VOL. 21 ガンの基礎知識
        
(付、心理サイモントン・いきがい・療法の本)  

  ガンに関する本は店主が最初に集め始めたジャンル。ガン(悪性腫瘍)は発生した部位によって切除の可否、抗がん剤の有効・無効、ひいては生存率が異なってきますが、さらにガン細胞の種類(たとえば腺ガン)、そして個々の細胞の個性(非科学的か?)によって経過が異なってくるようです。近藤誠先生の主張する「ガンもどき」が存在するのかどうかは分かりませんが、“奇跡の生還”とか“プロポリスが効いた”とかいう場合、消滅したガン細胞に「なぜ姿を消したのか」と理由を問い詰めたい気がします。
 ターミナルケア、ホスピスについては「Vol24 末期医療・死・別離」参照。
 
「小児がん」に関する本は、「Vol.2 小児科」に移しました。
 (注)価格は当店の販売価格。郵送の場合は、冊数にかかわらず一回380円。古書につき売れ切れの節は、ご容赦ください。ご注文は「Vol21/書名」のように。(闘病記は別項にまとめてあります。)

  書 名 著 者 出版社 刊年 価格
備考
0a ガンのすべてが
わかる本
矢沢サイエンス
オフィス編
学研 2001 1000円 「最新脳科学」など、最新の科学論をMOOKの形で紹介し続けている事務所が編集した「The Cancer Book」。ちょっと専門的だが、米国の第一人者の原稿も収め、図版も充実、索引完備。
0b がん治療最前線 松沢実編 学研 2006 900円 副題「治癒の可能性のすべてを探す本」。重粒子線治療、クロノテラピー、がん休眠療法、骨盤内灌流化学療法、活性化自己リンパ球療法、ハイパーサーミア、集束超音波療法など。
0c がん電話相談 季羽倭文子
編著
三輪書店 1997 900円 7年間で2700件の電話相談を受けたというホスピスケア研究会の看護婦さんたちがまとめたQ&A。「家族が困ったときに」と副題があり、患者と家族の気持ちのずれなどが取り上げられている。
0d 日本人の
がん入門
宮田正彦 千草書房 1997 700円 地味な装丁の本(^.^)。著者は1940年生まれで、阪大医学部卒、国立呉病院(中国地方がんセンター)臨床研究部長。
0e 阪大医学生が書いた
やさしい「がん」の
教科書
駒沢伸泰 PHP 2002 700円 大阪大学医学部3年の著者が、“がん発生のメカニズム”を分かりやすく伝えたいと書いた本。高校2年生の時に母をがんで亡くした著者は、医学部へ進学、がん抑制遺伝子の研究を続けている。阪大医学部付属病院の前院長らがサポート。
0f がんの情報、がんの治療 垣添忠生
総監修
NHK出版 2002 800円 “NHKきょうの健康”の別冊。国立がんセンターなどのスタッフによる、がんの“基礎知識”“最新情報”“検査と治療”をまとめた大判の本。
0g ひとりで
苦しまなくていい
大島透 中央公論社 1998 700円 『「がんを語り合う」意味』の副題。著者は毎日新聞の記者。福島版に連載した、がんの患者団体“ひいらぎの会”と“あけぼの会”のルポルタージュ。ピア・カウンセリングの重要性を語っている。
0h がん医療
さまざまな選択
ゆずりは編著 エピック 1999 700円 神戸にある患者グループ“ゆずりは”がまとめた、がん患者やその家族の体験記と、医療者からのアドバイス。グループアプローチにより情報を集め、考え、患者自身が判断するというのがポリシー。
0i ガンになった人が
知っておきたいこと
ウエンディー
・ハーサム
飛鳥新社  1995 売りきれ 著者(女性)はダラスの開業医(内科)だったが、39歳の時にガン(悪性リンパ腫)と宣告される。大学教授の夫と2歳・4歳・6歳という三人の子供を抱えた彼女は、順風満帆の人生から突然、恐怖に打ちのめされる。これは自らの体験を踏まえた、ガンと告知された人の緊急マニュアル。
0j 家族がガンに
かかったとき
笹子三津留 築地書館 1992 900円 著者は京大理学部に入学するも、東大医学部に再入学。卒後は東大病院、都立墨東病院などを経て、国立がんセンター外科医長。父親を肝臓ガンで亡くし、その際告知に踏み切れなかったことが、告知問題にかかわるきっかけとなったという。地味な出版社(^_^;)の本だが、再版を重ねている。
0k 家族ががんに
なったとき
真っ先に読む本
森津純子 KKベストセラーズ 1998 600円 医療相談専門のクリニックを開く若いホスピス医が、特にガンの患者とその家族からの相談をもとにまとめた“介護法と心のケア”。著者は母を大腸ガンで亡くしており、その在宅での看取り体験もベースになっている。
0k' 家族が「がん」になったら 森津純子 講談社文庫 2003 200円 上記の改題。
0l 「がん」に奇跡を起こす本 森津純子 KKベストセラーズ 2000 売りきれ がん医療相談専門の“ひまわりクリニック”での体験をベースに語る、がんに奇跡を起こすための心と身体にやさしい生活。
0m おかあさんががんになっちゃった 藤原すず メディアファクトリー 2008 500円 著者の母がすでに転移して手術不能の「がん」(部位の記載なし)と分かる。国立がんセンターに入院、やがてホスピスに転院して亡くなるまでの家族の思いをマンガで描く。
0n 身近な人が
ガンになったとき
何をなすべきか
帯津良一 講談社 1999 800円 著者はガンに関する本を、“医学”ではなく“医療”現場からの発信のつもりで書いてきたという。この本は、帯津良一という人物を知るために、いちばん手軽な本かもしれない。
0o 愛する人が
がんになったら
スーザン・
レヴァート
主婦の
友社
1997 売りきれ ガンにかかった患者の、家族のための本。この類は日本でも多く出版されるようになったが、ポリシーをもって丁寧にかかれた本というと、まず翻訳を探したほうがいいと思う。アメリカでは毎年120万人がガンの告知を受けているというが、これは自らの姉をガンで失った医療ジャーナリストによるガイド。
0p がんと家族と
患者と
国立がんセンター 医事出版社 1997 1000円 正確には“国立がんセンター中央病院 がん医療サポートチーム編”の“がん学習講演会”の記録。薬剤師による「抗がん剤と副作用」について、医師による「化学療法と日常生活について」などの講演内容。
0q がん患者・家族
との会話技術
Ann Faulkner
Peter Maguire
南江堂 2001 1600円 医療におけるコミュニケーションが専門の研究者によるテキスト。国立病院四国がんセンターのスタッフによる翻訳。専門家向けなので、やや難しい(^_^;)。
0r がん患者と家族のための
サポートグループ
David Spiegel,M.D.
Cathherine Classen,Ph.D.
医学書院 2003 1500円 著者はスタンフォード大学医学部の精神科医と臨床心理士。がん患者のためのサポートグループを運営しようとする心理セラピストやグループリーダーのガイドブック。当店在庫は色鉛筆による線引きあり。
0s がんを生き抜く
実践プログラム
NHKがんサポートキャンペーン事務局 NHK出版 2006 売りきれ
実際にがんと告知された患者を想定しての、大判のサポートブック。TV番組と連動し、自身ががんを体験した柳原和子、岸本葉子の両氏が編集協力に加わっている。
0t 日本のがん医療を問う NHKがん特別取材班 新潮社 2005 700円 2005年4月に放送された、NHKスペシャル「日本のがん医療を問う」の内容をもとに編集された本。病院によって患者の生存率が二倍以上異なる。
0u スピリチュアルケア ウァルデマール・キッペス サンパウロ 1999 1200円 著者はドイツで神学、心理学を学んだのち来日、各地の大学や病院で臨床パストラルケアを指導。これは「病む人とその家族・友人および医療スタッフのための心のケア」と副題のある先駆的な本。あまり製本はよくない本です。
0v がん手術
これだけは、事前に知っておきたい
監修・垣添忠生
執筆・森谷≪ゥ
ニュートンプレス 2004 900円 「ニュートンムック」シリーズの一冊。執筆は国立がんセンター中央病院手術部長。臓器ごとにがんのステージ分類、主な治療法、予後(5年生存率)を明記。当店在庫は1ページのみシワあり。
1a がんの
患者学
水野肇 ごま書房 1994 600円 著者は山陽新聞出身、医事評論家の草分け的存在。この本は“がんと向き合うための知識”をまとめたもので、特に目新しい内容ではないが、逸見政孝さんの“悲劇”を本人と家族の情報不足とし、そこから書き始めている。当店在庫は一部ページにシワ(T_T)。
1b がん患者学 柳原和子 晶文社 2000 1300円 母と同じ卵巣がんの告知を受けたノンフィクション作家が、告知以降の自らの三年間を克明に記録、さらに末期・再発・進行がんの長期生存者や、八人の専門家にインタビューした、600ページの“大著”。新刊で入手可(\2600)。
1c がん生還者たち 柳原和子 中央公論
新社
2002 900円 上記の「がん患者学」への反響、NHKのETV2001「がん患者に学ぶ」で行った患者600人へのアンケート、米国の患者サポート・グループであるウェルネス・コミュニティ、乳がん撲滅のためのWin ABC、レイチェル・リーメンとの対話。
1d 私のがん養生
ごはん
柳原和子 主婦と生活社 2003 800円 柳原さん自身が「がん」と告げられたときの衝撃、闘病、さらには「がん患者学」を取材していくうちに、生きる道は食事にあるのではと思うようになる。後半は「がん養生ごはん」のレシピ集。
1f 黒木登志夫
角川書店 2000 300円 “角川ONEテーマ21”シリーズの1冊。がんになった5人の医師、小倉恒子(乳がん)、黒木登志夫(直腸がん)、柴田高志(耳下腺がん)、星野仁彦(大腸がん)、荒川健二郎(直腸がん)の体験。
1g がん患者として
長期生存する
医者たち
菊池憲一 海拓舎 2001 800円 有効率20〜30%で副作用の強い抗がん剤。自らがん患者となった医師五人は、抗がん剤に対して、どんな決断をしたのか。最後の章では“抗がん剤感受性試験”を推進する和歌山県立医大への、取材を掲載。
1h ガンを生きる
雪降る夜
佐々木妙子 探究社 1990 700円 母を胃がんで亡くし、自らも乳がんの手術を受けた著者はその体験を出発点に、「北海道・ガンを語る会」や乳がん手術者の「びわの会」を立ち上げる。
1i がん患者が
共に生きるガイド
柚原君子 緑風出版 2001 1000円 1949年生まれの保育ママ(家庭福祉員)が、全国のがん患者会を訪ね、アンケートを取ってまとめた本。著者自らが悪性リンパ腫を発症した際、患者会に支えられた体験がベースになっている労作。元の定価\2000。
1j 退院後の
がん患者
支援ガイド
日本ホスピス
在宅ケア
研究会
プリメド社 1995 売りきれ 神戸にある“日本ホスピス・在宅ケア研究会”がまとめた、大判二色刷りのガイド。在宅医療のポイント、介護支援のためのアドバイス、支援のための情報源など、きわめてよくまとまっている。
2a ガンを治す
大事典
増補改訂新版
帯津良一 二見書房 1997 1300円 「西洋医学」から「中国医学」、「心理療法」さらに「代替療法」まで、あらゆるガンの治療法を網羅した本。著者は東大医学部卒、ホリスティック(全人的)医療の第一人者。店主はいささか懐疑的だが、ガン治療は“総力戦”でと、あらゆる治療を試すというのもひとつの考え方だろう。元の定価2500円。
2b 強いリンパ球で
「がん」を撃つ
吉田憲史 講談社 1998 800円 う〜むむ(*_*)、“移入免疫療法”というガンの治療法を提唱、実践する吉田医師の本。吉田クリニックのPR本とも受け取れるが、九大医学部卒で、論旨にも説得力がありそうだが(・・;)?これ、判断保留。
2c ここまで進んだ
ガン免疫療法
有賀淳 講談社 2004 600円 “健康ライブラリー イラスト版”シリーズの一冊。著者は東京女子医科大学大学院教授。“樹状細胞療法”など、最先端の免疫療法を研究している。
2d 検証
免疫信仰は危ない!
