレ。ウハァ。

この試合で久々にゴールマウスに立つと予想されるアロンゾ選手。
「不満がある奴は荷物をまとめて出て行きゃいいのさ。それは俺の流儀じゃない。残って頑張りたいんだ。何も辛くはないし、リベンジなんて意識もないね。ただ、いい試合に参加したいだけなんだよ」



まあブーイングだの横断幕だのバスだのといった話はね。

<リーグ1第13節試合結果>

PSG 2-1 OM

得点: パウレタ(31分)、シセ(70分) −PSG
     バトレス(41分) −OM

:  ピショ(76分) −PSG
    リザラズ(26分)、バトレス(67分)、コケ(75分)、マルレ(77分)、E・コスタ(86分)−OM
: アルマン(18分)−PSG

レティジ、メンディ、アルマン、ジェペス、ピエールファンファン、ピショ、サナ、パンクラト(90分エウデル)、コリドン(55分シセ)、エムバミ、パウレタ(84分リュボヤ)


注目されていた右サイドのポジション問題は、意外とあっけなく解決。スピード感あふれる攻撃参加が魅力ながら、大事なところでチョロっとポカしたりするのが玉に瑕のメンディを中盤の右に置き、その後ろにより堅実なピショ。右サイドを務めることが多かったパンクラトを前線でパウレタと組ませます。
数日前からマスコミの因縁発掘キャンペーンで危機感が煽られたこの一戦。パリ警察の威信を賭けた厳重警備の下、それでもライー(痺レタ)とボリの始球式によって、つかの間の友好ムードの中でキックオフ。

序盤から攻勢に出るPSGですが、前半18分、試合前に「このダービーや、この前のポルト戦みたいなビッグマッチを戦うためにパリに来たんだ。さしあたってパリと契約したことにはまったく失望してない」と語っていたアルマンが、気合の入りすぎでフィオレズに後ろからタックルを食らわし、早々に一発退場になるというアクシデント。しかしここは慌てず騒がず、ピショを呼んで指示を伝えた監督は、両サイドのできるメンディを左サイドバックに回し、パンクラトを右サイドに下げて、最近のスタンダードともいえるパウレタの1トップにシフトします。

「10対11は時にプラスにもなるんだ(シセ選手)」というとおり、数的劣勢を感じさせないしっかりした組織で、31分、パンクラトからのパスを受けたパウレタがペナルティエリア左から放ったシュートは、美しい軌道を描いてOMゴールに吸い込まれます。デウー、バルテズも何もできず。

前半の終わりにバトレスのゴールで追いつかれたPSGですが、ハーフタイムに監督に「我々は必ず勝てる」と檄を入れられたチームは、後半70分、55分に投入されたシセのゴールで勝ち越します。OMのマークをかわし、シセ本人が「ボールがブローニュの方に飛んでくかと思ったんで、観客席のサポーターを心配したよ」と思ったというミドルシュートは、そのままゴールの右上隅に突き刺さります。

ロスタイム、ゴール前での絶体絶命のピンチを防ぎきったレティジの咆哮と共に、終了のホイッスル。レキップ紙がスペクタクル度5ツ星をつけたこの試合で、PSGはダービー7連勝。順位を10位にまで上げています。



誰よりもこの試合でプレーしたかったでしょうが、足首を骨折して戦線離脱中のロテン選手は、もちろん観客席からこの一戦を見守っていました。1月初めの復帰に向けて経過は順調らしく、来週には松葉杖を外せるとか。試合後の興奮気味のコメント。

「まだ震えがきてるよ!PSGのどこがまさってたかって?そりゃあメンタルさ!この勝利は僕たちにとってすごく重要なものだったんじゃないかな。これで上位10位以内に入ったんだから。シルヴァンの退場の後早々10人になってたんだから、なおさら凄いよ。ブラボー、チームのみんな!」



