VOL.24 末期医療・ホスピス
・死生学・別離
(安楽死問題はVol.20にも。)      

  アーノルド・シュワルツェネッガーの主演した「コナン・ザ・グレート」という映画がありました。この原作を、店主は高校時代に読んだことがあります。ロバート・E・ハワード原作の“剣と魔法の物語”で、舞台は1万2千年前のキンメリアという架空の世界。単なる娯楽作ですが、高校生の店主(30数年前!)にとっての魅力のひとつは、主人公の信ずる“神”にありました。確かミトラとか呼ばれるコナン一族の神は、決して彼等が生きている間は姿を見せません。彼らはあくまで自分の力で道を切り開かねばならないのですが、力の限り闘って力尽きたとき、はじめて神は“勇者”を迎えるために現れるというのです。
 著者のハワードは幼い頃から病弱だったといいますが、娯楽小説を書きながら、“死”や“病い”と闘っていたのではないでしょうか。
 (注)価格は当店の販売価格。郵送手数料は、冊数にかかわらず一回380円。古書につき売れ切れの節は、ご容赦ください。ご注文は「Vol.24 /書名」のように。

  書 名 著 者 出版社 刊年 価格 備考
0a 死ぬ瞬間 E・キューブラー
・ロス
読売新聞社 1971 700円 死に臨む普通の人々が、その死をどう考えているかを聞き取り調査した精神科医の本。批判もあるようだが、末期患者の心理を分析した本としては古典といえるもの。英国のシシリー・ソンダース博士とこの米国キューブラー・ロス博士(共に女性)が、世界のホスピス運動を開拓した。後に紹介する山崎章郎医師もこの本に触発されてターミナルケアに取り組む。
0b 死ぬ瞬間
(完全新訳
改訂版)
E・キューブラー
・ロス
読売新聞社
中公文庫
1998
2001
900
売り
きれ
旧版が翻訳家の川口正吉氏によったのに対し、こちらは精神分析学史が専門の鈴木晶氏による改訳。新刊での定価は1800円。ご注文の節は「新訳」と付記して下さい。文庫に入りました。
0c 死ぬ瞬間の
子供たち
E・キューブラー
・ロス
読売新聞社 1982 売り
きれ
これは“子供の死を親たちが看取る”という重いテーマを扱った本。こんな誰もが避けたいテーマに肉薄しつづけるロス女史を、訳者は“グレート・マザー”と呼んでいる。
0d 死ぬ瞬間の
対話
E・キューブラー
・ロス
読売新聞社 1975 700円 「死にゆく患者の看護についての研究会」などで寄せられた質問に答える形、つまりQ&A形式で編まれた本だから、このシリーズのなかでは読みやすい。349の質問、用語索引付き。
0d' 「死ぬ瞬間」をめぐる質疑応答 E・キューブラー
・ロス
中公文庫 2005 売り
きれ
上記の鈴木晶氏による新訳。
0e 続・死ぬ瞬間 E・キューブラー
・ロス
読売新聞社 1977 700円 原題は「成長の最終段階としての死」。訳者によれば、“生のサイクルの最終期をその人の人間的成長完遂のチャンス”として捉えた先駆けという。完訳ではない。
0f 続・死ぬ瞬間
(完全新訳
改訂版)
E・キューブラー
・ロス
読売新聞社 1999 売り
きれ
鈴木晶訳“新訳シリーズ”の第二弾。1999年4月に発行され、続刊が予定されている。鈴木氏は昭和27年生まれ、おっ、店主と同い歳(^_^;)。
0g 新・死ぬ瞬間 E・キューブラー
・ロス
読売新聞社 1985 売り
切れ
これはいろいろな年齢の死にゆく子供たちとの十年間にわたる経験から生まれた本。また子供を失った遺族にも触れている。死を扱っていても明るさがあるのは、ロス女史が“死後生”を信じているからではないかと訳者は語る。
0i 「死ぬ瞬間」と
臨死体験
E・キューブラー
・ロス
読売新聞 1997 売り
きれ
初期のシリーズの改訳を行なっている鈴木晶氏の訳。これはキューブラー・ロス女史の講演集。さまざまな事例(症例)が挙げられ、各章が完結しているため読みやすい。
0i# 「死ぬ瞬間」と
死後の生
E・キューブラー
・ロス
中公文庫 2001 売り
きれ
上記の改題。これはキューブラー・ロス女史の講演を集めたもので、入門書としては一番手ごろ。
0j 死後の真実 E・キューブラー
・ロス
日本教文社 1995 700円 これも「死後のいのちは永遠である」という、各地で行なわれた女史の講演をベースにまとめた本。
0l 人生は廻る
輪のように
E・キューブラー
・ロス
読売新聞社 1998 1000円 ロス女史の伝記としてはジャーナリストのデレク・ギルによる「『死の瞬間』の誕生」があるが、この本は“自伝”。見分けのつかない三つ子の一人として生まれたロス女史は“アイデンティティー”を必死に求め、その波乱に満ちた人生を始める。
0m 「死ぬ瞬間」の誕生 デレク・ギル 読売新聞社 1985 600円 原題「QUEST The Life of Elisabeth Kubier-Ross」。著者はウガンダ生まれ、ロンドン大学・ケンブリッジ大学卒のジャーナリスト。「半ば魅了され、半ば疑問を感じながら」、著者はキューブラーロスの伝記を書き上げる。冒頭の写真(アルバム)だけでも一見の価値あり。 
0n ライフ・レッスン E・キューブラー
・ロス
デーヴィッド・ケスラー
角川書店 2001 売り
きれ
ロス女史とホスピス・ケアのスペシャリストの共同作業から生まれた本。人生の15のレッスンを、“ほんものの自己”“喪失”“罪悪感”“明け渡し”などと名づけて解説。
0o 生命ある限り E・キューブラー
・ロス
産業図書 1982
1997
1100円
1000円
ロス女史が写真家のM・ワルショウと協力して、死にゆく人とその家族を追ったドキュメンタリー。大判の写真集のような体裁。元の定価\1800。新装版が1997年に出たが、要するに小型版。
0p 生命尽くして E・キューブラー
・ロス
産業図書 1984 売り
きれ
同じく、ロス女史が写真家のM・ワルショウと協力した本の第2弾。やはり女史が主催する<生と死のワークショップ>から、参加者たちの表情を追っている。
0q エリザベス・キューブラー・ロスの思い出 ファーン・スチュアート・ウェルチ
ローズ・ウィンタース
ケネス・ロス
麻布小寅堂 2007 700円 キューブラー・ロスの思い出を、生前に親交のあった作家・友人・家族ら五十人が語る。
1a ダギーへの
手紙
E・キューブラー
・ロス
佼成出版会 1998 600円 「死と孤独、小児がんに立ち向かった子どもへ」との副題のある絵本。脳腫瘍にかかった9歳の少年にロス女史が送った手紙に、日本のはらだたけひで氏が絵を加え、アグネス・チャンが訳した。
1b キューブラ・ロス
生と死の癒し
卜部文麿 アニマ2001 1991 売り
きれ
著者は昭和3年生まれ、広島で被爆体験のある精神科医。“医療と宗教を考える会”の世話人。1986年にキューブラ・ロス博士のワークショップに参加、日本で開催するようになる。
1c 「死んだらどうなるの?
ミスター・シリー?」
テッド
・メンテン
人間と歴史社 2000 800円 病院に“死に直面した子供たち”を訪ねるボランティアである著者は、自らミスター・シリー(おバカさん)と名乗って、子供たちとの対話を続ける。TBSの記者から医師になった宮沢あゆみさんの訳。
1d 死ぬって
どういうこと?
アール・A・
グロルマン
春秋社 1999 900円 1992年に出版された本の新装版。著者はユダヤ教の教師だが、教義を押し付けるのではなく、子どもへのアプローチの仕方を提示している。重兼芳子さんが解説。
1e 死ぬって
どういうこと?
アール・A・
グロルマン
春秋社 1992 800円 上記の旧版。カバーがピンク色。但し、当店在庫は全体的に色あせてきている。
1f わすれられない
おくりもの
スーザン・
バーレイ
評論社 1986 売り切れ 子供向けの絵本。年老いて亡くなったアナグマ。その死を悲しむモグラやキツネたちは、アナグマが残してくれた思い出に感謝する。なかなか見つからない本(T_T)。
1g おにいちゃんがいて
よかった
細谷亮太 岩崎書店 2003 売り
きれ
聖路加国際病院小児科部長の細谷先生が文、永井泰子さんが絵を担当した絵本。主人公の女の子“みなみちゃん”は、いつもお兄ちゃんと一緒。でも、そのお兄ちゃんはもういません。幼い子と“死”を考えるための本。
1h 死にゆく子供
子供は死を理解している
William M.Easson,M.D.
大阪府立看護短期大学発達研究グループ
医学書院 1982 売り切れ 新生児期から青年期までの各時期に、子供は自分自身の死をどのように理解しているか。
1i 死にゆく人と
何を話すか
ロバート・
バックマン
メヂカル
フレンド社
1990 1200円 著者は英国生まれの医師。がん医学の研究からスタートし、医師・患者関係や病名告知、臨死患者と家族のケアの問題に携わる。訳者の上竹正躬氏は、同愛記念病院でターミナルケアを実践した方。
2a 人間らしい
死に方
シャーウィン
・B・ヌーランド
河出書房
新社 
1995 1000円 著者はテンプル大学医学部卒。外科と医学史が専門で、「医学をきずいた人びと」は翻訳されている。ユダヤ系移民の子として、ニューヨークのブロンクスに生まれ育ち、11歳の時に母をガンで亡くしたことが医学への道を選ばせたのだという。これは死をめぐる画期的名著として全米図書賞を受賞した本。文庫化された。
2b 上手な死に方 ニコラス
・オールバリー
、他
二見書房 1994 700円 「死も出産と同じように、人間の自然な営みである」という考え方から“英国自然死センター”を設立した三人の心理学者がまとめた「自然死ハンドブック」。
2c 死と向かい合う ベーター・ノル 河出書房新社  1988 1300円 著者はスイスに牧師の子として生まれ、チューリヒ大学の刑法学教授。56歳のときに“膀胱ガン”と告知されるが、手術よりも自然死を選択、自分の経験を伝えようとこの本を書く。なかなか、見かけない本。出版社のせいかな(^_^;?
