04/7/29
プレシーズンマッチ試合結果

PSG−ユベントス   0-1
  (7/24 stade Robert-Bobin)

得点: サラジェタ(20分)

:  メンディ(72分)−PSG
    オリベイラ(40分)−ユベントス

レティジ、メンディ、ピエールファンファン、ジェペス、アルマン、フィオレズ(84分ベナシュール)、エムバミ、シセ、ロテン(80分アテバ)、ヘイナウド(73分トゥーレ)、イビセヴィッチ(73分ジャジェジェ)

ネドヴェド、テュラム、トレゼゲを欠くユベントスに対し(カポは負傷欠場)、PSG側もパウレタ、リュボヤ抜き、テスト生イビセヴィッチ先発というある意味挑発的な前線で臨んだ一戦。

序盤のパリは左サイド主導で展開。エムバミが中盤で守備を引き受ける間にアルマン、ロテンが完璧なコンビネーションで攻撃を組み立てるが、ユベントスの守備は固い。前半20分、ユベントスのカウンターのうちの1回が得点に繋がる。
状況を打開しようとしたイビセヴィッチもロテンの左足も、ブッフォンを真に混乱させるまでは至らず。
04/7/23
【関係ないけどジェペスってカッコイイよね??】

ハリロジッチ監督は「まだベストなレベルとは程遠い」と言っていますが、セルタとのプレシーズン・マッチでは、ロテンと前線の連携など収穫もあったようです。注目を集めたのが、リュボヤに代わって後半から出場した19歳のボスニア人FW、ヴェダド・イビセヴィッチ選手(写真右)。
現在ハリロジッチ監督がテストしている、USAのセントルイス大学(アメリカ大学リーグ)の選手だとかで、昨季はUSAの大学のエスポワールにも選ばれたらしい。

ピッチに入って早々最初の決定機を作り出すなど、落ち着いた、印象的なプレーぶりだったらしい。ジェペスとのこのタメな雰囲気も何でしょう。
ハリロジッチ
監督は「彼は嬉しい驚きになるかもしれない」
04/7/20
【映画批評の方は好きなんだけどな】

5月1日のストラスブール戦で起きたPSGサポーター同士の乱闘事件に関して、PSGに対しパルク・デ・プランスの1試合使用禁止処分が決定した模様。2節カーン戦に即適用。ハリロジッチ監督は、「あんなちんぴらどもはPSGのサポーターではない!」とお怒りの様子。PSG側はなおもCNOSFに調停を要請して食い下がる模様。

パリに限らずヨーロッパの都市部共通の問題なんでしょうけど、スタジアムのバイオレンスは例えば移民や極右、人種・民族差別、失業や貧困問題というような諸々の社会問題が形になって表れている面もあって、本来クラブの努力だけでどうこうできる問題じゃないはずなんですよね。図らずもスタジアムが社会の縮図にもなってしまうところが、フットボールというスポーツの巨大さなんだと思います。

それに関して言えば今、蓮實重彦センセーのサッカー評論を読んでいるところなんです。(以下更新日記に続く。明日21日アップします、多分)

<追> 21日アップできませんでした…。
04/7/13
【選手にとって幸福とは】

今季の新加入選手の中でも、長身、長髪、ヒゲの風貌が一際怪しげなマリオ・アルベルト・ジェペス・ディアス選手。
さて昨季はインタートト、リーグカップ、フランスカップとおびただしい試合数を戦ったこともあり、このプレシーズンはコパ・アメリカ出場も見合わせて調整に余念がありませんが、昨年のインタートトでの退場のため、チャンピオンズリーグの最初の2試合はサスペンションになりそうな雲行き。

「新加入選手全員が暖かく迎えられて、感激してるよ。今はパリに来てよかったって感じだね。できるだけ早く溶け込めたらと思っている。3人の元ナントがいることで、ここに馴染むのはより楽なんじゃないかな。PSGと最初にコンタクトした時、彼らは大いに心惹かれるようなプロジェクトを示した。チャンピオンズリーグがあることは当然大きかったよ。でも、フランスに残る決断をしたのは、何より家族の幸せを思ってのことだ。まあ、肝心なのは僕が自分の選択に満足しているということなんだけどね」