アロンゾ選手が最近のチームの変化についてコメント。

「この何試合かでチームは連帯感を取り戻したよ。チーム内にはちょっとしたいさかいもあったけど、大したことじゃない。つまり、誰も取っ組み合いの喧嘩なんかしなかったってこと。ペドロ(パウレタ)とジョゼ(ピエールファンファン)がこの時期ずっと模範的だったことも言っておきたいね。彼らはキャプテン以上の、真の指導者だったよ。多くは彼らのおかげさ」

先日ハリロジッチ監督は、チームで一番謙虚だったピエールファンファンにキャプテンマークを委ね、パウレタをナチュラル・リーダーにしたと語っていましたが、当初は2人とも、他の選手が言うことをきかないと嘆いていたそうです。努力が報われる時は来るものです。


04/11/5   アルマンが実に伸び伸びやっております
<チャンピオンズリーグ・グループリーグ第4節試合結果>

FCポルト 0-0 PSG

:  ジョルジュ・コスタ(25分)、クアレスマ(50分)、デルレイ(85分)、ペドロ・エマヌエル(88分)
    −ポルト
    アルマン(58分)、レティジ(85分) −PSG

レティジ、ピショ、ピエールファンファン、ジェペス、アルマン、パンクラト、コリドン(73分メンディ)、シセ(86分ボスコヴィッチ)、エムバミ、サナ、パウレタ(88分リュボヤ)

勝ち点
チェルシー 12
CSKAモスクワ 4
PSG 4
ポルト 2


実は97年11月以降CLのアウェイ戦で勝っていないらしいPSGですが、この試合でも、勝てるかどうかはともかく絶対に負けないというコンセプトが丸見えのリアリスティックなフットボールを展開します。
圧倒的にボールを支配するポルトに、好調のレティジと屈強なディフェンス陣を中心とするソリッドな組織で対抗。あわよくば1トップのパウレタ様とコリドン、パンクラトらがカウンターを狙うという、前回対戦同様の戦いぶり。全然前線に人数かけてません。しかし教訓が活かされないポルトも攻めあぐね、0-0のまま終盤へ。ここでハリロジッチ監督が博打に出ます。73分、「スピードのある選手が必要」という判断で、この試合で負傷から復帰したメンディをコリドンとの交代で投入。チャンスがあったら打てと指示されてピッチに入ったメンディは78分、バイアと1対1でシュートを放ちますが、これはバイアにぎりぎり阻まれます。

以降、試合は急激に殺伐としていくわけですが、最後の最後にパンクラトが右サイドをボールを持って駆け上がり、カウンターからチャンスか?と思われたところで終了のホイッスル。ハリロジッチ監督も「あと10秒プレーさせてくれていたら・・・」と苦々しいコメント。


04/11/4   不穏のスタジアム、断絶
「ニワトリ泥棒のやることですよ。あのような行為にはUEFAの制裁を望みます」 (注:pouleには雌鶏の他にリーグ戦の意)

試合後も怒りの治まらないグライユ会長はこうコメント。荒れに荒れたドラゴンスタジアムでのポルト戦の最後の10分間、直接のきっかけは84分のポルトのプレー。
ポルトのコーナーキックからのシュートをシセが体を張って防ぎ、PSGが反撃に移ろうとしたところで、倒れたシセのケアのために主審がいったん試合を止めます。
しかしこの後のリスタートで、フェアプレーの精神に基づくならばPSGに返すべきボールを、マニシェが不意をついてペナリティエリアに走りこむポスティガにパス。

「蹴ってくると感じたんで、警戒してたんだ」と、ピエールファンファン。ここはレティジがポスティガのシュートをキャッチして難を逃れますが、このポルトのアンチ・フェアプレーが久しく平穏だった東欧の火薬庫に火を点けます。
「ゴールが決まってたらそりゃ乱闘だね。あんなトリックは我慢できない」とは、背後からポスティガをどついてピッチ全体を巻き込む騒ぎのきっかけを作ったサナ大将。
ジェペスも、「このレベルのチームがあんなことをしてちゃ駄目だね。彼らは苛立ってて、試合が緊張したのは彼らのせいだよ。僕達はあの時までは落ち着いてたんだ。はっきり言って、あんなことは普通じゃないし、フェアプレーじゃない」

