MTsシリーズの製作
掲載図面とは若干パーツ形状の異なる部分があります
【必要な道具】
- カッター(通常タイプと薄刃カッターがあると便利)
- はさみ
- 定規(30cmで厚手の物)
- 洗濯ばさみ(主翼と胴体接着時や保管の時に使用)
- サンドペーパー(320・600・1000番程度)
- フィルムケース(折り返し部をしごいたり、薄めたラッカーを入れておく容器)
- 鉄筆(コンパスの脚部、虫ピンでも可)
- カットマット(カッターで切り出す時に使うマット)
- 30cm4mm厚程度のアルミLアングル・目玉クリップ(真っ直ぐな胴体を作るのに必須)
- バルサ板・虫ピン(主翼の接着後、乾燥時に歪まないように固定する為に使用)
- 接着剤(セメダインC・ボンドK)
- 板鉛(重心調整用)
- 両面テープ(板鉛貼付用)
- クリアラッカー(アクリルラッカーまたはアルキド系ラッカー)
- 刷毛・薄め液(ラッカー塗装用。スプレーのみで塗装する場合は要りません。)
- ピンセット(重心合せ用)
ざっと以上のような道具が必要になります。
これ以外にも、胴体製作時に2.5mm角のパイプや糸ゴム等があると便利です。
【前処理】
- 機体の図面をプリントアウトし、各部品を切り出します。
- 主翼・主翼翼端部・水平尾翼・垂直尾翼は組立てる前に下処理としてラッカーを塗ります。
- 上記部品はラッカーが乾いたら平らな板や厚手の本にはさんで歪を取ります。
- 胴体部品の接着面は320番程度のペーパーで軽く擦り、返りをつぶします。
※クリアラッカーは刷毛塗りする場合、原液:薄め液を1:1で希釈しています。
【胴体部品2の組立】
- 切リ出した胴体部品2のケガキにあわせてスジ切りします。
- ラインがずれないように定規を当てて折り曲げます。
- 2.5mm角のパイプか角棒を芯にして、胴体部品2を角パイプ状に接着します。
糸ゴムを巻いて接着部が浮かないようにして乾燥させます。
- 20分程度乾燥後に糸ゴムを外し、はみ出した接着剤を綺麗に取り除き完全に乾燥させます。
- 胴体部品2の接着部の反対側に胴体部品1を接着します。
- 十分に乾燥後、一度ラッカーを塗布します。
【機首部組立】
- 機首部左右の部品を少し大きめに切り出します。
- 切り出した部品より大き目のケント紙を4枚重ねて接着します。
- 重ねて接着したケント紙に機首部の部品を接着し(都合片側5枚)、15分程度乾燥させます。
- ケガキラインにあわせてカッターで部品を切り出します。
- 機首センター部品の両サイドに切り出した部品を接着し、アルミアングル等ではさんで完全に接着します。
- はみ出した接着剤や接着ズレが目立たないようにヤスリとサンドペーパーで処理します。
【最終組立】
- 胴体部品3の翼台部を定規を使って正確に折り曲げます。
- 胴体のケガキに合わせ上コの字に折り曲げます。(定規を当てて正確に!)