2d おだやかな死

(注;同名の本がありますので左記の番号を付記してください。)
シモーヌ・ド
・ボーヴォワール
紀伊国屋書店 1995 売り切れ サルトルと生涯を共にした作家サルトルが、癌の末期と診断された母を看取った記録。“闘病記”にも“癌”の項目にも入れないのは、事実を伝えるというよりも、死を廻る考察にウェートがあるから。
2e 満ち足りて
死ぬこと
アイラ
・バイアック
翔泳社 1997 1000円 著者はモンタナ州のホスピスで17年間にわたり終末期の患者のケアに携わり、終末医療の改善を目指してきた医師。在宅介護を支援しながら最期を看取った7人の患者と、その家族たちとの物語が綴られる。最初の一人は、著者が医学実習を受けていた頃の父親だった。
2f 死にゆく人たちと
共にいて
マリー・ド
・エヌゼル
白水社 1997 売り切れ 著者はパリにある緩和ケア病棟で、ターミナルケアに携わる心理療法士。これは、さまざまな病気で死を迎える患者たちとの対話をまとめた本。著者にカウンセリングを受けた、ミッテラン前大統領が序文を寄せている。
2g 泣かないで、
わたし死ぬのは
寂しくないから
エリザベト・
マチウ
・リーデル
女子パウロ会 2001 1000円 SFAP(フランス緩和ケアサービス協会)に所属し、熱心なキリスト教徒である女医さんが出会った末期がん患者たち。出版社に注目(^.^)、聖書からの引用多数。
2h 死にゆく人への援助 キャサリン・レイ 雲母書房 2000 900円 著者は大学でコミュニケーションを学んだ後にホスピスに関わり、その体験をもとにこの本を書く。“ホスピスワーカー・ハンドブック”との副題。
2i 死にゆく時 E.S.シュナイドマン 誠信書房 1980 1000円 著者はロスアンゼルス自殺予防センター所長などを経て、UCLA医学部教授。Thanatologyが専門。この本では“サイコロジー・トゥデイ”の読者を対象に死に関する意識調査を行い、“死後の自己”、“部分死”を論ずる。
2j 突然の死 ボブ・ライト 医歯薬出版 2002 売り
きれ
著者は英国リーズ総合病院の、危機ケア臨床専門看護士。飛行機事故や銃乱射事件で亡くなった遺族のカウンセリングにも当たった体験から、愛する人を突然に亡くした遺族のケアについてまとめた本。
2k 死ぬ瞬間の
言葉
M・キャラナン
P・ケリー
ニ見書房 1993 800円 アメリカの二人のホスピス看護婦が、死に直面した患者たちがまわりに伝えようとするメッセージを“臨死意識”と名づけた。人生の総決算をしようという患者の声を、聞き逃してはならないだろう。
2m 死の物語 ロバート・ウィルキンズ 原書房 1997 1300円 イングランド在住の精神科医による“奇怪なエピソードと豊富な図版で綴る「死」をめぐる文化誌”。ん〜、どう評価すべきか?
2n かぎりなく
死に近い生
荒俣宏
責任編集
角川書店 1994 1000円 “WONDER X”という図録シリーズの一冊で、「命の思想、死の思想」との副題。鳥葬のカラー写真あり、“九相詩絵図”あり、戦後大量死年表あり。養老孟司先生も登場(^.^)。
2o 死を見つめて
生きるために
ジョセフ・
シャープ
白水社 2000 1300円 著者はエイズで“あと3年の命”と宣告されるが、新薬などにより奇跡的に長らえ、ダラス記念病院の牧師として末期患者たちのケアにつとめる。これは自らの体験と、臨床現場から生まれた“「“死”と親しむためのコツ」をまとめた本。
2p 死の予告 N.A.クリスタキス ミネルヴァ書房 2006 売り切れ 副題「医療ケアにおける予言と予後」。著者はハーヴァード大学医学部の医療社会学教授。緩和ケアに携わる臨床医であると同時に末期ケアに関する医療社会学的研究を進めている。これは「予後」をめぐる10年間の研究をまとめた専門書。
3a 幸福な最期 河野博臣 講談社 2000 800円 ホスピス医として朝日新聞(大阪本社、夕刊)に「追憶のカルテ」という連載をしていた著者自身が胃がんと診断される。これはその連載と自身の闘病日記を併せて1冊とした本。
3b 死を迎えるとき 河野博臣 朝日新聞社 1992 700円 「死の臨床研究会」の代表世話人であり、ガン患者の精神医学を研究する「日本サイオンコロジー学会」会長でもある医師の記す「臨床医学の現場から」。著者は気管支喘息で何度も大発作を起こすが、その経験が臨床に投影されている。
3c ガンの人間学 河野博臣 弘文堂 1984 売り
きれ
ユングの深層心理学を学び、末期ガン患者のケアを続けてきた著者がまとめた本。著者にして「二歳のわが子を列車事故で亡くして初めて、死の意味が生きる意味であることを知らされた」と、述べておられる。
3d 新版 死の臨床 河野博臣 医学書院 1989 売り
きれ
1974年に出版された「死の臨床-死にゆく人々への援助」をもとに十数年に渡って書き上げた本。専門的ではあるが、多くの症例が挙げられ、抽象論にはならない。
3f 死の受容 阿部幸子 講談社 1992 500円 著者は岡山大学教育学部教授(英文学・比較文学)。大腸がんが発見されて3年、5度の手術を受け、肝臓・肺への転移により余命3ケ月と診断された著者は、人生最期の“小春日和”に、「死の受容」を思う。はじめの闘病記「生命をみつめる」は「List-2 闘病記」参照。
3g 生と死の境 毛利孝一 東京書籍 1985 600円 著者は明治42年生まれ、名古屋医科大学卒の内科医。開業医であるとともに、愛知医科大学・名古屋大学医学部でも教鞭をとる。これは自らの脳卒中、心筋梗塞という<ニア・デス体験>をもとに死について考えた本。抽象論に走らず、読みやすい。
3h 身近な死の
経験に学ぶ
平山正実
A・デーケン編
春秋社 1986 700円 「生と死を考える会」のセミナー報告。上智大学教授で「生と死を考える会」を主催するデーケン教授と、自治医科大学の精神医学の平山教授編集による“16人の著者による、死とどう向き合うか”の本。医師の河野友信氏、作家の加賀乙彦氏などが登場する。
3i 日本のホスピスと
終末期医療
A・デーケン
飯塚眞之編
春秋社 1991 800円 「生と死を考える会」のセミナー報告。日本のホスピスの歴史、現状、英米のホスピスの現状、患者と家族からの体験などをまとめている。
3j 新しい死の
文化をめざして
A・デーケン
飯塚眞之編
春秋社 1995 900円 「生と死を考える会」のセミナー報告。日野原重明、星野一正、平山正美、肝移植を受けた野村祐之氏らの執筆。なかなか豪華(^.^)。
3k 伴侶に先立たれた時 A・デーケン
重兼芳子編
春秋社 1988 700円 「生と死を考える会」のセミナー報告。河合千恵子、大原健士郎、石川弘義、季羽倭文子さんらの講演とバネル・ディスカッション。
3m 死を教える A・デーケン
他編
メヂカル
フレンド社
1986 1000円 「<叢書>死への準備教育」(全3巻)の一冊。初等・中等教育から医学・看護教育、生涯教育で死をどう教えるか。教材はどうするのか、海外でのDeath Educationはどうなっているのか。
3n 死を看取る A・デーケン
他編
メヂカル
フレンド社
1986 700円 「<叢書>死への準備教育」(全3巻)の一冊。死にゆく人へのケア、ホスピスのありかた、残された家族へのケア、など。
3o 死を考える A・デーケン
他編
メヂカル
フレンド社
1986 800円 「<叢書>死への準備教育」(全3巻)の一冊。死と倫理、法学、文化といった総論から、小児と死の世界、死とユーモアといった各論まで。
3p 生と死を
考える
A・デーケン
曽野綾子編
春秋社 1984 500円 「生と死を考える会」のセミナー報告1。霜山徳爾、土居健郎、平山正実氏らの講演。
3q <突然の死>と
グリーフケア
A・デーケン
柳田邦男編
春秋社 1997 売り
きれ
「生と死を考えるセミナー」の報告集。グリーフワーク(悲嘆の癒しの作業)について、ご次男を自殺で亡くした柳田氏をはじめ、20名に及ぶ人々が語り、検討する。
3r 生と死を考える
十年の歩み
A・デーケン監修 世界聖典
刊行協会
1992 売り
きれ
「生と死を考えるセミナー」10周年の記念誌。巻頭の写真だけでもロス女史の寄稿、重兼芳子さんや遠藤周作氏の姿など貴重。関係者100人近くから寄せられた文章も、ひとつひとつが重い。
3s 生と死の意味を求めて 生と死を考える会編 一橋出版 2002 800円 NPOになった“生と死を考える会”20周年を記念して、これまで会報に掲載された講演抄録に座談会を加えたもの。
3t 旅立ちの朝に A・デーケン
曽野綾子
角川書店 1985 500円 曽野綾子氏の母は過去に二度の自殺未遂を起こしたことがあるのだという。その母が82歳で安らかに旅立っていったことを契機に、デーケン氏と往復書簡で語る。
3u いのちの輝きを
見つめて
A・デーケン
重兼芳子
水野治太郎
エチカ 1989 600円 これは“モラロジー事務所婦人部”が開いた講演会をまとめた本。水野治太郎氏は麗澤大学教授。当店在庫は、ややほこりっぽい本。
3v ほも・ぱちえんす
<死別の悲嘆>
水野治太郎編 自費出版 2004 500円 千葉県東葛地区「生と死を考える会」が活動を開始して十年、その会に参加した人たちの、愛する人を失った十八編の体験。
3w 死への準備教育
のための120冊
アルフォンス
・デーケン
梅原優毅
吾妻書房 1993 売り切れ デーケン氏と、死への準備教育をテーマとして活躍するジャーナリストがまとめたブック・リスト。120冊には解説つき。巻末には更に、その他の書名リストが。
3x 死とどう
向き合うか
アルフォンス
デーケン
NHK出版 1996 500円 “NHKライブラリー”の一冊。NHK人間大学“死とどう向き合うか”のテキストをもとにした本。当店在庫は裏見返しに、元の所有者の氏名の書き込み(学生でしょう(^_^;)。
3y 死とむきあうための12章 日本死の臨床研究会 人間と歴史社 1999 1000円 日本死の臨床研究会の23回年次大会で行われた特別講演をまとめた本。柳田邦男氏からはじまり、重兼芳子、梅原猛、中川米造氏らの名前も。
4a いかに死ぬか 水野肇 中央公論社 1994 600円 医事評論を30年続け、100冊以上の著書を書かれた氏が、父の死を契機に考察した“理想的な死”。福島県の坪井病院や広島県の公立みつぎ病院の紹介や、高名な医師たちの死に際してのエピソードなど。末尾に「死を考えるブックガイド」。
4b 死にゆく者
からの言葉
鈴木秀子 文藝春秋
文春文庫
1993
1996
売り
きれ
著者は東大人文科学研究科の大学院卒。近代文学専攻で、文学療法、ゲシュタルト・セラピーに携わる。これは著者が出会った死を前にした人々からの言葉。
4c おだやかな死

(注;同名の本がありますので左記の番号を付記してください。)
エリザベス
・S・カーラリ
春秋社 1989 800円 著者は米国の看護婦。長年、産婦人科の看護婦として働くが交通事故で生死の境に直面、キューブラー・ロス博士のもとで働くようになる。訳者のひとりが重兼芳子さん。当店在庫は、ややカビ臭い(^_^;)。
4d 終末期医療

(注;同名の本がありますので左記の番号を付記してください。)
宇都宮
直子
日本経済
新聞社
1995 700円 ノンフィクションライターである著者の祖父が、さまざまな合併症を併発して亡くなる。これを機会に著者は“治癒の望みのなくなった患者に対する医療”のあるべき姿を求めて、昭和大学医学部を訪ねる。
4e 死を看取る
こころ
藤原作弥 講談社 1987 600円 夫婦揃って肝炎になるという稀有?な体験を「聖母病院の友人たち」に書いたジャーナリストが、末期医療に取材した本。
4f 死にゆく
患者の
メッセージ
南吉一
編著
桐書房 2001 1000円 阪大医学部の学生達が、環境医学の実習として米国の在宅ホスピス現場を訪ねてインタビューし、それぞれの感想をまとめたレポート。
4g 生と死から
学ぶ