ハリロジッチ監督はハーフタイムに、つまらないファウルと挑発には気をつけるように注意していたという。
「ポルトの振舞いにはがっかりだ。欧州王者にはふさわしくない。チャンピオンズリーグの舞台では、我々はフェアプレーを見せねばならんのだよ。彼らのいかさまが私の選手たちを苛立たせた。驚いたね」

メンディに言わせれば、ポルトの行為は意外も何でもないらしい。
「俺達、ポルトガル人のことはよく知ってるからね。エスポワールチームでポルトガルと対戦したことがあるんだけど、まさしくあんな感じよ。好きにはさせなかったけどね」

メンディはその後さらに、ロスタイムのポルトのフリーキックの際、思いっきり横っ面を張ったジョルジュ・コスタに、みぞおちにヒットするさりげない肘打ちで報復。大荒れの試合は、PSGの決定的チャンスの最中に終了の笛を吹いた主審への猛抗議で幕切れとなりました。

ポルトのビクトル・フェルナンデス監督は、PSGだって試合の間中時間稼ぎをしてたではないか、と反論していますが、いずれにしても、これまでたびたび親善試合を行うなど友好的だった両クラブ間の関係に亀裂が走ったのは事実。

「今ではフットボールにおいて、あらゆることを想定しなきゃいけない。残念だよ」  (レティジ選手)

(参考:ル・パリジャン)


04/10/27   雑草魂
ここ数試合PSGに結果が出ると、9月の内部不和は過去のことのようだ、なんて手のひらを返したようなスポーツメディアですが、それでは部数が伸びませんとばかりに次から次へと問題を掘り起こしてくるものです。今度の話題は負傷で戦線離脱中のメンディ。

先週末のCFAの試合では90分間プレーしたメンディ。しかし復帰の日取りはまだはっきりしないらしい。多少痛みが残っていることもあるようなのですが、問題はどうもピッチの外ではないかという話。

シーズン前の契約延長の交渉は、実はいまだに続いている様子。争点はやはりというか、金銭的な問題らしい。メンディとパリとの契約は来年夏まで。したがってもしこのまま合意に至らない場合、クラブがメンディで何らかの利益を得ようと思ったら、冬の移籍市場で動くしかないだろうというわけです。

メンディの欠場中はピショが彼の穴を埋めていましたが、ピショが入ってからの4試合でチームは3勝1敗。ディフェンスもソリッドさを取り戻しつつあります。

体が丈夫でムラがないことでは定評のあるピショ選手。
「ベルナールの怪我で、僕はプレーできた。その後で決めるのは監督さ。パリに来た時、それは簡単なことじゃないって分かってたよ。でも僕は最初から、控えって言葉は好きじゃないと言ってきた。僕はポジションを獲得するためにここにいるんだ」



<リーグ1第11節試合結果>

PSG 1-0 アジャクシオ

得点: パンクラト(9分) −PSG

:  エムバミ(31分)、パンクラト(60分)、リュボヤ(71分) −PSG
    ペレイラ(45分)、テリエ(60分) −アジャクシオ

レティジ、ピショ、ピエールファンファン、ジェペス、アルマン、エムバミ、サナ(32分シセ)、ボスコヴィッチ(71分コリドン)、パンクラト、パウレタ、リュボヤ


負傷のロテンに代わって左サイドにボスコヴィッチ、右にパンクラトの4-4-2で臨んだ一戦。
「前半の30分間苦しんだ」というパターンがお決まりの感もあったPSGなのですが、このアジャクシオ戦では序盤からペースを掴み、9分にはアルマンのクロスをパンクラトが頭をのけぞらせ、後頭部で背後のゴールに叩き込むというオドロキの先制点を挙げます。まったくパリの右サイドは・・・
32分にサナがテリエとの衝突で頭に負傷を負い、目まいを訴えてシセと交代。相手のテリエも後半肉離れを起こして交代。PSGは優位に立ちながらも追加点が奪えず、終了間際には捨て身のアジャクシオの前にピンチを迎えます。しかしレティジがロスタイムにアジャクシオのフリーキックを阻んで勝ち点3を守り、1-0でシブーく勝利。とにかく今は結果だ。