1976年1月13日生まれ、コロンビア国籍
186cm、83kg
センターバック

95-97 トゥルア(コロンビア)
97-99 カリ(コロンビア)
99-jan02 リーベルプレート
jan02-04 ナント

アルゼンチンリーグ75試合6ゴール、リーグアン73試合2ゴール、コパ・リベルタドーレス2試合
【期待してるよ】

ロテン選手とのコンビでこれからのパリの左サイドを担うシルヴァン・アルマン選手。左SBの前任ハインツェ選手についてもしばしば質問されていますが、「できる限り彼の代りができたらと思う。僕は彼の気質や振舞いを高く評価していた。それはさらなるモチベーションだし、僕なりの挑戦だ」

「ここに来てから、期待していたことは全部体験できたよ。チームはとてもいい雰囲気だ。落ち着いていて、固く結びついているという感じだね。国内リーグとチャンピオンズリーグという大きな目標があって、長いシーズンになりそうだけど、僕達はこうして団結していかなければね。移籍を決めたのは、ハリロジッチの言葉が大きかった。彼は会長と一緒にクラブを立て直した実績があるし、選手を大きく成長させる監督だよ。それと、代表に復帰したいというのももちろん移籍の理由の1つさ」

1980年8月1日生まれ、フランス国籍
182cm、82kg

99−00 グルノーブル(National) 28試合1ゴール
00−04 ナント(L1) 118試合7ゴール
            ヨーロッパカップ17試合2ゴール
【後門のライオン】

ナントとの契約終了に伴い、パリにやってきた左サイドバック、ジャン=ユーグ・アテバ選手。なかなか野心的です。

「もう7年ナントにいて、変化が必要な時だったんだ。PSG入りが、カメルーン代表のポジションを取り戻す後押しをしてくれるかもしれない。1年前に一度招集されたけど、ナントではほとんどプレーできなくて、ポジションを確保するには十分じゃなかったからね。ともかくクラブを変えたかった。ここに来てまず、トレーニングの違いには驚いたよ。それから、ここでは選手たちに対する真のリスペクトを感じる。テクニカルスタッフもメディカルチームも、とてもよく僕達を見てくれるんだ。僕はフランスで名を成したい。パリはそのために理想的なクラブだと思ってる」

1981年9月1日生まれ、カメルーン国籍
172cm、65kg
01−04 ナント(リーグ1 25試合、ヨーロッパカップ4試合)
04/7/3
【うーん微妙】

先月末、パルク・デ・プランスでPSGの04-05シーズンの新ユニフォームが発表されました。今季のアウェイユニは赤。

襟の形はオランダ代表みたいな感じですが個人的にはイマイチ。正直今に始まったことではないんですけど、ユーロでのナイキ勢を見るにつけ、ナイキのデザインスタッフは何かを見失ってるんじゃないかという気がしてならない。

アウェイユニを手に。
ベルモンドジュニア、元F1
レーサーのポール・ベル
モンド。
完全移籍しました。
ピエールファンファンと
俳優のモス・ディフ。
もう着てます。
ジェラール・ダルモンも
PSGサポーター。
04/7/1
【よくお似合い】

黒のポルシェがカンデロージュのパーキングで一際目を惹いたジェローム・ロテン選手は、真新しいPSGのシャツを手に、「このユニフォームは僕にピッタリじゃないかな…」と一言。3年前ルイス・フェルナンデスに、PSGのユニフォームは“彼には大きすぎる”と言われたロテンは、居並ぶ新加入選手の中でも一際感慨深げだった様子。

「ああ、ついにパリジャンだよ。移籍は簡単にはいかないと思ってた。モナコはライバルを強化するのは望まなかったからね。結局、彼らはそれが得にもなるって分かったんだよ。交渉は長く困難だったけど、僕は望んだクラブでプレーするんだ。これって今時の選手には珍しいよね。PSGを選んだのは、このクラブは偉業を達成できると思っているからさ。他のクラブにも興味はあったけど、今僕がそうであるように、モチベーション100%って感じじゃなかったかもね。代理人からPSGのオファーのことを知らされた時には、他のオファーは全部無かったことにしていいから、って彼に言ったよ」

「本当に、僕はいつだってこのユニフォームが着たかったし、今、その夢はついにかなった。でも、これでよし、なんて思わない。目標に達するためにベストを尽くすつもりだ。軽い気持ちで移籍を決めたわけじゃないよ!ハインツェみたいな選手がクラブを去ったとはいっても、チームは依然トップレベルだ。僕達新加入選手と同じように、このクラブは野心に溢れている。すべては素晴らしいシーズン実現のためにあるのさ!」