鈴木康明 北大路書店 1999 1200円 著者は早稲田教育学部卒、筑波大学院でカウンセリングを学ぶ。これは著者が東京外語大で行なった「死の教育」の講義ノートをまとめたもの。講義には500人の学生が殺到し、立ち見が出て“渋谷センター街”のようだったという。当店在庫はわずかに書き込みを消した跡あり(^_^;)。
4h 死にゆく子ども
の世界
マイラ・
ブルーボンド・
ランガー
日本看護協会
出版会
1992 売りきれ 医療社会学の立場から、白血病で末期状態の3〜9歳の子供たちを観察した博士論文。観察結果を5幕仕立ての劇で表現し、これが論文の柱となっている。
4i 「死」を学ぶ
子どもたち
種村エイ子 教育史料
出版会
1998 900円 著者は京都大学文学部卒、京都府立総合資料館で司書として働くが、47歳で胃がんと診断され全摘手術を受ける。その闘病記「知りたがりやのガン患者」出版後、子どもたちに対する「死の授業」の普及に努める。これは、その記録。
4j 子どもの死の受容と家族支援 NPO難病のこども支援
全国ネットワーク
大月書店 2005 700円 平成16年に行われた、NPO難病のこども支援全国ネットワークのシンポジウムをもとにしてまとめられた本。子どもの死、その両親、さらには置き去りにされがちな兄弟たちへのケアを考える。
4k 「生と死の教育」の実践 古田晴彦 清水書院 2002 売り
きれ
大判の本。著者は関西学院高等部教諭、14年間共に過ごした妻をがんで失い“生と死を考える会”に入会、勤務する高校でデス・エデュケーションを開始する。その記録。
5a 死に方のコツ 高柳和江 飛鳥新社
小学館文庫 
1994
2002
600円
売り
きれ
著者は神戸大学医学部卒、クウェート国立サバー病院に10年間勤務し、帰国後は日本医科大学医療管理学教室助教授。わが国で初めての“死を考える授業”を行う。
5b 続・死に方の
コツ
高柳和江 飛鳥新社  1995 600円 阪神大震災後に書かれた、上記の続編。「災害時の死に方のコツ」「病院で上手に死ぬコツ」「医者にだまされないコツ」「悔いのない看取りのコツ」「満足して死ぬコツ」などから構成される。
5c 死ぬのは、
十分生きてからに
してください。
高柳和江 毎日
新聞社
1998 700円 「死に方のコツ」を出版して4年、今度は“サンデー毎日”に“死がこわくなくなる講座”を連載、これをまとめて単行本とした。“ICU症候群”や“ピア・エデュケーター”というエピソードが出てくるが、これが印象的。
5d わかりやすい
生前予約の手引
柏原破魔子 実業の日本社 1998 売り
きれ
パッとしない題名・装丁だが…。「尊厳死協会」「遺言銀行」「ホスピス」「永代供養の合祀墓」「献体協会」など、さまざまな団体が紹介されている便利本。
5e カーテンコールが
終わるまで
波多江伸子 海鳥社 1995 800円 膵臓ガンの母を在宅で看取った記録「モルヒネはシャーベットで」の著者は、もともと看護学校で倫理学を教える講師。これは「やさしい死生学」と副題のある、「リビング福岡」に連載したエッセイをまとめた本。同じ著者の「手の空いた昼下がりに」はvol.10参照。
5f ネコ型のすきま 波多江伸子 木星舎 2001 800円 “わたしの「死生学ノート」より”の副題。西日本新聞に連載した“波多江伸子の死生学ノート”を中心にまとめたエッセイ集。
5i レペタン踊り 林ひろみ 詩画工房 1998 700円 著者は大妻大学非常勤講師。その母が80歳を過ぎて末期の卵巣ガンと宣告されるが、受け容れ病院がなかなか見つからず、悪戦苦闘の末、在宅ホスピスで看取る。「レペタン」とは痛み止めの座薬、高齢者に用いると痴呆が出ることがあるという。
5j 終末期医療
への願い
宮尾茂子 ミネルヴァ
書房
1995 800円 自ら乳がんを体験したジャーナリストが、「がん患者になって知った死の現実(副題)」をベースにホスピスや望ましいターミナル・ケアを模索した本。
5k 死ぬ準備 根岸康雄 双葉社 2005 800円 インタビュー専門のライターとして活躍する著者が、父の死などをきっかけに“死ぬ準備”とは何かを考えるようになり、ホスピスを訪ね、五人の患者に出会う。そこには奇麗事ではない人間関係、現実があり、やがて訪れる死があった。
6a 「死の医学」への
序章
柳田邦男 新潮社
新潮文庫
1986
1990
売り切れ
200円
前立腺ガンで亡くなった精神科医、西川喜作氏に託されたノートや闘病記、手紙に触発されて書かれたもの。千葉敦子さんは西川医師の著作に「自己憐憫」を感じて「嫌いだ」と言っておられたが…。
6b 「死の医学」への
日記
柳田邦男 新潮社
新潮文庫 
1996
1999
700円
200円
かなり売れた本なので、まめに古本屋をめぐれば2〜3百円で手に入れることも可(-_-;)。もともと毎日新聞に連載されたものだが、さし絵を描いた伊勢英子さんの父上が、連載中に末期の肺ガンで逝去。
6c 画集「死の医学」への
日記
柳田邦男・文
伊勢英子・絵
新潮社 1996 800円 大判の画集。もともと毎日新聞に連載された“「死の医学」への日記”の挿絵をまとめた本。文は新たに書き下ろされた。
6d 犠牲 柳田邦男 文藝春秋 1995 500円 25歳で自ら命を絶った次男・洋二郎さんへの追悼記。「わが息子・脳死の11日」との副題。精神を病む患者への対処の難しさ、それを見守る家族の辛さが伝わってくる…。
6e 『犠牲』への手紙 柳田邦男 文藝春秋 1998 売り
きれ
「犠牲」の読者300人からの手紙に答える形で、柳田氏が家族の余白を埋めようとするような本。後半には日本ユングクラブ総会での講演と質疑の記録が。
6f いのち 柳田邦男 講談社
講談社文庫
1996
2000
売り
きれ
河野博臣、川越厚、山崎章郎、細谷亮太さん等、“8人の医師”と、子供への告知、在宅ホスピス、闘病記について語る。
7a 余命半年の夢 堀之内雅一 情報センター
出版局
1996 900円 著者は1958年生まれ、現在40代のフリーライター。余命半年以内と告知された場合に給付金の下りる“リビング・ニーズ”保険が話題になった頃に、その保険金を手にした5人に取材したルポ。
7b 安らかな死
のための宣言
R・ジャカール
M・テヴォス
新評論 1993 900円 「基本的人権としての自殺権」を主張する本。著者は「ル・モンド」紙の文藝欄担当者と、ローザンヌ大学の美術史教授なので、理屈っぽいのなんのって、なんていうと、偏見だな…。
7c 尊厳死を選んだ
人びと
ヘルガ・
クーゼ
講談社 1996 売り切れ オーストラリアやオランダでの、尊厳死にかかわった患者、家族、医師、看護師、カウンセラー、哲学者らによる証言。
7d 尊厳死を
考える
黒柳弥寿雄 岩波書店 1994 1200円 “シリーズ いきる”の一冊。著者は東北大学医学部卒の外科医、がんの告知問題などについて発言してきた方。40年にわたる臨床経験や米国、オランダの安楽死運動を踏まえ、尊厳死の法的・倫理的問題を語る。
7e 閑かなる死 黒柳弥寿雄 ゆみる出版 1990 800円 上記の著者が出会った、さまざまな“がん告知”の現場を語る。
7f 尊厳死 日本尊厳死
協会
講談社 1990 900円 1976年に発足した日本尊厳死協会の活動理念、そして世界と日本の尊厳死運動の軌跡。巻末に年譜もあり、“尊厳死ハンドブック”の体裁。
7g 自分らしい終末
尊厳死
日本尊厳死
協会監修
法研 1998 売り
きれ
前半は“尊厳死”の説明だが、第3章に「尊厳死を受け容れる医師ガイド」、第4章に「実行マニュアルQ&A」が載っているのが画期的か。
7h 私が選ぶ、
私の死
西村文夫 同時代社 1995 700円 著者は千葉医科大学卒の開業医。1985年に胃潰瘍により吐血・下血、さらには胃の全摘手術を受ける。これを機に「終末期を考える市民の会」を結成する。
7i わたしの生命は
だれのもの
星野一正 大蔵省
印刷局
1996 900円 著者は東京医科歯科大卒、京都大学名誉教授、生命倫理研究の第一人者。この本は安楽死について「時の法令」に3年間連載した原稿をまとめたもの。
8a 幸せなご臨終 中村仁一 講談社 1998 売り
きれ
著者は京大医学部卒、財団法人高雄病院理事。京都仏教青年会の協力を得て、病院内で法話を行なうなど、医療と仏教の連携を試みた先駆者。この先生のモットーは「救急車は呼ばない、乗らない、入院しない、手術しない」ということで、奥さんからは「かぜをひいても、薬ものませてもらえない」と恨み言をいわれると。この本のテーマは「死ぬのに医療はいるか」。
8b 老いと死から
逃げない生き方
中村仁一 講談社 1994 売り
きれ
上記の本と同じ著者。著者の父は二十歳の時に“劇薬を目薬と間違えた眼科医の手落ちにより、瞬時に両眼失明”、著者が高校2年生の時に心筋梗塞で亡くなる。障害をもつ弟、脳出血で亡くなった母。医学を学びながら、医学の限界も知っている。そんな医師のエッセイ。
8c それでも救急車を
呼びますか
金重哲三 エピック 2001 700円 ガンや心筋梗塞で意識を失ったとき、米国では“リビング ウィル”という事前指定書でどこまで蘇生措置を希望するか指示しておく制度があることが知られている。他にも“いのちの小びん”、カナダのLMDなどを紹介。逝き方の自己決定を勧める医師の本。
8d 自分で選ぶ
終末期医療
大野竜三 朝日新聞社 2001 売り
きれ
“朝日選書”の一冊。名古屋大学医学部卒、白血病の専門医で、愛知県がんセンターの病院長がまとめた「リビング・ウィルのすすめ」。
8e 死を問う 菅原弘子編 講談社 1984 600円 編者が井上光晴、佐多稲子、寺内大吉、富士正晴、堀秀彦氏らに「老い」や「死」について、問う。対談集。
8f 生きる権利・
死ぬ権利
鯖田豊之 新潮社 1976 500円 新潮選書の一冊。1974年、パリ郊外にトルコ航空のジャンボジェット機が墜落、344人の乗員乗客は全員死亡、それには日本人48人も含まれていた。これをきっかけに、著者は欧米諸国と日本の“死”に対する考え方の違いを探っていく。著者は京都府立医科大学教授で、歴史が専門。
8g 江藤さんの決断 朝日新聞
「こころ」のページ
朝日新聞 2000 600円 文芸評論家江藤淳さんは、がんで妻を失った体験を「妻と私」に書き、1999年7月に自殺した。この「死」について、朝日新聞の東京本社版と名古屋本社版の「こころ」のページに寄せられた投書130余通をまとめた本。
9a 死生学とは
なにか
平山正実 日本評論社 1991 2400円 デーケン先生の「生と死を考える会」の初期からのメンバーで、自治医科大学で“医療哲学”や“医療人間学”を講じていた精神科医による死生学序論。
9b 死生学が分かる。 AERA編集部 朝日新聞社 2000 600円 「AERA Mook」の一冊。日野原重明先生の巻頭言にはじまり、小松美彦、天笠啓介、若林一美、河野友信、デーケン氏らのレポート、柳原和子×森岡正博氏の対談など。
9c 実践的死生学
序章
木下美季男 日本図書
刊行会
1997 700円 滋賀県大津市にある市民レベルで“生・病・老・死”を考える、茜トークサークル例会の記録。
9d いのちをみつめた
3人の証言
田代俊孝
編著
同朋社 1990 800円 仏教の立場からのホスピス、ビハーラを研究する“死そして生を考える研究会”の本。乳がんで亡くなられた鈴木章子さんの夫、乳がんの体験者である清水重子さん、脳卒中で二度死に掛けた毛利孝一さんらの講演などを収録。
10a 死に方が
知りたくて
朝日新聞
大阪本社編
PARCO
出版
1995 売り
きれ
“死”をテーマに、26人に行われたインタビューをまとめたもの。自らの悪性リンパ腫と闘う外科医・布施徳馬氏、先日亡くなられた映画評論家・淀川長治氏等が死に方を語る。
10b 死の宣告 齋藤信義 自由国民社 1996 500円 「死の宣告」を受けた6人が、その後をどう生きたかを取材したもの。闘病記を発表した遺族に取材したものなのだが、あとがきを読むと、どうも取材者の姿勢に疑問を感じ、スッキリしない。こう感じるのは、店主だけかなぁ?