この試合で、ディフェンス陣はポルト戦での堅固さを立証した模様。ポルト戦から引き続き好調のアルマンも彼本来のプレーを見せ、今後に期待が持てそうな気配。「全員の守備意識が高い」とジェペス。中盤の底ではエムバミがまた素晴らしいプレーを見せ、「開幕以来一度も期待を裏切らない唯一の選手」との評価を得ています。レティジも、チェルシー戦での失点を払拭するファインセーブで完全な復調をアピール。

一方で、パンクラトを除く攻撃陣はいくつかのチャンスを作りながら点には結びつかず。パンクラトのクロスに合わせたパウレタのヘディングシュートはバーを叩き、20メートルの位置から強烈なシュートを放ったリュボヤは、点を取りたい意欲が少々空回りしている様子。

敗れたアジャクシオ側は26日、ローラン・クルビス氏の復帰を発表しています。

04/10/22   その時パルクはラ・マルセイエーズを歌った
例えばナント戦でのコリドンの各紙の評点は、ル・パリジャンが3.5、Football365が6、レキップが5.5という具合なんですが、多分コリドンはそんな感じの選手なんだと思います。
このポルト戦では29分、実に今季CLでのPSGの初得点となる、呆気に取られるようなゴールを決めています。

ポルトのフリーキックをキャッチしたレティジからのボールを、ピショが右サイドを持ち上がってクロスを上げ、コリドンが意表を突いたアクロバッティックなヒールボレー。一同のいぶかしげな視線の中これが決まってしまい、あまりの意外性にカメラマンも完全にシャッターチャンスを外しています。(画像参照)
ポルト側にすればセットプレーのチャンスが一転して失点。バイアも憮然、呆然。しかし実はその1分後にさらなる地獄が待っている。

蹴った本人が「俺も驚いた」と言っているそのゴールですが、
「ピショのクロスは完璧だったけど、ボールは俺の真後ろに来た。俺にはポルトのDFが付くだろうし、ペドロ(パウレタ)が前にいると思ったんで、まず何より彼に渡したくてボールを前に出したんだ。普段トレーニングじゃあやらないよ。ツイてたのさ。でもあのゴールは凄いよな」
(コリドン選手)

パリジャン紙の評点ではチーム最高の7点をもらったコリドン。しかし、もう1人同じ最高点をもらった人がいまして、それは主審を務めたコッリーナさんでした。



<チャンピオンズリーグ・グループリーグ第3節試合結果>

PSG 2-0 FCポルト

得点: コリドン(29分)、パウレタ(30分) −PSG

:  ピショ(48分) −PSG
    ペペ(17分)、マニシェ(21分)、セイタリディス(66分)、ボジングワ(85分) −ポルト

レティジ、ピショ、ピエールファンファン、ジェペス、アルマン、エムバミ、サナ、コリドン、ロテン(48分ボスコヴィッチ)、パウレタ(82分リュボヤ)、ヘイナウド(72分シセ)


PSGのフォーメーションは4−4−2。「パウレタは代表戦を含む多くの試合でプレーしている。監督なら誰でも疲れている選手を休ませるさ(ハリロジッチ監督談)」という理由でここ2試合ベンチに置かれていたパウレタが、この試合でスターティングメンバーに復帰してヘイナウドと2トップを組みます。
パウレタ本人も「ポルト戦は特別な試合なんだ。ポルトは僕の国のチャンピオン。友達も何人かいる。でも彼らと戦ったことは一度もない」

ビクトル・フェルナンデス率いるポルトの攻撃に対し、PSGはパウレタまでもがスライディング・タックルをかける全員参加の固い守備からカウンターを仕掛けます。29分にコリドンのゴールで先制したわずか1分後、2トップのコンビがポルトのディフェンスをきれいに崩し、DF3人を引き連れたままパウレタが2点目のゴール。