今のところの彼の最重要事項は、このユニフォームを息子に持ち帰ることらしい。
「でないと、殺されちゃうよ」

1978年3月31日生まれ、177cm、74kg
97-00カーン、00-02(1月)トロワ、02-04モナコ
リーグ2 98試合11ゴール
リーグ1 128試合9ゴール
ヨーロッパカップ16試合2ゴール
04/6/29
【ルプリーズ!!!】

28日のトレーニング再開で、04-05ヴァージョンのPSG始動です。

ジェペス選手とロテン選手は28日の夜、それぞれ4年契約にサインしました。
5人の新加入選手の背番号は、ピショ2、ジェペス6、アテバ17、アルマン22、ロテン25。

初日のトレーニングには、加入が決まったばかりのジェペスを始め、カルデッティ、シセらレンタルバック組も含めて24選手が参加。パウレタ、オグベチェ、ベナシュール、ベナムー、エムバミは代表の招集で欠席。ユーロ帰りのロテンは2週間のバカンス。

若手バディアーヌ選手とジャジェジェ選手は初のプロ契約。パリ残留を希望しカンデロージュに留まっているピエールファンファン選手については、いまだモナコと交渉中。
04/6/12
【いいかい、心の中で、僕はまだここを去ってはいないんだ】

英語は大丈夫か?天狗になるなよー。辛くなったらいつでも帰って来…

ハインツェ選手がマンチェスター・ユナイテッドとの5年契約にサイン。移籍金は結局690万ポンドで決着した模様。

ハインツェ選手は、1ヵ月半ほど前にマンチェスター・ユナイテッドから最初のコンタクトがあったことを明かし、
「PSGを尊重して、そのことについては話したくなかった。シーズンの終わりはとても大事な時期だということを考慮したんだ」

ポジションについてはまだ話し合っていないらしい。
「我々はもう長いことガブリエルに注目していた。彼はアルゼンチン人ディフェンダーのトップクラスのクオリティをすべて証明している。つまり強さ、スピード、そして優れたテクニック(そ、そうかな)といったものをね。彼はセントラルでもレフトバックでもプレーできる。フレキシビリティという点でも彼はクラブにとってグレイトな新加入選手だ」
(アレックス・ファーガソン監督)

「サポーターのみんなのことはいつまでも忘れない。今年僕の父が他界した時、あんなにも敬意を示してもらったあの黙祷のことも、決して忘れない。僕は多くの感動を与えてくれたクラブと町を去る。だけどそれがフットボールであり、人生なんだ」
(ハインツェ選手)
04/6/5
【ようこそお父さん】

3日に長男レミ君が誕生、4日にパリジャンになるという、激動の24時間を送ったリールの右サイドバック、ステファン・ピショ選手。
リールとの契約終了に伴い、PSGとの3年契約(オプションで1年)にサイン。パリはこのオフ初の選手獲得です。

「とっても幸せだよ。リールの頃からヴァヒドとグライユ会長はよく知ってる。移籍を決めたのは、彼らの存在が大きかったよ。サインにはそんなに迷わなかった。このクラブには野心がある。僕もそうさ」

1976年9月2日生まれ、フランス出身
178センチ、75キロ
96-00 ラヴァル
00-04 リール
04/6/1
【おめでとう】

ハインツェ、ソリンが去ったフランスカップ決勝。スタッド・ドゥ・フランスでは76,000人の観衆がこの一戦を見守った。観客席にはパルクの人気者だったハインツェに捧げる横断幕も掲げられた。(スペイン語ですがこれ‘ガビーのためにカップを’、でいいんですか?)

