マスクを使う

 マスクとは、ある領域に色を塗らないように指定する機能のことを言います。 例えば、花を塗るときに花びら以外に色がはみ出さないようにできます。あたかも花びら以外のところにテープを貼っておくようなものです。どのような絵を描くときにマスクを使ったらいいかどうか、特に決まりはありません。絵を描く人の好みによります、と言った方がいいかも知れませんが、強いてあげれば題材の花びらが何枚も重なっている場合とか、 花や葉や枝が重なり合っている場合など、マスクを使うと比較的便利でしょう。 マスクの使い方はややこしい面もあるので、初心者の方は、通常のお絵かきに慣れてからにしましょう。
 HPソフトには、このマスク機能があります。マスクの作り方、使い方にはいろいろありますが、ここではその一例を紹介します。

1. まず、トレーシングペーパーを使って下絵となる花の写真を取込みます。

 イ.白紙作成で適当な大きさの白紙を作る。
 ロ.メニューの「トレーシングペイパー」ボタンを押す。
 ハ.「下絵を開く」ウインドーで題材の写真を取り込みます。

2. マスクを作る
 イ.線をぼかさずにマスクを描くようにするため、パレットからRGB全て0の黒(いわゆる真っ黒)を選ぶ、筆の太さは1、透明度は右一杯の255、「均一」にチェックを入れます。
 ロ.「通常筆+フリーハンド描画」を使って、マスクの対象となる花の外郭をゆっくりと描きます。または、「通常筆+スプライン描画」を使ってもかまいません。線は必ず繋げます、空いているところがあると色がもれてしまいます。次に、「通常筆+塗りつぶし描画」を使って花の外郭の中をペイントします。真っ黒な型紙ができます、これがマスクです。

3. メニューバーからマスクのボタンをクリックします。「マスク」ウインドーで「キャンバスからマスクに送る」にチェックを入れます。このマスクをbmpで保存します。ファイル名は「000マスク.bmp」にします。

4. 絵を描く
 イ.「マスク」ウインドーの「マスク機能をオンにする」「マスク機能を反転する」にチェックを入れます。これで、マスクの外郭内(黒い部分)に、いつものとおり絵を描きます。外郭の外側には色がはみ出しません。描き上がりましたら、この絵をとりあえず保存します、ファイル名は「000花1.bmp」にします。
 ロ. 「マスク」ウインドーの「マスク機能を反転する」のチェックを外します。  「マスク機能をオンにする」のチェックはそのまま入れておきます。 今度は、マスクの外郭の外側に絵が描けますので、重なり合ったその他の花びらや葉を、あるいは背景を描きます。 この絵をとりあえず保存します、ファイル名は「000花2.bmp」にします。
 ハ. 「マスク」ウインドーのチェックを外します。「通常筆+フリーハンド描画」を使って、色のもれ、調和など微調整を図り修正します。 完成したら、保存します、ファイル名は「000花.bmp」にします。

マスクを使った描き方例
マスクを使って描いたスズランの例
1. マスクを作る 題材の花の写真を見て、どの部分をマスクにするか決めます。スズランの花と穂のマスクを作ります。 まず、トレーシングペーパーを使ってスズランの花と穂の輪郭を描きます。次に、この部分をペイントで黒く塗りつぶしてマスクを作ります。次に、メニューバーからマスクのボタンをクリックします。「マスク」ウインドーで「キャンバスからマスクに送る」にチェックを入れます。このマスクを名前を付けて保存します。ファイル名は「スズランマスク1.bmp」にします。
2. マスク内に絵を描く 「マスク」ウインドーの「マスク機能をオンにする」にのチェックを入れます。これで、マスクの外側に絵が描けますので、重なり合ったその他の花びらや葉と、ここでは背景までも描いて見ました。マスクの内側の花びらや穂の中には色が入りません。描き終わったら、「マスク」ウインドーのチェックを外し、この絵をとりあえず保存します。ファイル名は「スズラン1.bmp」にします。
3. マスク内に絵を描く 「マスク」ウインドーの「マスク機能をオンにする」「マスク機能を反転する」にチェックを入れます。今度は、マスクの外郭内(黒い部分)に色付けができますが、真っ黒では描きづらいのでマスクの外郭内を白色でペイントします。それから、いつものとおりのやり方で花びらと穂を描きます。外郭の外側には色がはみ出しません。描き終わったら、この絵を保存します、ファイル名は「スズラン2.bmp」にします。「マスク」ウインドーのチェックを外します。「通常筆+フリーハンド描画」を使って、色のもれ、調和など微調整を図り修正します。 完成したら、保存します、ファイル名は「スズラン.bmp」にします。