「今季は攻撃的に行く」なんて話をシーズン初めにうっすら聞いたような気もするのですが、気づいてみれば昨季と同じようなことをやっているPSG。後半はますます攻撃をあせるポルト、カウンターのパリという大雑把な展開になってきますが、パリは2点のリードを守りCLで初勝利、グループHの3位にちょっとだけ浮上。



「素晴らしい試合だった。選手達には大いに満足している。私はこの勝利をサポーターに捧げる。PSGを愛するすべての人々にとってとても幸せな夜だね。私はチームを誇りに思っている。勝ったためだけでなく、試合をコントロールしていたことについても。我々が欧州王者と戦ったことは強調すべきだな。私は一度たりともこのチームに疑いを抱いたことはない。苦境にあった時でさえね。試合の前に、私は彼らに、我々には失うものは何もないと言ったんだ。この3、4週間でメンタリティはすっかり変わった。ロッカールームは健全だ。選手達は話し合った。この勝利で、我々が落ち着きを取り戻し、大いに喜び、自信を深めることができればと思う」
(ハリロジッチ監督)

「PSGからはこのような成熟度を予想していなかった。彼らはカウンターをかけ、不注意な1分間につけこんで2ゴールを挙げた。しかし、最も重要なのは最終的な順位だろう」
(ビクトル・フェルナンデス ポルト監督)

「充実した試合ができてほっとしたよ。ナント戦の延長線上にあるパフォーマンスだ。僕達は試合を重ねる中で良くなっている。まだトーナメント進出の望みはあるよ。僕達は今夜勝たなければチャンピオンズリーグよさようなら、ってことになるかもしれないのはよく分かってた。僕達はすべき試合をしたんだ。いつも以上によくやったよ」
(ロテン選手)



前半の終わりにパスを出した際に右の踝を負傷して、48分にボスコヴィッチと交代したロテンですが、精密検査の結果、これが思いのほか重傷。亀裂骨折ということなのでしょうか、復帰したばかりでまた2ヶ月の戦線離脱・・・


04/10/20   オール・メスト・アップ
「リオネル・レティジは主審を見据え、大股に進み出る。“ファウルなどない、なんにもない”、彼の唇はそう読み取れる。徐々にパリの選手全員がローラン・デュアメルの周りに集まった」(ル・パリジャン)

0−0のままナント戦のロスタイムに入る直前、主審はペナルティエリア内でピエールファンファンがナントのバガヨコを突き飛ばしたとして、「気前よく」(と書いてある)PKを指示。これをサヴィノーが決めてPSGは土壇場の敗戦。試合終了のホイッスルが鳴った時、何人かのパリジャンの目には怒りの涙がにじんでいたという。

この判定について、パリの選手たちは「こんな判定ミスはたまんないよ。いい試合をしたと感じた時に負けるのはいつだって難しい」(ロテン選手)と、一様にフラストレーションを隠そうとしません。

ナントの4人目のPKキッカーであり、後の3人がたまたま全員交代で出てしまっていたためお鉢が回ってきたサヴィノー選手は、「(PKの前にレティジがアルマンに、いつもはどこに蹴るのか聞いていたことについて)シルヴァンは分からない、って答えたってさ。というのは、彼に言わせると、僕がPKを蹴るのは初めてだったから。彼が忘れてるにせよ、故意にせよね」と、満面の笑顔でコメント。

終了後、渦中のデュアメル主審は、殺到する報道陣に対して「映像を見て、私はやはりまだ、あくまでもPKはあったと確信しています」とコメント。ちなみに、パリジャン紙の評点は「デュアメルは完璧だった。最後の厳しいPKまでは。4点」



<リーグ1第10節試合結果>

ナント 1-0 PSG

得点: サヴィノー(90分PK)−ナント

: ビベロス(18分)−ナント
    ピショ(70分)、ピエールファンファン(89分)、ヘイナウド(89分)−PSG

レティジ、ピショ、ピエールファンファン、ジェペス、アルマン、パンクラト、エムバミ、ロテン、コリドン(83分パウレタ)、シセ(74分サナ)、ヘイナウド(90分リュボヤ)