10c 日本人の生死観 川上武、他 勁草書房 1993 売り
切れ
1992年に“都民カレッジ”で六回にわたって行われた講義「日本人の生死観」をまとめた本。川上氏の他に四人の医師が協力した。勁草「医療・福祉シリーズ」の一冊。
12a 末期医療のケア 厚生省・
日本医師会
中央法規 1989 売りきれ 厚生省・末期医療検討会の報告書を中心に中川米造氏の講演などを収録した本。ま、読んで面白いという本ではないが(^_^;)、参考資料などが充実。
12b 末期医療から
みたいのち
澤田愛子 朱鷺書房 1996 売り
きれ
著者は高校2年生の時に、父を膠原病で(男性では珍しい)失う。現在は看護学校で生命倫理を教える著者が、自らの「死」との出会いから説き起こす「死の看護」「末期医療のあり方」。
12c 死ぬに時あり 浦瀬さなみ 径書房 1993 700円 昭和15年生まれの看護婦さんが末期医療を体験して、辿りついた“理想の死に方”。「食を絶ち、静かに満ち足りてお迎えを待つ」こと。では、IVH(中央静脈栄養)なんてぇのは?
12d 終末期医療 大井玄 弘文堂 1989 800円 この出版社の叢書“死の文化”の一冊。この本の著者は東大医学部卒、内科医として同大医学部教授。心筋梗塞でICUに留め置かれ、鎮静剤も用いられずにいた母の苦しみに気づくのが遅れたことが、末期医療にかかわることになったきっかけという。
12e がん患者とともに 堀泰祐 岩波書店 2002 1000円 著者は1951年京都大学医学部卒、乳腺・消化器外科が専門で、乳がん患者支援組織“Re vid”理事長。外科医として緩和医療に関わった体験をまとめた本。
12f 死の準備 AERA
臨時増刊
朝日
新聞社
1998 400円 “人生の店じまいに”と副題。渡哲也さんら、がんの告知を受けた人々へのインタビューや、どう「死」をまなぶべきかなど、連載記事を軸にまとめた本。
12g デス・エデュケーション 松岡寿夫 医学書院 1992 1200円 著者は国立西埼玉中央病院医長。これは「患者の生命の尊厳と医療者の働き」と副題のあるテキスト。参考文献、図版充実!読み応えあり。
12h ターミナルケアへの
提言
方波見康雄
近藤文衞
杉浦昭克
金原出版 1995 2400円 大判の専門書。“乳がんのターミナルケア”“大学病院における終末期医療はいかになされているか”死の看護学序説”など、さまざまな立場からの提言20編。
12i ターミナルケア・ガイド 村上國男 関西看護
出版
2003 1000円 救世軍清瀬病院院長である著者が、“苦痛への援助”、“死を学ぶ”、“告知とインフォームドコンセント”、“スピリチュアルケア”、“死亡前後の家族への援助”など、経験を交えながらまとめた入門書。
12j ターミナルケアの原点 岡安大仁 人間と
歴史社
2001 売り
きれ
著者は1924年生まれ、日大医学部卒、呼吸器内科学が専門で同大教授。1978年から日大板橋病院でターミナルケア検討会を開始。この本は1977年から2001年までに、三輪書店「ターミナルケア」などに執筆した原稿をまとめたもの。
12k 臨床死生学事典 河野友信
平山正美
日本評論社 2000 売りきれ 東洋英和女学院大学の社会人大学院・人間科学研究科“死生学類”のスタッフと同窓生、在学生らが50名余による執筆。死生学研究者必携!新刊だと\2400。
13a がん患者は
家に帰ろう
大頭信義 EPIC 1998 600円 著者は電通大卒後に京都大学医学部に再入学、卒後は心臓外科医として国立病院に勤務する。しかし肺ガンの外科療法に取り組み始めると、術後患者は自宅のほうが肺炎を起こしにくいことに気づく。そして、在宅医療、ホスピス建設への試みがはじまった。
13b 在宅ホスピス・ケア
ガイドライン
総合健康
推進財団
第一法規 1994 売りきれ 「医療者用」。“高齢者在宅療養普及・啓発委員会”作成のガイドライン。支援者の精神ケア、薬剤の管理、死後の処置まで。
13c 米国ホスピスのすべて 黒田清輝
服部洋一
ミネルヴァ書房 2003 1200円 米国ホスピス活動の特徴は、ナースを主役とした在宅ケアにある。なぜ、このような発展が可能になったのか、日本の活動家・研究者がミシガン州での一年余の現地調査をもとに報告する。
13d 在宅で死ぬということ 押川真喜子 文藝春秋 2003 600円 著者は聖路加国際病院訪問看護科ナースマネージャー。看護師として20年、さらに訪問看護を始め、出会った「在宅死」を振り返った記録。
14a 素晴らしい死を
迎えるために
加賀乙彦 太田出版 1997 900円 副題に「死のブックガイト」とあるように、“死”を考えるための本50冊あまりを解説。末尾に「いのちの電話」「死の臨床研究会」「在宅ホスピス協会」などの組織を紹介。
14c 死に臨む態度 上田三四ニ 春秋社 1993 900円 歌人であり京大医学部卒の医師でもある著者は、結腸がんと診断され、手術するも再発、1989年に没する。これは死の直前に書かれたエッセイを集めた本。加賀乙彦氏が解説を付す。
15 ひとはどう生き、
どう死ぬのか
日野原重明
犬養道子
岩波書店 1997 800円 スイスで大腸ガンの手術を受けた犬養さんと、聖路加国際病院の日野原名誉院長の対談。犬養さんが「日本の病院の閥は?」と聞くと、日野原先生はあっさりと「昔とおなじですよ」と答えている。外国の病院グループのチェーン店が進出して、外国籍の医師がドッと開業するぐらいでないとネ。
16a 安楽に
死にたい
松田道雄 岩波書店 1997 700円 98年に亡くなられた小児科医、松田道雄氏がその前年、88歳の時に出版された本。もともと雑誌「図書」に掲載されたものをベースにしたもので、活字が大きい。高齢者の安楽死の合法化を主張。
16b 幸運な医者 松田道雄 岩波書店 1998 700円 松田先生は小児科医、もともと“患者の自己決定権”を重視する医療を提言しておられたが、亡くなられる直前は“老い”について独自の主張をされていた。1998年10月に亡くなられたが、この本はその年の10月に発行された随筆集。あえて、この項に置く。
17a 病院で
死ぬということ
山崎章郎 主婦の友社
文春文庫
1990
1996
600円
200円
10篇の物語で綴る、末期医療の問題点。ホスピスの必要性を説くこの本はベストセラーとなり、映画化された。著者は現在、聖ヨハネ会桜町病院ホスピス科部長。文春文庫版あり。
17b 続・病院で死ぬ
ということ
山崎章郎 主婦の友社
文春文庫
1993
1996
600円
200円
千葉市八日市場市民病院と聖ヨハネ桜町病院での体験をもとにした10数篇の物語。これからのホスピスや緩和ケア病棟のあり方を探る本。文春文庫版あり。
17c ここが僕たちの
ホスピス
山崎章郎 東京書籍 1993 600円 さまざまな雑誌に掲載された著者の文章を集めたものだが、聖ヨハネ病院には作家の重兼芳子さんが入院しており、1993年に逝去される。重兼さんと著者の往復書簡が末尾に。
17d 僕のホスピス
1200日
山崎章郎 海竜社 1995 600円 日本放送出版協会から発刊されている月刊誌、「きょうの健康」に連載されたエッセイをまとめている。末尾に、ホスピスで亡くなられた患者さんの遺族会「さくら会」に触れている。
17e 僕が医者として
出来ること
山崎章郎 講談社 1995 600円 山崎氏の「医師をめざした時代」や「船医として勤務中の『死ぬ瞬間』との出会い」「ターミナルケアの実践」「ホスピスをめざすまで」などを綴った、自伝ともいえるもの。
17f ホスピス通信 山崎章郎監修 講談社 1996 800円 1939年、戸田文卿神父によって結核療養施設として設立された桜町病院に、1989年に一ベッドから始まったホスピスの試みは、専用の病室から、独立病棟へと発展する。これは桜町病院の機関誌をまとめた本。
17g ホスピス
ハンドブック
山崎章郎編 講談社 2000 800円 本当のタイトルは(^_^;)「『生』を最期まで輝かせる ホスピス・ハンドブック」。これは桜町病院聖ヨハネホスピスのスタッフ執筆による、ホスピスのすべて。
17h ホスピスの「質」
生の声
山崎章郎監修 講談社 2001 800円 聖ヨハネホスピスケア研究所スタッフの活動を中心に、「聖ヨハネホスピス通信19〜31号の記事をまとめたもの。
17i ホスピス宣言 山崎章郎
米沢慧
春秋社 2000 900円 「病院で死ぬこと」の出版から10年を経て、改めて“ホスピスで生きるということ”の意味を語る。聞き手が、米沢慧氏。
17k 聖ヨハネ
ホスピスの友人たち
重兼芳子 講談社 1990 600円 著者は芥川賞作家。ホスピス設立運動に長年取り組み、この本にあるようにボランティアとして終末期介護の場面に立ち会う。のち、自らも肝臓ガンと診断され、山崎医師と出会い、完成したホスピスで亡くなられる。闘病の様子は、「いのちと生きる」に。
17l さよならを
言うまえに
重兼芳子 春秋社 1994 900円 1993年に没した重兼さんが、看護協会や“生と死を考える会”などで行なった講演の記録。末尾に娘さんのあとがき。
17m ホスピス病棟に
いきる
今井俊子 文化創作
出版
1997 売り
切れ
著者は自ら乳がんの手術を受け、がん体験者の「新樹会」を結成した女子医大看護短大講師。これは武蔵野にある救世軍清瀬病院ホスピス病棟の患者さんたちの姿を紹介するエッセイ。
17n 河辺家の
ホスピス絵日記
河辺貴子
山崎章郎
東京書籍 2000 700円 末期の大腸がんで聖ヨハネホスピス116号室に入院した41歳の夫。その夫との暮らしぶりを絵日記にしたため、妻は病室のドアに貼り続けた。切実な病状の中、ユーモアを忘れない夫妻と、それをサポートしつづけた病院のスタッフ。
17o 聖ヨハネ
ホスピスの
めざすもの
聖ヨハネ会 星和書店 1994 売り
きれ
聖ヨハネホスピス開設にあたって実施された、連続講演会の記録。重兼芳子・デーケン・寺本松野・季羽倭文子・一番ケ瀬康子・日野原重明・石垣靖子など、錚々たるメンバー。
17p ホスピス
さよならのスマイル
五味宏基・写真
岩本宣明・編