代替医療問題取材チーム 南々社 2004 800円 副題“「がんビジネス」の実態に迫る”。アガリクスや活性リンパ球療法の効果を検証、代替医療を実践する医師、疑問を呈する医師たちに取材する。
2e 芸術的
ガン治療
星野泰三 ブレーン出版 2001 1400円 著者は1960年生まれ、東京医科大学卒、同大婦人科講師、免疫療法外来担当。免疫療法ばかりでなく、温熱療法や漢方療法、アガリクスやプロポリス、精神療法やサプリメントの効果にも触れている。なぜか味の素会長が「推薦のことば」を寄せている。
2f 思いやりの
ガン治療
小高修司 健康
ジャーナル社
2000 800円 著者は昭和21年生まれ、東京医科歯科大卒。頭頚部がん専門の外科医から東洋医学に“転向(^_^)”、開業(中醫クリニック・コタカ、HPは当店リンクに。)外科手術を全否定するわけではなく、「東洋医学でガンの治療がどこまでサポートできるか」を述べた本。新刊書店で入手可。定価\1500。
2g 身体にやさしい
ガン治療
小高修司 講談社 1997 800円 上記が最新刊だが(^.^)、「手術は主病巣のみ」で、ガン摘出後は中国医学を用い、患者の免疫力で治そうという考え方の本。「万人に効くガンの特効薬は将来もみつからないだろう」という著者の考え方が、実は最も科学的に思われる。
2h がんは生薬で
治療
水野修一 角川書店 1997 700円 著者は九州大学医学部卒、国立小倉病院内科・消化器科医長。胃がんの診断に力を注いでいた時期に“大学紛争”に遭遇、仏門に帰依したことが、後の漢方の勉強に役立ったと言う。平成8年に問題になった“小柴胡湯”の副作用について、指摘した方。
2i がん読本 別冊宝島 JICC
出版
1992 500円 硬軟とりまぜ森羅万象を取り上げる「別冊宝島」の一冊。これは同シリーズのなかでは古い本なので、本文用紙が黄ばんでいる本が多い。あけぼの会のワット会長から、国立がんセンターの市川平三郎先生、転職経験豊富なフリーライターまで、さまざまな人々が「がん」を語る。
2j 自分で選ぶ
ガン治療
別冊宝島 宝島社 1999 売りきれ ガン治療も、現在では選択肢はひとつとは限らない。もちろん主治医のアドバイスに従うにしても、どんな治療法があるかは自分で調べるべき。自分の命に責任を取れるのは、自分しかいない。当店売り切れの場合は、新刊書店で。巻末にはインターネットのガン情報関連サイトも収録。
2k 自分で治す「がん」 朝日ワンテーマ
マガジン
朝日新聞社 1993 売りきれ “食事療法”“東洋療法”“運動療法”“心理療法”を軸に解説。中川米造先生の文章も。
2m がん休眠療法 高橋豊 講談社 2001 300円 金沢大学がん研究所助教授による、ガン細胞を根絶しようとするのではなく、増殖を抑制しようとする“療法”のガイド。“講談社+α新書”の1冊。
2n 命とこころを守る51章 関根進 二見書房 2002 900円 食道がんを患いながら手術を拒否して回復した関根さんがまとめた、“賢いガン患者学”(副題)。もともと、“週刊ポスト”の編集長などをしていた方だから、患者になってもパワフル。
2o ガン患者よ、ドクハラと
闘おう!
関根進 廣済堂出版 2003 700円 “「5年延命」のためのスローヘルスのすすめ”との副題。
2p 納得して治療を受けるための
がんとの闘い方
祢津加奈子 朝日選書 2003 600円 伴侶を肺がんで亡くした医療ジャーナリストが、がんの基礎知識や最新治療情報、更にその活用法をまとめた本。
2q がん患者の
<幸せな性>
アメリカがん協会 春秋社 2002 1100円 アメリカがん協会が全米の支部で配布している小冊子(男性版・女性版)の1999年版を、一冊にまとめて訳したもの。著者はテキサス大学MDアンダーソンがんセンター行動科学部の臨床心理学者。
2r 「がん」になってからの
食事療法
米国対がん協会 法研 2002 売りきれ 訳者の坪内吉孝氏は1962年生まれ東北大学医学部卒の同大助教授。専門は疫学で、食べ物とがんについての研究・調査を行っている。この本は健康な人間ががんを予防するための食事療法ではなくて、すでにかんと診断された人のための本である点で貴重。
2s ゲルソン
がん食事療法
シャルロッテ・ゲルソン
モートン・ウォーカー
徳間書店 2002 売りきれ 60余年の歴史と、塩分を排除した食事や、コーヒー浣腸など特異な食事療法として知られる“ゲルソン療法”の、最新版の解説書。著者のシャルロッテは、創始者マックス・ゲルソンの娘。
2t 乳がんから
命を守る粗食法
幕内秀夫 二見書房 2004 売りきれ 管理栄養士で、「粗食のすすめ」というベストセラーの著者・幕内先生が語る“食と乳がん”の関係。
3a 胸のしこりが
気になる人が
読む本
日馬幹弘 扶桑社 1998 700円 著者は1954年生まれ、東京医科大学卒、同大第3外科講師。乳腺疾患担当で、乳房温存療法を早くから取り入れ、病理検査のコピーを患者に渡し、「乳房SOSダイアル」(電話090-4221-9310)、ホームページも開設。(当店のリンク集参照。)
3b 乳がんを克服
するための本
泉雄勝 篠原出版新社 2001 800円 群馬大学医学部教授がまとめた、乳がんと診断された患者さん向けのハンドブック。“心のケアを考えた解説書”と副題にある。
3c わたしが決める
乳ガン治療
近藤誠
イデアフォー
三天書房 1997 800円 乳がんの患者団体である“イデアフォー”については、当店トップページにURLがありますのでホームページがご覧になれます。ここと近藤誠先生の共著になる本。乳がん患者は増加しています。手術を受ける前に、この内容ぐらいの知識は必要でしょう。
3d 乳がん治療
日本の医療
イデアフォー イデアフォー 1999 500円 イデアフォーが主催して1989〜1998年までに行なわれた講演会の記録。雨宮厚、近藤誠、向井承子、福島雅典、山崎章郎、西尾正道、堤寛、川端英孝氏ら。
3e 再発後を生きる イデアフォー 三省堂 2003 700円 イデアフォーが開いた“再発おしゃべりサロン”をベースに“イデアフォー通信”やメーリングリストを通じて集められた、20名の乳がん再発体験談集。
3f 乳がんを
忘れるための本
近藤誠 ネスコ
文春文庫
1999
2002
売り切れ
200円
「乳房温存療法がよくわかる」と副題のある、「女のココロとカラダシリーズ」の一冊。Q&A形式で乳がんの発病率、リスクアクター、乳がんとまぎらわしい病気、検診の意味、などについて述べる。“乳がん恐怖症”の人向け。
3g 「乳房再建」は
心の再建
坂東正士 ネスコ 1999 800円 山崎努か大魔神に似た風貌の(失礼m(__)m)著者は、再建外科学、特に乳房再建手術の第一人者。同手術に関する詳細を、Q&A形式で患者の疑問に答え、技術的なことを踏まえた上で、「形成外科は心療外科」とおっしゃる。納得できる。
3h 乳房再建
ここまでできる
岩平佳子 講談社 2005 売り切れ 「ブラック・ジャックになりたい」の著者で再建手術の第一人者によるガイド。“健康ライブラリー”シリーズの一冊。
3i 乳腺外科医、参上! 北村薫 悠飛社 2009 700円 著者は1987年に佐賀医科大学医学部を卒業、九州中央病院乳腺外科部長。日本乳癌学会でリンパ浮腫に関する研究会を主宰。
3k 女性と乳がん ジェネル・
スバックシャープ
メディカ出版 1990 1400円 エバンストン病院に取材した“乳がん”治療。訳者である産婦人科医のひとり野末悦子さんは、自身も乳がん手術の体験者。古い本だが、患者のみならず家族への説明の重要性に触れている。
3m 乳がん克服の
ための十二章
山中登美子 廣済堂出版 1999 700円 両側の乳がん手術を受け、闘病記「乳がんをかかえて生きる女たち」を執筆した著者が10年後にまとめた本。再発への恐怖や、なくした乳房へのこだわり、患者への偏見など。この方は“あけぼの会”会員なので、近藤誠医師の「がんもどき」理論への反駁も。
3n 乳がん
カウンセリング
福富隆志 南江堂 1996 1200円 著者は慶應医学部卒、国立がんセンター中央病院外科医長。乳がんの温存療法の研究者で「患者が偏った過激な情報に惑わされずに納得のいく治療法を選択できるように」と、書かれた本。
3o ひとりぼっちじゃないよ おおいた乳がん患者の会
オードリーの会編
木星舎 2004 900円 副題「はじめての乳がんを生きるための知識とこころ」。オードリーの会の代表は山田泉さん。
3p 乳ガン
医師選択権
中濱潤子 小学館文庫 2000 200円 1962年生まれのライターが乳がんと診断され、何の説明もナシに「乳房全摘」を言い渡されたことから、ドクター(ズ)ショッピングが始まる。文庫で“乳がん”について読むのだったら、先ずこれ(^.^)。
3q 乳がん手術後の
リハビリ
ダイアナ
・スタン
保健同人社 1997 700円 乳がん手術後の回復を促すストレッチ体操と、セルフケアの方法を解説した本。著者は30年間、乳がん患者のリハビリに取り組む理学療法士。
3r ささえあって…
乳がん手術
寺田信國 保健同人社 1996 700円 「夫、恋人と読む」と副題。実用書(^.^)。但し、滋賀医科大学外科講師である著者が“告知否定派”から“告知肯定派”になったいきさつなどが正直に語られている。
3s いちばん新しい
乳がんの本
福富隆司 二見書房 2000 1000円 3aの著者である国立がんセンター中央病院外科医長が一般向けに書いた本。ジャーナリストの和田努氏やがんセンターの副婦長さんが協力。
3t マンマ質問箱 阿部邦子 日総研 1994 1100円 1950年生まれの童話作家である乳がん患者が、問答集の形で書き綴った同病の患者たちへのメッセージ。「義理で見舞う場合の患者への接し方(見舞い客の立場で)」など、皮肉な問答も。
3u すべての女性に
「ブレストケア」
NPO法人
乳房健康研究会
日本医療企画 2004 600円 2003年に行われた乳がん検診に対する意識調査の結果を踏まえて、啓蒙知識・研究報告・座談会・体験談・世界の“乳がん早期発見キャンペーン”などをまとめた本。
3v 心配しないでいいですよ
再発・転移乳がん
畠清彦
伊藤良則
真興交易
医書出版部
2003 900円 著者のおふたりは癌研究会付属病院化学療法科部長と副部長、つまりオンコロジスト。アンスラサイクリン、タキサン、ハーセプチン、ビスホスホネートなどの抗がん剤に詳しい。
4a Q&A知っておきたい
乳がん質問箱
101
木村盛彦
監修
メディカル
レビュー社
2001 900円 これは群馬県立がんセンターの外科、放射線、看護スタッフによる乳がんのQ&A。啓蒙書だが101の質問ごとに参考文献が明記されている。
4c 乳がん知って! 川端英孝
上野貴史
芳賀書店 2001 900円 JR東京総合病院外科の、ふたりの若い注目すべき(…と思う(^_^;)外科医が書いた「乳がんと診断された人が読む本」。ステージ別治療法や、非浸潤がんへの治療法など。
4d 「乳がん」と
いわれたら
伊藤博之
中村清吾
監修
婦人生活社 2002 600円 主にインターネットでサイトを公開している10名の患者さんたちの体験をまとめ、医師のアドバイスを付記した本。“うぃんまま”など、知っているハンドルネームも(^_^;)。
4e 最新乳がん
ダイジェスト
アメリカ国立
がん研究所
春秋社 1991 売りきれ 少しも最新ではないが(^_^;)、がん患者の夫やこどもたちのケアにまで言及している。啓蒙書なのだが、大判であらゆる知識が網羅されている。店主もかつてじっくり読んだ本。
4f 乳がん全書 福田護
編著
法研 2002 売りきれ 福田氏をはじめ、聖マリアンナ医科大学の外科、リハビリ、放射線科、母性看護科など総出演の本。あとがきを、この本を企画した編集者(山下ちずる)が書いている。中学受験を控えた娘さんの母でもある山下さんは、編集開始後自らの左乳房に異常を感じる。乳がんだった…。
4g 乳がんテキスト 野口昌邦 南江堂 2003 1400円 著者は金沢大学助教授。参考文献が付された専門書に属するが、専門医ではなく、一般臨床医やナース、患者と家族を対象にした本で読みやすい。
4h マンモグラフィってなに? 美奈川由紀 日本評論社 2006 800円 著者はジャーナリスト・看護師。母が乳がんになったことからマンモグラフィについて徹底的に調べた本。
4i 乳がんの
政治学
M.H.