バスティア戦と同様の4-2-3-1。PSGは開始後の30分間ナントの攻撃に苦しめられますが、後半に入り、形勢はパリ優位に傾き始めます。ロテンはいくつもチャンスを作り、55分には25メートルの位置からアルマンが素晴らしいフリーキック、ランドローをかすめたシュートは左ポストをたたきます。「僕達には結果と効率だけが足りなかった」とロテン。カイザックも「今季の我々のベストプレーの1つ。失望は大きいが、それは大きな進歩によって相殺された」とコメント。



チャンピオンズリーグ・グループリーグ第3節FCポルト戦は本日20日現地時間20時45分からパルク・デ・プランス。ひっそりとスカパー中継有。

アロンゾ、アルマン、アテバ、ボスコヴィッチ、サナ、シセ、コリドン、エウデル、レティジ、リュボヤ、エムバミ、パンクラト、パウレタ、ピショ、ピエールファンファン、ヘイナウド、ロテン、ジェペス

ここ数試合調子を上げてきており、古巣ボージョワールでもその真のレベルを示したジェペスが2試合のサスペンションから復帰、CLデビューと見られる。脛骨の負傷の回復途中であるメンディはもう少し。代わってリーグ戦のここ2試合に出場しているピショが右SBに入る見込み。やはりこのところベンチのパウレタ
が先発だろうと予想されています。

時間があったら追加の更新をしたいんですが時間切れっぽい。なんか勝てる気しないなー。


04/10/13   トサカ2題
画像は特に関係ないんですが、欧州予選でのリュボヤとボスニア代表スパヒッチ。


11月9日、10日に予定されているフランスリーグカップで、PSGの対戦相手はいきなりOM@ベロドロームに決定しました。
11月はポルト、チェルシー、リヨンとの大一番も控えてるのに、こんなところでダービー2連戦です。(7日がリーグ戦のOM戦@パルクデプランス)

それに関して「F事件」その後のことですが、9月14日分のニュースにはさらに後日談がありました。かれこれ3週間前のニュースで恐縮なのですが、PSGとハリロジッチ監督を激しく攻撃したOMのアニゴ監督は、その後一転、「率直に言って、今はヴァヒドが勇敢な男だと分かった」なんて発言したとかしないとか。読み流した記事なので正確なニュアンスは分かりませんけど今更このタコ親父。



ここ何週間か、オフィシャルサイトのインタビューなどを除いて貝になっていたハリロジッチ監督が、フィガロの取材に応えて久々に口を開いています。惨憺たる今季序盤についてコメント。

「このシーズン序盤の不振に関しては、まず私に責任がある。私の犯した重大なミスは、選手間に軋轢が生じていることに気づかなかったことだ。ロッカールームで起きていたことが分かっていなかった。ジェペスはわずかな間に下手な選手になったのではない。マリオはチームから伝わってくるいくつかの批判によって不安定になってしまった。全員が思い上がっていたんだよ。おそらく私も、だな。全く態度を変えた者もいた。彼らは自分が世界最高だと思っていたんだ。パウレタとピエールファンファンは変わらずリーダーであり、謙虚だ。全員が彼らのようならいいんだがね。人間関係が率直でない時にはうまくいかないものだよ」

「決して自らは辞めない。PSGが今回破綻しなかったのは、監督と会長の間に真の関係があるからだ」


04/10/5   意外と厚い首の皮
<リーグ1第9節試合結果>

バスティア 1-2 PSG

得点: ハジ(17分) −バスティア
     パンクラト(27分)、ヘイナウド(28分) −PSG

レティジ、ピショ(74分バディアーヌ)、ピエールファンファン、ジェペス、アルマン、パンクラト、エムバミ、コリドン(79分アテバ)、サナ、ロテン(87分ボスコヴィッチ)、ヘイナウド