弦書房 2008 900円 日本で五番目のホスピス、福岡にある栄光病院に入院する肝臓がんの徳永英士さんを撮影した写真集。五味氏は元・毎日新聞カメラマン。イラク取材後に、不注意からアンマンの空港で爆発事故を起こしてしまい、この写真集も一時お蔵入りしていた。
17q この命ある限り 後藤克幸
、他
ライフ企画 1997 600円 CBCテレビが取材した、藤田保健衛生大学七栗サナトリウム緩和ケア病棟。直腸ガンのひとりの患者を軸に、病棟の日常を追う。
17r <がん体験>「がん患者・家族の語らいの集い」からのメッセージ 仏教ホスピスの会編 春秋社 1991 900円 1987年から築地本願寺で行われた「がん患者・家族の語らいの会」からの20余人のメッセージ。
17s 私たちのホスピスを
作った
川原啓美編 日本評論社 1998 700円 愛知国際病院が、地域ボランティアの支援を受けながらホスピスを作るまで。関係者11人による共同執筆。
17t 希望とともに
生きて
日野原重明
山田富也
西脇智子
中央法規 1997 売り
きれ
自らも筋ジストロフィーの患者である山田氏が主催する“ありのまま舎”は、1997年に難病患者のためのホスピスを設立する。それまでの歩み、そして難病ホスピスの意義。
18a 安らかに死ぬ
ということ
D・E・アウター
ブリッジ、他
講談社 1993 700円 アメリカのジャーナリストと家庭医が物語り風に綴った、“積極的安楽死を勧める本”。日本でホスピス運動にかかわる山崎章郎医師が監修、“消極的安楽死”を勧める日本尊厳死協会が推薦。
18e この世の
去り方
ジュディス
・アーロンハイム
工作舎 1999 売りきれ 死を意識せざるを得ない末期患者と、その家族にとっても、次の段階の選択肢は数多くある。せっかちに愚かな選択肢を選ばないために。これは米国「死ぬ権利協会」のスタッフがまとめた、さまざまなケーススタディー。なだいなだ氏が序文。
18f 毎日が
贈り物
ジェローム・
グループマン
サンマーク
出版
1999 1000円 「残された日々を生きる8人の物語」との副題がある。ハデな宣伝をする出版社の本だが、著者はハーヴァード大学医学部の免疫学の教授。癌やエイズで、死期を悟った8人の患者たち。
19a 定本 ホスピスへの
遠い道
岡村昭彦 春秋社 1999 売りきれ 曽祖父に日赤創始者・佐野常民をもちながら、東京医科大を中退し、報道カメラマンとなった著者によるヨーロッパホスピス活動黎明期のルポ。雑誌「看護教育」に1983年〜1985年にかけて連載された記事をまとめた本。
19b ホスピス・
ムーヴメント
サンドル・
ストダード
時事通信社 1982 売り
切れ
アメリカのノンフィクションライターがシシリー・ソンダーズの助言のもとに執筆した、ホスピスの起源から歴史的変遷、その実情と意義。米国にホスピスが根付くきっかけともなった本という。
19c ホスピス病棟から サンドル・
ストダード
時事通信社 1994 売りきれ 上記の本を基盤にした本。
19d 私のホスピス
取材旅行
飯塚眞之 メディ
サイエンス社
1996 1000円 「こころ」のページを担当していた朝日新聞編集委員が、定年退職後に米国を3度にわたって訪れ、ホスピス運動の跡を辿ったルポ。ホスピス運動の創始者、英国人のシシリー・ソンダース女史の写真から、この本は始まる。労作。
19e シシリー
・ソンダース
シャーリー
・ドゥブレイ
日本看護協会
出版会
1989 1100円 BBCの女性プロデューサーが取材した、“ホスピス運動の創始者”シシリー・ソンダースの伝記。神格化を嫌い、写真を撮られることすら避けたという女史の実像。
19f 充たされた日々 島津禎久 池田出版 1993 1900円 フォト・ジャーナリストである著者が英国の三箇所のホスピスで撮影した、大判のルポ。ケース・スタディーとして、10人ほどの患者さんに密着、スタッフへのインタビューや、英国でのホスピスの(1990年ごろの)現状なども簡潔にまとめてある。
19g ホスピス入門 日本ホスピス・
在宅ケア協会編
行路社 2000 1100円 1992年に設立された“日本ホスピス・在宅ケア協会”の医師・看護婦等35人がまとめたホスピスの“歴史、理念、実践”。
19h ホスピスと
老人介護の歴史
新村拓 法政大学
出版局
1992 売り切れ 著者は日本社会史、とりわけ医療史研究で知られ、この本もよく引用されている。中世・戦国・幕末・明治と説き起こすのはこの人ならでは。
19i 在宅死の時代
近代日本のターミナルケア
新村拓 法政大学出版局 2001 1400円 近代日本における“看取りの文化”を探り、看病を職業とした人々の系譜を辿る。
19j 日本のホスピス
これでいいのか
黒田輝政編 ミネルヴァ
書房
1996 1000円 元朝日新聞記者で、“日本生と死を考える会”代表の黒田さんがまとめた、ホスピスの現状と、次に求められるもの。副題にもあるように、「在宅ホスピスへの視点」が必要という。当店在庫は書き込みあり(T_T)。
19k 自分を支え
人を支える
黒田輝政編 ミネルヴァ
書房
1992 900円 これも“日本生と死を考える会”のセミナーから生まれた本。窪寺俊之、杉本照子、寺本松野、井上千津子さんらの講演録が中心。当店在庫はカバーがくたっとしている(T_T)。
20a ホスピスの
真実を問う
早坂裕子 文眞堂 1995 売り切れ 医療社会学を学び、ホスピスでのボランティア経験のある著者が、ロンドンのセント・クリストファーズ・ホスピスにシシリー・ソンダース博士を訪ねたルポ。ここが全ての始まりなのだが、著者は感慨にふけるばかりでなく、数々の問題点にも言及する。たとえば、ホスピスの患者と臓器移植の問題。
20b ザ・ホスピス Hessel H.
Filtter編
メヂカル
フレンド社
1991 売り切れ 東京女子医大と、ハワイ・ロア大学の交流により生まれた“日米比較にみるターミナルケアの人間学”と副題のある本。26名の日米スタッフによる共著。当店在庫は少し古びた本。
20c ホスピス研究 種子田吉郎 中央公論事業出版 2003 1200円 大学院で経営学を学んだ著者による世界的なホスピスの歴史と、その経営面からの検証、これからの課題。
21a 聖隷長谷川保
の生涯
山内喜美子 文藝春秋 1996 1100円 ガン告知問題を扱った「告知せず」などの著作で知られるジャーナリストによる、聖隷福祉事業団の創始者、長谷川保の伝記。長谷川氏の娘が、献体によって骨格標本となった父に再会するシーンから始まる。当店在庫はカバーが変色気味(^_^;)。
21b 神よ、私の杯は溢れます 長谷川保 ミネルヴァ書房 1983 売り切れ 少し古い本で、元の定価\1000。「夜もひるのように輝く」の続編。肺結核患者の救済からはじめ、いよいよ末期がん患者のためのホスピス建設に乗り出す。
21c ドキュメント
聖隷ホスピス
日本経済
新聞社編
日本経済

新聞社
1983 500円 浜松に聖隷ホスピスが設置された翌年から、日経新聞に連載された記事がベースになった本。聖隷ホスピスを取り上げた本はいずれも触れているが、最初の2年間は激しい試行錯誤の連続だった。
21d 老いと死を
みとる
長谷川保 柏樹社 1984 売りきれ 当店在庫は背文字が日焼けしてさえない本だが、創始者長谷川先生の講演と対談でまとめた“聖隷ホスピスのあゆみ”。
21e いのちの質を
求めて
下稲葉康之 いのちの
ことば社
1998 700円 福岡亀山栄光病院ホスピス長による“ホスピス病棟日誌”。著者はクリスチャンで、九州大学医学部卒の内科医。
21f ホスピス
最期の輝き
のために
内藤いづみ
オフィス
エム
1997 800円 甲府市を中心に在宅ホスピス医療を推進する医師と、ホスピス病棟をもつ諏訪中央病院院長と、神宮寺住職が“終末期医療”を語り合った記録。
22a 最新ホスピス
Q&A100
谷荘吉
錦織葆
東京書籍 1999 売りきれ 1995年に発行された「日本のホスピスQ&A」の改訂版。Q&A形式で便利な本。ホスピスの現状はこの一冊で、だいたい分かる。医師とホスピスボランティアの共著。
22a
#
日本のホスピスQ&A 谷荘吉
錦織葆
東京書籍 1995 500円 上記の本の旧版(^_^;)。参考文献が、老眼ではとても判読できない小さな活字で6ページにわたる。
22b 自分らしく
死にたい
佐久総合病院 小学館 1996 700円 長野の佐久総合病院が、地元農協などと連携して行なう訪問看護・在宅ケアの記録。同病院の院長や訪問看護ステーションの所長、保健施設長、内科医などによる分担執筆。克明な記録。
22c 生と死に
向き合う看護
鈴木正子 医学書院 1990 1000円 「自己理解からの出発」との副題。著者は京都大学医学部付属看護学校・慶応大学文学部卒、埼玉県立衛生看護短大助教授。
22d ジェントル
デス
マリリン
・セギン
時事通信社 1997 売り切れ 著者はカナダで看護婦として末期医療に取り組み、尊厳死協会を創立させ、理事を務める。長年勤めた現場での体験を踏まえ、法的環境や医療システムの整備に取り組む。判例集のように具体的で、しかも心が通っている。
22e みんなの
ターミナルケア
徳永進 関西看護出版 1994 売りきれ 御存知!徳永先生が臨床現場の看護婦さんから受け取った手紙に答える形でまとめた、“ケアハンドブック”。自称“医療落語の旅芸人”の徳永ブシがさえる。
22f 患者さんが教えてくれたターミナルケア 徳永進
鳥取赤十字病院ターミナルケア研究会
看護の科学社 2000 売り
きれ
ターミナルケアの現場から生まれたケアのアイデア集。看護師・医師に限らず、歯科医師や薬剤師からの提案も。
22i 死に向かって
生きる
Cicely Saunders
Mary Baines
医学書院 1990 売り
切れ
武田文和氏の訳。原題「Living with Dying」。日本版の副題「末期癌患者のケア・プログラム」。
22j ホスピス
ケアのデザイン
ホスピスケア
研究会編
三輪書店 1988 1000円 季羽倭文子さんが代表をつとめるホスピスケア研究会が、英国のホスピスで看護をしている講師を招いて行なった研修会の記録。「ナースが当面する問題とその対応」との副題。
22k 疼痛と告知 ホスピスケア
研究会編
三輪書店 1993 1000円 「ホスピスケアのデザインPARTU」。1991年にホスピスケア研究会が主催した「国際緩和ケア看護セミナー」の報告。告知後のサポートプログラム「I Can Cope」に詳しい。