試合の方は、後半パウレタがフィオレズのコーナーキックをヘディングで決め(カップ戦5ゴール目)、PSGはサンテチエンヌと並ぶ6回目、6年ぶりのフランスカップ優勝。試合の間中、OM移籍が予想されるデウーがパリサポーターのブーイングを受けるなど、選手にとっては素直に喜べない状況もあったものの、決勝ゴールを決めたパウレタにとっては、やはりこの上なく嬉しいタイトル獲得だった模様。

試合後ロッカールームに戻る選手達とは別に、まっすぐVIP席に行って奥さんと子供達を抱きしめたパウレタは、全シーズン分を合わせたのと同じくらいの晴れやかな笑顔を見せていたという。“この夜、パウレタは世界一ハッピーな男だ”(ル・パリジャン)

「まず何より、ここにいないファン・パブロ・ソリンとガビー・ハインツェに感謝する。それから、僕の家族とサポーターに」
(パウレタ選手)
05/5/25
【とりあえず俺は踊るぜ】

今季最終節はアウェイでバスティアと。パウレタが監督の判断で、アロンゾが首を寝違えたとかなんとかでスタメンを外れたこの一戦は、残留がかかったバスティアを相手に、今季何度も目にしたようなソリッドな戦いぶり。結局負傷のヘイナウドと交代したパウレタが、52分フィオレズのアシストで決勝ゴール。

最終的にPSGは2位で03−04シーズンを終了、パウレタは目標の20ゴールには届きませんでしたが、18ゴールでドログバと並んでゴールランキング3位。フィオレズは11アシストでロテンと並んでアシスト2位。

しかし念願のチャンピオンズリーグ本戦の出場権を手にしたにもかかわらず、試合後のロッカールームの雰囲気は微妙だった模様。

「まあ、平静な方だったよ。特別何もなかった。目標を達成して嬉しい反面、チームが散り散りになるのはがっかりだからね。やっぱりフレッド(デウー)やガビーみたいな連中や、他の誰かがクラブを離れるのを見るのは寂しいよね」
(レティジ選手)
04/5/19
【本日の1、2行ニュース】


・アビダル「リヨンの方に行きたい」 04/5/19 ル・パリジャン

リールDFアビダル選手が来季はリヨンに加入したい意志を表明。

・呼ばれター   04/5/19 レキップ
マルセロ・ビエルサ・アルゼンチン代表監督はハインツェ、ソリン両選手を6月2日の南米予選ブラジル戦、6日のパラグアイ戦に招集。
04/5/18
【よく頑張った!感動したッ!】


リーグ1第37節試合結果:
PSG−リヨン 1−0

得点:パウレタ(6分)
:ソリン(61分)−PSG、ディアラ(39分)−リヨン

リーグ優勝はリヨンでほぼ確定という結果になりましたが、今季最高を記録した42,502人の観客は、選手達に熱烈なオベイションと横断幕の感謝の言葉を送った模様。3位モナコとは1ポイント差、なんとか2位で予備選を回避したいPSGの最終戦はコルシカで、確かまだ降格の可能性があったはずのバスティアと、そうでなくとも例年デンジャラスな対戦が待っています。

さて、今季最後のホームゲームとなるこの日のパルクには、閣僚からアンデルソン、ラマといった元の所属選手まで、多くの著名人が訪れた模様。
中継でも、「相撲は知的じゃない」発言で日本でもおなじみのサルコジ経済相(前内相、左)の、お子さん連れの姿が見えました。スタジアム内外の治安問題でPSGとのかかわりが深いムッシュ・サルコジ。PSGのイメージがアップした今季はちょくちょく見に来てます。まあ選挙も近いから、なんて政治嫌いのハリロジッチ監督は言ってますが、所は変われど政治家のパフォーマンスはそんなものですね。
スポーツ観戦好きなドラノエ市長さんは、試合後PSGのマフラーを肩に掛け、心もち頬を染めながらパリのロッカールームを訪問している模様がオフィシャルサイトにアップされてます(上)。

こちらの写真は、何を思ったかサルス主審とユニフォームを交換してご機嫌のフィオレズ。
04/5/15
【彼もこう言ってますので】


今ひとつ行動の読めない男だとは思ってましたが、パリの2度目のPKを、指示を受けていたリュボヤを差し置いて「俺に蹴らせろ」といった挙句、シュートコースだけは完璧にラメに読まれてしまうという散々なボルドーの夜を過ごしたヘイナウド選手。
反省してるようです。

「一番悲しいのはPKを失敗したことじゃなくて、何よりチームのイメージを悪くしたことなんだ。サポーターが僕に腹を立てなければいいんだけどな。彼らに謝るよ。仲のいいダニエル相手にこんなことをしでかしてしまって」