カサマユウ
早稲田大学
出版部
2003 1400円 乳がんの体験者たちによって組織された全米乳がん連合(NBCC)の、乳がん研究のための予算の増額と治療法の変革を求めた、1990年から1993年にかけての活動を取材した本。早稲田大学社会科学部教授の久塚純一氏らによる翻訳。
4j 生きるための乳がん リリー・ショックニー著
青木美保編訳
三一書房 2008 1200円 著者はジョンズ・ホプキンス・エイボン基金・乳がんセンター所長。自らも38歳で乳がんを体験。翻訳した青木さんも40歳で乳がんを体験し、患者サポートグループを運営。患者のためのナビゲーションともいえる本。
4k 「リンパ浮腫」知って! 廣田彰男 芳賀書店 1999 900円 主に乳がんや子宮がんの手術時、がん細胞の転移を防ぐため患部付近のリンパ節を切除することがある。この結果として脚や腕がむくむことを、“リンパ浮腫”という。著者は専らこの疾患を扱ってきた内科医。やや病院の宣伝ぽいが、貴重な情報も…。
4m リンパ浮腫と
生きる
Joan Swirsky
Diane Nannery
診断と治療社 1999 1000円 乳がんの患者であるDianeはジャーナリストであるJoanと共同で、“リンパ浮腫”に関するあらゆる情報を集め、この本を作成する。原題は「Coping with Lymphedema」。
4n 乳がん・子宮がんと
女性性
堀口あや ユリシス
・出版部
1988 売りきれ 古い本ですが(^_^;)。これは婦人科がんの患者と性の悩み、それらの患者へのカウンセリングの臨床例をまとめた本。著者は女子医大卒、婦人科と心身症の関わりを研究。
4o 乳癌−究極の緩和医療
<容子のケース>
金丸仁 角川書店 2001 300円 “角川ONEテーマ21”シリーズの一冊。著者は東大医学部卒の外科医、藤枝市立総合病院外科・診療部長。これは、ひとりの乳癌患者の初診から亡くなるまでの心理を残された手紙や日記から追った本。店主にはどうも釈然としない読後感なのだが…。
4p 隆志 私を
撮りなさい
宮崎博美
隆志
講談社 1981 売り切れ 障害者施設でボランティアをしていた46歳の母は、ある日左乳房にしこりを見つけ、乳がんと知る。国立がんセンターで手術を受けることになった母は、カメラマンの息子に自分の入院生活を撮影するようにと言う。そして、出来た写真集。
4q がんに負けない、
あきらめないコツ
鎌田實 朝日新聞社 2006 800円 44歳で進行性の乳がんが発見された患者の松村尚美さんと、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師との往復書簡集。免疫学者の安保徹氏、心療内科医の永田勝太郎氏等との対談も収録。
4u いちばん新しい
子宮がんの本
高山雅臣 二見書房 2000 1000円 著者は東京医科大学産婦人科教授。Q&A形式で原因・症状・検査・診断・進行度・治療・治療法の選択・手術の問題点・再発・転移・痛みの緩和などについて答える。
4v 子宮・卵巣がんと
告げられたとき
まつばらけい
大島寿美子
岩波書店 2003 300円 “岩波アクティブ新書”の一冊。子宮・卵巣がんのサポートグループ“あいあい”の代表と、科学ジャーナリストによるアドバイス。
5a 白血病
闘いと歓び
正岡徹編 医薬ジャー
ナル社
1994 1000円 大阪府立成人病センター第5内科の骨髄移植チーム医師、コーディネーター、ドナー、レシピエント、患者の家族らが共同執筆した本。少し古い本だが、白血病の小事典ともいえる内容。
5b 白血病
生への希望と
歓び
正岡徹
平岡諦編
医薬ジャー
ナル社
2000 1000円 上記の出版から5年、再び第5内科のスタッフや治療を受けた患者が、共同執筆。臍帯血移植や末梢血幹細胞移植、無菌室での生活などを紹介。治療法だけでなく、患者や家族の声を聴いている。
5c 白血病治療
きょうから明日へ
日本つばさ協会 連合通信社 1994 1400円 “日本つばさ協会”は白血病、再生不良性貧血など骨髄移植が治療の選択肢としてある病気の、患者とその家族のグループ。これは同協会が開催したフォーラムの記録。内容充実!
5d 白血病と
言われたら
全国骨髄バンク
推進連絡協議会
同会 2001 300円 これはNPOの“全国骨髄バンク推進連絡協議会”に連絡(TEL 03-3356-8217/FAX 03-3356-8637)すると500円前後で最新版を送ってもらえるはずです。あらゆる白血病に関する情報が網羅された、白血病初心者(^_^;)必携のハンドブック!
5f 白血病はこわくない 浅野茂隆、
池田康夫
監修
アドスリー 2004 1000円 副題「臍帯血でつなぐ命のきずな」。東京臍帯血バンクの関係者、東大医科学研究所病院の移植専門医、患者と家族、医療ボランティアなどの共著。
5g はじめてのプレゼント 有田美智世、
城麗子 共著
クミコ・クリストフ 絵
こひつじ会 1999 500円 臍帯血バンクをPRし、協力を求めるために作られた絵本。
5h もっと知りたい
白血病治療
宮崎仁 医学書院 2002 1400円 “患者・家族・ケアにかかわる人のために”と副題のあるテキスト。著者は藤田保健衛生大学の内科講師。
5i 血液のガン 飛内賢正
監修
講談社 2005 600円 “健康ライブラリー イラスト版”の一冊。監修者は国立がんセンター・中央病院血液内科医長。悪性リンパ腫と白血病の最新基礎知識。
5j 心配しないでいいですよ
再発・転移悪性リンパ腫
畠清彦 真興交易
医書出版部
2006 1200円 “心配しないでいいですよ”シリーズの一冊。著者は癌研有明病院化学療法科・血液腫瘍科部長。
5k 生きのびるために
多発性骨髄腫
ハンドブック
2004年版
国際骨髄腫財団
東京連絡事務所
先端医学社 2004 1100円 米国の骨髄腫に関する情報提供団体の東京連絡事務所、日本骨髄腫患者の会などが協力して出来た日本初の患者向けハンドブック。
5m 生きのびるために
多発性骨髄腫
ハンドブック
2005年版
ライフボート編集部 ライフボート 2005 1000円 上記の改訂版。国際骨髄腫財団の治療ガイドラインを基本に、日本骨髄腫患者の会のメーリング・リストの投稿などを加えている。
5n 紫外線と
皮膚ガン
石原和之 講談社 1996 売りきれ “健康ライブラリー”の一冊。著者は奈良県立医科大学卒、国立がんセンター中央病院皮膚科医長として長年勤務ののち、石原診療所を開設。皮膚ガン、特にメラノーマの研究と治療の第一人者。
6a 胃がん治療
のすべて
笹子三津留編 築地書館 2000 900円 これも大きな活字、イラスト多数の、“インフォームドコンセントのために”と副題のある入門書。執筆者は国立がんセンター中央病院の外科ご一同様(^.^)。「胃癌治療ガイドライン対応版」。
6b いちばん新しい
胃がんの本
比企能樹 二見書房 2000 1000円 “名医が答える”シリーズの1冊。著者は湘南東部総合病院院長。お名前は“ひきよしき”とお読みする(^_^;)。
6c 胃がん治療
ガイドラインの解説
日本胃癌学会 金原
出版社
2001 500円 胃癌学会の作成した一般向けガイドラインの解説書。図版やQ&Aを多用した、ハンドブックのような体裁の本。
6d 胃ガンの
すべてがわかる本
矢沢サイエンスオフィス 学研 2005 1300円 スキルス胃がんの腹膜播種や胃の上皮ガン(肉腫)についても解説。
6e 胃癌
あなたの癌治療の不安に答える
平岩正樹 海竜社 2005 900円 「がんのWeb相談室」(http://2nd-opinion.eee.ne.jp)を部位別にまとめた本。肝臓に転移がある場合など、ステージ別に解説。平岩先生の本だけに抗がん剤に詳しい。
6f いちばん新しい
食道がんの本
幕内博康 二見書房 2004 1000円 “名医が答える”シリーズの1冊。著者は東海大学医学部教授、同大付属病院院長。
6g 消化器がん
克服マニュアル
寺野彰 講談社 2002 700円 “健康ライブラリー”シリーズの一冊。著者は東大医学部卒、独協医科大学主任教授。日本消化器病学会理事。
6h 前立腺がんで
死なないために
垣添忠生 読売新聞社 1998 600円 「50歳を超えた男性へ」と副題。(店主もこの年代。ギクッ(^_^;)!)著者は東大医学部卒、国立がんセンター中央病院長。
6i 心配しないでいいですよ
再発・転移前立腺がん
福井巖監修
米瀬淳二著
真興交易
医書出版部
2006 900円 “心配しないでいいですよ”シリーズの一冊。著者は癌研有明病院泌尿器科副部長。
6j 甲状腺がん
なんて怖くない
杉谷巌
前野一雄
三省堂 2003 売り切れ 癌研頭頸科の杉谷医師に読売新聞記者で甲状腺がんの患者でもある前野氏が加わって出来た本。典型的な甲状腺がんである“乳頭がん”に限らず、未分化がん、橋本病や亜急性甲状腺炎といったがん以外の病気にまで触れている。
6m 肝臓がんと
肝硬変
島村善行 主婦の友社 1996 800円 パッとしない装丁の本だが(^_^;)、肝臓がんと肝硬変の“百科”のような本。著者は京都府立医科大学卒、国立がんセンター東病院医長などを経て、千葉西総合病院副院長。当店在庫は背文字部が日焼け。
6n いちばん新しい
肝・胆・膵がんの本
跡見裕 二見書房 2004 1000円 “名医が答える”シリーズの1冊。肝臓がん、胆道がん、膵臓がんの検査・診断・治療をまとめる。著者は杏林大学医学部教授。
6o 防ぐ、治す肝臓ガンの最新知識 飯野四郎
監修
講談社 2005 売りきれ “健康ライブラリー イラスト版”の一冊。監修者はC型肝炎治療の第一人者。
6p 肝臓ガンの
すべてがわかる本
矢沢サイエンスオフィス 学研 2004 売りきれ 小児の“肝芽腫”まで取り上げている、肝臓がんの百科事典。
6s いちばん新しい
肺がんの本
永井完治 二見書房 2000 700円 “名医が答える”シリーズの1冊。肺がんの入門書だが、著者は国立がんセンター東病院呼吸器科外科医長。
6t 肺がんと闘う方法 野守裕明 メヂカル
フレンド社
2000 900円 東京都済生会中央病院、呼吸器科医長による“肺がん治療百科”。告知から告知後の生き方まで、Q&A形式でまとめた本。
6u 肺ガンの
最新治療
淺村尚生 講談社 2002 700円 “健康ライブラリー”シリーズの一冊。著者は慶応大学医学部卒、国立がんセンター中央病院呼吸器外科医長。本格派!
6v 肺がん
カウンセリング
淺村尚生 南江堂 2000 1300円 上記と同じ著者による本。医学書専門の南江堂の本だけに、こちらのほうがやや難(^_^;)。
6w 肺癌
あなたの癌治療の不安に答える
平岩正樹 海竜社 2005 1000円 「がんのWeb相談室」(http://2nd-opinion.eee.ne.jp)を部位別にまとめた本。“非小細胞肺癌”と“小細胞肺癌”をステージ別に解説。平岩先生の本だけに抗がん剤に詳しい。
7a 大腸がん
カウンセリング
藤田伸 南江堂 1998 1200円 著者は国立がんセンター中央病院外科で、大腸がんの専門医。副題に「ここまでは患者に伝えたい基礎知識」とある。
7b いちばん新しい
大腸がんの本
丸山雅一 二見書房 2000 1000円 “名医が答える”シリーズの1冊。著者は千葉大医学部卒、癌研付属病院顧問。
7c 心配しないでいいですよ
再発・転移大腸がん
武藤徹一郎
畠清彦編
真興交易
医書出版部
2004 売りきれ 癌研究会付属病院の消化器外科、化学療法科、放射線治療科スタッフによる、再発がんに関する患者向け解説書。
7d 家系内の大腸がんとその遺伝 テリ・バーク
フィンレイ・マックレー編
中山書店 2007 1400円 大腸がんの一割を占めるという“遺伝性大腸がん”についてのハンドブック。国際消化管遺伝性腫瘍学会の第二回学術会議が日本で開催されたのを機に翻訳された。
7e 秋の日は
つるべ落とし
浜生宮 主婦の友社 1990 1000円 日本オストミー協会の会員が小説の形式で人工肛門・膀胱の知識を広めようとした作品。「ガンと共に生きる人たち」の副題。
7f 大腸ガンの
最新治療
北條慶一 講談社 2001 600円 “健康ライブラリー”シリーズの一冊。著者は東大医学部卒、国立がんセンター外科医長などを経て、公立昭和病院院長前院長。
7g ガンを切る。 遠藤健 太陽出版 2000 800円 著者は1949年生まれ、東京医科歯科大医学部卒、日赤医療センター第三外科部長。消化器外科が専門。消化器ガン手術について、胃・大腸・食道・すい臓・胆のう・胆管・小腸と部位別に解説する。
7j 脳腫瘍のすべてがわかる本 久保長生
監修
講談社 2005 600円 “健康ライブラリー イラスト版”の一冊。久保先生は東京女子医大脳神経外科教授。神経膠腫(グリオーマ)にも詳しい。
7k 脳腫瘍への挑戦 吉田誠一 新風舎 2007 500円 著者は新潟県立がんセンター新潟病院脳神経外科部長。50頁に満たない小冊子だが、基本的な知識から参考文献まで網羅している。
7m 放射線をかけると
言われたら
佐々木康人監修 三省堂 1993 800円 東大医学部放射線科スタッフによる、放射線治療に関する“患者の疑問に答える”本。家庭医学書としては地味だが、手堅い作り。三省堂は初期の近藤誠医師の本を出版したり、放射線治療に詳しい。
7n がん医療と
放射線治療
西尾正道 エム・イー
振興協会
2000 800円 著者は札幌医科大学卒、国立札幌病院・北海道地方がんセンター放射線科医長。がんの放射線治療の現状や課題をまとめ、やはり放射線科医の(^.^)近藤誠医師との対談を収録。
7o 放射線
治療医の本音