22l ターミナルケアの場面 吉田哲 メディカ出版 1989 売り
きれ
著者は中野にある中央カウンセリング研究所所長、國學院大學カウンセラー。終末期医療にたずさわる看護婦達が直面したさまざまな事例を紹介、分析、対処法を考える本。「看護とカウンセリング」という事例集のPART2。
22m 終末期ケア
ハンドブック
アリソン
チャールズ
-エドワード
医学書院 1993 1600円 “終末期患者の看護”について、コミュニケーション、疼痛コントロール、一般的なケア、死別、死後の手続き、看護チームの役割など、具体的に述べた本。ホスピスケア研究会の季羽倭文子さんらの訳。
22n ターミナルケア
マニュアル
淀川キリスト教病院
ホスピス編
最新医学社 1992 売りきれ ビニール装、ポケット版のマニュアル。柏木哲夫先生監修で、当店在庫は1997年発行の第三版。実用書だが、参考文献も充実。
22o 学生のための
緩和ケア講義
武田文和
他編
南山堂 1998 1300円 教科書(^_^;)。九州大学医学部で1991年から開始された“総合講義ターミナルケア”の担当者がまとめた。ホスピス長から、麻酔科医、看護部長、牧師さんまで登場する。
23a ホスピスに行こう 村田幸子 悠々社 1999 700円 六甲病院緩和ケア病棟を舞台に、余命一年と告知された妻(著者)が、患者の立場で見たホスピスの内側。この本を出版するに当たって覚え書きを加えた夫の、最後の5行には涙した。
23b ゆたかな命
のために
甲斐裕美 偕成社 1997 700円 出版社でご想像の通り、児童向けの本。著者は1969年生まれ、ボランティアとして神奈川県のホスピスを訪ねている。彼女が出会った48歳の末期癌の男性は、病室にパソコンを持ち込んで絵を描いていた。やがて著者の童話に挿絵を描いてもらう。
23c 死にゆく妻との旅路 清水久典 新潮文庫 2003 売りきれ 自己破産寸前の会社経営者の妻が末期の大腸がんと診断される。入院を拒む妻とふたりきりの、古びたワゴン車での最後の旅が始まる。
23d 東京のドヤ街
山谷でホスピス始めました。
山本雅基 実業之日本社 2006 800円 こともあろうに、ドヤ街山谷でホスピス「きぼうのいえ」を始めた著者と、看護師である妻との奮闘。家族を裏切り、ひたすら社会を怨み、平気で善意を裏切る老人たちに終の棲家を与える。それこそ「無謀な試み」なのだが。
24a 愛する人の死を
看取ること
柏木哲夫 PHP 1995 売りきれ 著者は阪大卒の精神科医。淀川キリスト病院に精神神経科を開設、ターミナル・ケアのためのチームを編成し、1984年にホスピスを開設する。これは同病院のホスピス・ケアの記録。
24b 死を学ぶ 柏木哲夫 有斐閣 1995 900円 著者が阪大人間科学部で行なった講義をもとにしたもので、ちょっとテキスト風。だいたい出版社が法律関係専門の有斐閣とくれば、堅いのもやむを得ないが、逆に言えば阪大の講義録で、これは襟を正して読むべきか。
24c 生と死を
支える
柏木哲夫 朝日新聞社 1983 600円 1982年に朝日新聞に連載された記事をまとめたもの。氏がホスピス開設に踏み切るまでの思いが綴られる。日本の新聞に初めてホスピスについての記事が載ったのは1977年だったというから、黎明期の記録といえようか。後に“朝日選書”に入った。
24d 死にゆく患者と
家族への援助
柏木哲夫 医学書院 1986 1200円 淀川キリスト教病院ホスピス開設当初の、実践から生まれた本。最近でも増刷、読み継がれている。「医師には、しゃにむに病気に挑戦するばかりでなく、患者のためには撤退する勇気も必要」と、あとがきにある。
24e ホスピスをめざして
生を支えるケア
柏木哲夫 医学書院 1983 1000円 英国のホスピス指導者、D.H.サマーズ、C.M.ソンダース、D.ドイルらの紹介、米国のホスピス事情などのレポートが主。日本で始めるに当たっての研究成果。
24f 死にゆく人々のケア 柏木哲夫 医学書院 1978 600円 柏木先生が淀川キリスト教病院の精神神経科に勤務をはじめたのが1972年なので、これは初期の本。「看護学雑誌」に「死への看護」と題して連載された、実践の記録。
24g 死を看取る
医学
柏木哲夫 日本放送
出版協会
1997 売り切れ NHK「人間大学」の講座、「死を看取る医学」のテキストをベースにした本。“NHKライブラリー”シリーズの一冊。
24h 癒しのユーモア 柏木哲夫 三輪書店 2001 800円 新聞への川柳投稿が趣味という柏木先生が、いのちの輝きを支えるケアとしての“ユーモア”を語る。時実新子、デーケン先生との対談をサンドイッチにした構成。
24i 死にゆく患者の心に聴く 柏木哲夫 中山書店 1996 1000円 医学専門誌「Molecular Medicine」に連載した「ターミナル・ケアと人間理解」をまとめた本。巻末に自著目録。
24j いのちに寄り添う。 柏木哲夫 KKベストセラーズ 2008 700円 副題「ホスピス・緩和ケアの実際」。2007年に成立した“がん対策基本法”を踏まえて。
24m いのちを
みつめて生きる
黒田輝政編 ミネルヴァ
書房
1989 900円 こちらは大阪の“生と死を考える会”セミナーの記録。「信仰・宗教と死」「生と死を支える」「死と終末期」をテーマに、柏木哲夫さんらが講演。
24n 死の臨床 死の臨床
研究会編
人間と歴史社 1990 売り切れ 河野友信、河野博臣、柏木哲夫氏らの関わる、“死の臨床研究会”が1977年に発足した。その会報「死の臨床」10年分を3巻に再編集した、箱入り豪華本(^_^;)。元の定価\13,500。学術書に弱いパラメディカでは再入手不可能か?
24o 全人的がん医療 シリーズ死の臨床第T巻 死の臨床
研究会編
人間と歴史社 1995 2000円 “死の臨床研究会”によるシンポジウム、特別講演、一般演題を収録。
24p 死の受容 シリーズ死の臨床第U巻 死の臨床
研究会編
人間と歴史社 1995 1900円 “死の臨床研究会”によるシンポジウム、特別講演、一般演題を収録。
24q 死生観 シリーズ死の臨床第V巻 死の臨床
研究会編
人間と歴史社 1995 売り切れ “死の臨床研究会”によるシンポジウム、特別講演、一般演題を収録。
24r 病院死と在宅死 シリーズ死の臨床 第W巻 死の臨床
研究会編
人間と歴史社 1995 売り切れ “死の臨床研究会”によるシンポジウム、特別講演、一般演題を収録。
24s 死の準備 シリーズ死の臨床第X巻  死の臨床
研究会編
人間と歴史社 1995 売り切れ “死の臨床研究会”によるシンポジウム、特別講演、一般演題を収録。
24t これからの終末期医療 シリーズ死の臨床第Y巻 死の臨床
研究会編
人間と歴史社 1995 1900円 “死の臨床研究会”によるシンポジウム、特別講演、一般演題を収録。
24u 死の個性化 シリーズ死の臨床第Z巻 死の臨床
研究会編
人間と歴史社 1996 2200円 “死の臨床研究会”によるシンポジウム、特別講演、一般演題を収録。
24v 死とむきあうための12章 死の臨床
研究会編
人間と歴史社 1999 売り
きれ
上記シンポジウムから12人の講演を収録。柳田邦男、重兼芳子、アルフォンス・デーケン、中川米造氏らの顔ぶれ。
25a 女は何度でも
よみがえる
山崎洋子 海竜社 1998 700円 腰骨に拡大した末期癌の夫を看取った記録。「闘病記」に入れないのは、原発個所が不明のまま手術もできない病状で、死後の病理解剖も行なっていないため。というか、著者の稼ぎを当てにして仕事もせず、浪費を重ね、勝手に怪しげな病院での治療に大金をつぎ込む夫の姿に唖然としてしまった。こういう看取りも、あるか…。
25b 人間らしく
死ぬということ
山形謙ニ 海竜社 1996 700円 著者は東大理学部、大学院を卒業後、米国ロマ・リンダ大学医学部卒。現地で内科医としての研修を終えた後で神戸アドベンチスト病院に勤務、ホスピス病棟を開設。
25c 旅立ついのちに
愛の翼を
森津純子 スターツ出版 1997 600円 著者は筑波大学医学専門学群卒、紆余曲折を経て(^。^)、日本初の仏教系ホスピスビハーラ病棟医長となり、さらに医療とカウンセリング専門の診療所を開業。一人の医師の試行錯誤の記録。
26a 母を看取る
すべての娘へ
森津純子 朝日新聞
朝日文庫
1997

2000
800円/
200円
ホスピス医である著者の母が、進行性の大腸ガンと診断された。病院嫌いで入院も手術も拒否しつづける母の、長女として、自分の存在意義を求めてなったという医師として、“在宅看護の700日”が始まる。目のいい方は文庫で(^.^)。
26b 「いのちの奇跡」を
みつめて
森津純子 大和出版 1995 700円 ホスピスで「死にたいんだけど、死ぬのがとっても怖い」という患者さんのために、著者が夜な夜な語った“お話”が院内報になり、一冊の本となった。若い医師の研修録としても読める。
26c ホスピス医の
玉手箱
森津純子 東京書籍 1998 売り切れ 院内報や小さな雑誌に連載したエッセイをまとめた本。研修医時代のことや、28歳でホスピスの医長であったころのこと、ワイドショー出演で緊張しまくったこと、占いが好きなことetc。
26d 「がん」に奇跡を
起こす本
森津純子 KKベストセラーズ 2000 売り切れ 著者自身が26歳で急性膵炎を患ったことをきっかけに、病気の体に耳を澄ませ、心と体をセットで治す必要を知る。
26e 幸せ探しゲーム
−女医さんの日記から−
森津純子 毎日新聞社 1999 800円 毎日新聞に連載したコラムをまとめた本。
26f ひまわり先生の
元気になれる処方せん
森津純子 毎日新聞社 2000 700円 上記の続編。
27a 在宅死 玉地任子 講談社 2001 900円 著者は1944年生まれ、名古屋市立大学医学部卒の精神科医だったがロス女史の「死ぬ瞬間」との出会いや、大学生の甥の死を契機にホスピス医に。1994年、厚木市に末期がん患者の在宅医療を支援する「ゆめクリニック」を開設。これは家で看取った25人の患者と家族の記録。
27b 家に帰りたい!
家で死にたい!