試合の翌日カンデロージュで、フツフツと怒る監督に呼ばれたパウレタ(彼はあらかじめPKは蹴らないとチームメイトと取り決めていた)、ヘイナウド、リュボヤの3人のアタッカーが息詰まるような事情聴取の時間を過ごしたことは想像に難くないですが、とりあえず当事者2人は監督の前で仲直りしたらしい。

一方のリュボヤは熱くなりすぎたことをヘイナウドに詫びるとともに、「さっき話し合って全部解決したよ。2度とあってはいけないことだし、早く忘れなくちゃね。僕はヘイナウドが大好きだし、僕達の間には何の問題もないよ」とコメント。この日のトレーニングも仲良くやってた模様。プロフェッショナルですね。

「PKを蹴るには勇気がいるものさ。ヘイナウドは失敗したけど、僕達は全然怒っちゃいないよ」 (メンディ選手)
04/5/4
【よく見て!】

ストラスブール戦の前半終了5分前、ルペン選手へのタックルで退場をくらったサナ選手は、一発レッドの判定には納得がいっていない様子。
「退場は僕にはすごく厳しく思える。見た目ハデだったかもしれないけど、本当に、悪意を持ってやったんじゃない。あんなタックルは1試合に30回はあるよ!」

一方タックルを受けた当事者のルペン選手も、「彼の退場は厳しいよ。あの直後は僕はファウルはないとしか思わなかった」と同情的なコメント。また同僚アロンゾ選手も、「かなりのパリジャンとして言うならば、あれはシミュレーションでストラスブールの選手にイエローが出されて当然だね(笑)。中立の立場で言うと、まあせいぜいイエローかな」

ある意味マン・オブ・ザ・マッチとも言えるこの試合の主審は、昨年のフランスカップ決勝でウーゴ・レアルに似たようなケースでレッドカードを出しPSGをどん底に突き落としたあのムッシュ・レイェク。私もこういったことは忘れません。
「まだ映像を見ていませんが、サナのルペンに対するタックルに関しては、私は一瞬の迷いもありませんでした。私にとってはいかなる疑いもない。悔いなど一切ないですね。厳密に規定を適用しただけですよ」

ちなみにそんなレイェク主審に対するパリジャン紙の評価ですが、
「状況についていけないままだった。彼のサナへのレッドカードは度を越している。その他の判定も疑わしい。3点」
04/4/28
【パウレタ様のゴール哲学】

アゾレスの鷲舞う。
今季最後のフランスダービーは、最近の批判を沈黙させるに十分なパウレタの素晴らしい2ゴールで、パリがOMに6連勝、2位に浮上。常日頃パウレタを信頼していると語っているハリロジッチ監督も、「今夜の彼には非常に満足している」とコメント。試合の前日、監督はパウレタに電話して、いかに彼を信頼しているかを伝えていたらしい。

試合後のパウレタのコメント:
「酷評もされたけど、僕は一度も危ぶんだことはないよ。ニースで僕はいいプレーをしたけど、ゴールは決まらなかった。ゴールできる時もあれば、そうでない時もある。だからこそフットボールは美しいんだよ。いずれにせよ、僕は自分がリーグ得点王になるためにパリ来たんじゃない。ただクラブがCLに行く手助けをしたいんだ。20ゴール挙げられたらそれでいい。ボルドーでのように」

「(1点目は)あれが今季僕の最も美しいゴールかもね。バルテズを追い越した時、彼は追ってこないと感じた。それで顔を上げて、ゴールを見て、ロブ気味にシュートしてみた。ツキもあったね。2点目はフィオが最高のパスをくれたよ。走りながらうまくコントロールして、ボールを左足に移して…以上さ」

パウレタ選手はこのエクセレントな2ゴールを置き土産に、追いすがるクラブと監督を振り切って一路ポルトガルへ出発。
04/4/24
【父に勝利を】

日曜のOM戦で、父親が亡くなってから初めての公式戦を戦うハインツェ選手ですが、試合を控えたプレス・カンファレンスで、記者団を前に席に着いたハインツェ選手は、涙で目を曇らせながらサポーターやチームメイトの支援に対して感謝の言葉を述べた模様。

「何よりもまず、励ましの気持ちを示そうとしてくれた人達みんなに、この場を借りて感謝したいと思います。僕はナント戦がどんなに感動的な試合だったかを聞かされたし、サポーターやチームメイトから、言葉に尽くせないほどの敬意をもらった。あなたたちを通じて、僕は今ここでお礼を言いたかったんだ。ありがとう」
04/4/22
【ピンクの花束】