西尾正道 NHK出版 2002 700円 “がん患者2万人と向き合って”との副題。北海道新聞社の月刊誌「道新Today」に連載されたもの。AHCCやアガリクスへの苦言も。健康食品が放射線治療の障害になることも。
7p ラジウム物語 尾内能夫 日本出版
サービス
1998 1500円 癌研で放射線科の技士として長年働いた著者がまとめた、“放射線とがん治療”、さらにはラジウムの生い立ち、放射線と放射能、ラジウム治療の歴史、病院でのラジウムの管理、ラジウムの後継者としての人工放射性元素など。ちょっと専門的。
7q 放射線治療
ハンドブック
久保田進 ERC出版 1997 900円 少し古い本だが、慈恵医大出身、杏雲堂病院放射線科部長による啓蒙書。ガンの種類別の治療効果、術中照射、多分割照射といった技法など。
7r 画像診断と
がん治療
大藤正雄 ニュートン
プレス
2000 売り切れ 著者は千葉大名誉教授、消化器病の画像診断、肝・胆・膵がんの早期診断・治療体系の確立で知られる。この本は画像診断の幕開けから始まり、現在の技術まで分かりやすく説明した本。
7s 明るいがん治療 植松稔 三省堂 2003 800円 著者は1956年生まれ、滋賀医科大学卒、防衛医科大学放射線科講師・慶大放射線科非常勤講師。X線・CT・リニアックによる三次元ピンポイント照射により、脳転移・肝転移・乳がん・悪性リンパ腫・前立腺の治療を試みる。
8a がんの痛み
治療のすべて
スーザン・S・
ラング
リチャード
・B・パット
保健
同人社
1996 1500円 アメリカの教養書は、専門家とライターのコンビで書かれたものに良書が多い。サイエンス・ライターが加わると、「分かり易く書く努力はするが、レベルを下げたりはしない」という意気込みが感じられる。この本も疼痛緩和の第一人者である医師と、女性ライターのコンビでできた疼痛緩和医療の「complete guide」。「がん」に対する人の恐怖は、“死につながる”可能性がある病ということの恐怖ばかりではなく、“痛み”に対する恐怖でもある。WHOが勧め、現場でも常識になっているように、がんの痛みはモルヒネによってかなり緩和される。この本は2段組350ページを超える本。当店在庫はやや、くたびれてます。
8b 疼痛コントロールQ&A イアン・マドックス 照林社 1998 売りきれ 看護婦さんのための、“実践的知識”をまとめた“学習参考書”シリーズの一冊。“101の演習問題”つきで、これが野次馬にはけっこう興味深かったりする(^.^)。著者のマドックス氏は、オーストラリアの緩和ケア学の教授。
8c がん患者の
QOLと緩和ケア
ネッサ・コイル
ロビン・グリーン
照林社 1998 1000円 “がん看護シリーズ”の一冊。著者はスローン・レタリング記念がんセンターのがん疼痛コントロールの専門家と、ニューヨーク大学メディカルセンターのがん看護クリニカル・ナース・スペシャリスト。
8d がんの「いたみ」
克服の知恵
藤田達士編 真興貿易
医書出版社
1988 1300円 編者は東大医学部卒、群馬大学の麻酔学・蘇生学の教授。これは臨床麻酔学会で行なわれたシンポジウム「癌末期患者の除痛に限界があるか」を、わかりやすく書き改めたもの。疼痛除去にたいする放射線療法、除痛手術、神経ブロックなどにも触れている。
8e がんの痛み
からの解放
WHO 金原出版 1987 売りきれ がん患者の痛みコントロールに注目し、モルヒネなどを積極的に用いるようになった歴史的パンフの翻訳。すでに第ニ版が出ているので、これは医学史に関心がある人向け。日本のがん治療にも大きな影響を与えた本。
8f がんの痛みが
消えるとき
武田文和 社会保険
出版社
1997 500円 埼玉県立がんセンター総長編の、がんの痛み治療の啓蒙書。緩和ケア病棟の医長、ホスピス長、手術部長、看護部長らによる共同執筆。ほとんどパンフレットだが、短時間で読める。
8g がんの痛みの
鎮痛薬治療
マニュアル
武田文和 金原出版 1994 1200円 同じく埼玉県立がんセンター総長による、こちらは医療従事者向けのマニュアル。索引・参考文献つき。
8h がんの痛みを救おう! 武田文和 医学書院 2002 1000円 “「WHOがん疼痛救済プログラム」とともに”との副題。「週刊医学界新聞」に1999/1〜2001/6に連載したエッセイをまとめた本。
8i がんの痛み
を癒す
高宮有介 小学館 1996 800円 モルヒネの使い方(錠剤・座薬・注射・パッチ)や副作用(便秘・吐き気)を簡単にまとめた本。著者は昭和大学病院外科に籍を置き、緩和ケアの臨床を研究している。海外の緩和ケアの実情や、ホスピスについても報告している。治療は医師に任せればいいのだが、ある医療事故で医師が「わたしは30年前に、この治療法が正しいと学んだ」と気色ばんで主張する記録を読んだことがあるので、一抹の不安も。
8j がんの痛み 河野友信
河野通文
法研 1994 売りきれ 「治療と抑え方がわかる本」と副題があり、これもWHOの“痛み対策”を一般向けに、症例を交えてまとめたもの。友信氏は聖路加国際病院の心療内科医、通文氏はホスピスの内科医。
8k 緩和ケア
ハンドブック
田中克往 医療
ジャーナル社
1995 売りきれ 大阪府立成人病センターの“ターミナル・ケアを考える委員会”のメンバーが主となってまとめたハンドブック。
8l がん疼痛治療
ガイドライン
日本緩和医療学会 真興交易
医書出版部
2000 1000円 病院には常備してある本と思う。緩和医療学会作成による、“Evidence-Based Medicineに則った”、がん疼痛治療ガイドライン。「要約版」と「解説書」の二部構成で、ま、読んで面白い本ではないが(^_^;)。大判、箱入り。
8m 緩和ケア
実践マニュアル
武田文和
斎藤武
監訳
医学書院 1996 1500円 英国のDundee大学医学教育センターが、マクミラン癌救済財団の協力を得て作られたマニュアル。埼玉県立がんセンターの医師と看護婦が総出演で翻訳。
8n がん疼痛
マネジメント
マニュアル
聖路加国際病院
看護部緩和ケア検討会
症状マネジメントグループ編
医学書院 1999 700円 それこそポケットに入るような小冊子。代表的な薬剤の使い方から、患者とのコミュニケーションまで要点をまとめている。
8o 緩和医療学 日本緩和
医療学会
監修
三輪書店 1997 売りきれ 1996年に日本緩和医療学会が設立されたが、それを機に編集された“緩和医療学”の教科書。巻頭言が柏木哲夫先生で、さまざまな立場で緩和医療に関わる49名が執筆。元の価格\4500。
8p エドモントン
緩和ケア
マニュアル
J.ペレイラ
E.ブレラ
先端医学社 1999 売りきれ カナダ・エドモントン地域の緩和ケアネットワークを充実させるため、地域の医師やコ・メディカルスタッフを対象に編集されたテキスト。北海道の病院関係者による翻訳。専門書。
8r 抗がん剤治療を受ける
ガイドブック
渡辺孝子
先端医学社 1997 売り切れ 全国のがんセンターの婦長さんたち19人による、患者と家族のための抗がん剤ガイドブック。執筆陣も豪華だが(^_^)、ほぼベストといえる出来の本。新刊で買っても(\3200)いい。
8s がん治療の
副作用対策と
看護ケア
第二版
渡辺孝子
先端医学社 2000 1200円 これも全国のがんセンターの婦長さんたちの執筆による本。「がん看護へのアプローチ」「症状コントロールの実際」「おもな抗がん剤」の三部構成のコンパクトな本。
8t がん治療の
副作用対策
マリリン
・ドッド
小学館 1998 1100円 「ポケット版」シリーズの一冊。著者はカリフォルニア大学サンフランシスコ校看護学部教授。「化学療法と放射線療法の副作用対策」との副題があり、日本で未使用の抗がん剤についての記述も。
8u 実践・癌化学療法別
副作用対策
古江尚編 メディカル
レビュー社
2000 売り切れ 臓器別がんに対する抗がん剤による治療を踏まえて、その効果を増すための療法や、副作用対策をまとめた本。50名の医師による専門書。元の定価\4500。
8v がん化学療法の
有害反応対策
ハンドブック
吉田精一 先端科学社 2002 1200円 当店在庫は2002年に発行された“第3版”。もともと「がん化学療法の副作用対策」のコンパクト版として1993年に発行され、改訂作業が行われてきた。専門書だが、何とか患者でも読めそう。
8w がん治療
サリドマイドの
適応と警鐘
コンフォート病院 日本工業
新聞社
2003 700円 多発性骨髄腫の治療薬として、かつて薬害を起こしたサリドマイドが見直されている。サリドマイドの副作用は“血管新生阻害作用”によるものだが、それはがんの成長も押さえるという。病院のPRっぽい本だが(^_^;)。
8x がんに効くクスリ 高久史麿監修
畠清彦著
ニュートン・
プレス
2002 売り切れ 分かりやすいタイトルだが(^_^;)、ハーセプチン、タキソテール、5-FU、グリベック、キロサイド、ベサノイド、オンコビンなどなど、抗がん剤48種類を解説した本。一般向けだが薬ごとに有効率、副作用、コストまで明記してある。さすがニュートン。
9a 東京女子医大
ガン治療
チーム
猪口修道 講談社 1995 800円 1993年、アナウンサーの逸見政孝さんが胃がんで入院し、13時間にわたる外科手術で3キロにおよぶ胃・小腸・大腸(の一部)の摘出を受けたのが女子医大。これは、中山恒明医師が中心となって築いた女子医大消化器センターの物語。
9b ガンから
生還する条件
羽生富士夫 講談社 1994 600円 東京女子医大の消化器病センターで30数年にわたって、外科医としてガンと戦いつづけた著者の回想。氏は千葉医科大学卒、東京女子医大消化器センター所長、かつ同大消化器外科主任教授。ともあれ、外科手術でガンを克服することに全力を注ぐ。
9c 「がん告知」を
こえて
松岡寿夫 小学館 1997 800円 著者は日本医科大学卒の外科医。父を胃がんで亡くしたことから外科医となり、きわめて攻撃的に手術をしたというが、一人の胃がんの版画家と出会い、がん患者の心のケアの重要性に目覚めたという。これは看護雑誌に連載されたエッセイ集。
9d がん・ガン・癌 松岡寿夫 人間と歴史社 1999 700円 “「第二のがん」の時代からのメッセージ”と副題のあるエッセイ集。「第二のがん」とは簡単に言えば“再発”、初発のがんを抑えても、次のがんと向き合わなければならない時代になってきたという意味合い。
9e がんを超えて
生きる
R・ヴェレス 人文書院 1999 売りきれ 著者は独ハイデルベルク大学医学部心身医学科の医療心理学教室教授。サイコオンコロジスト(精神腫瘍学者)として、がんとそのリスクを前にして、“どう生きるか”を考える。
9f がんとこころ 保阪隆 テンタクル 2001 売り切れ 著者は東海大学医学部の精神科助教授。乳がん患者との集団カウンセリングを実践、サイコオンコロジーの領域を検証した本。東海大の外科や、国立がんセンタースタッフとも連携している。
9g がんとこころのケア 明智龍男 日本放送出版協会 2003 500円 著者は1964年生まれ、広島大学医学部卒、国立がんセンターに勤務する精神腫瘍学(サイコオンコロジー)の第一人者。専門書でお見かけする名前だが、なんだか探偵のような(^_^;)。冗談はさておき、正統的サイコオンコロジーの入門書。
9h がん患者の心身医療 筒井末春監修 新興医学出版社 1999 1400円 東邦大学名誉教授である筒井医師監修による“心身医療”シリーズは、この出版社から10冊ほど出ているが、その一冊。共著が国立がんセンターの臨床心理士・小池眞規子、東邦大学医学部心療内科波多野美佳。当店在庫はマーカーの跡あり(^_^;)。元の定価\3500。
9i 「ガン」と
告げられたら
ジョエル
・ネイサン
勁草書房 2000 1600円 著者はオーストラリアはメルボルンで、がん患者やその家族へのサポートや教育を行なっている。これは著者自身が“白血病”“肺がん”という二つの癌を克服した記録。ホリスティック医療や、サポート・グループについて克明に分析している。
9j がんと心 岸本葉子
内富庸介
晶文社 2004 800円 虫垂がんの手術を受けたエッセイストの岸本葉子さんと、国立がんセンター研究所支所・精神腫瘍学研究部長である内富庸介医師との対談。当然、サイコオンコロジーが話題に。
9m いつ諦めるのか 熊沢健一 芳賀書店 2001 700円 著者は1953年生まれ、新潟大学医学部卒、東京女子医大第2病院外科講師。胃がんの妻を看取った体験を「告知」(マガジンハウス)として出版。この本では12人の末期ガン患者の実話をベースに“最期を人間らしく生きるために”何が出来るかを考える。
9n がんはやっぱり
ストレスが
原因だった
星野 孝 主婦と
生活社
1994 700円 著者は京都大学医学部卒、広島で原爆被爆者の白血病の研究に携わるなど血液学・免疫学が専門。これはストレスが発ガンのきっかけとなっているとして、そのメカニズムを追った本。
9o ガンで死ぬのも
悪くない
諏訪邦夫 講談社 1996 800円 著者は麻酔科医だが、趣味がDTMといい、医療関係者向けのパソコン技法書で知られる。昭和天皇の崩御に立ち会ったことから“割に合わない手術”を指摘、必ず死ぬ人間にとってがんが必ずしも不幸な病かを問う。
9p ガン専門医が見つめた
病むということ
死ぬということ
帯津良一 海竜社 1995 700円 ホリスティック医学の第一人者がガン治療にたずさわる毎日の中で考えたこと。病や死も“生命場”の中のひとつのブロセスに過ぎないのではないか、と。
9q がん性格
タイプC症候群
リディア・テモショック
ヘンリー・ドレイア
