◆ きらきらインタビュー ◆

     水野 武夫さん  〜保育所施設長〜  優輝保育

尾崎郁子から一言紹介 
勝負士のような鋭い視線が一見怖そうな感じ。いわゆる「保育所の先生」のイメージ(歌のおにいさんみたいな人 という私の勝手な想像)とはかなり遠い。普段の言葉遣いは丁寧だけど、保育に関する相談をすると、まあとにかくズバズバと辛口のアドバイスが返ってきます。でもここの子供達(ウチの娘も)はこの体当たり先生が大好き。子供って本能的に人を見抜くんですね。私が住んでいる神戸市垂水区にある「優輝保育」は「ちょっと変わった保育所」、「なんでもやっちゃう保育所」。そこのヌシ・水野先生は幼少時代から現在に至るまで、はちゃめちゃな体験をどっさり持っていて、その全てを保育の場にぶつけています。インタビューして謎が解けました。従来の保育園じゃ絶対できないことをやってしまえるわけが・・・。

             
水野先生 園での様子   遠足、キャンプ





尾崎


水野


尾崎

水野




尾崎



水野


尾崎




水野



尾崎

水野




尾崎


水野



尾崎

水野


尾崎


水野



尾崎


水野



尾崎

水野





尾崎


            〜*〜*〜*〜*〜 前 編 〜*〜*〜*〜*〜

いきなりですが、ここの保育所って、変わってますよね〜。病児保育があったり、月に3回遠足があったり、年に3回も子供だけのお泊りキャンプがあったり、小学校1年生の職員がいたり・・・。

まあ、そうですねぇ(笑)。

「できたらいいなあ、でも無理だろうなあ」みたいなことを、臆せず実行されていますね。

ええ。ここは親の都合を優先している保育所なんです。親の都合というのは、「親の想い」ということですが。
親のそれぞれの子に対する願いや想い、拘りを持ち寄って現実の保育にしてしまっているところなんです。


それにしても、想いをホントに形にしてしまっているところがスゴイと思うのですが。体力的にも精神的にも強靭でないと。


そういえば、私の親から「あなたにしかできないことをやりなさい」って言われてきましたね。しつけが厳し〜くて妥協を知らない親でしたし。ストレートに子どもに感情をぶつけてくる親でした。

なるほど・・・。先生自身の幼児体験が今に活かされているんですね。幼児体験だけでなく、先生は今に至るまでいろいろな経験をお持ちだと聞いているんですが、ベールに包まれた状態です(笑)。その辺は後で聞かせてくださいね。
ところで、いったいどういう経緯でこの「優輝保育」ってできたんでしょうか。

直接的には10年前の(阪神大)震災がきっかけです。私はバツイチで、自分の子どもを公立保育施設に預けていたのですが、震災で施設も倒壊して、預ける場所を失ってしまいました。マジに困りましたよ。

そうだっんですか。大変だったでしょうね・・・。

それで同じように困っ人達が集まって、行政に頼ることなく、自分達の子どもを自分達で強力し合って面倒をみていました。それが今の「優輝保育」の原形です。震災の体験から「優しい心、輝く瞳をもつ子どもに育てたい」という保護者の願い、想いが込められたこの理念は今も受け継がれています。

優輝保育は、震災を乗り越えていく親たちの熱い気持ちから生まれたんですね。
「優しい心、輝く瞳をもつ子ども
」というと、どんな子どもだとお考えですか?

「自分に嘘をつかない、ごまかさない・・・ 自分を信じて疑わない子ども」です。
自分を信じることで強く優しくなれます。その余裕から思いやりが生まれて他人にも優しくなれるんです。「優しくされたい」から、優しくするんじゃなくってね。


う〜ん、内側から出てくる優しさ、という風に感じます。

そして、自分を信じている人間は、自分の欲求を満たすために自ら模索して工夫して、能動的に行動することができます。

あ〜、やりたいことに向かって自ら動いている人の瞳って輝いていますものね。
この理念を貫くために、保育に関わる側としてどんなことが必要だと思われますか?


言葉でなく、実際に行動で示せる人であること。理屈や理論で保育は務まりませんよ。本当の保育は仕事ではなく「業務」、つまり「人の成せる業(わざ)で務めること」だと、ウチに関わればすぐわかってもらえますよ。

「人の成せる業(わざ)で務める」・・・。だから行動で示すことが必要不可欠なんですね。
なんだか難しくなってきました。


ホントはね、私は理屈をさもわかったように述べる人が嫌いです。私自身ムツカシイことを言ったり書いたりしていますけど、その全ては実体験が伴った生の保育のフィードバック(=そのままを反映していること)にすぎません。

優輝保育の先生は子ども達にとってどんな存在なんでしょうか。

私達の存在は「子どものそばにいてあげる身近な大人」です。それ以上でも以下でもありません。
私達は「先生」でなく「育ての親」として接しています。先生のお仕事は「教えること」ですが、ウチは生活の中で子どもの反応を見逃さず「機会を与えます」。必要なら手を差し伸べる。決して大人が主役ではない。
今の大人は子ども達に対して作為的にチャンスを作りすぎますよ。

そこ、親として、すごく聞きたいところです。

                                                後編に続く

優輝保育 yuukihoiku@ybb.ne.jp

きらきらインタビューのトップへ  << HOMEへ