先週はドーヴィルでミニキャンプを行っていたPSG。カンデロージュに戻って、20日の公開練習には500人のサポーターが詰めかけました。オフィシャルサイトにはファンのサインの求めに応じる選手達の様子がアップされています。こういう光景はいつ見ても微笑ましいものです。

お父さんの葬儀から戻ってキャンプに参加していたハインツェ選手は、19日に26歳の誕生日を迎えて小さなサポーター2人から花束をプレゼントされました。
まったく関係ない上にどうでもいい話で恐縮ですが、個人的に前々から利き手と利き足の相関関係はどうなっているのかが気になって仕方がありません。もっともサッカー選手の場合だと、利き足は後天的な場合もあるので一概に言えないか。
ガビーは利き手は右 可愛いパリジェンヌにサイン。
リュボヤは左利き。利き足も左(だったと思う)
04/4/15
【グラシアスビエルサ】

なんでまたこんなスケジュールになってるんだか、28日のフランスカップ準決勝が各国代表親善試合とばっちり日程が重なることから、今月に入って以降、PSGはなんとか所属選手の招集を見合わせていただくよう奔走している模様。ハリロジッチ監督は既に先々週、選手達にそれぞれの代表監督を説得するよう指示を出していたらしい。

PSGの求めに応じて、アルゼンチンサッカー協会はハインツェとソリンの両代表をモロッコとの親善試合の招集リストには加えなかった。リュボヤも北アイルランド戦よりはフランスカップに出場したい意向らしい。
しかしとりわけ深刻なのがパウレタのケース。親善試合とはいえユーロ直前の重要な試合で、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督は大いにパウレタ様を当てにしている模様。

「たかだか親善試合じゃないですか。我々は今季、その都度彼を自由にしてきたのに」
(グライユ会長)
04/4/13
【仲よきことは美しき哉】

ニース戦の54分、ムスランへのタックル(ヘッドロック?)で退場をくらったアロンゾ選手。しかしハリロジッチ監督は、「あの状況では最善の策を取った」とアロンゾ選手に理解を示している模様。

「僕達にはその方が良かったよ。ジェロームに他の選択肢は無かった。もし彼がファウルで止めなかったら、ムスランはゴールを決めてた。それは確実だ」 (エルカルクーリ選手)

「彼は完璧に自分の役目を果たしたよ」 (ピエールファンファン選手)

今季はルドゥルーでのギャンガン戦で、同じようにボスコヴィッチの退場の後、チーム一丸となって勝利をおさめたこともあるPSG。サナ選手はそのチームスピリットについて、「アロンゾは自分のことじゃなく、チーム全体のことを考えたんだよ。彼の行為は、今季僕達を動かしているスーパーなメンタリティを示しているんだ」とコメント。

当のアロンゾ選手は、
「僕は祖国に身を捧げたのさ(笑)。この勝利は今季のPSGを象徴してるね!同僚の誰かさんが退場になって、チーム全員が彼のために2倍奔走したんだ。すごいことだよ」 (photo: psg.fr)
04/4/5
【ガビーのために】

31節ナント戦は、10番ボスコヴィッチ選手の大活躍で3-2で勝利。写真はゴールの後で、アンダーシャツに記されたハインツェ選手へのメッセージを見せる選手達(右)。

ハリロジッチ監督が試合後「特別な試合だった」と語っているように、先週父親を亡くしたハインツェに勝利を捧げるため、ピッチにいる選手もベンチも心を1つにしてこの試合に臨んだ模様。

今節の結果、PSGは再び首位モナコと4ポイント、リヨンと3ポイント差に迫ってタイトル争いに踏みとどまった。スタンドには、そんなチームを鼓舞する巨大な横断幕が、
「野心を持とう。カップとタイトル、それを信じるんだ!」 (photo: psg.fr)
04/4/2

ハインツェ選手の最愛のお父様が木曜から金曜の深夜、心臓発作のため亡くなられました。ハインツェ選手は30日にブエノスアイレスで南米予選にフル出場し、パリに戻る直前にお父さんに会ったばかりだったそうです。
ハインツェ選手は現在アルゼンチンに帰国し、ナント戦は欠場。親友のウーゴ・レアル選手もクラブを代表して共にアルゼンチンに向かいました。