小笠原一夫
吉原清児
講談社 1994 売りきれ 小笠原氏は末期がん患者の疼痛コントロールに取り組んだ、麻酔科医。氏の取り組む在宅ホスピス運動を、医療ライター吉原氏が克明な取材で追った記録。ちなみに在宅で亡くなることの問題点は、医師が「24時間以内に診察」していないと死亡診断書を書けず、場合によっては検死や解剖まで行なわれること。
27c 家で死にたい 川越厚 保健同人社 1992 売り切れ 広島で被災した原爆二世の著者は、東大医学部を卒業後、東大病院産婦人科教室に勤務するが、39歳で結腸ガンの手術を受け、がん患者の家を往診する医者へと方向転換する。この本は、知り合ったさまざまな患者たちの姿と、自らの体験を綴った本。
27d やすらかな死 川越厚 日本基督教団
出版局
1994 売り
きれ
49歳で進行性の胃がんのため死が避けられなくなった主婦の、在宅ホスピスケアの記録。彼女が熱心なクリスチャンだったため、家族に加えて牧師、川越医師、訪問看護婦らがその闘病を支えた。
27e 家庭で看取る
癌患者
川越厚
メヂカル
フレンド社
1991 売りきれ 「在宅ホスピス入門」との副題。在宅医療をすすめるライフケアシステムのスタッフが、実践からまとめたノウハウ。末尾に在宅でがん患者を看取った、遺族を囲んでの座談会を収録。
27f 生と死のはざまで 川越厚 保健同人社 2000 900円 「家で死にたい」から8年、ますます在宅ホスピスが理想であるという考えが強まったという著者が、その間に考えたこと。
27g ガン告知を
生きる
隅谷三喜男
日本基督教団
出版局
1995 売りきれ キリスト教系の出版社がまとめた、ガンとの告知をうけた人々の体験。川越厚氏も原稿を寄せている。
27h 人間らしく
死にたい
鈴木荘一 主婦と生活社 1998 売りきれ 開業医である著者の義弟は末期の肺がんを結核と告げられ、「僕は騙されてるみたいです」との疑念を残したまま死去する。彼への告知問題の悔いをバネに、20年間在宅医療に取り組んだ記録。
27j さまざまな死 北島治彦 春秋社 1992 売りきれ 著者は1926年生まれの外科医。患者を救うことに半生を捧げながらも、“死がひそやかに隔離されている現実”に疑問を呈し、出会ったさまざまな死を振り返る。重兼芳子さんがあとがきを寄せている。
27k ホスピスで
迎える死
大沢周子 文藝春秋 2000 700円 フリーライターが取材した、横浜甦生病院ホスピス病棟で死を迎えた七人と、その家族のドキュメント。
27m やったらできた
在宅ホスピス
崎谷武彦 保健同人社 1999 700円 著者は1952年生まれのフリーライター。これは胃がんの母を自宅で看取った経験から、在宅ホスピスを行なうための条件や、実際をまとめた本。
28a デス・スタディ 若林一美 日本看護協会
出版会
1989 900円 著者は特に“死”の問題に取り組むジャーナリスト。グロールマンの詩の一節、「子どもの死−あなたの未来を失うこと/配偶者の死−あなたの現在を失うこと/親の死−あなたの過去を失うこと/友人の死−あなたの一部を失うこと」が引用されている。
28b 「悲しみ」を
超えて生きる
若林一美 講談社 1998 売り
きれ
「講談社ニューハードカバー」シリーズの一冊。著者の母校である立教大学の「大学教育研究フォーラム」などに掲載されたものをまとめた本。愛する人の「死」から何を学び、心を癒し、「生きる力」を取り戻すか。
28c 死をみつめる心 若林一美 主婦と生活社 1987 売り
きれ
著者は“死・ホスピス”問題を追いつづけるジャーナリスト。ミネソタ州立大学の「死の教育と研究センター」に研究員として留学。たとえば死産で子供を失った母親に対し、へたな慰めは精神的な立ち直りをかえって遅らせるという指摘には、納得させられる。このへんの教育がないために、残酷な言葉をかけてしまう人もいるのでは?
28d 穏やかに死ぬ
ということ
若林一美 主婦の友社 1997 売り
きれ
実際に取材したピアニスト・遠藤郁子らがん患者の声を聞きながら、告知問題、シシリー・ソンダースやキューブラー・ロスの仕事を検証する。
28e あー、風
愛する人の死を看取るとき
若林一美 PHP 1989 売り
きれ
毎日新聞に連載した記事と、子どもを亡くした親の会「ちいさな風の会」の活動、デス・スタディのアプローチ。
28h いのちに
寄りそって
内藤いづみ
米澤慧
オフィス
・エム
1999 700円 内藤さんは福島県立医科大卒の内科医、米澤さんは医療・末期医療にも関心を広げる評論家。このふたりが往復書簡の形で「モルヒネ」「QOL」「臓器移植」「死の受容」などを語る。
28i 笑顔で「さよなら」を 内藤いづみ KKベストセラーズ 2002 900円 英国プリンス・オブ・ウェールズホスピスで研修の後、著者は95年から甲府市で“ふじ内科クリニック”を開院し、在宅ホスピス医として活動する。
28j スワンソング 日本看護協会
出版会編
日本看護協会
出版会
1999 売り
きれ
雑誌「ナーシング・トゥデイ」に連載されたリレー・エッセイ「スワンソング」をまとめた本。執筆者は徳永進さんにはじまり、川田龍平、瀬名秀明、波多江伸子、新藤兼人氏ら。
28k いのちを
看取る
臨死問題
研究会
春秋社 1993 800円 5人の浄土宗僧侶がはじめた勉強会が発展して、臨死問題研究会となった。これはその月例会の講演を中心にまとめた、仏教・医療関係者による“死”の体験記。そう、戒名(法号)料が少ないと檀家に文句を垂れたりするよりも、少しは社会の役に立つ活動を!
28m 二人称の死 棚橋實
・坂本尭
・大倉民江
研成社 1999 売りきれ 芝浦工業大学生涯学習センターの公開講座「いのちの哲学『二人称の死』」をまとめた本。「最愛の人の死をどうとらえるか」との副題。
29a 「天国の夫」
への手紙
河野浩一 同文書院 1997 売り
きれ
園山俊二さんや、山川千秋さん、川谷拓三さんらの奥さんたちへのインタビューと「天国の夫」にあてた手紙。まぁ、週刊誌的な企画ではあるが、泣ける。
29b お父さんは
死んではいけない
真山舞子 KKロング
セラーズ
1991 600円 椅子のデザイナーとして知られた夫が、家を出たまま消息不明となる。一ヶ月後、駅のホームで気分が悪くなり、通過する特急の風圧で飛ばされ、即死していたことが判明する。残されたのは妻と、下は6歳の男の子ふたり。そして闘いの日々がはじまる。
29c 夫が逝ったあとの
妻の生き方
久里千春 扶桑社 1992 600円 ジャズ・ピアニストだった山崎唯を、直腸ガンで喪うまでの5年半の闘病、ふたりが出会うまで、そして夫の死からの、ふたりの娘との2年間。当店在庫はホコリっぽい本(T_T)。
29d 夫の死 リチャード・
スタントン
勁草書房 2001 売り
きれ
著者はオーストラリアのジャーナリスト。相次いで二人の友人を亡くしたことから、夫と死別した33歳から82歳までの九人の女性にインタビューした記録。
29e ながれるままに
涙をながしましょう
宮林さちえ ソニー・
マガジンズ
2002 売りきれ 外科医である47歳の夫を、大腸がんで亡くした著者は、自身の体験を踏まえて“悲嘆回復ワークショップ”を設立する。これはそのプログラムとワークシート。
29g 死別で気づいた
生きるヒント
山賀邦子 リヨン社 1998 売り
きれ
上智大学心理学科出身の臨床心理士が、臨床例からまとめた死別の悲嘆から回復するまで、死別に備えて生きるということ。
29h 死別の悲しみを
癒す本
賀来弓月 PHP 2000 600円 著者は在インドの外交官で、カトリック教徒。外交官として、異国の地で家族を亡くした日本人の世話をし、インドで死生観の違いを知り、自身が尊敬する人々を失った体験から生まれた本。
29j 死別の悲しみを癒す
アドバイスブック
キャサリン
・M・サンダーズ
筑摩書房 2000 1300円 17歳の息子を事故で失った経験のある、米国の臨床心理学者が“家族を亡くした人”へのアドバイスをまとめた本。他に専門家向けの本も執筆しているという。
29k 死別からの恢復 C・M・パークス、
R・S・ワイス
図書出版社 1987 900円 ハーバード大学の精神科医と、MITの社会学教授がボストン在住の(45歳以下の)死別体験者行ったインタビューによる研究。“残された人の心理学”との副題。
30a 配偶者を
うしなうということ
河合千恵子 日本文芸社 1996 売り切れ 「伴侶と死別した人への心の処方箋」との副題。配偶者を喪った人をサポートする団体“ウィドウサポート協会”の機関誌に投稿されたエッセイをまとめた本。
30b 配偶者を喪う時 河合千恵子 廣済堂 1990 600円 著者が昭和59年に初回調査を行った、配偶者を失った184人の中から妻、夫たち8人の事例をまとめた本。
30c 夫・妻の死から
立ち直るための
ヒント集
河合千恵子編 三省堂 1996 800円 文部省の科学研究費の助成を受けて行なわれた、東京都老人総合研究所で行なわれた連続講座「配偶者の死における悲嘆緩和への援助的介入とその効果の検討」が基になった本。
30d 伴侶に先立たれる
ということ
河合千恵子編 海竜社 1999 売り
きれ
伴侶を失った五人の女性の記録。1996年の一年間に配偶者と死別した人は44万9千人、うち三分のニは女性という。著者はこの本の執筆時に父を亡くしている。
30e 去り逝くひとへの
最期の手紙
上之二郎
鳥海美奈子
集英社 1996 売りきれ 妻あるいは夫が末期がんと宣告された六組の夫婦の記録。著者二人はノンフィクション・ライター。キリスト教会での結婚式での誓いの「病めるときも…」という言葉を、思い出さざるを得ないときがある。
30f 妻を亡くしたとき
読む本
出版文化社編集部 出版文化社 2002 売り
きれ
妻を亡くした夫たちの体験、三浦光世、石川弘義、加地伸行といった著名人で、やはり妻を亡くした方たちの体験、小此木啓吾、河合千恵子といった専門家からのアドバイスなど。
30g 夫を亡くしたとき
読む本
出版文化社編集部 出版文化社 2002 売り
きれ
夫を亡くした妻たちの体験、逸見晴恵、鶴田保子(ジャンボ鶴田夫人)、山本れい子(山本七平夫人)といった知名人の体験、専門家のアドバイス。
30h 伴侶の死 加藤恭子 春秋社
中公文庫
1989
1997
900円
売りきれ
著者は38年間連れ添った、生物学者の夫を食道がんで亡くし、日常身辺以外の夫の姿を知らなかったことに気づく。そこで親族、友人、知人、同僚らを訪ね、夫の全体像を知ろうとする。
30i 「伴侶の死」
それから
加藤恭子 出窓社 1999 800円 著者の担当する、上智大学コミュニティ・カレッジの講座の受講生たちが、伴侶を失った10人にインタビューしてできた本。
30j 伴侶の死 平岩弓枝編 文藝春秋 2001 売り
きれ
伴侶を失った体験を募集したところ700余編が集った。これはそこから40編を活字にしたもの。上に同名の本がありますので、注文の際にはご注意下さい。
30k スマイル
−静かな微笑
林俊介 金沢倶楽部 2000 700円 33歳の妻が風邪をこじらせ、嘔気が続くために入院、その3時間後には容態が急変して死亡する。“ミス石川”に選出されたという“久子”さんを失い、夫は「これで私の生涯も終わった」と、酒に溺れ、泣く。
30m 愛する人を
失うとき
G.L.
