- 参加型意思決定手法 AHP (Analytic Hierarchy Process: 階層分析法) 研修開催のお知らせ -

参加型意思決定手法として注目され始めている AHP ですが、

一般向けの研修やセミナーが開催されることはひじょうに稀です。

今回はパイロット研修ということで、受講料も格安です!

またとない機会ですので、ふるってご参加下さい。


AHPとは

 私たちは、日常生活においても、仕事の上でも、つねに何かを選択して生きています。例えば、パソコンを買い換えるとき、メモリー容量、HD容量、搭載ソフト、価格、重量、デザイン、メーカーなど、あれこれと悩みながら、ひとつの製品を選びます。個人の買い物なら、えいや!と決めてしまって、望む製品でないことが後になって分かったとしても、自分一人で悔しがればことは済みますが、仕事の上での選択となると、それでは済みません。例えば、複数あるプロジェクト案のうち、どれを選ぶのかというような場合です。

 プロジェクト選択の手法といえば、代表的なものは財務経済分析です。純然たる数値モデルです。一方、関係者の合意形成が重要な要素をしめるプロジェクトの場合、参加型選択手法がもちいられます。PCM手法の「プロジェクトの選択」とか、PRAの「マトリックス・ランキング」や「ペアワイズ・ランキング」などです。

 ですが、財務経済分析は経済的な分析で、それ以外の要素が含まれません。また、PCMやPRAの選択手法は、結局のところ多数決であったり、雑駁、非科学的であったりして、納得感が低かったりします。

 AHPは、必ずしも上記のような選択手法の欠点を補うことを目的として開発されたわけではありませんが、複数の代替案からひとつのものを選択するうえで、参加型と数学的厳密さをあわせもった手法です。

 AHPでは、まず関係者が話し合って、問題を、目的、評価基準、代替案に分けて明確にし、比較のため評価基準を決めます。そして、それぞれの評価基準の「重み」を決めます。重みづけは、参加者の主観的な判断を数値に置き換える作業です。複数ある評価基準をふたつずつ比較(一対比較)して、評価基準それぞれの重みを決めます。次に、それぞれの評価基準ごとに代替案を点数化します。これもまた、代替案間の相対的な重要度に関する主観的な判断を数値化する作業です。評価基準の重みづけや代替案の点数付けは関係者が話し合って、参加型で進めます。そして最後に、評価基準ごとの評価結果と重みを掛け合わせて加重平均を求め、各代替案の総合評価を行ないます。一対比較による評価基準の重みづけと最後の加重平均を求めるところは、パソコンを使って計算します。

 このように、AHPは、ある意味では、ワークショップによる関係者の話し合い(主観的判断) とパソコンを使った数学的解析(システムアプローチ)をミックスした手法であると言えます。

 実際の使用例としては、ODAの開発調査における代替案の選択であるとか、阪神淡路大震災で被害を受けた小中学校の修復順序の決定など、開発コンサルタントや自治体での使用例が増えてきています。

 PCM Tokyo としては、PCMの「プロジェクトの選択」では厳密性などにおいて十分でないと思われる場合に、「プロジェクトの選択」の代わりにAHPをもちいるといった、PCM手法との組み合わせを考え、AHPの研究を進めているところです。

(参考文献:『参加型社会の決め方 −公共事業における集団意思決定−』近代科学社)

 

AHP研修の開催

 NPO法人PCM Tokyoでは、現在、AHPの本格研修を準備中ですが 、それに先立ち、この度、広く一般の方の参加を募って、パイロット(試行) 研修を行なうことにしました。

 演習を中心とした、理論と実践をきちんと押さえた研修です。

 パイロット研修ですので、受講料を本格研修のおよそ 半額としました。

 受講者の皆さんには、受講後、本格研修に向けた研修評価を お手伝いただきます。

 受講希望の方は、以下の要領で、6月22日(金)までに、メールにてお申し込みください。

  

AHP研修実施要領

 日時: 6月30日(土)10:00〜17:00(開場9:30) 

   場所: 日本工業大学神田キャンパス3階教室A(302)  
      東京都千代田区神田神保町2-5  
      地下鉄神保町駅 徒歩2分、地下鉄九段下駅 徒歩6分 
            地図:http://www.nit.ac.jp/senmon/contents/08access/access.html#01 

 定員: 35名(最低実施人数15名) 

 参加費: 8,000円(PCM Tokyo会員は6,000円) 

 講師: 松村みか((株)コーエイ総合研究所 主任研究員) 

 必要品: 受講者の皆さんは各自パソコンをご持参ください。AHPソフトは配布 します。 

 申し込み: 氏名、所属、連絡先(TEL、メール)をご記入のうえ、事前にメールに てお申し込みください。

 問い合せ・申し込み先: PCM Tokyo 大迫(おおせこ) 
                E-mail:masahiro.oseko@nifty.com (@を半角にしてください。スパム対策です。)
                                  TEL:042-397-3181((有)ネフカ内)

お知り合いなど、お誘い合わせうえ、ふるってご参加下さい!

                                                                                 2007年6月13日

 

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