- 胴体部品2を胴体部品3ではさむようにして接着します。(厚手の定規で暫く押さえ込みます。)
- 10程度乾燥後、はみ出した接着剤を取り除いておきます。
- 機首部を接着します。

- アルミアングルにはさんでしっかり乾燥させます。
- 胴体部品4をケガキに合わせて正確に折り曲げます。
- 胴体のメイン部品に胴体部品4をかぶせて接着します。(位置決めは尾翼側のラインになります)
- アルミアングルにはさんでしっかり乾燥させます。
- 乾燥後、接着部のバリ等をサンドペーパーで処理して接着代部を除きラッカーを塗ります。
- 垂直尾翼を切出し、胴体側面に接着します。
【主翼桁】
- 主翼桁を接着します。(主翼中央部が厚く、翼端が薄くなるように短い物を間に挟むように接着)
- 良く乾燥させ、はみ出した接着剤を削りとります。
- 上下の接着部をサンドペーパーで荒らしておきます。
【内翼組付】
- 全体をペーパーで軽く磨きます。(600・1000番)
- さらに接着部を粗いペーパーで擦っておきます。(320番)
- 写真6のように折り曲げます。(折り曲げる部分を鉄筆でなぞっておくと折りやすい)

- 主翼前縁はフィルムケースの底などで擦ってしっかり折り曲げます。
- 主翼上部に丸印を結ぶ線がキャンバートップになるようにキャンバーを付けます。(直径30mm程度の丸棒を使うと綺麗につけれます)
キャンバーはキャンバートップより後縁側はほぼ直線で前縁側を丸くするように付けます。
- 貼り合わせておいた主翼桁(スパー)を主翼下部に接着し(写真6拡大参照)15分以上乾燥させます。
- 上下のあわせ部を接着します。片側づつ接着し、厚手の定規などを使って接着部を上から押さえ込むようにして暫く乾燥させ浮きや剥がれがないようにします。
- 左右で捻れが無いことを確認し、バルサ板等に虫ピンで固定して乾燥させます。
【外翼組付】
- 外翼に丸印を目安にしてキャンバー(折目)をほんの少し入れます。
裏に定規を当てて指で軽くなでて折り目がつく程度で十分です。
- 主翼翼端に外翼を接着します。
- 外翼接着部の上反角を確認し、外翼補強を接着します。
- もう一度、外翼の上反角を確認後、バルサ板に虫ピンで固定し、しっかり乾燥(一晩程度)させます。
※外翼の上反角は確認し難いので、ゲージを作っておいたほうが良いです。
【上半角固定】
- 接着部のバリ等をカッターやサンドペーパーを使って落とします。
- 主翼前縁の折曲げ部もサンドペーパーで丸く仕上げておきます。
- 定規を使って主翼中央を折り曲げます。
- 指定の上反角になるように整形し上反角固定補強を接着します。
- バルサ板に上反角が狂わないように固定し乾燥させます。
【主翼と胴体の接着】
- 胴体の翼台部を接着する前に軽くペーパーがけします。
- 主翼を翼台の間に隙間がないか確認します。
- 翼台に接着剤をたっぷり塗布し主翼を接着します。
- 胴体と主翼後縁が直角(左右均等)になるようカットマットの方眼を目安に確認します。
- 左右の上反角が同じになるように注意します。
- 乾燥後、主翼前部の短冊状の部分を胴体に接着します。
※洗濯バサミ等を利用して確実に接着してください。
【水平尾翼の接着】
- 翼台が正確に折り曲げられているか確認します。
- 翼台が主翼に対して平行になっているか確認します。
- 翼台に接着剤をたっぷり塗布し尾翼を接着します。
※洗濯バサミ等を利用して確実に接着してください。
【仮仕上】
- 完全に接着剤が乾燥(一晩程度)したら主翼及び尾翼接着部のバリ・接着剤のはみ出し等をサンドペーバーで整形します。
- 2度目のラッカー塗布をします。
私の場合、翼台部・尾翼部は刷毛塗り、主翼はスプレーで処理しています。
- 完全に乾燥(一晩程度)させます。
【重心合せ】
- 写真のようなピンセットとダンボールで作った治具を準備します。
- 機首カバーを両面テープで仮固定し、板鉛を機首に貼り付けて重心合せします。
- この時点では重心位置マークの少し(0.2〜0.5mm)後に来るようにします
- 機首カバーを接着します。
【仕上】
- 機首の角を写真13のようにカッター・サンドペーパー等を使って丸めます。
- 機首部の塗装をします。
- 先端に保護スポンジ(5×25mm程度)を取り付けます。
- 重心位置を確認します。(ずれていた場合、重心位置マークに正確に合わせます)
以上で製作は終了です。完成後1週間程度は部屋にぶら下げておき、時々歪取りすると安定した機体になります。特に主翼・尾翼の捻じれに注意して下さい。AGケントの場合、主翼キャンバーが大きくなる傾向があります。MTsシリーズは普通の感覚よりもキャンバーが薄い機体なので、ピッチング傾向が強い場合は主翼のキャンバーを少し抜いてみてください。外翼付近を捻り下げにすると安定します。