創元社 1997 1400円 サイコオンコロジーとHIVの専門家、そしてサイエンス・ライターの共著。人に優しく従順で、ネガティブな感情を表に出さない性格の人はがんにかかりやすく、予後も悪いという。
10a 悪化する
がんの
治療百科
幕内雅敏 三省堂 1995 800円 ガンに関する実用書では、予防や初期治療に関するものが多い。不幸にして再発してしまったとき、どう対処すべきかをまとめた本はこれぐらいではないか。「乳がん・胃がん・大腸がん・肺がん・肝臓がん・子宮頚がん」の治療法や、疼痛コントロール、末期に至った場合の症状コントロールまで理路整然とまとめてある。改訂版が出ています。
10b 続・悪化する
がんの
治療百科
幕内雅敏 三省堂 1999 800円 続編では「脳腫瘍・頭頚部がん・食道がん・胆道がん・膵臓がん・泌尿器がん・子宮体がん・卵巣がん・皮膚がん・骨、筋肉のがん・血液のがん・小児がん」の治療法と、それぞれが再発したときの対処について詳述している。改訂版が出ています。
10c がんが再発・転移した方へ 石谷邦彦編 主婦の友社 2004 1200円 著者は1945年生まれ、札幌医科大学卒。1983年に東札幌病院を開院、早くから緩和ケア病棟を設置した。これは再発・転移のメカニズムから治療法、臓器別の対策、緩和ケアまでを網羅した本。
10e がんが転移・再発したとき
すぐに知りたいQ&A
矢沢サイエンスオフィス編 学研 2008 800円 家庭医学書としてはレベルの高いシリーズを出している“矢沢サイエンスオフィス”の編集。
10f 末期癌患者の
診療マニュアル
Robert・G・
Twycross
Sylvia・A・
Lack
医学書院 1987 売りきれ 英国の聖クリストファーホスピスの所長などを歴任したTwycross医師等によって執筆された“疼痛ケア”のマニュアルを埼玉県立がんセンター病院長の武田文和氏が訳した本。
10g 余命6カ月
から読む本
ファイナルステージ
を考える会
海鳥社 1998 1000円 5年前に乳がんの骨転移で“余命六ヶ月”を告げられた小山ムツコさんと死生学者の波多江伸子さん、麻酔科医の三人が福岡で結成した会が企画した“末期がん患者のための情報本”。後半三分の一の病院情報は福岡在住者向けだが、前半の“余命六ヶ月からの楽しみ”などの実用情報が充実!冷静に考えるとスゴイ本。
10h 改訂版
余命6カ月
から読む本
ファイナルステージ
を考える会
海鳥社 2001 売りきれ 上記の改訂版。緩和ケア病棟などのデータ部が新しくなっている。会の発起人のひとり小山さんは2000年に亡くなられた。
10i 進行がんとの
上手な
つきあい方
東大公開

フォーラム
三省堂 1997 売りきれ 東大医学部付属病院北病棟地階には放射線科病棟と、その発展した形の総合腫瘍病棟があり、そこに入院しているのは大部分がガン患者であり、終末期の患者も含まれるという。これは「総合腫瘍病棟」での経験をふまえ、平成8年に開かれた東大公開フォーラムの記録。
10m 家庭で看取る
癌患者
川越厚編 メヂカル
フレンド社
1991 1200円 地域医療を実践する“ライフケアシステム”の医療スタッフがまとめた、在宅ホスピス入門というか、ハンドブック。最後に在宅でガンの家族を看取った遺族の座談会が掲載されている。
10n 在宅がん患者のケア 矢野邦夫編 静岡新聞社 1998 売りきれ 地方の新聞社は、よく家庭医学・健康書を出しているが、これもそのタイプの一冊。県西部浜松医療センターの各専門医20人の共同作業でできた本。イラストが素人っぽいと思ったら、薬剤師さんが担当していた(^.^)。
10o がんの治療を
やめるとき
赤荻栄一 保健同人社 1999 800円 著者は1950年生まれ、東北大学医学部卒、茨木県の古河市福祉の森診療所所長。これは在宅ホスピスの記録。
10p がんの
苦しみが
消える
山崎章郎 三省堂 1994 売りきれ 「ホスピス・緩和ケア病棟ガイド」の副題がある。末期医療の現場を綴った著者の「病院で死ぬということ」はベストセラーとなり、市川準監督の手で映画にもなった。この本は実用的ホスピス・ガイドとしては古くなってしまったが、あらゆるホスピスに関する情報を網羅しようという情熱は今でも感ずる。
10r <がん体験> 仏教ホスピスの会 春秋社 1991 900円 青年僧侶たちが集まって結成された“仏教ホスピスの会”の活動や、仏教者として関わった“がん患者や家族”たちへの思いをまとめた本。
11a なぜ、ぼくは
がん治療医に
なったのか
近藤誠 新潮社  1998 700円 著者は慶応医学部卒の同大放射線科講師。乳ガンの乳房温存療法のパイオニア。氏が数多くの著書で訴えてきたことは現在の医学の常識に逆らうものが含まれるが、大学から追放される危険を冒してまで、なぜ発言するようになったかという半生を語っている。店主(私)の妻は乳ガンでハルステッド手術を受け、3年後に肺と骨に転移して亡くなっていることもあり、氏と他の医師との論争も注目しているのだが、もちろんどちらが正しいなどと言う判断は出来ない。
11b

患者よ、
がんと闘うな
近藤誠 文藝春秋 1996 700円 本の帯に「手術は無用!抗がん剤治療の90%は無意味!がん検診は無駄!」とある。少し言い換えれば「外科手術のみで根治は難しい!抗がん剤はほとんど治験の段階!がん検診は運が良ければ早期発見に結びつくが、とりあえずは病院の経営安定に貢献している!」というところではないか。最後も皮肉ではなく、病院にはつぶれて欲しくないし…。患者に対する「がんと闘うな」という呼びかけには納得する部分がある。
11c がん専門医よ
真実を語れ
近藤誠 文藝春秋
文春文庫
1997
2001
700円
売りきれ
「患者よ、がんと闘うな」がベストセラーとなり、賛否両論がまきおこった。この本はその“論争”を軸として行なわれた専門家との対談(討論)をまとめたもの。アナウンサー逸見政孝氏の夫人や、東大外科医グループも登場する。掲載誌は「文藝春秋」や「諸君!」。
11d 「がんと闘うな」論争集 近藤誠編 日本アクセル
・シュプリンガー
出版
1997 900円 医学新聞「メディカルトリビューン」に連載された、近藤誠氏と12名の医師・専門家との激突・共感対談集。近藤理論はオーバーランという福島雅典氏(愛知県がんセンター内科医長)や、限定共感派の川端英孝氏(当時東大第二外科医長)との対談が面白かった(^.^)。
11e がんは
切れば
なおるのか
近藤誠 新潮社  1995 700円 がん患者に無理な外科手術をしても、余命を短くするだけとの意見。メスを入れることによって、ガン細胞を散らしてしまう可能性についてはうなずけるが、外科医にメスを持つなと言うのは猫にねずみを捕るなと言うのと…、冗談を言っている場合ではない。この本では胃ガンで亡くなった逸見政孝さんのケースと、食道ガンで亡くなった山川千秋さんのケースを検証。
11f ぼくがうけたい
がん治療
近藤誠 さいろ社 1995 800円 同工異曲のタイトルで、「読まなくても」と思いながら第一章を開くと、いきなり「昭和天皇はなぜ放射線治療をうけなかったのか?」とある。昭和天皇は膵臓がんだったのだが、なぜ膵切除を行なわず、腸のバイバス手術にとどめ、放射線療法を行なわなかったのか。ここだけ読んでもミステリーのよう。(近藤説を信ずれば、だが。)
11g 患者と語る
ガンの再発
・転移
近藤誠 三省堂 1994 売り
きれ
在庫の本はやけに表紙が黄ばんでいる。…さて気を取り直して、「がんは再発したら原則として助からない、ゆえに過剰な再治療で体力を消耗するよりは、最後の日々を平穏に暮らせるようすべき」というのが、氏の主張。医師は患者の希望を奪ってはならないというのが鉄則だから、分かっていても言えない場合もあるのでは?患者が医師の、言外の言葉を汲み取ることも必要か。
11h 再発・転移の話をしよう 近藤誠
イデアフォー
三省堂 2003 売り
きれ
上記「患者と語るガンの再発・転移」の改題・増補版。
11i がん治療
「常識」の
ウソ
近藤誠 朝日
新聞社
1994 売り切れ 「科学朝日」(後の「サイアス」、は店主の愛読書だったが廃刊。)に連載された記事がもとになっており、これ一冊で氏の論点の概略が分かる。大体において雑誌記事をまとめた本は、あまりハズレがない。
11i# 「治るがん」と
「治らないがん」
近藤誠 講談社α文庫 1998 売り切れ 上記の文庫版。
11j それでも
がん検診
うけますか
近藤誠 ネスコ
/文春文庫
1994
1999
800円
売りきれ
集団検診では異常ナシと診断されたのに、直後に体調を崩し、精密検査の結果末期ガンと判明した。身近にこんな経験をした人がたくさんいるのではないか。一部の「がん検診」の有効性については、厚生省も見直しをしている。
11k 抗がん剤の
副作用が
わかる本
近藤誠 三省堂 1994 1000円 予備校で進学相談をしていると“薬学部から医学部再受験”という生徒によく出会った。臨床実習で薬剤師という仕事に失望したという理由が多かったと記憶している。若さゆえの性急さとも思うのだが、日本でしか有効性が認められていなかった某抗がん剤の売り上げが年間七百億円だったとか聞くと、またまた唸ってしまう。(注;この本は新版が出た。)
11m データで見る
抗がん剤のやめ方始め方
近藤誠 三省堂 2004 800円 化学療法の論文に発表された生存率のデータを分析し、抗がん剤の有効性を検証する。
11o 「治らないがん」は
どうしたら
いいのか
近藤誠
編・著
日本アクセル
・シュプリンガー
出版
1999 800円 “続・がんと闘うな論争集”ですね(^.^)。卵管がんの患者でもあるノンフィクション作家の柳原和子さんとの対談は、有益!。癌研内科部長の丸山雅一医師や、病理医の斎藤健医師との対談は言葉による“殴り合い”に近い。
11p 「がん」ほどつき合いやすい
病気はない
近藤誠 講談社α文庫 1995 200円 1988年に廣済堂出版から出された「がん最前線に異状あり」の改題。
11q がん治療総決算 近藤誠 文藝春秋 2004 600円 平成天皇の前立腺がん“全摘手術”が妥当だったか、異議を唱えることから始まる。
12a 患者よ、
がんと
闘おう!
永野正史 KKベスト
セラーズ
1997 売りきれ タイトルと出版社で安易な本と誤解されそうだが(失礼!)、著者は佐賀大学医学部卒の内科医で“メディカル・ブレイン”の代表。近藤先生の著書への反論ではなく、一部は認め、一部は反論し、世界標準のガン治療法と国内の治療法との違いを“臓器別”に検討した本。店主がガンの告知を受けたら、先ずこの本を引っ張り出すかも!
12b 闘うがん、
闘ってはいけない癌
佐藤武男 徳間書店 1997 売り切れ 著者は阪大医学部卒、大阪府立成人病センター名誉総長。近藤氏の「闘うな」に触発された本、“がんもどき理論”には反対しているが、過剰医療は認め、日本の抗がん剤使用量が世界一であることも指摘している。
12c 奇跡のごとく 中島みち 文藝春秋 1999 900円 夫と姉をガンで亡くした中島さんは“誤診”問題に関心を持ち、中央大学の大学院で法律を学び直すが、自身も乳がんと診断される。このいきさつは「誰も知らないあした」(“List闘病記2”参照)に詳しい。さて、この本は末期ガンと診断されながら甦った人々への取材で構成されたルポ。病理検査の重要性と、“闘う”ことの重要性を訴える。副題に「患者よ、がんと闘おう」とある。
12d がん病棟の
隣人
中島みち 毎日新聞社 1981 400円 文庫にもなっていますが、老眼の方はこちらを(^_^)。これは結婚式の日に乳がんを発見した女性を主人公に、その心理を追ったノンフィクションに近い作品。
12e 逸見さん報道
と、ガン、
今知りたいこと
がん問題
特別取材班
ジャパン・
ミックス
1993 700円 逸見さんの手術は、東京女子医大の羽生教授を中心とした医師19名に常時4名(途中交代)の看護婦が加わって行なわれた。当時、3キロの内臓摘出というこの手術が、果たして妥当なものだったかという議論があった。この本は逸見さんのケースを元にガン治療の妥当性を検討したもの。Q&Aの形式で、ムチャは言ってません。
12g 逸見さんの死
新たなる真実
恒崎賢仁 キャンパス
・シネマ
1996 500円 逸見さんの問題では、最初に受診した前田外科での診断が「早期胃ガン」として家族に伝わり、同院での最初の手術も部分切除だったため、誤診だったのではないかと騒がれた。これは前田外科を擁護する立場で書かれたルポ。
12h 『がんもどき
理論』
の誤り
斎藤健 主婦の
友社
1996 売り切れ 近藤誠氏の著書への反論。著者は東大医学部卒、自治医科大学付属病院の病理部長。近藤誠氏は放射線科医、それに対する病理科医からの“がん手術は有効”との主張。この本の第2章で著者は認定病理医の重要性を訴えているが、これは傾聴に値する。ガンという最終判断は病理検査によるものだろうに、認定病理医がきちっと揃っている病院が全国1万のうち300だってぇ?
12i 君、闘わずして
がん死
するなかれ
平岩正樹 ごま書房 1997 700円 著者は東大物理工学科・医学部卒、東大付属病院外科、国立がんセンターを経て、共立蒲原総合病院がん治療部部長。主に近藤誠氏の「がんもどき」理論に対する反論。マスコミにもよく登場する先生で、がんの100%告知、抗癌剤の積極的な投入などが治療方針。
12j 医者に聞けない
抗癌剤の話
平岩正樹 海竜社 1999 800円 著者は97年から98年にかけて同愛記念病院に勤務、この本の出版時点で月島サマリア病院などの非常勤という(ーー;)?東大で実験段階の“樹状細胞免疫療法”の記載が目新しい。でも、この本のタイトルは何だろう?
