映画「華氏911」を鑑賞する会(2005.2.24)

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 感想文から

●イラク戦争が改めて石油の利権のためのものであったことを隠して情報を操作して国民を戦争にかりたてようとしたり、失業とかの問題を戦争によって目をそらそうとさせるのは本当にやるせなく見えました。日本の政府も同じような方向に向かわせようとしているのでそれにきちんと反対していきたいと思いました。戦争は実際に人を殺す、殺される、それは本当にやるせない。

●米国は変な国だけど、その国に従属してる自分の国はもっと矛盾に満ちてると思った。それに多くの人びとが気づいている。世界は明るいと思った。

●何が真実であるのか、しっかり見すえていきたいと思う。

●最後の「戦争は、飢餓と無知を基に成り立つ」にはなるほどと思った。

●映画の最後に出てきた「恥を知れ」という言葉が胸に突き刺さりました。この言葉はブッシュ大統領をはじめとするアメリカの政府高官だけでなく、日本の「お偉い」先生方にも同じことが言えるのではないでしょうか。恥を恥を思わなくなったときに、戦争などが起こって世界全体が狂ってしまうのではないかと痛感しました。


 作品データ

『華氏911』
監督:脚本:マイケル・ムーア(ボーリング・フォー・コロンバイン)
主演:ジョージ・W・ブッシュ

カンヌ映画祭にてパルムドールを受賞。


 解説 by はかせ

映画「華氏911」は、皆さんご存じのとおり、2001年9月11日に起きたアメリカ同時テロ事件から、一連の「アフガニスタン攻撃」、「イラク戦争」、そして「テロとの戦い」を進めるアメリカ・ブッシュ政権の批判を痛烈に繰り広げる作品です。
監督はマイケル・ムーア氏。アメリカ・コロンバイン高校での銃乱射事件の背景を描く「ボウリング・フォー・コロンバイン」など社会派ドキュメンタリー映画をつくり、アメリカ社会の矛盾を告発し続けてきました。「華氏911」の上映は2004年のアメリカ大統領選挙と重なり、世界中を巻き込んだ話題作になりました。当初予定していたディズニー系列の映画配給会社が圧力により配給をとりやめたため、比較的小さな映画館でしか上映できない事態に陥りました。
しかし、2004年5月22日にはカンヌ国際映画祭でパルムドール賞を受賞、公開開始の6月25日から3日間で2390万ドル(約26億円)に収入をあげ、7月4日の独立記念日の休日を中心に多くの観客が映画館に詰めかける大ヒットになりました。11月2日のアメリカ大統領選挙投票日に向け、ムーア監督もブッシュ批判のパフォーマンスを展開、ブッシュ大統領の再選が最終盤まで読めないほどに追い詰める力になりました。
映画の内容は詳細に述べませんが、2000年にブッシュ氏が大統領に当選したときの選挙の疑惑から告発、航空機が世界貿易センタービルに衝突したとの情報を聞いても対応が出来ない様子、そしてブッシュ政権中枢とテロ首謀者とされるウサマ・ビンラディン一族との親密な関係、イラク戦争での凄惨な攻撃の様子が描かれています。批判の対象はブッシュ政権だけでなく、政権の言うがままの報道を垂れ流しにするマスメディアにも向けられています。
ぜひ、アメリカだけの話だと捉えずに、今の日本政府の対応やマスコミの動きとも重ね合わせながら、ご覧になることをお勧めします。



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