土曜日の試合は、キックオフの前に1分間の黙祷が捧げられます。

心から、ご冥福をお祈りいたします。

04/3/30
【少しは空気というものが読めんのか】

昨年7月31日のニュースはやっぱり伏線だったんですね、という移籍の噂。
来季のCL出場に向けて補強プランを進めているPSGは、昨年夏に獲得を試みたFCポルトのデコ選手を相変わらず追い続けている模様。代理人は公式にはコンタクトを否定しているものの、それに関して思わぬ所から情報が漏れた。
先週、バルセロナのラポルタ会長がインタビューでうっかりもらしたところによると、

「PSGとはとても良い関係だし、我々はおそらくPSGの偉大なアルゼンチン人ディフェンダーであるガブリエル・ハインツェを獲得するでしょう。そのかわり、我々はデコに対して持っている優先交渉権をパリに渡す用意がある」
03/3/23
【助けてドラえもん】

この29節でリヨン、モナコの上位2チームと3ポイント差につけ、チームは非常に重要な局面にさしかかっているにもかかわらず、冷静に考えてみれば28日の次節ランス戦は、南米予選に招集されたハインツェ、ソリンとサスペンションのメンディを欠いて戦わなければならないというちびれる現実に気づいてしまったPSGなのだった。

アルゼンチン代表2名は試合の48時間前には代表チームに合流しなければならないため、30日のエクアドル戦に出場するためには、ランス戦の出場は事実上無理。パリフロントは現在、アルゼンチンサッカー協会と粘り強い交渉を試みているものの、ランス戦はほぼ間違いなく彼ら抜きで正面突破のフットボールを展開する見込み。
04/3/20
【ヒゲの会長ご難】

15000人分のチケットがソールド・アウトしたル・マン戦。中継では何やら不穏な気配のスタンドが抜かれていましたが、この試合、スタッド・レオンボレで何が起きていたかというとつまり、チケットを入手できなかった約200人の過激なパリサポーターが、大挙してスタジアムに侵入するという事件があったらしい。この件ではマン市側が、スタジアム内外の施設設備の破壊について告訴の意志を固めている模様。

非常にまずいことに、たまたま観戦に居合わせたティリエ・プロリーグ協会(LFP)会長がこの騒ぎに巻き込まれてしまい、試合前に車にボトルを投げられリアウィンドを壊される等の被害を被ったらしい。

「PSGは大変努力して真のサポーターを育ててきた。しかし真のPSGサポーターとは何の関係もない1、2百人のフーリガンを一掃するために、フットボールには警察と司法の助けが必要だ」
(ティリエ会長)

今後同会長はサルコジ内相、ラムール・スポーツ大臣の支援の下で、さらなるスタジアムのセキュリティ強化に取り組む見込み。
04/3/9
【君臨すれども勝利せず】

ヨーロッパカップ出場権争いの当面のライバル、4位ソショーとの一戦。ギ・ラコンブ監督が「私は何よりPSGのボール奪取を恐れていた。あのチームのカウンターは危険だから」と語っていたように、ソショーは非常に慎重な試合運び。堅い守備を前に、リュボヤが直前に腹痛で欠場したPSGの攻撃はイマジネーションを欠いていた模様。

48分にモンソローがペナルティエリア内でパウレタのシュートに対してハンドを犯し、パウレタがこのPKを決めて先制。しかしその後「無意識に少し後退してしまった(エムバミ選手)」パリは、ゴールのわずか5分後に同点に追いつかれた。試合後の選手・監督のリアクションは一様に失望感にあふれたもの。

「いい試合をしていただけにがっかりだ。ソショーは本当に危険な、たった一度のアクションで同点にした。パリのゴールの後、我々は勢いが落ちてしまった。それでも、私には選手達を咎めるべきことは大してない。彼らはいい試合をした。最後に、私は今夜の判定にはあまり満足ではない」  (ハリロジッチ監督)

「僕達はゴール前30メートル内で明晰さを欠いていた。本当に残念だ。リヨンとモナコにリードを許してしまったからね」
(ピエールファンファン選手)

写真は、最後の30分間あからさまに時間稼ぎをするソショー選手の態度に対し、ソショー主将フラシェに抗議するデウー。