12k あなたのがん治療は
まちがっている
平岩正樹 大和書房 2000 800円 これも刺激的なタイトルだが(^_^;)、要するに平岩先生は通常使われる以外の抗がん剤や治療法も用い、コストを考えない。ある病院では経営の足を引っ張り、職員のボーナスカットを招いたという。また、日本では未承認の抗がん剤が多すぎるという。
12l 癌になる人
ならない人
それから
平岩正樹 海竜社 1998 800円 「癌から身を守る方法」との副題があり、“岳南朝日新聞”の連載をまとめた本。胃がん、乳がん、肺がん、大腸がんはもちろん、肝臓がん、胆道がん、膵臓がんにもそれぞれ一章を割いている。
12m がん 医者が
できること
患者にしかできないこと
平岩正樹 海竜社 2000 800円 NHKスペシャル「世紀を越えて」で、平岩医師と患者たちのガンとの闘いぶりが取り上げられた。この本ではその内容をベースに、“癌患者学”“癌治療のガイドライン”がまとめられている。
12n 副作用のない
抗癌剤治療
平岩正樹 二見書房 1999 800円 批判もあると思うが、日本には珍しい抗癌剤の専門医(もともとは外科医)として試行錯誤し、吐き気を抑えるアセナリン、H3ブロッカーなど、さまざまな手法を工夫している。その実践から生まれた本。
12o 抗癌剤治療が
よくわかる本
平岩正樹 海竜社 2004 900円 “週刊現代”の連載「読む抗癌剤」と、ネット上の“がんのWEB相談室”http://2nd-opinion.eee.ne.jp/から平岩先生への相談と回答の一部を抜粋した本。
12q 闘う意志があれば
癌治療は変わる!
石田久人 実業之日本社 2001 900円 著者はテレビ報道番組ディレクター。自らが大腸がんになったときに平岩医師と出会って治療を受け、後にTV朝日系で放送された“サンデープロジェクト”で平岩医師を取材する。
12r 主治医には
聞けない
がんの相談室
平岩正樹 二見書房 1999 800円 著者が無料で“がんの相談室”を開いていた時に寄せられた相談と、それに対する回答をまとめた本。
12s 手術室の独り言 平岩正樹 日本文芸社 2003 700円 “週刊現代”に連載した「手術室の独り言」をまとめた本。“ガン治療最前線-生と死の現場から”の副題。平岩先生、ネット上の相談まで始めたんですね。
12t がんとの闘い方は
自分が決める
NHKスペシャル
『世紀を越えて』
河出新書 2000 300円 2000年6月に放映されたNHKスペシャル『世紀を越えて がんと闘う−患者が主役の治療へ』をもとにした本。平岩医師と患者の大原さん、山下さんのエピソードが中心になっている。
12u がんと向き合う
精神
丸山雅一 四谷ラウンド 1997 900円 昭和16年生まれ、千葉大医学部卒、癌研究会附属病院内科部長の「患者よ、がんと闘うな」への反論。大手の出版社がなかなか引き受けてくれなかったと不満を述べておられるが、“近藤氏の言語空間に、ある種の強迫観念が住みついているのだとすれば…”といった文体のため、読みやすくはない。
12v がん治療に
迷ったら
海老原敏
和田努
法研 1997 900円 医療ジャーナリストの和田努氏は第9章で近藤氏に怒っておられるが、本全体としては国立がんセンター東病院のスタッフによる今日の“がん治療”の報告。第2章で化学療法科の医長は「そもそも日本では『腫瘍内科学』が確立されていない」ことを述べておられる。日本では乳ガンの化学療法の担当は外科医だが、こんなことは先進国では日本だけだという。
12w 患者のための
がん治療事情
川端英孝
上野貴史
三省堂 1997 売り切れ 東大第二外科の助手だった川端氏と、同じ第二外科出身で東京共済病院の上野氏による、近藤誠氏×斎藤健氏の“がん治療論争”の冷静な検証。この著者おふたりは、(古本屋の親爺ごときが言うのは僭越ですが)優秀!論争に関心のある方は新刊でも買う価値あり(^_^;)。
12x いちばん納得できる
ガンとのつき合い方
山崎章郎
帯津良一
PHP 1998 700円 ホスピス医療の第一人者・山崎医師と、ホリスティック医学の帯津医師の対談(というか、往復書簡?)。互いの立場は守りながら、ガン治療に対する考え方の接点を求めている。
12y がんの
再手術を
拒否する時
比屋神無座 三省堂 1995 800円 昭和23年生まれの<患者>は38歳で胃がんと診断され、胃の4分の3を切除するも、5年後に再発。<患者>は再手術の勧めを拒否、玄米療法・運動療法・漢方などの自己治療を続け、46歳で死去。この本は<患者>と実存心身療法を提唱する<主治医>、さらに<上司&友人>の共同作品。どう評価したらいいのか、店主にはわからない本。
13a 私ががんを
恐れなくなった理由
逸見晴恵 扶桑社 2001 600円 夫である逸見政孝氏の死後、著者は「月刊がん もっといい日」で医師や看護婦たちと連載を続ける。これは、それを踏まえて政孝氏の闘病を振り返り、どうがんと向き合うのがベストなのかを検証した本。
13b 黙っているの
もうやめた
逸見晴恵 日本医療
情報出版
2003 800円 逸見政孝氏が亡くなられた直後、妻の晴海さんも子宮がんと診断されていた。その晴海さんと向井千秋、杉原輝雄、小川宏さんらとの対談集。
15a 癌カルテ
の裏側
丸山雅一 主婦の
友社
1986 売り切れ 昭和16年生まれ、千葉大医学部卒、癌研究会付属病院の内科医医長。レントゲン・内視鏡診断で消化器ガンを専門とする、第一人者という。内科医から見たガン治療。食道ガンと診断された先輩に対して、こんなことを漏らしていらっしゃる。「外科が切れると言うのは、切らなかったときより長く生きられるということじゃないですよ」。
14a がん病棟の真実 土屋繁裕 経済界 2000 700円 著者は1956年生まれ、帝京大学医学部卒。癌研究会附属病院で16年間勤務ののち福島県の土屋病院外科部長に。これは「がんの治療現場で何が行なわれているか」と副題のある本。帯には「手術好きな医者にだまされるな!」とも。
14b このガン
切るべきか、
切らざるべきか
土屋繁裕 NHK出版 2001 売り切れ 外科部長として勤務すると共に、がん治療に関する相談を受け、コーディネートする“キャンサーフリートピア”を設立した土屋医師の本。がんの部位別に、細かく判断している。
14c ドクター
ハラスメント
土屋繁裕 扶桑社 2002 700円 「許せない!患者を傷つける医師のひと言」との副題。がん治療をめぐって、医師の不注意な一言が患者を傷つけることがある。知見する“ドクハラ”の具体例と、それを生み出す土壌を考える。患者側へ意識改革の注文や、“キャンサーフリートピア”のPRも(^.^)。
14d ストップ ザ ドクハラ 土屋繁裕 扶桑社 2003 700円 上記の本が出版されたあと、読者から届いた四百通の手紙やFAXをもとにドクハラの“傾向と対策”を考える。
16a
癌の告知 大鐘稔彦 メヂカル
フレンド社
1986 1300円 著者は京都大学医学部卒の外科医。日野原重明先生が序で「情熱的な臨床医」と紹介。この方の著書「外科医と『盲腸』」(岩波新書)は売れなかったのかアクが強すぎたのか絶版のようだが、一読の価値あり。さて、この本は癌の告知を迫られた十五の症例を詳しく検討したもの。
16b 病名告知と
QOL
村上國男 メヂカル
フレンド社
1990 800円 「患者家族と医療職のためのガイドブック」との副題。著者は東大医学部卒の外科医だが、1978年以来“ターミナルケア”の研究と実践に取り組んでいるという。関連書を多数執筆。
16c ガンを告げる 水口公信、他 有斐閣 1988 600円 家族・医師(高久史麿)・法律家(加藤一郎)等による告知問題の討論。沖中教授がある高僧に告知したところ、あまりに動揺が激しかったため「告知はすべきで無い」と後輩に訓示したという伝説的エピソードが出てくる。問題はその“高僧”の修行不足にあったのではないかと思うのだが?
16d 真実を伝える ロバート
・バックマン
診断と治療社 2000 売りきれ 著者は英ケンブリッジ大学医学部卒、カナダのトロント大学で医師に“悪い知らせを伝えるコミュニケーション技術”の講座を開く。これは医師向けに“告知”の技術を教える専門書。元の定価\2500。
16e これからの
癌告知を
どうするか
笹子三津留編 医薬
ジャーナル社
1994 1400円 編者は一般向けの著書「家族がガンにかかったとき」で知られているが、これは国立がんセンター中央病院のスタッフ等12名による現状報告と問題提起。
16f がん告知 武内重ニ 主婦の友社 1995 900円 ガンの種類別治療法やガンの治療上の要点、専門用語をまとめた地味な本(^.^)。但し、著者(国立療養所の神経外科医長)自身が悪性リンパ腫と告知され、抗がん剤や放射線治療を受けた実体験がベースになっている。
16g がんの告知を
考える本
ペップ出版
編集部
ペップ出版 1990 500円 医師・看護婦・宗教家・ジャーナリスト等、識者45名に聞く“がん告知の是非”。永六輔さんが巻頭言。
16h 「先生はウソを言った」 松岡寿夫 人間と
歴史社
1995 700円 著者は日本医科大学卒の外科医。これは国立西埼玉病院の外科医長として、出会ったガンの患者さんたちのエピソード集。「ガン告知の現場から」との副題。
16i 見慣れた景色が
変わるとき
日本ペン
クラブ編
光文社 1999 売り切れ ペンクラブの会員18人が寄せた「自分や家族が癌を告知され、それをどう受け止め、何を考えたか」の記録。眉村卓、佐野洋、梅原猛といった、知った名前も。
16j 癌家族 根岸康雄 リヨン社 2000 800円 2000年5月に出たばかりですので、当店売り切れの節は新刊書店で。著者は「ビッグコミックスオリジナル」を拠点に活躍してきたライター。人間ドラマを追いつづけてきた取材力で、この本では「余命半年」と告知された癌患者と、その家族の葛藤を描く。
16k ウソのない
医療
協立総合
病院患者
会連合会
風媒社 1998 900円 名古屋市熱田区にある医療生協・協立総合病院の患者たちは、病気ごとの11の患者会と、その連合会を作った。これはその患者会による、がん患者も含めた「カルテ開示」実施までの活動。
16m がん告知の扉 毎日新聞
大阪本社
編集局
毎日新聞社 1994 700円 毎日新聞大阪社会部が1993年から37回にわたって連載した、「変わる日本が見えますか」シリーズをまとめたもの。逸見さんのがん公表を契機とし、告知をしない医療現場で起こる矛盾・事故などを取材した。古くて新しいテーマ。
16n 告知せず 山内喜美子 文藝春秋 1991 500円 末期がんの夫に、“がん”であることを告げられなかった四人の夫人たち、溝口泰雄・大塚国夫・手塚治虫・粟塚安彦氏らの妻たちへのインタビュー。
16o がん告知 竜祟正
寺本龍生
医学書院 2001 1200円 “患者の尊厳と医師の義務”との副題。学生運動が盛んだった1968年に各地方の医学部を卒業した,32名の医師(1名は弁護士を兼ねる)が,それぞれ経験した「がん告知」の症例と病名告知上の体験を持ち寄り,編纂した本。
17a がんに勝ち
がんに死す
村上國男 関西看護
出版
1995 700円 著者は1993年より国立療養所多磨全生園の園長。外科医としてターミナルケアに携わってきた中で、出会った20人の患者さんたちへのレクイエム。
17b ガン告知
その後
横山宏 朝日新聞社 1994 600円 胃がんと診断された一等航海士、政治評論家、生理学の研究者、保健婦ら、それぞれの人生。紙上に「去りゆく秋に」と題して連載された記事を書き直したルポ。
17c がん
サバイバル
スーザン
・ネッシム
ジュディス
・エリス
緑風出版 1996 1200円 「生還者たちの復活戦」との副題から、店主は単に再発との闘いと誤解して読まずにいた。ところが、これは類書のない驚愕すべき(ちょっとオーバー)本だった。つまりガンは手術で取り除かれ、再発の心配はなさそう。しかし、周囲は“ガン患者”として奇異の目で見、以前のようには扱ってはくれない。これはガン患者が社会復帰する際に援助する団体、“キャンサーバイブ”設立者の記録。
17d 「がん」を
生きる人々
小笠原信之 時事通信社 1998 900円 「がんサバイバル」の訳者による日本のがん患者48人の体験記。がん患者とその家族の会である「どんぐりの会」と、その分科会である遺族の「青空の会」に取材している。
17e ガン告知
最前線
小笠原信之 三一書房 1993 900円 もともと雑誌に連載された記事をまとめたもので、とにかく大勢の患者に取材している。著者は北大法学部卒、北海道新聞記者を経て、フリージャーナリスト。
17f ガン“告知”から
復帰まで
小笠原信之 緑風出版 1995 800円 “プロブレムQ&A”シリーズの一冊。42のQ&Aで、がん患者の疑問と不安に答えようという実用書(^_^;)。
18a ガンを超えて
生きる
ジャック・
キャンフィールド
、他
ダイヤモンド社 1997 700円 いわゆる「感動的な話」を集めた、“こころのチキンスープ”シリーズの一冊。店主はそもそも幼児体験でニワトリに追いかけられた“トラウマ”があり、“チキンスープ”は嫌いなのだが…。これはガンから生還した患者たちが体験を綴った本。
18b がんとたたかう
心の処方箋
岩本宣明 光進社 1998 900円 がんの“闘病記”を書いた21人の後日談。「サンデー毎日」に連載された「闘がんシリーズ」をまとめたもの。里中満智子さん、俵萌子さん、長尾宜子さん、石丸寛さん、ピーコさん、赤星たみこさん等が登場。
18c がんに負けない
41の簡単な方法
マージー・
レヴァイン
PHP 2003 800円 胸膜の悪性中皮腫という特殊で致死率の高い“肺がん”と診断され、「余命半年」と告知された米国女性が、従来の医学と代替療法をあわせた独自の手法で生還する。これは、自身の体験から見つけた生還するための41章。
18d がんに罹った
自分とのつきあい方
がん-
医と心を考える会
中央公論
新社
2003 売りきれ 1999年に発足した「がん-医と心を考える会」に賛同する医療関係者、その他の文章を集めた本。末舛恵一、竹中文良、河野友信、武田文和、川島みどり、渡邉恒雄(^_^;)ら。
18f がんいろいろ
ひとさまざま
三国秋生 東方書店 1997 900円 食道癌、膵癌など五人の癌患者のエピソードをかなり精しくまとめた不思議な本。「不思議」というのは、これが“三国秋生”という著者が、身近に観た外科医“和気壮吾”と患者達との物語を綴った形になっているから。どうも“三国”と“和気”は同一人物のような気がするのですが?
