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新任の頃、英語なんかわからん、おもろない、なんで英語なんか勉強せなあかんのヤ、とわめく生徒を相手に、本気で、けんか腰で言い合い(喧嘩?)をしておりました。おもしろくしてやろう、わかるようにしてやろう、と,日々考えて、プリントを作り、時には,100%わがままだと知りつつ,要求を聞きました。授業中静かにして欲しいから。手紙かく、音楽聞く、しゃべりまくる、たち歩く生徒を、授業に参加させるために、いろんなことをしました。読めないからカタカナを書いてくれと、言
われれば書きました。何で,こんな順番に並べんねん!と,聞かれれば、説明をいっぱい書き込んだプリントを作りました。しかし、それは、わかる生徒にとっては、授業を聞かなくても,プリントを見ればよいということになってしまい、ますます、うるさくなりました。当時6クラス教えていましたが、それぞれに,反応が違いました。静かに受けるクラスもありましたので、自分の授業がまずいのではなく、生徒の質のせいにしていました。しかし、2学期の今ごろでしょうか・・・。不定詞の授業で名詞的用法の説明をしました。
私:みんな、今,何欲しい?
生徒:金!
私:moneyね。
別の生徒:女!
私:a girl friendね。
またまた別の生徒:家!
私:a house ね。
またまたまた別の生徒:車!
・・・・・・・・と、
次々に言う言葉を全て,黒板に英語で書きました。
そして、「これを英語で言う時は、I want ・・・・.と,言います。」って感じに全てをリピートさせていきました。
するとどうでしょう。いつもと違って、誰も私語をせずに、大きい声で楽しそうに発音しているではありませんか。「さて、これは、全て物の名前ですね。つまり名詞です。」
次に、「今、なにがしたい?」と聞くと、眠りたい、食べたい、帰りたい、クソしたい・・・・・。「Iそれを英語でいうときは・・・・・I want
to・・・・・.」といって、同じようにすすめ、moneyは名詞。to sleepは,動詞にtoがついてしまって、不定詞というものになりましたが、働きは名詞といっしょ。」みたいにすすめていきました。フムフムと、生徒たちは最後まで聞き。ノートを書いて終わったのでした。6クラスどのクラスでも,同じように生徒は集中していました。

つまり、わかる,楽しい授業というのは、100点取れる子にも、10点の子にも、受け入れられるのです。単語が覚えられない!読めない!とわめく生徒に、pは、パピピペポ。bはバビブベボ。と,教えました。ク+ア+プ+で、カップ。と、教えましたが、じゃ、なんで、tookが、トックとちゃうねん!と、ごねました。何の疑問もなく、暗記できる子もいます。自分でなんとなくルールが、わかっていく子もいます。でも,納得できなければ,わからない子がいるのです。「理由なんかどうでもええから、覚えたらいいんや。」というのは、通用しないのです。覚えなくてはいけないという気持ちがそもそもないのですから。そこで、私は、文字と音のルールを教えようと思いまし。それは、まだ、きちんと系統だてて、整理されたものではありませんでしたが、教科書で出てくる単語にあわせて、同じつづりと音を持つ単語を並べでたものでした。 tookが出れば、book,lookを並べる。takeが出れば、make,lakeを並べる。walkが出れば、talkを並べる。tallが出れば、ball.wall。といった具合に、教えました。それが、新任から2年続きました。

そして、フォニックスの本をみつけたのです。これやん!と、とびつきましたが、理論がほとんどでしたので、絵をかき、ワークシートを自分で作りました。そして、新入生を迎え、フォニックスを教え始めたわけです。塾で英語を学んでいる子にも新しいことでした。聞いてみればローマ字みた
いなものだけど、そこは、うまいこといって、これは、アメリカやイギリスの子どもたちも学習している基本なんだと、たいそうにいって、進めました。英語が好きでよくできる子にも、簡単でもバカらしくはなく、楽しいし、時々、なあ〜るほどとウナルような、難しく面白いルールも出てくるので、集中して学べます。たとえば、マジックeというもの。,.kite.tube,cute,などは、後ろのeを取ると、母音部分が短母音になります。このルールをすぐ理解する子は、クラスに、5人くらいでしょうか。はじめはキツネにつままれたような顔をして、わかってんだか、わかってないいんだか、本人にもわからないのです。しかし、すぐに慣れてきて、子どもたちは、マジックeが大好きになります。文字を見て、音がピンとこないような生徒から、塾でどんどん生徒まで、魅了するのが、フォニックスです。残念なことに、公立学校の教科書では、フォニックスを教えるようになっていないので、やっている人はまだまだ少ないと思います。が、今は松香から、簡単で便利な教材がたくさん出て、セミナーも、あちこちで、開かれていますので、取り組んでいるところも増えつつあると思います。
が、少なくとも、私が以前いた市でも、今の市でも、やっている人は、ほとんどいませんね。

物事の理屈を教える時、こう覚えるんだとか、やり方とか、表面を教えるのではなく、本質を教えれば、それは、賢い子にも、アホな子にも、興味のある子にも、ない子にも、面白い授業になるのです。だから、私は、10点の子達のことを考え、わかりやすく教えることを頭におきます。興味のない子のことを考え、面白くすることを頭におきます。
もちろん、そんなことを忘れて、やっている本人が「おもろない〜」と思う
授業もいっぱい、してしまっています。ハイ。
かいがらさんの、ホームページに来る人たちは、英語教育に興味がありまくりで、子どもたちは、英語が大好きか、好き嫌い選択肢を与えられない子どもですから、今日述べたようなことは、考える必要もないかもしれません。しかし、この土台ぬきでは、フォニックスを語れないのです。
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