シッツァー
教文社 2002 売りきれ 著者は1950年生まれの、ウイットワース大学宗教学、哲学教授。交通事故で妻、母、娘を同時に失った体験から“喪失体験”の深部に迫る。
30n 悲しみを超えて キャロル・
シュトーダッシャー
創元社 2000 売りきれ カリフォルニア在住のグリーフ・コンサルタントによる“愛する人の死から立ち直るために”と副題のある本。大原健士郎氏が監修している。
30o 「喪」を生きぬく 石村博子 河出書房新社 2005 800円 1951年生まれのノンフィクション作家が“生と死を考える会”の会員20名を訪ねて、会報に連載したインタビュー。最後に食道がんで亡くなられた毎日新聞の記者・佐藤健さんの、奥様が登場する。
30p 妻へ
妻を恋うる十二か月俳句日記
永井守昌 ソディアック 1998 900円 1932年生まれ、経営コンサルタントである著者の妻が肝臓がんのため亡くなる。これは妻の死後、一周忌までの心境を俳句と日記で綴った記録。
31a 赤ちゃんを亡くした
両親への援助
ドナ&
ロジャー・ユイ
メディカ
出版
1988 1300円 1985年に「悲しみのとき」として出版された本の“新装普及版”。これはコロラド州にある“死産、新生児の死を経験した両親を支援するグループ”のために書かれた本。多くの夫婦に面接し、医療スタッフにアドバイスしている。
31b 悲しみのとき ドナ&
ロジャー・ユイ
メディカ
出版
1985 1200円 上記の旧版(^_^;)。
31c 周産期の死 SANDS メディカ
出版
1993 売りきれ 英国で赤ちゃんを亡くした両親を支援するために生まれた組織SANDSによる、専門職がどう両親(特に母親)に接すべきかをまとめたガイドライン。大阪府立母子保健総合医療センター病院長・竹内徹氏の訳。
31d 子供を亡くした
家族への援助
バーバラ D・
ロソフ
メディカ
出版
1996 売りきれ 「喪失体験への患者支援ガイド」と副題のある、心理療法士の本。25年にわたる体験に裏打ちされている。
31e 亡き子へ 若林一美編 岩波書店 2001 1000円 編者が代表として関わる“ちいさな風の会(子どもを亡くした親の会)”の文集に寄せられた1200編以上のエッセイの中から80余編を収録した本。
31f 悲しみが
やさしくなるとき
エリザベス
・メーレン
東京書籍 2001 売りきれ 自身が長女を“壊死性腸炎”で失った著者が、子どもを失った親のためのサポート・グループに取材した本。「子どもを亡くしたあなたへ」との副題。
31g 誕生死 流産・死産・新生児死で
子を亡くした親の会
三省堂 2002 700円 SIDS家族の会(死産・流産・新生児死で子を亡くした親の会)がまとめた、おなかのなかで子を亡くしてしまった11家族の体験。
31h もう一度逢いたい 関谷共未 新風舎 2004 売り
きれ
次男を生後25時間で失った母が、SIDS家族の会と出会う。
31i 死別の悲しみを
超えて
若林一美 岩波書店
岩波現代文庫
1994
2000
売り切れ “シリーズ 生きる”の一冊。これは子どもを亡くした親の会「ちいさな風の会」のメンバーとともに6年間、45回の集会から生まれた本。“岩波現代文庫”に入りました。
31j 新生児重症仮死 蓮月嬰女 文芸社 2005 売り
きれ
出産時の事故で仮死状態で生まれ、それでも113日間生き抜いた我が子。生まれてから見取るまで、そして悲しみをどう受け止めたか。著者は1975年生まれ、病院事務をしていた。
31k 彼岸花 林有加 ラジオたんぱ 1999 500円 1998年、和歌山県で起きた事件で10歳で命を奪われた大貴くんのお母さんの作った童話絵本。事件のことは忘れたとしても、アマチュアの童話かなと思っても、やはり泣ける。
31m 「お母さん!」 林有加 ラジオたんぱ 2000 700円 これも和歌山毒物カレー事件で大貴くんを失ったお母様の本。大貴くんの想い出、事件当日の様子、「彼岸花」出版の周辺などだが。水難事故でお子さんを亡くされたお母様との往復書簡が印象的。
31n アッチよ、
ありがとう
坂本敏彦 勁草書房 1989 売りきれ 東京医科歯科大歯学部卒の歯科医が、22歳の長男を交通事故で失ってからの心境を綴った記録。東北大学助教授でもあった著者が、医療従事者と“父”とのはざまで、人工呼吸器につながれた息子のベッドサイドに立つ…。
31o 笑顔をありがとう 山口民子 文芸社 2000 500円 知的障害はあっても明るく人気者だった慧太くんが、工事現場に置かれたショベルカーによる事故で急死する。母は、その11年の思い出を振り返る。
31p 亡き子がくれたプレゼント 本多智恵子 ごま書房 2004 700円 看護師である著者は、29年前に五歳の息子を脳腫瘍(小脳髄芽腫)で亡くしたことをきっかけに、子どもを亡くした親の会“すずらんの会”を立ち上げる。兵庫県立こども病院に勤務し、定年を迎えた著者がグリーフケアを語る。
32a 母を失うと
いうこと
ホープ・
エーデルマン
NHK出版 1995 売り
きれ
17歳のときに母を亡くしたライターが、娘たちにとって“母の死”がどんな障害を残したか、多くの“娘”たちにインタビューしてまとめた労作。
33a あなたの
知らない「家族」
柳原清子 医学書院 2001 売り切れ ターミナル医療に携わる看護婦たちには、患者たちの家族や生活のことに踏み込んではならないという不文律があるという。自分の父をがんで亡くしたことをきっかけに、著者は13組の“残された家族”に聞き取りを開始する。
33b さよなら 
エルマおばあさん
大塚敦子 小学館 2000 売りきれ 国際紛争、野生動物、エイズ患者、介助犬を被写体としてきた報道写真家が、多発性骨髄腫で余命一年と告知された米国のおばあさんを撮った写真集。飼い猫の目から見た、静かな死。
33c わたしは今がいちばん
幸せだよ
大塚敦子 小学館 2004 700円 上記85歳のエルマおばあさんと、介護する家族に取材したケア日記。
33e 草の葉のかがやき 萬代伸子 鹿砦社 2001 700円 乳がんと脳への転移で病の床にある姉に、養護教諭の妹が送りつづけた577枚の絵手紙。
33f 星空の紙飛行機 村上靖子 講談社 1989 500円 乳がんのため聖隷三方原病院ホスピスで亡くなった友へ、詩人の友が送りつづけた40通の手紙。
33e おじいちゃん マーク・ジュリー
ダン・ジュリー
春秋社 1999 売りきれ 物忘れがひどくなったおじいちゃんは、やがて衰弱し、家族全員の介護を受けながら亡くなる。そのありのままの姿、棺に横たわるまでを撮影した写真集。1990年に出版されたものの新装版。重兼芳子さんがあとがき。
34a 死と死別の社会学 澤井敦 青弓社 2005 売り切れ “青弓社ライブラリー”の一冊。著者は慶應義塾大学法学部助教授(社会学)。これは現代の「死」に社会学の視点から迫った本。
34b 歴史紀行 死の風景 立川昭二 朝日新聞社 1979 700円 医学史家がギリシアの神殿跡、中世の大学の解剖室、パリの病院“神の宿”などを訪ね、西欧が“死”をどのようにとらえていたかを考える。
35a ホスピスと
緩和ケアにおける
音楽療法
スーザン
・マンロー
音楽之友社 1999 売り切れ アメリカのロイヤル・ヴィクトリア病院の緩和ケア病棟で、音楽療法士として関わった著者の記録。このジャンルの本は、やはりこの出版社から数多く出されている。
35b 癒しの
ガーデニング
アーリーン
・バーンスタイン
日本教文社 1997 売り
きれ
心理療法士である著者は二人の子を幼くして亡くし、夫との心の溝に苦しみながら、菜園での作業を通じて心を癒していく。原題は「Growing Season」。
36a 患者よ、
「死」とは闘うな
中原英臣
富家孝
KKベスト
セラーズ
1997 800円 著者のお二人は慈恵医大出身で、現在50歳代に突入したばかりの些かクセのあるお医者様。これはガンや脳内出血で終末期を迎える患者が、どんな治療を受け、どのぐらい費用がかかるかをケース別にシュミレートした本。中心静脈注射に加えられる薬品の変化、その保険点数まで詳述したうえで、それらの“治療”が気休めに過ぎず、「医療機関が終末期医療を金儲けの手段にしているのではないか」という。
37a 性の授業
死の授業
金森俊郎
村井淳志
教育史料
出版会
1996 800円 金沢の公立小学校の教師の実践記録。小学3、4年生の教室に“出産間近の母親”“乳がんの転移で末期と診断された女性”を迎える。店主は予備校にいたわりに(^_^;)、教育書には関心がないのだが、これは読み通した。
37b 高校生と学ぶ死 熊田亘 清水書院 1998 売り
きれ
これは1997年度、志木高校の倫社の時間に行なわれた「死の授業」の記録。絵本「100万回生きたねこ」を生徒の数だけ準備したり、気合が入っている。
37c 死を通して生を考える教育 中村博志編 清水書院 2003 売り
きれ
編者は日大医学部卒、小児科、重症児施設を経て、日本女子大児童学科教授。子どもたちへのデス・エデュケーション研究の専門書で、上記、熊田先生も加わっている。
37e 100万回生きたねこ 佐野洋子 講談社 1977 売り切れ 何度死んでも生き返る“不死身の猫”が、愛すべき雌猫に出会ったとき、はじめて“本当の死”を迎える。批判もあるようだが、死を教える授業を考えたときに無視できない“絵本”。
37f Cureから
Careの時代へ
高橋誠
原歩
大道学館
出版部
2000 売り切れ 慶應義塾高校で“死への準備教育”を教える教師と、その教え子の内科医による往復メールの記録。大道学館出版部は、九州大学医学部法医学教室内にある。
37g 幸せな死のために 文藝春秋臨時増刊号 文藝春秋 1997 売り
きれ
肺がんのため、40歳で亡くなられた荒川光子さんの日記と遺書が掲載されています。
40a 性と死の記憶 ポール
ツヴァイク・
晶文社 1990 1800円 著者はユダヤ系アメリカ人で、詩人・批評家、リンパ腺腫瘍のため49歳で死去。これは迫り来る死と向き合いながら、若き日々を回想した、かなり文学的な本(^_^;)。
40b 神なき死 フランツ
−オリヴィエ
ジズベール
春秋社 1999 900円 フランスのミッテラン大統領は1981年、前立腺がんと診断される。しかし大統領はこれを国家機密とし、1988年の大統領選にも出馬、当選する。これはジャーナリストが聞いた、ミッテラン大統領の歴史・文学、そして死についての率直な思い。
40c 幸福な死のための
わたしの哲学
モリス・
シュヴァルツ
飛鳥新社 1997 600円 筋萎縮性側索硬化症のため死去した、ユダヤ系の米大学教授(社会心理学)が残した提言集。
40d 星の王子
さまの心
ルドルフ・プロット パロル舎 1994
1997
900円 1985年に山口大学に入学した木元康成君は、一年後に網膜色素変性症で失明、休学して点字を学ぶも、復学後に慢性骨髄性白血病と判明、27歳で死去。これは「星の王子さま」を教材に神父との間に交わした往復書簡集。1997年版はカバーが違うのみ。
41a 臨終の言葉 主婦の友社編 主婦の友社 1996 売り
きれ
ありがちな本だが(^_^;)、青木雨彦から和辻哲郎まで、有名人258人の臨終の言葉を集めた本。
41b 空への手紙 佐藤律子編 ポプラ社 2002 500円 小児ガンのこどもたちと家族を応援するサイト「種まく子どもたち」から生まれた本。「空のむこうにいるあなたへ」、残された家族たちが綴った手紙。実は店主の妻への手紙も、掲載されている(^_^;)。
42a 文藝春秋スペシャル
この国で死ぬということ
文藝春秋編集部 文藝春秋 2011 売り
きれ
2011年季刊冬季号。綴じ込み付録「悔いなく生ききるためのエンディング・ノート」。
42a ひと、死に出あう 週刊朝日編 朝日新聞社 2000 売りきれ リレー・エッセイ“ひと、死に出あう”をまとめた本。“朝日選書”の一冊。
42b 千の風になって 新井満訳 講談社 2003 500円 「わたしのお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません」と始まる作者不明の詩に、新井満氏が思い出を加えた本。
42c あとに残された人へ 1000の風 南風 椎訳 三五館 1995 500円 上記で取り上げられた作者不明の詩に、イメージ写真を加えたブックレット。