18g がんばって!っていわないで。 西出真由美 主婦と生活社 2003 600円 1965年生まれのライターが、多くのがん患者たちにインタビューしてまとめた発言集。
19a ガン−
生と死の
分水嶺
岡本孝男 廣済堂出版 1998 900円 がんと告知された8人のエピソード。ありがちな本だが、著者が千葉大薬学部卒、製薬会社で新製品の開発にかかわっていたというところが興味深い。
19b 女のがん病棟
愛と闘いの日日
キネマ東京
特別取材班
恒友社 1982 500円 ドキュメンタリーフィルムの製作者が16人の女性のガン闘病の手記・ルポをまとめたもの。最後に“あけぼの会”のワット隆子会長が登場、病院を抜け出して渋谷で主治医とデートした話も出てくる。在庫は本文用紙が変色(^_^;)。
19c 私のがん戦争 テレビ朝日 テレビ朝日 1997 700円 テレビ朝日の特別番組「がん戦争」には視聴者から多くの手記が寄せられたという。これは、そのうち180通の手記をもとに構成された本。序はもちろん久米宏氏の執筆だが、氏の父上は肺ガンで亡くなられていたんだ…。
19d ガンと女 小野美智子
殿島三紀
砂書房 1997 700円 ある日突然「ガン」と告知された、ごく普通の女性11人へのインタビュー。二人のライターに、あけぼの会、イデアフォー、ソレイユなどの患者会が協力している。
19e ガンと男 上林山瓊子 砂書房 1999 700円 腎臓がん、肺がん、前立腺がん、白血病と闘った四人の男。取材した女性ライターは、プロポリスと免疫療法を信じている。
19f またね 大谷美和子 くもん出版 1995 600円 小学6年生の女の子麻美を主人公にした児童文学。お父さんは単身赴任で、お母さんと二人暮し。しかし、そのお母さんが乳がんと診断され、入院することになってしまった。麻美は病院で出会った末期癌の西中さんに多くのことを学ぶ。
19g 去り逝くひとへの
最期の手紙
上之二郎
鳥海美奈子
集英社 1996 800円 ふたりのライターが、末期がん患者とその家族の集り“たんぽぽの会”の協力を得て取材した6組の夫婦。
19h 愛する人への
最期の言葉
上之二郎
鳥海美奈子
集英社 1996 800円 がんと闘いながらモンブランに登頂し、がん患者とその家族を支える“どんぐりの会”を結成した椚総さんら、五組の家族。
19i ガン末期
夫と向き合った
最後の時間
TBS「スーパー
フライデー」編
マガジン
ハウス
2000 売り切れ ガンで亡くなった高橋悦史(食道がん)、芦田伸介(肝臓がん)、大泉滉(食道がん)、浜口庫之助(下咽頭がん)、大津あきら(直腸がん)、それぞれの夫人が語る「最後の時間」。
19j ガンのある日常 影山和子 NTT出版 2003 800円 遠藤郁子、柳原和子、里中満智子、日色ともゑさん等、がん体験者18人へのインタビュー。「月刊がん・もっといい日」に連載された記事をまとめたもの。 
19k お父さんがいるって
嘘ついた
あしなが育英会 廣済堂出版 1997 売り切れ 交通遺児のための募金活動からスタートした“あしなが育英会”は、災害遺児支援にも活動を広げてきたが、この本はガン遺児、遺族の声を集めて編まれた本。
19m ガンと向き合う日々 高橋久未子 冬青社 2005 600円 大腸がん、前立腺がん、肝臓がん、乳がん+リウマチ、COPD(慢性閉塞性肺疾患)と闘った五人へのインタビュー。著者はライター。
20a がん抑制の食品 西野輔翼編 法研 1994 600円 つむじまがりの店主は「○○がガンに効く」といった類のキャッチコピーは一切信じないのだが、編者が京都府立医科大学卒で元・国立がんセンター研究所部長というと「信じてもいいかな」と、権威に弱いところを露呈する(-_-;)。もっとも20人あまりの共著というのは、責任を分散させているのかな?
20b がん検診のすすめ 市川平三郎 法研 1993 売りきれ 近藤誠さんが“がん論争”で叩かれた主な原因は「がん検診は無効」との主張による。果たして「がん検診」は医師の失業対策なのか??ともあれ、この本はがん検診の歴史や実施状況、現場からの声をまとめた本。資料としてとっても便利。
21a がん産業
(1)(2)
ラルフ・W
・モス
学樹書院 1995 4000円 著者はアメリカのメモリアル・スローン・ケタリングがん研究所で副部長だった人物。アメリカの“がん医療”はビッグ・ビジネスになってしまっているという観点から、がんに関する当局の発表や啓蒙活動の矛盾を、膨大な実例を挙げて追及する。店主としては、どう分類しどう評価していいのか分からない本。東京薬科大学の助教授と講師であるふたりの訳。当店在庫は表紙が若干黄ばんでます。
21c 異端の
ガン特効薬
宮田親平 文藝春秋 1997 700円 中国の皇帝が不老長生の仙薬を求めた以上に、患者やその家族がガン特効薬を求める気持ちには切実なものがあるだろう。これは血液学を専攻した牛島篤夫医師による、幻のガン治療薬SICの物語。
22a 愚徹のひと
丸山千里
井口民樹 文藝春秋 1994 売りきれ 昭和31年、日本医科大学皮膚科の丸山千里教授は、ハンセン病や結核患者にガンの発生が少ないことを発見、結核菌抽出物質にガン治療効果があるのではないかと考えた。これが“丸山ワクチン”のはじまり。万能の治療薬ではなかったようだが、学会の当初の反発は氏が“皮膚科の医師である”とか、臨床データ以前の問題に由来したものではなかったか?
22b 丸山ワクチン
ガンを追いつめる
丸山千里 KKベスト
セラーズ
1994 600円 1986年に出版された「それからの丸山ワクチン」の新装版。丸山博士は1992年に亡くなられたが、引き続き日本医科大学でワクチンは入手できる。
22c 丸山ワクチンでガンに克つ 藤田敬四郎 マキノ出版 1997 800円 著者は日本医科大学講師、同大にある丸山ワクチン療法研究施設で故・丸山千里博士の遺志を継ぐ。丸山ワクチンによる治療を受けるためのハンドブック。
23a 抗ガン剤は
効かない!
別冊宝島 宝島社 1996 500円 「医師は患者の希望を奪ってはならない」、これが効果のはっきりしない抗がん剤が用いられる理由のひとつと店主は考える。ケチな店主は頭痛薬以外はめったに飲みませんが、薬を信仰している人は多いはず。「効きますよ」と言って渡せばプラセボ効果でガンも治る、わけはないか。この本は近藤誠先生、高橋ユリカさん等有名人から(店主は)知らないライターまで総動員の本。
23b ガン特効薬
魔法の弾丸
への道
宮田親平 新潮選書 1989 500円 ガン化学療法の過去・現在・未来について、多くの資料を駆使しわかりやすくまとめた本。“吉田肉腫”をめぐる研究史を読んでいて感じたのは、動物実験から臨床試験へ移行する際のギャップの深さ。ヒトの組織を移植できるとしても、マウスはマウス。ヒトにしてヒトにあらざる存在で実験できたら…、こんな考えが一人歩きすると、倫理を弾き飛ばしてしまうのだろう。
23c 制ガン最前線 須佐美誠一
岸田綱太郎
SRL 1988 売りきれ 京都パストゥール研究所が新研究施設開所記念に出版した本。ジャーナリストが毎日新聞に連載した記事などをまとめ、ガン制圧を目的としたインターフェロン研究を紹介する。
24a 乳ガン遺伝子を
つきとめろ!
ケビン
・デイビス
マイケル
・ホワイト
三田出版会 1997 1600円 イギリスの科学雑誌「ネイチャー」の姉妹誌(知らなかった(^_^;)「ネイチャー・ジェネティックス」の編集長と、サイエンスライターがまとめた、遺伝性乳ガン遺伝子・BRCA1発見までのドキュメンタリー。乳ガン遺伝子が発見されても、有効な遺伝子治療法が開発されなければ意味がないという指摘は、本の中にも書かれている。しかし、これが大きな一歩ということは間違いない。
24b がん遺伝子に
挑む(上・下)
N・エインジャー 東京
化学同人
1991 1600円
(二冊)
アメリカ人女性ジャーナリストが取材した、ワインバーグ研究所でのガンの原因遺伝子追及の日々。発表された当時、各地の生物学研究所で働く世界中から集まった若き研究者(ポスドク)たちの間で、評判になった本という。アメリカで最も有名な医師のひとり、ルイス・トマスが序文を寄せている。
24c がん遺伝子
ハンティング
田矢洋一
羊土社 1992 1000円 う〜む、情報としては古いな(^_^;)。国立がんセンター研究所や、癌研研究所、東大医科学研究所のスタッフがまとめた、がん遺伝子研究の歴史、最前線、今後の展望。「実験医学」シリーズの一冊。
24d がん研究
レース
ロバート・A・
ワインバーグ
岩波書店 1999 1500円 著者はMITの生物学部教授で、分子腫瘍学が専門。これは20世紀初頭から、がんの起源をめぐって功名争いを続けてきた学者たちの素顔。読みやすく、ある意味で楽しい本。
25a がん
リスクと予防
M・P・ベッシイ
J・A・M・グレイ
西村書店 1990 1700円 肺がんと紙巻タバコの因果関係を証明した、オックスフォード大学のリチャード・ドル教授の退官を記念して編まれた本。ガンの危険因子を喫煙ばかりでなく、食事・職業・放射線・感染・ホルモンなどに求め、疫学的に徹底検証している。
25b 新版
がん細胞の
誕生
黒木登志夫 朝日
新聞社
1989 700円 1983年に「朝日選書」の一冊として出版されたものの新版。著者は東北大学医学部卒の東大教授で、わが国のがん研究の第一人者。もともと開業医向けに書かれたものを、一般読者にもわかりやすくと書きなおした本。DNA遺伝子暗号の説明にマイク真木の「バラが咲いた」(知ってますか?)が引用され、ちょっと笑える。巻末でこの分野の論文について「一年前のものは古すぎ、半年先のことは誰にも分からない」と記しておられる。
25c がん研究レース ロバート・A・
ワインバーグ
岩波書店 1999 1600円 著者はマサチューセッツ工科大学生物学部教授、分子腫瘍学が専門。これは1970年代半ばから、1980年代半ばまでの“がん研究”最前線のドラマ。「がんで死ぬ人より、がんで食っている人の方が断然多い」と、帯にある。
25d がん研究の
最前線
田沢健次郎
溝江昌吾
朝日
新聞社
1989 500円 1926年にデンマークの学者フィビガーは「がんの原因は線虫」という研究でノーベル賞を受け、それが誤りと分かってから40年間、ノーベル賞でがん研究での受賞はなかったという。それだけ困難ながん研究に打ち込む、日本の研究者24人へのインタビュー。もともと「科学朝日」に連載されたもの。
25e <ガン>遺伝子
治療
深見輝明 講談社 1996 700円 講談社選書メチエの一冊で、著者は理科大卒のサイエンス・ライター。これは、北大医学部で行なわれたADA欠損症の遺伝子治療をはじめとし、最先端医療の動きを追ったルポ。
26a がんや難病を治す
遺伝子治療
小澤敬也 法研 1994 900円 著者は東大医学部卒、東大医科学研究所・病態薬理学研究部の助教授。“造血機構と白血病にかんする分子医学”が専門で、これは“遺伝子治療”の入門書。
26b 汚名に泣く
がん遺伝子
許南浩 日本評論社 1995 700円 著者は東大医学部卒、同医科学研究所でガン細胞の研究をする助教授。この本は主に『からだの科学』に連載された「がんトピックスQ&A」をまとめたもの。落語風・座談会形式の味付け。
26c あなたが
「がん」に
なる理由
五十嵐享平 情報
センター
出版局
1993 800円 題名を見ると「なんのこっちゃい」と思うが、NHKプロデューサーによるガンの“遺伝子治療”最前線からのレポート。アメリカでは1990年から遺伝子治療が始まっているが、NHKの機動力(と予算)を活かし、現地レポートも豊富なので…、それにしても、このタイトルは。
27a がん細胞の
営み
佐藤春郎 朝日
新聞社
1987 500円 体の中に生まれたガン細胞が、どのように成長し、どのような振る舞いをするかをまとめた本。ガンの完全治癒が困難な理由は“転移”という振る舞いにある。ガン細胞が血中、またはリンパに流入することを食い止められれば、基本的に“再発”は避けられるはずだが…。
27b がん顧録 市川平三郎 講談社 1993 700円 著者は千葉医科大学卒、放射線医学を専攻し、国立がんセンター病院長などの要職をつとめる。「私の胃がん制圧三十年」との副題。レントゲンの「二重造影法」を生み出し、自身もそれで胃がんを見つけてしまう。
27c がん
謎解きの旅
平山雄 毎日
新聞社
1996 600円 表紙のデザインが、何かオカルトか宗教関係の本と思わせる雰囲気で、損をしている。著者は満州医科大学卒、国立がんセンター疫学部長を経て、予防がん学研究所を設立。疫学専門なので、この本は研究の過程で訪ねた沖縄からインド、ケニア、コロンボなどの旅行記も兼ねている。
27d 神と人間
の間
高村暢児 講談社 1976 600円 副題に「ガンをねじ伏せた中山恒明」とあるように、千葉医科大卒、食道ガンの手術で世界に名を知られた外科医の伝記。門下生、いわゆる“中山外科”出身であることは今でも外科医の勲章となっている(でしょう?)。中山恒明と心臓外科の榊原仟(しげる)のふたりが、のちに東京女子医大で同外科の今日を築いた。
27e ガンと戦った
昭和史(上・下)
塚本哲也 文藝春秋 1986 2000円 黒田藩医の孫で、放射線医学者である塚本憲甫の伝記。憲甫は昭和3年に東大医学部を卒業、癌研究会付属病院放射線科に勤務、国立がんセンター病院長、総長などを歴任。これはジャーナリストである子息による伝記。ニ段組800ページを超える著。1995年に半分に削って文春文庫に入っている。
27f ガンと戦った
昭和史
塚本哲也 文春文庫 1995 300円 ガンの放射線治療の権威で、自らもガンに倒れた塚本憲甫の伝記。これは上記を半分に縮小した文庫版。
27g 癌細胞は
こう語った
吉田直哉 文藝春秋 1992 800円 これも子息による、東大医学部卒の病理学者・吉田富三の伝記。病理学の立場からガン細胞を研究、「吉田肉腫」の発見で知られる。養老孟司氏が恩師として富三教授のことを「顔の造作の大きな方」と評しておられたが、写真を見ると納得(^.^)。当店在庫は表紙が変色(T_T)。
28a がんに挑む
がんに学ぶ
小林博 岩波書店 2000 700円 北大医学部卒後、病理研究一筋に40年を過ごした著者の回顧録。臨床から遠い著者も、母を多発性骨髄腫で亡くし、自身が肺がんを患い、患者のQOLを考える。

【付・心理療法の本】代替療法
  
サイモントン療法に代表される“心理療法”をどこまで信ずるかですが、まだ近代西洋医学をもってしても十分には解明できていない病については、手持ちの全ての“療法”を考慮に入れてみてもいいのでは?