コルシカでのバスティア戦はいつも厳しい試合ですが、モスクワでのCLの敗戦の後、パリはここで今季初のアウェイ勝利をあげました。
このところハリロジッチ辞任がいつ来るかいつ来るかという状況が続き、予定稿でも作っといた方がいいのかななんて不謹慎なことを考えてましたが、とりあえず監督はこれで一息ついて、次節ナント戦の準備にかかれることでしょう。



さてこのバスティア戦の大きな驚きは、パウレタがベンチに置かれ、リュボヤが出場メンバーを外れたことです。代わって攻撃の鍵となるのはパンクラトとヘイナウド。またロテンが約3週間ぶりに復帰して、フォーメーションは3−5−2から4バック(4−2−3−1)に戻されます。

試合は結局ハリロジッチの采配が当たり、パンクラト、ヘイナウドの2人がきっちりと結果を出します。パンクラトは右サイドで攻撃に守備に貢献。前半17分にバスティアに先制を許し、サポーターが「またか・・・」とショボンモードに入っていた10分後、パンクラトが上げたセンタリングはどうしたことか、バスティアDF陣がいぶかしげに見送る中ネットを揺らしてしまい、早くも同点に追いつきます。
「今日は(多分)ツイてるぜ俺達!」と思ったかどうか、パリはその直後、またしてもパンクラトのアシストから、この日は1トップでのびのびやっているヘイナウドが逆転のゴール。やっぱり読めないヤツ・・・

ディフェンス面ではサナ、エムバミがよく守備陣を助け、またチームメイトに指示を出し鼓舞し、ほとんどすべての1対1に勝ったジェペスは移籍以来ベストな出来。前半は目立たなかったロテンも、後半には闘志を見せていた模様。



バスティア戦はスタンドで見守ることになったリュボヤ選手は、渋面で一切のコメントを拒否。したがって以下はパリジャン紙の「憶測」記事ということになるわけですが、同紙によると、今回のハリロジッチの選択は、リュボヤとの不和によるものではないようだとのこと。

シーズンの初めにバカンスの後のコンディション不良のことでちょっとした意見の対立もあったらしい両者ですが、最近リュボヤは親しい周囲に、監督とは関係上のトラブルはないと打ち明けたようであると。バスティア戦に限定して言えば、リュボヤとパウレタの欠場はモスクワ戦の凡庸なプレーのためだろうというのが同紙の見方。

もっともリュボヤが出場メンバーから外されたのはこれが初めてではなく、先月19日のモナコ戦の時には、彼自身のオフィシャルサイトで以下のように語っています。

「今夜僕はスタンドで観戦することになるだろう。僕にはよく理解できない。これは監督のチョイス。彼は僕に、僕は控えでさえないと言ったんだ。ヴァヒドは今日は僕をチームから外した。火曜のチェルシー戦でチームに戻れて、ほんとに嬉しかったんだけど。僕には問題が生じてる。チームが上向く手助けができると思ってた。僕はパリが大好きだし、チェルシー戦での君達の励ましには胸が熱くなったよ。でも今夜は僕は観客だ。つらいよね。うんざりなんだ」

この頃、選手だけで行った極秘ミーティングの内容を誰かが外部に漏らしたという件が話題になっていましたが、同紙には、リュボヤは‘誤って’嫌疑をかけられたと書かれているようでした。



CSKAモスクワ戦の後、マスコミの報道に業を煮やしたクラブは、今後緘口令を敷くことを決定。ハリロジッチ監督は「10−0で勝とうが私は話さん。もうシーズン末までしゃべらないかもしれない」と強硬な姿勢を見せています。

一方モスクワ戦で左サイドを務めたアルマン選手は、バスティア戦の前に、「3−5−2のシステムは僕には合ってる。ジェローム(ロテン)の後ろにいると、攻撃面の貢献ができないんだ。僕達にはオートマティズムが足りない」なんてこぼしてしまい、パリジャン紙に「アルマンはロテンがいない方が・・・」なんて見出しで記事になってしまったりしているわけです。

まあ言われてみればそうなんだけどさ、結局こういうことの積み重なりかな。