2008年5月4日〜6日に「9条世界会議」(幕張メッセ)が開催されます。日本と世界から人々が集まり、戦争の永久放棄という憲法9条を世界に発信する会議です。「9条ピースウォーク」はこの会議のプレイベントとして、市民一人一人の平和への声をつなげて、会議に伝え、そして世界に響かせるために、市民の手で行う平和行進です。2008年2月24日、「9条ピースウォーク」は広島を出発し、72日間をかけて東京をめざします。沿道で平和への声を、歩く人、そして迎える人、そのほか多くの参加市民の一歩一歩として集めながら、「9条ピースウォーク」は、2008年5月4日、「9条世界会議」開催日に会場に到着します。
「戦争は二度といやだ」「いのちこそ宝」「平和がなにより」という、胸の奥底の、ささやかな、しかし、けっしてゆずることのできない思いを、私たちは持っています。けれども私たち普通の市民の多くはそれを大きな声にして、行動に移すことはしてきませんでした。ところが、最近の憲法9条をめぐる国政の動きによって、私たちは9条のもつ深い意味に改めて気がつかされました。アジア太平洋戦争の深い反省のうえにつくられた、非戦の誓いである憲法9条は、日本だけのものではなく、アジアの人々の安心と日本への信頼の要でもあり、また世界が人類の平和共存のために求める共通の願いでもあるのです。
戦争を知る人も、知らない若い人も、平和を求める思いは一つです。その思いを形にして、つないで、集めて、そして大きな声とすることは、平和国家のあり方を問われている今の日本にも、また暴力の連鎖に混迷の度を深める世界にとっても、とても大切なことです。人類の核戦争の最初の犠牲者であり、「私たちと同じ思いを、二度と他の方にさせてはいけない」という思いから、立ちあがり世界に「平和」を強く求める広島と長崎の人々の声、そして、ピースウォークの沿道の町や村の皆さんや日本の多くの方の一人一人の「平和」への願いを、この「9条ピースウォーク」は結びつけ、大きな声にして、そして世界に伝えることを目的とします。
「9条ピースウォーク」は個人の自発的な参加を原則とし、地域の皆さんが協力して、市民が造るウォークです。参加にはいろいろなかたちがあります。例えば、ほんの数分や半時間でも、あるいは長期にいっしょに歩く方、各地で出迎え宿や食事を提供する方、交流会を準備する方、沿道から声を掛けたり差し入れをする方、寄付を寄せる方、いずれも歓迎です。若い人たちは、各地域の仲間がウォークのシンボルをバトンタッチしながら進むウォーク・リレーも計画しています。一人一人の市民が「平和」への願いでつながっていきましょう。思いをその一歩の行動に表す力と勇気をわかちあいましょう。そして、「9条ピースウォーク」参加によって、思想信条の違いを超えて、「憲法9条を輝かせる」「平和を願う」その共通の思いを確かめ合いましょう。そして私たちの手で、憲法9条を輝かせましょう。
地域の方や皆様のご協力があってこそ、一歩が進み、人々がつながっていく「9条ピースウォーク」です。「9条ピースウォーク」へのご協力とご参加を心からお願い致します。