  だいたい人間の精神や、それと免疫システムの関係については、まだ理詰めで必ず一つの答えが出るという段階には達していないような…。(ま、古本屋のオヤジの独り言ですが。)

  書名 著者名 出版社 刊年 価格
(税別)
備考
40a がんのセルフ
・コントロール
カール・
サイモントン他
創元社 1982 1000円 「心理療法」に分類される「サイモントン療法」の、理論と実際を詳細にまとめた本。カール・サイモントンはオレゴン医科大学出身の放射線科医(ん、近藤誠先生と同じ)。ガン患者の心理状態が治癒効果に影響を与えていることに着目し、イメージ療法とも呼ばれる、独自の心理療法プログラムを生み出す。日本における同療法の第一人者で、臨床心理学者の近藤裕氏が翻訳した。店主はいささかの懐疑心で、唸りながら読んだ。(理解できないとイヌみたいに唸るクセがある。)
40b がん治癒への道 カール・
サイモントン他
創元社 1994 1300円 上記が理論編とすれば、これは実践編。サイモントンがんセンターの具体的なプログラムの紹介が前半。後半はサイモントンと、末期癌から奇跡の生還を遂げた患者との往復書簡。伊丹仁朗医師等が訳。
40c がんを癒す
家族
ステファニー・M・
サイモントン
創元社 1993 売りきれ カール・サイモントンの元奥さんで、共に「サイモントン療法」を提唱した心理療法家の本。がんを告知された患者を癒すことが出来るのは家族であるという考えから家族の心構えを丁寧に説く本。“家族療法”という考え方は納得できる。家族が慌てふためくことで、患者を落ち込ませたのでは病を悪化させるだけだろう。
40d 生きがい療法で
ガンに克つ
伊丹仁朗 講談社 1988 800円 著者は岡山大学医学部卒、精神科から内科臨床に転じ、心身医学的治療の研究・実践に取り組む。店主の斜め読みによれば(失礼(-.-)、森田療法やサイモントン療法を踏まえて、「生きがい療法」を提唱。ガン患者の生存率と心の状態に密接な関わりがあることから、ガン患者たちとモンブラン登頂を果たし、話題に。在庫は表紙にやや汚れ。
40e 生きがい療法の
証明
伊丹仁朗 海竜社 1998 800円 1987年にモンブラン登頂を果たして10年。参加した末期がん患者7名のうち5名が存命という。1989年には仏のがん闘病者グループもモンブラン登頂、さらに6年後には米の乳がん闘病者が南米・アコンカグアに登ったという。
40f がんを克服し、
生きる
近藤裕 創元社 1988 売りきれ 「がんのセルフ・コントロール」が、かなり大部な本のため、そのエッセンスを概説することを目的のひとつとして書かれた本。日本での反響など、細かく引用しているので便利。
40g がんを生きる 竹内一郎 曜曜社 1994 700円 がんの治療にモンブラン登山を取り入れた(!)伊丹仁朗医師の監修による、いきがい療法実践の記録と、7人の患者さんの体験記。これを信ずるかどうかは別として、がん患者や、その家族には何らかの精神的なカウンセリングやアドバイスが必要と思う。
40h 山がくれた
ガンに負けない勇気
小嶋修一 山と渓谷社 2002 800円 著者はTBS報道局社会部を経て“ニュースの森”編集長。登山が趣味で、医療問題・社会福祉・環境問題などを追う。これはガンの取材を通じて見た“「いきがい療法」20年の歩み”。
40i 私のガンは
私が治す
イアン・ゴウラー 春秋社 2003 売りきれ 著者はオーストラリアの獣医師、自ら骨肉腫で右足を切断、再発して余命二週間と宣告されるが、徹底した瞑想法と食事療法で回復する。これをきっかけにガン患者の支援活動を始める。これは瞑想法を中心に、“ガンの予防と対策”をまとめた本。
40j ウェルネス
・コミュニティー
ハロルド・
H・ベンジャミン
読売新聞社 1999 1200円 弁護士であった著者は、妻の乳がんを機にがん患者の心理的・社会的支援に乗り出し、1982年患者支援施設“ウェルネス・コミュニティー”を設立。医師や医療の専門家とともに、精神神経免疫学などの研究を踏まえて、患者の回復を援助している。そのガイドブックのような本。
40k ホリスティック医学
の治癒力
帯津良一 法研 1993 800円 「心の力で病気が早く治る」と副題。第一章のはじめに「ヒポクラテスと扁鵲」(扁鵲へんじゃくは中国の伝説上の名医)とくるのでズッコケたが、これは帯津三敬病院の心療内科医、心理療法家、臨床心理士らによる“ホリスティック医学”のガイド。当店在庫は少々書きこみの跡アリ。定価1900円で、新刊書店でも入手可?
40m いのちの輝き ロバート・C・
フルフォード
翔泳社 1997 700円 1974年にスコットランド系アメリカ人のアンドルー・テイラー・スティルが提唱した“オステオパシー医学”の継承者の一人であるフルフォードの理論。宇宙の本源がもたらす“生命力”に謙虚に従えとの説か?「宇宙の本源が、人間というアホな存在をいつまで許すのか」と懐疑的な店主だが(+_+)、西洋医学の本にも「医師は必ずしも病を治せなくても、癒すことはできるはずだ」と書いてある。
40n 癒す心、
治る力
アンドルー
・ワイル
角川書店
角川文庫
1995
1998
売りきれ
裏表紙の袖にある著者近影を見ると、目が点になる。著者はハーバード大学医学校卒、国立精神衛生研究所の研究員を勤めたエリートなのだが(^_^;)、世界各地の伝統医学やシャーマニズムを研究、この分野の第一人者となり、アリゾナ大学医学校・社会医学部副部長…、てゆーか、ヒッピーの親玉のような風貌。文庫には顔写真がないが…。
40o からだの
メッセージを
聞く
原山建郎 日本教文社 1993 600円 著者は主婦の友社の健康・医学分野を担当する編集者。取材の過程で知った西洋医学、東洋医学、民間療法を通じて、「人はいかにして癒されるのか」をまとめた本。ここだけの話ですが、確かに“主婦の友社”の医療関連書ってオーソドックスなものもあれば、かなり新奇な代替療法の本まで多種多様ですよね。おっと、当店在庫は背文字部分が日焼け。
40p 心の治癒力 オーンスタイン
&ソーブル
東京図書 1995 売りきれ 著者は心理学者と内科医のコンビで、「脳と健康」という題で翻訳されたものの復刊。“精神神経免疫学”という学問領域を、オカルトに走らずに(当たり前か…)丁寧に説明した本。
40q ホリスティック医学入門 日本ホリスティック
医学協会
柏樹社 1989 800円
これはホリスティック医学協会が東京と大阪で開催したセミナーをもとに編集した本。総花的ではあるが、中川米造・池見酉次郎・上野圭一氏ら、錚々たる執筆メンバー。また、末尾の関連団体リストや参考文献一覧が貴重。
40r 生命の
ダイナミズム
日本ホリスティック
医学協会
柏樹社 1990 1000円
これもホリスティック医学協会が東京で開催したセミナーをもとに編集した本。池見酉次郎、フリッチョフ・カプラー、ラリー・ドッシー、中川米造氏らの講演がまとめられている。
40s がんのセルフヒーリング H・エリオット 創元社 1993 600円 著者は英国ホリスティック看護婦協会(!)創立メンバーの一人。頻繁に日本も訪れて講演活動をした縁か、序文を帯津良一医師が書かれている。
40t がん
ある「完全治癒」の
記録
アンソニー・
J・サティラロ
日本教文社 1983 売りきれ うにゃ〜(*_*)と、悩んでしまう本。著者はフィラデルフィア・メソジスト病院の医師だが、47歳で末期の前立腺がんと診断される。現代医学の限界を熟知している彼は、“代替療法”を求め、マクロビオティックという食事療法に辿りつく…。「信ずる者は救われる」のか?
40u ホリスティック・メディスン 飯尾正宏
河野博臣
有斐閣 1986 売り切れ 「癌と生きる人々とともに」との副題。東大放射線医学研究所の飯尾教授と、クリスチャンで末期癌患者のケアに力を注ぐ河野医師との対談集。第二章のタイトルが「画像医学とユング」、第三章のタイトルが「科学と神秘」とあるように、医療者のあるべき姿勢から、かなり思想の領域に踏み込んでいる。
40v ガンの治療法は
これほどある
帯津良一
和田努
実業の
日本社
1999 700円 和田努氏はフリーのジャーナリストで、特に医療問題を追っている。その和田氏とホリスティック医学の看板(^.^)帯津良一医師との対談形式でまとめた、ガン治療法のすべて。
40w がんの
民間療法
帯津良一 日経BP 1996 売りきれ 米国議会技術評価局の報告書「がんの民間療法」を抄訳し、日本の民間療法の現状を加えた本。マクロビオティック療法、ゲルソン療法、ケリー療法、エアシック療法、アンチ・ネオブラストン療法など、ん?という療法が目白押し(^_^)。
40x がんと向き合う
家族のための本
帯津良一 大和書房 1998 700円 帯津三敬病院に寄せられた、ガンを中心とした医療相談を軸にした本。当然ホリスティック医療を中心にした回答なのだが、精神的サポートの大切さを感じる本。
41a ガン長寿学 ローレンス・
ルシャン
廣済堂出版 2002 売り切れ 著者は心理療法の専門家。原著「CANCER AS A TURNING POINT」は1989年に出版されて以来、ロングセラーを続けているという。ホリスティック医学のガイドブック。
41b 世界における
相補・代替医療の
現況と問題点
渥美和彦 JACT 2000 1000円 日本代替・相補・伝統医学連合会議(JACT)が、2年間に参加した国際会議をまとめた報告書。人工心臓で知られた渥美先生が、理事長をされていたんですね。
41c ヒーリング
・アーツ
テッド・
カプチャク
マイケル・
クラウチャー
春秋社 1991 1100円 英国BBCのTVプロデューサーと、中国医学を学んだ米国人による番組“ヒーリングアーツ”を、活字にしたもの。伝統医学の歴史と考え方を概説する。
41d ガンは抗ガン剤治療で治るのか ラルフ・w. モス 菜根出版 1998 1600円 著者は米国のジャーナリスト。代替医療に詳しく、「ガン産業」などで化学療法に批判的人物。

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